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2019年09月16日

私の野菜畑


ご無沙汰しました。


ここからは、私のシロウト農業の失敗談や
あれこれ野菜作りを苦心したり失敗したり
思いがけず成功したりの、
楽しい田舎暮らしのお話です。



〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

  

私が会社勤めをしていた頃。

自営業の夫が自宅から1キロほどの所の畑で
片手間に自家用野菜を作ってくれていて、
私は、休日に一緒に畑に行き
種まきや収穫などの手伝いをしていた。

春には緑濃い葉物野菜、
夏には
真っ赤に熟れたトマトや
八百屋さんやスーパーには売っていない
やわらかくて甘い 小さめ(15〜17p)のキュウリ。
野菜農家さんがこのサイズで出荷しないのには
それなりの理由があるのだろうけど、
まだ若い このキュウリは
小味で皮がやわらかくてとてもおいしいのだ。

夫も私も、この小ぶりなキュウリに信州味噌を付けて
ポリポリ食べるのが夏の楽しみ。
             

秋も終わる頃になると、
ミニトマト程の可愛いナスを全部採って
木をかたづけてしまうのだが、
この可愛いナスの塩漬けはコリコリとした歯ごたえで、
小味で最高においしくて
うっかりご飯が進んでしまいそう。
                     
それから、
先端が虫食いになってしまったトウモロコシ  ;
などなど。
形は不揃いで大きさマチマチでも
新鮮さと美味しさで 大満足。

  
ところが、
キュウリやナス、トマト、モロッコインゲン、
オクラなどが採れ始めると
もう「野菜採り」と「野菜消費」がタ〜イヘン             

4時には目が覚めてしまう早起きの夫が
朝だけ採って来てくれていたのだが、
朝だけだからおよそ3分の1ほどは
翌朝には大きくなりすぎてしまう。

トマトは甘みが増すだけで問題無いのだが、
キュウリとナスは味がボケてしまうし、
皮が硬くなってしまう。
夫は余り丹念に探してはくれないから
ヘチマかと思うほど巨大化したキュウリが
根元にドーンと横たわっていたり、
20pもありそうな
オニのツノみたいなオクラができていたりする。

        

なもんで、
収穫の3分の1ほどは捨てることになる。


残りの3分の2というのがハンパじゃなくて
とてもふたりでは食べきれないキュウリ・ナス・ピーマン
シシトウ、モロッコインゲン・トマト、そしてオクラの山。

トマトは、最近ではスーパーにも完熟物が置かれているが、
当時はスーパーや八百屋では手に入らない物だったので
沢山あっても困ることは無かった。

ふたりとも浴びるほど 食べて、 (ちょっと大袈裟)
度々娘と息子の家に送って喜ばれた。
もちろん、
キュウリもナスもインゲンも、オクラも
そして、
先端をよーく確認して虫食いじゃなさそうなトウモロコシも
段ボール箱にいっぱい入れて。


だけど、
それだけではまだまだとても片付かない。

捨てればいいのに「もったいない根性」が頭をもたげて、
「折角作ったのに誰かに上げなくてはもったいない」と
躍起になってしまうからくたびれる。
    (;´ Д `A   
    
もらってくれる人を探すのがまた大変。
ご近所はほとんど兼業農家さんで
自家用野菜には事欠かないのだから。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  

          
我が家の東と南、
それぞれ車でおよそ15分ほどの範囲に
2人の姉たちの家がある。

3、4日に一度ずつあっちとこっちと代わる代わる、
それぞれの家族人数を考慮して
少しづつ『もらってもらう』のだ。


おてんとうさまの恩恵を受けた
新鮮で少農薬の野菜だから
姉たちは喜んでくれるし、
時折珍しい到来物などの「お返し」が来たりして
まんざら無駄骨では無いかなあ・・・
       

