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2018年05月02日
ルネの寝床
夫が「ルネの椅子」を持って来て
寝室にしている部屋の隅に置いてくれた。
私はドキドキな気分で
「さあ、ここなら気に入ってくれる?」
とルネを椅子の上にそっと下ろした。
(・ω・;
ルネは、椅子の座布団に鼻をつけてみてから
脚でその感触を確かめるようにクルクルと2回まわり、
そして丸くなった。♡
わあ、やっぱりこれだったんだ!
これがあればいつものルネになってくれるかも
すっかり痩せてしまったルネに
何を食べさせてやればいいのだろう。
ちょうどこの頃
猫に生肉を与えると寄生虫が付くという話を聞いていたので
取り敢えず鶏肉と豚のレバーを茹でて刻んだのを与えてみた。
美味しそうに食べてくれた。
明日はいつもルネのカツオ削り粉を買っていた
鰹節屋さんに行って来よう
トイレを教えておかなくちゃと思い
砂を入れた箱にルネをそっと入れてやったら、
砂に鼻を近づけてフンフンしただけで出て来た。
「理解してくれただろうか?」
かなり心配だった。
(・_・;)
・ ☆ ・゜・゜夜 ゜・ ☆ ・゜・゜
前のように私と一緒に寝てくれるかなあと
心配しながら布団を敷きルネを抱いて寝てみたら
ルネはスルッと出てしまい、
自分の椅子の上を選んで寝た。
そうか、これはルネと一緒に寝たお布団じゃないんだもの。
新品の布団しか持って来なかったことに気が付いて
明日、以前使っていたのを持って来る事にした。
━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━
2018年05月13日
賢いルネ
翌朝
起きてすぐ砂箱を見たら
なんと、ちゃんとオシッコをした形跡がある! (#^_^#)
やっぱりルネは賢い
幸い休日で夫が家に居たので
朝食後「ルネが外に出ないようにお願いね」と頼んで
私は実家に向かった。
私が使っていた寝具類から掛け布団と毛布と枕を車に乗せた。
これだけあれば大丈夫。
ルネと私の匂いが残っている筈
そして、いつも通っていた鰹節屋さんで
カツオ削り粉を買い、
スーパーで豚レバーと、ルネの好物の良く熟れたバナナも買った。
レバーは
薄切りにして茹でて冷蔵庫に入れた。
毎日いつものエサに混ぜて上げよう。
これが終わる頃には元気になってるでしょう。
◍ ◍ ◍ ◍ ◍ ◍ ◍
猫は、猫好き人間と猫嫌い人間を見分ける。
夫は結婚前から
「こいつは普通の猫じゃないな。
ベタベタしないし鳴き声も立てないし
居るのか居ないのか分からないような猫だなあ」
と、その猫らしくないあっさり感が
まんざらでもない様子だったけれど
やはりルネは夫の傍には近寄らない。
夫にとってもその方が良いのだ。
猫嫌いの夫にかなり気兼ねしていたのだけれど
本当にホッとした。
・ ☆ ・゜・゜夜 ゜・ ☆ ・゜・゜
私は期待と不安のソワソワ気分で
実家から持って来た寝具を広げて寝る支度をした。
そして
「ルネ、オヤスミー♡」と
実家に居た時と同じように言ってみた。
(;@_@)・・・→
○
○
○
” 来た―! ”
私の枕元に来て、そおっと鼻先を私の頬に (#^ _^#)
ワクワクしながら
毛布の端を上げてやると
以前のようにソロソロと入って来た。
そして何事も無かったように喉をグルグル鳴らして丸くなって
わあ、懐かしくてたまらない!
もう書けない
━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━
2018年05月28日
私のルネ
ルネは新しい環境に慣れて
「2人と一匹」の生活がやがて「3人と一匹」になって
○
○
○
○
○
今私はもう、3人の孫が居るおばあちゃんです。
書き尽くせない楽しい思い出と
お別れの辛い悲しい思い出を残して
ルネも、もうとっくの昔に亡くなっているわけです。
ここまで書いて来て
毎晩ルネを思い出しては辛くなっている自分に気付いて
もう、しんどくなってしまいました。
白猫ルネのお話はここで終わりにします。
ペットを大切にかわいがっている間は幸せですが
可愛ければ可愛いほど
愛すれば愛するほど別れた後が辛いのは当然です。
いつまでも執着して引きずらない方がいいのかなあと
ここまで書いて気付いた訳です。
忘れます。
もう忘れます!
いいえ!
忘れる訳は有りませんが
思い出そうと努力するのはやめます。
考えてみれば
このブログを書こうと思い立ったのは
きっと子育て〜孫育てに
一応の段落が付いたからなのでしょう。
子育て・孫育てに心を奪われている間は
こうまで猫達の思い出を深堀りしたことは・・・
無かったかなあ (@_@)?
うん、無かった無かった。
(;^ω^)
次回からは
余り執着しなかった猫達( ^。^; ) のお話です。
・゜・ ☆ ・゜・゜今夜は良く眠れるかも・゜・ ☆ ・゜・゜