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2020年11月15日
黄色いミニトマト
去年の春の事。
畑の隅っこにトマトの芽が出ていて、
もう既にトマトもミニトマトも充分なだけ植えてあったので
放っておいたらいつの間にか勝手に大きくなって、
草むらの中に黄色のミニトマトがいくつも成っていた。
(その前年に黄色のミニトマトは作らなかったから
種がこぼれたはずも無いのに・・・?)
ひとつたべてみると甘くておいしい。
慌てて周りの草を取ってやって支柱を立て、
水をやり、
肥料をやり、大切に育てることに。
放っておいてゴメンね f(^ ^;)
これがあんまり美味しいので来年はこれを作ろうと、
夏が終わる頃
虫に食べられないようにと
一番大きい実にそっとビニール袋を被せて
すっかり熟れるのを待って採り、切ってみた。
良い種が6粒採れた。
〇
〇
〇
〇
〇
そして今年の春が来て、
大切にしまっておいた種を取り出して、
トマト苗の作り方をネット検索で調べた。
わあ、かなりめんどくさそう!
「発泡スチロールのトレイにキッチンペーパーを敷いて
たっぷり水を含ませた上に並べて、
ビニールシートで覆って暗い所で保温する」 だって。
なるほど、土の中で育つものだから暗い方がいいのね
乾燥してゴマ粒より小さくなった種を
割りばしの先を濡らしてくっつけて、
乾いたキッチンペーパーの上に置き、
トレイの端からそうっと水を入れてラップで蓋をして、
黒い厚手のパソコン用のバッグに大切に入れて
陽の当たる廊下に置いた。
幸い毎日暖かな晴天が続いて、
「この調子ならすぐ芽を出してくれるかも」
との期待したのだが
3日経っても5日経っても
1週間経っても変化無し。
夫は「もうあきらめろ」なんて簡単に言うけれど、
私は「執念深い」というと聞こえは悪いが、
・・・・・
ソーダ、「辛抱強い」と言えばぜーんぜん聞こえがいい。(^◇^;)
じっとこらえて待ってみた。
10日目の朝、
パソコンバッグをそっと開けてみたら
絹糸のように細い、芽だか根だかわからないのがヒョロっと、
3粒の種からだけ出ている。
虫メガネを持って来てよく見ると、
小さな弱々しい双葉が付いている!
エーェ、こんなんで大丈夫かなあ・・・
なんか、随分心もとないなあ
日光に当てたらしおれちゃうんじゃないかなあ
でもこのままにして置いたら死んじゃうだけだし・・・
あれこれ迷って、
思い切って鉢デビューさせることにした。
畑の土を3つの小さなポットに入れ、
この「苗」と言うには余りに カボソイ苗を大切に植え、
しおれてしまわないように
直射日光の当たらない木陰に置いた。
(ほとんど諦めの境地で)
ところが、
この消えてしまいそうな弱々しい苗が、
2週間ほど経った頃だろうか?
1本は消えてしまっていたが(多分虫に食われて)
なんとかトマト苗らしい形になって、
それからは案ずることも無く順調に育ってくれて
やがて畑デビュー。
\(^∀^)/
そう言えば
そうそう、トマトって強い植物で、
成長し始めると横芽がいくつも出てきて、
それを取って土に刺しておけば
いつの間にやら立派な苗になって
やがて一人前のトマトの木になって実がなるんだっけ。
枝が折れたって皮が切れてなければ
ちゃーんと生きてて、
その先にトマトがフツウに成るんだもんねえ。
ナールホド、そうかあ、
あんなに心配することも無かったのだ
2本のミニトマトは
先に植えた普通サイズのトマトや赤いミニトマトたちからは
大分遅れたけど、
冷たい秋風の吹く頃になって
やっと収穫にこぎつけることができた。
(^▽^)v
あのー、じつは、3個だけ
おいしい黄色トマトは少ししか味わえなかったけど
達成感はけっこう味わえた。
だけど、3個だけだからうっかり食べちゃったので
種は取れなかった。
(・ ・;)
来年は苗を買うことにしようかなあ・・・
━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━