それでもまだ余るので
親戚や友人などにも上げるのだが、
時には「お返し」に、上げた野菜より高価な物を頂いて
却って気持の負担になってしまう。

で、「上げるのよそう」となってしまう。

「なら、そんなにいっぱい作らなけりゃいいでしょ」
 と思いますよね?
 私も、何度も夫にそう進言してきたのですが、
 「もし上手く育たなかったらどうするんだ」
 と、何本も植えたり蒔いたりすることに
 なってしまいます。
 確かに、その年の気候によって
 折角植えたのに遅霜でしおれてしまったり
 長雨でうまく育たなかったり
 日照り続きで枯れてしまったりと、
 失敗の経験はいっぱいあるのです。



これを何年もやってきて
夫もさすがにイヤになっていたところに
ちょうど我が家の前に、
作り手が居なくなった畑ができたので
それを借り受けて家庭菜園を作ってくれた。

     \(^∀^)/

私も退職して運動不足が気になって来ていたところで
「お前の運動不足解消のために」
という夫の言葉を有難く頂いて、
夫と私と、
そして独立してそれぞれ家族ができた子供達の為に、
すぐ目の前にあって
「充分な管理ができるはず」の
『楽しい家庭菜園』を始めた。

(「家庭菜園」という言葉から想像される規模ではなくて、
   もうちょっと広い。
  「自家用野菜畑」という表現が当たってるかもしれない)
 
 ちょっと広すぎる気もするけど、
 これなら目の前に有るのだから
 充分管理できるハズ。




「収穫が多くなりそうな時には
 小さな内に採って捨てちゃえば
 木に負担もかからないし、
 採れ過ぎて困ることもなくなるわね」


 「うん、そうだな」

    ( ^ _ ^ )/ \( ^ _ ^ )
  


 ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆

2019年09月24日

シロウト農業



実のところ、
前のページの記事タイトルに「私の野菜畑」
なんて得意そうに書いてしまって
ちょっとマズかったなあと、
後悔しきり。
   
というのは、
夫が土作りから肥料撒きなど
ほとんど下ごしらえして用意してくれた畝に、
夫にいちいち教えてもらいながら
種を蒔いたり苗を植えたり、
混み過ぎた所を間引いたり、
作物の間の雑草取りをしたり、
そして収穫までが私の仕事なのだが、
その間も
虫が付き始めたりすれば
夫が消毒薬を散布してくれて、

 消毒薬といっても毒性が弱くて、
 虫や病気には効くけど人間には全く害が無いヤツです。
 その証拠に、消毒をしたばかりの野菜の上を
 モンシロチョウがヒラヒラ舞って、
  (彼らは緑色に反応するらしい)
 2〜3日は野菜に留まらずに去ってしまうけれど
 その翌日にはもう葉に留まって
 タマゴを産み付けているんだから。(;´ Д`)


それでも、そう何回も消毒薬を使いたくないので
本葉が大きくなってきた葉物野菜の上を
ヒラヒラしているモンシロチョウを、
私が虫取り網で躍起になって追いかけたり
葉っぱを裏返して幼虫やタマゴを見付けて
葉っぱごと取ったり・・・

 折角野菜を作るんなら
 極力「無農薬です」と自慢できるものを
 作りたいので。


でも、畑が目の前に有るとはいえ
私も自宅でしている仕事が有って、
出掛けたりパソコンに向かっていることが多いので、
畑にばかり目を光らせていられないから
いつの間にか虫食い穴だらけの葉物野菜になってしまったり、
アオムシが食い込んでるトマトやナス、
モロッコインゲンなんかがいくつかあって、
アブラムシや、
カメムシの仲間らしき小さなグレーの羽虫なんかが
果実野菜の茎に何十匹もゾロゾロしていたりする。
             
ナスやトマトの裏にいるアオムシを知らずに指でつかんでしまって
「ヒエーッ」なんて叫んじゃってから
近くに誰か居なかったかと
慌ててキョロキョロしたりして・・・
   

やがて畑の土手周りに雑草がひどくなれば、
夫が草刈り機でバーッと刈ってしまってくれる。

正直なところ「我が家の野菜畑」が適切な表現ではないか?


