房総の時間:今回はヒガンバナ(彼岸花)です。マンジュシャゲ(曼珠沙華)とも呼ばれます。ヒガンバナ科ヒガンバナ属です。花は朱色が主でまれに白や黄色があります。長い茎に赤い花が咲き異様な植物です。
山口百恵さんが唄っていましたがナツメロでもあったような。ヒガンバナは彼岸の頃に咲くのでその名がついたそうです。一般には不吉な花とされていますがこの群生は豪華絢爛たるものです。カメラマンには大人気です。
根や茎はアルカロイド系の猛毒です。下手に食べると死にます。でも戦時中は毒を抜いて食料にしたそうです。不吉な花とされたのはこの毒素からきたかもしれません。昔は鳥獣除けに田畑の周囲に植えられました。
ヒガンバナがお寺に咲くのは土葬の仏を鳥獣から守るためだったという話もあります。不吉というよりいろいろ人の役に立っているように思います。