  まあ、細かい事は気にしないでおこうね。

  うん。(*^^*ゞ



というワケで、前ページは「私の野菜畑」のままで。

 本業の農家の方が読まれたら
 鼻で笑われそうなことばっかり書いていきそうな気がしますが、
 どうぞよろしくお付き合いのほど。

   m(_ _)m



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

   

2019年10月14日

茎ブロッコリー






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


夫が用意してくれた畝に私が最初に蒔いた、
春大根や春菊・ビタミン菜・小松菜
などの間引き菜が採れ始めた。

味噌汁に入れたり
軽く塩もみしてサクサク食べたり。

    (#^ _ ^#) シアワセ シアワセ




キュウリ・ナス・トマト・ピーマン・
モロッコインゲンの苗もしっかり根付いたようで
ヤレヤレと ひと安心したころ、
近所の直売所で茎ブロッコリーの苗を見付けた。



茎ブロッコリーは
近在のどのスーパーにも売られていないが、
この直売所では何回か買ったことがある。

茎ブロッコリー.png  コレ !

「スティックセニョール」なんてお洒落な別名があって、
長い茎の部分がちょっとアスパラガスに似た味と食感。
ネット検索で調べたら、
あるサイトに
「はじめて家庭菜園で育てる野菜としてもおすすめです」
なんて書いてある。 

アスパラガスを作るのは大変だけど
(植え付けてから3年後でないと収穫できないので)
これならなんとか私でも作れそうな気がする。

     (^ ^)V

夫は「キャベツの仲間だから虫よけ対策が大変だぞ」
と言うけれど、
直売所の物知りおばさんに聞くと
「虫よけネットをかければ大丈夫」
なのだそうだ。

 やってみたーい !


「俺はイヤだぞ。自分でやれよ」

「いいよーぉ、ひとりでやるから(・・;)」

というワケで、
苗を3本買って来た。

 滅多に買えるもんじゃないから
 目の前の畑で採れたら素敵だなあ。
 子供たちや姉たちにも分けてあげよう。

             

そして、ダイソーで虫よけネットと、
それを張るための支柱を買って来た。

       

畑の南東の隅に
ちょうど一坪ほどの空きスペースがある。
ここにちょうど3本の茎ブロッコリーが
栽培できそうだ。
三角形に植えよう。

この畑を使い始めたときに
夫がホームセンターで買って来てくれた
「三角ホー」という
先端が三角になっているクワがなかなかスグレモノで、
鉄製に比べるとかなり薄いステンレス製だから
軽くて土にサクッと入る。
数日の日照り続きで固くなった地面を掘るのも
ふつうのクワより随分楽だった。

およそ15cm位の深さに1メートル四方を掘り起こして
表土をやわらかくしてから肥料を鋤き込み、
水をたっぷり撒いて苗を植えた。

その周りにに支柱を立ててトンネルハウスを作ろうと
頑張ってみたが、
ここも土がすっかり固くなっていて
支柱がうまく入ってくれない。
かと言って掘り起こしてやわらかくしたら
支柱が安定しないだろうし・・・

「シカラバ」と、
金づちで打ちこもうとしていたところに
夫がやって来て、
「どれ、俺がやってやるよ」と、
難なく4本の支柱を立てちゃってくれた。
そして、「後は自分でやれよ」と
さっさと行ってしまった。

 アリガト アリガト

凝り性の私とは正反対に、
夫はなんでも仕事は早いが
細部こだわらずやっつけてしまう人だから、
これ以上のことをやってもらうと
「アーア、自分でやるんだった」
ということになりそうな気もするし。
           

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2019年10月20日

トンネルハウス




茎ブロッコリー小.png  茎ブロッコリー小.png  茎ブロッコリー小.png  
         ( ピンボケでスミマセン!!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


茎ブロッコリーは
およそ80cmほどの高さに育つというから、
支柱の上に
アーチ形の「トンネル支柱」ってのをつないで
1、5mほどの高さの2つのアーチにして、
そのトンネル支柱をつないだ下の所を
4本の横棒で固定し、
その上から
トンネルの片側だけ開けて
虫よけネットをかぶせ、
3方の裾を土で押さえた。

 フーーゥ (;´ Д `A

虫よけネットを掛けないでおいた入り口には
大分前に買ったきり物置にしまってあった
細い竹製のスダレを垂らし、
両脇を、チョウチョやガなどが入らないように
バネになっている棒を立ててぴったり押さえた。

 これで完璧 (^▽^)V
    じゃあなかったんですけどね(汗)

畳半分ほどの広さの、ミニトンネルハウスができた。

(昨年のことなので、ここに記事を載せるんなら
 写真を撮っておけば良かったと後悔してます)

肥料や水をやったりする時や
収穫の時、
このスダレを持ち上げて入れば O・K

夫に見てもらうと、
「スダレの入口付けたんかい。
 全く凝り性だなあ 」
と、あきれ顔。

 なんの、あなたがオオザッパなんです


しかーし!

夫も私も、ブロッコリーやキャベツなどの
アブラナ科の野菜を作ったことが無かったので
全くうかつでした。
かくも真剣に取り組んで作ったトンネルハウスは、
害虫に関して全く無防備みたいなものだった
ノデアリマス。

          
       

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2019年10月30日

虫たちの楽園




     
  
          
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


幸い好天が続いて、
インターネットで学んだ通り

◦ 地面が乾いたらたっぷり水やりをする。
◦ 半月に1回ほど追肥をする。


をしっかり実践して
茎ブロッコリーは順調に育ち、
ひと月余りした日の夕方水やりに行くと
トンネルハウスの虫よけネットの外から
1本の株の真ん中の茎のてっぺんに
直径3cmほどの可愛いつぼみが
付いているのが見えた。

これを今の内に採ってやれば
次々と側枝につぼみがつくのだ。
               
ワクワクしながら
スダレを上げて初めて中に入ってみた。

(水やり・肥料撒きは、スダレを持ち上げて
 入り口から手を伸ばしてできたので)

そしたらナント!
ハウスの上の方に小さな羽虫が
無数に飛び交っているではないか 

 エーッ! 
 あ、・・これが「コナガ」かあ 


(気持ち悪いから写真は載せませんョ)


これが付きやすいと書かれてはいたけど、
コナガなんて見たことも聞いたことも無かったから
私としたことがなんとオロカにも、
なんの根拠も無く「まあ大丈夫でしょ」と
高をくくって、
すっかり忘れてしまっていたのだった。 (;´ Д`)

           
取り敢えず、
この大切なつぼみを
ネットサイトで学んだ通り
早く切り口が乾くようにと、
茎の部分を斜めにハサミで切った。
(幸いこのハツモノは
 どこも虫に食べられていなかった)

そしてフと周りの葉を見たら、

 ヒャー、アオムシ!
 こっちにも!
 ワ!こんなおっきいのも!

 コナガとアオムシの「楽園」状態!!


 苦労してトンネルハウス作って
 虫よけネットを張り巡らせておいたのに
 なんでえ?

 こんな細くて小さなガなら
 スダレの隙間から侵入できるとしても、
 アオムシの親(多分モンシロチョウ)が
 どうやってーぇ???


(後になって分かったのだが、
 アオムシの小さいのはコナガの幼虫で
 大きいのは蝶の幼虫だったらしい)

とっさにシロウト対策を巡らせた。

 コナガとモンシロチョウに有効な農薬って・・・
 ナンダロ。
    ↓
 ネットで調べれば分かるけど、
 こんな時間に
 買いに行ってくるのはめんどくさい。
 っていうか、夕ご飯が遅くなってしまう。
    ↓
 殺虫剤スプレーをかければ
 取り敢えず
 この飛び回ってる成虫はやっつけられる。
    ↓
 つぼみに直接殺虫剤がかかるとマズイけど
 今ならまだほかにつぼみができていない。
    ↓
 アオムシはピンセットかなんかで取って・・・
 わあ、あのプニって感触、ヤダ

 明日になったら
 家にある農薬でいいかどうか確認して、
 だめならホームセンターで買って来れば
 充分間に合う。大丈夫。
 あ、ネット通販がいいかな。


ということで、
殺虫剤スプレーを持って来て
スダレを持ち上げて
トンネルハウス内に思い切りいっぱい振りまいた。
それから、
シカメツラをしながら
ピンセットでアオムシを摘まみ取っては
掘って置いた穴にいくつもポイポイして、
最後に土をかけた。
  ハーァ 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

翌日、
ネット検索でコナガとアオムシに有効な農薬を調べた。


「アニキ乳剤」というのが
トップに載っている。
    imgrc0077855065.jpg

 ウフッ、アニキだって (*^Д^*)

 「やさしくて頼りになる」のかな?


 あ、モノタロウのホームページの商品説明に
 「つよい、やさしい、たのもしい」だって。(^^;)


     

毒性に関しては『普通物』って書いてある。

 ※普通物:「毒物および劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、
   特定毒物、毒物、劇物に指定を受けない物質を示す。


 つまり、毒物でも劇物でもないってことね。

 あ、即効性があるんだって。

 「野菜・果樹・茶用の殺虫剤」
 とも書いてあるから大丈夫でしょう。
 お茶は摘んでから洗わないで蒸しちゃうしねえ。
 お茶って大丈夫なのかなあ・・・

 250㎖入り、え?4,900円だって!
 タカ〜イ (;´ Д`)

 あ、100㎖入りってのもある。
 送料込みで2,000円以上かあ。
 茎ブロッコリー20束くらい買えるなあ・・・
  ・・・あ、でも滅多に売ってないんだっけ。
 
 もう少し安いの無い?
   

 安い「スミチオン」とか「マラソン」とかなら
 うちにも置いてあるけど、
 毒性が心配で滅多なことでは使わないので、
 とっくに有効期限が過ぎてる。
  

 他にもいろんな農薬が載っているけど、
 このアニキの有効成分「レピメクチン」てのは
 最新の殺虫剤らしい。
 だから高いのね。
   
 「人畜に対する安全性は高い」と書いてあるし
 希釈して使うから結構長持ちしそうだし。

 あ、収穫前日まで使用可って書いてある。

 フーン、そこまでヒトに対しての毒性は弱いってことね。

あっちこっち調べ、いろいろ考えて
その「アニキ」を購入することにした。


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2019年12月05日

コナガはコワイ


      


翌日昼過ぎに、

早速宅配便で小さい「アニキ」が来た。
こんなラベル (#^_^#) 

   

 ラベルアニキ.jpg

      
ついでに注文しておいた噴霧器も入ってる。
「加圧式ガーデンスプレー」というので、
1ℓ入るハンディタイプ。
ガーデンスプレー.jpg
   
早速説明書通りに希釈して
(1,000倍〜2,000倍と書かれているから
 ちょっと迷ったが、まだ当分食べられる茎は
 できそうもないので濃い方の倍率で)
噴霧器に入れ、
入り口のスダレを上げて
茎ブロッコリーにしっかり散布してやった。
一昨日殺虫剤を思い切りかけたばかりだから
成虫はいなかった。
アニキは
コナガとモンシロチョウの
成虫も幼虫もやっつけてくれるのだそうだ。

「アニキ、しっかりたのむぞ!」
なんてひとりごと言って苦笑い。(;^ω^)

そう言えば以前は、
モンシロチョウが畑の野菜の上を
ヒラヒラしている光景を
「のどかでいいなあ」なんて、
農家の人が聞いたら気を悪くしそうな
感想を持ったものだったのに、
今、モンシロチョウを見て
「コノヤロー」なんて思っている自分に
ちょっとあきれる。 f(^ ^;)



そのあと
スダレを外してしまって、
それを取り付けてあった横棒に
厚めのビニールシートを取り付け、
両横を隙間ができないように支柱でしっかり押さえ、
下は太い角棒で押さえた。
こんどこそ完璧。 !(^^)!

ほっと胸をなでおろした。


〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇


ところが、
1週間ほどして入り口を上げてみたら
なんと、
またコナガがいっぱい
飛び回っているじゃないか!!


 エーッ、???
 またどっかから入り込んだの?


急いで周り中を確認してまわったが、
虫よけシートは隙間なく張られているし
破れてもいない。
入り口だってさっきまでピッタリ塞いであったはず。

あれこれ思案して、
メーカーに聞いてみることにした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

感じの良い若い男性の声で
「どのようなお尋ねでしょうか」
と聞いてきた。

 わ、あったかくてやわらかい声、イイ感じ

いきさつを話すと

「あー、はい。
多分、茎ブロッコリーの
葉の裏にタマゴが産み付けられていて、
タマゴには薬剤が浸透しにくく、
また、裏側の葉脈の脇などに止まっている
小さな幼虫は、なかなか気付きにくいんですね。
そこに薬剤がかからなかった
ということだと思います。」

 あ、なーるほど。
 葉の裏にもしっかり散布すれば良かったのかあ。


そこで、今度は葉の裏を集中的にキッチリ散布。

 これで良し。
 あと数日したら脇芽から茎ブロッコリーが採れるゾ


夕食後、
「コナガについてもっと詳しく知っておかなくちゃ」
という気になって、
またパソコンを開いて検索してみた。


< コナガ(小菜蛾)>

 キャベツやブロッコリーなどの天敵として
 世界中で重要害虫とされていて
 最も薬剤抵抗性のある害虫


 ワッ、コワーイ、スゴーイ 

<コナガの被害が増加する理由>

・農薬の刺激によりコナガの出生率が増加。

・競争するそのほかの害虫が減ることで逆にコナガが増加。

・農薬の影響でコナガの天敵も一緒に減少。

※農薬の使用でコナガの天敵まで駆除しないように注意しましょう。

 エーッ そ、そーなのー ( ゚ Д ゚);





  この「農薬」って、アニキも含まれるのかなあ  


  いやあ、アニキは新しい薬だからきっと大丈夫でしょ。

    ・・・・・・

  大丈夫かなあ・・・(;´・ω・)




実は、おっちょこちょいの私は
姉たちに
「茎ブロッコリー植えたから、
楽しみにしててね」
なんて、早々宣伝してしまっていたので
いっぱい採れてくれなくては困るのだ。


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2020年02月02日

干ばつ


スミマセン!
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
ちょっとイロイロと多忙でして(汗)

またどうぞお付き合いください。


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梅雨明けからずーっと晴れの日が続いて、
おまけにかなりの猛暑。

作物たちに水やりをするのが
日課になってしまって、
6L入りのジョウロにいっぱい汲んで、
庭先の蛇口から畑まで
何べんも行ったり来たりがそりゃもうタイヘン 

そこで
長いホースを畑の隅まで引っ張って行き、
そこから雨のように
上から畑全体に降らせれば楽かもと、
やってはみたが、
思ったようにはいかなかった。

シャワー口を付けて、
やさしい雨のように掛けてあげようとしたら
勢いが足りなくて、
私の周りの半径3〜4mぐらいしか掛からない。

それぞれの作物のそばまでホースを引きずって行けば
ホースが途中の作物たちを傷めてしまう。

そこで、ホースの口をしっかり指で押さえて
勢いよく畑全体に水を飛ばしてやろうと頑張ったが、
押さえている指がたちまち痛くなってしまってやめた。

   (;´ Д`A

これ程乾いた畑の
全部の作物に必要なだけの散水となると、
きっと何十分もかかるに違いない。


やっぱりジョウロで運んでは
それぞれの根元に集中してかけてやるしかないのだ。
しかも、まわりの土がすぐカチカチに乾いて、
移植ゴテで根元を掘ってほぐしてやらなければ
水が染みていかなかったりする。
          (◎_◎);

ナス6本、キュウリ6本、モロッコインゲン8本、
ピーマン6本、シシトウ2本、トマト4本、
ミニトマト3本・・・


最初私がツツマシク少しだけづつ植えておいたところに、
夫が例によって
「もし長雨や日照りとか病気なんかでダメになったら」
と、次々に植え足してくれたからこんなことに。

   ハアーァ 



そうだ、まだある。坊ちゃんカボチャが4株。
あ、それと、
夏大根や春菊・ビタミン菜・小松菜の畝が少しずつ。
そして、
その向こうには私が期待を込めて植え、
気合を入れて育ててきた茎ブロッコリーのトンネルハウス。

 ヤレヤレ、なんてまあ、欲張って作ったもんだ。

 まあ、おかげで私は結構体力付いたけど・・・



こんなに頑張って水やりをしても、
作物たちはなんだか勢いが悪い。

夫が、
「葉水をやらなくちゃダメだぞ。
 葉っぱからも水を吸うんだ」
というので、
頑張ってジョウロを高く持ち上げては
葉にもかけてやったけど、
余り効果が出た気がしない。

背の高くなったキュウリなんか、
とてもじゃないが上までかけきれない。

 肥料が足りないんだろか。
 確か、1週間前の日曜日にやったばかりだもん
 やりすぎちゃマズイし・・・

 もう何日雨が全然降ってないんだっけ?
 
   
  


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2020年02月12日

雨の不思議な力


並んだチューリップ.jpg
       咲き始めた庭のチューリップ(早春の頃)


翌日の午後、
やっと待ちわびていた雨。
ほんの数分程だったけど・・・

 あ〜あ、もうちょっと降ってくれたらいいのに
  
  ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

ところが翌朝ビックリ!!
野菜たちは皆生き返ったようにシャンとして、
しかもひとまわり大きく成長したようにみえる。
おまけに雑草たちもワーッと大きくなった。(・。・;)

 へえーぇ、雨ってすごいんだなー
 あんなに私が頑張って水やりしても
 なんか元気がなくてしょんぼりしてた野菜たちが・・・

 もしかして、ミネラルのチカラ?


そんなことを考えているところに、
この畑の地主さんが偶然通りかかった。

「久しぶりに雨が降って涼しくなったから
   散歩でもしたくな ってな」

そこで、
作物たちが雨が降ったら急に大きくなった話をしてみた。

「そうだよ。雨が降ると急に伸びるんだ。
  ミネラルが含まれてるからかなあ」
 

 やっぱりね!
 ベテランの農家のおじさんもそう思うんだ。



その夜
「雨」「雨音」「雨の効果」などでネット検索したら、
「雨音の高周波音による効果」という内容の記事が
いくつも見つかった。

人間には聞こえない高周波音が、
ヒーリング効果のほかに、集中力UP、
快眠・安眠、リラックス効果、
そして作業効率UPなどの効果をもたらすのだそうだ。

     【癒される雨音
         
   どうか、ちょっとだけ聞いたらこの記事に戻ってね ( ^。^; )


 これこれ!
 なかなか寝付かれない夜に
 バシャバシャと地面をたたき始めた雨音を聞いていると、
 不思議にリラックスして眠りにつけたって経験
 よくあるもんね。

 植物にだって単に灌水効果だけじゃなくて、
 きっと高周波音による効果があるんだ。

 雨音も空気の振動だもんね。
 ビニールハウスの中に音楽を流していたら
 野菜の生長が良かったなんて記事もあるし・・・
  (こっちには「低周波音の影響」と書かれていた)

 あ、そうそう。
 何年前だったっけ、
 やっと咲き始めた
 庭のチューリップたちに

 「娘と孫たちがもうすぐ来るの。
  だからそれまで散らないでね。
  オネガイネ」

 なんてやさしく話しかけながら毎日水やりをしてやったら
 ナント!本当に咲き始めから2週間もの間
 (いつもなら1週間ほどで散ってしまう)
 娘たちが3日間滞在して帰って行くまで
 散らないでいてくれたなんて、
 嘘みたいな、奇跡みたいなことがあったっけ。



  さすがに最後の日にはすっかりダランと開ききって
 翌日ポロッポロッと次々に花びらが落ちちゃったんだ。

 あれだって私の声が振動としてチューリップに伝わって 
 元気を保ってくれたのかもしれない。

 まさか、言葉を理解して頑張ってくれたなんて
 ありっこないもんねえ。
 


   咲き始めたチューリップたち
咲き始めのチューリップ4月19日 (1).jpg


  2週間頑張ってくれたチューリップたち
        頑張ってるチューリップ5月4日.jpg








   ありがとう。おつかれさま m( _ _ )m



(オマケ) 開ききった花びらにキリギリスの幼生 
チューリップにキリギリスの幼生2.jpg
       キミ、お花食べてるの?

                 (ピンボケでスミマセン)

  





 ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━








2020年03月24日

茎ブロッコリーの災難

 スミマセン、ご無沙汰しました。
 仕事に追われたり
 風邪をひいて長々とグウタラしたりしてまして。

新型コロナウィルス感染 じゃあなくてヨカッタです)


〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇


茎ブロッコリーの話をしてたのに、
干ばつのおかげでとんだまわり道をしてしまった。

             



しばらく元気いっぱいの野菜たちに感心していて、
やがて
畑の隅のトンネルハウスに目をやってビックリ!

しっかりネットを張った天井部分に 
なんと!大きな穴が2つも空いてしまっているではないか! 

  
   ワアーッ (◎о◎);

 あ〜あ、雨に打たれてやぶけちゃったんだ。

 これだけの広さで百円だもんね。
 無理もないか。
 大切な茎ブロッコリーなんだから
 もっとしっかりしたの買ってくればよかったなあ   
    
       (;´ Д`A 




とりあえず破れたシートを剥いでみた。

そこで今更気が付いたのだが、
茎ブロッコリーの根元の、
マルチシートのはがれた所から
乾いた土が見えてるじゃないか
      

狭いトンネルハウスの中に雑草が生えたら、
退治するのが大変だからと思い、
草よけに黒いマルチシートを張って
丸く開けた穴に植えておいたので、
根元にいっぱい水やりしたつもりでも
シートの下全体に充分行きわたらなかった事に
気が付かなかった。


 ジョウロの先がトンネルの奥の方の
 茎ブロッコリーの根元にも届くように、
 あんなに頑張って入り口から手を伸ばして
 結構たっぷり上げてたつもりだったのにナア・・・・


毎日暑くて乾燥した日が続いたから
あれだけでは足りなかったのだとは、
全く思いもよらなかった。

て言うより、
ネット情報に
「あまり水をやりすぎないように」
とあったので、
「これくらいで大丈夫かな」という思いもあった。

 だから木が弱って虫天国になっちゃったのかなあ。
 改めてよく見ればなんだか葉っぱが小さいかも・・・

 健康な野菜にはあまり虫が付かないと
 夫から聞いたことがあったっけ。
 あーぁ、うかつだったねえ。

 ワルカッタ  ワルカッタ。

 ごめんね ―
 

つくづく悔やんだ。


マルチシートは剥いでしまい、
根元に追肥をして水をたっぷり与えた。 
 
 
 トンネル作り直し!
 ダイソーで虫よけネット買って来なくちゃ。
 あ、百円のじゃあダメなんだ。
 カインズホームね。
 
 あーあ、面倒なことになった。


ところが、
近所の直売所の物知りおばさんにこの話をしたところ

「そんな立派なトンネル作ったんかい 

エーッ、入り口にスダレ?
そりゃあダメだよ!隙間からいくらも虫が入っちゃうよ」

「うん、今更だけど そー思う」



「そこまで大きくなったらさ、
フワッてかぶせて下で止める程度の方がいいよ。
なんにもしなくたって、
元気になれば案外虫ってつかないもんだよ」

と教えてくれた。

  なあんだ、そうかあ
  ヨカッターァ

 夫の言うとおりだったんだ。
 

            


その後もカラカラ天気は一週間も続いて、
8日目の日は台風。

幸い「雨台風」で、
心配した野菜類の倒伏は無かったし、
結構な雨量で野菜たちはみんな元気になった。

 ・・・・・・

  茎ブロッコリーを除いては  


 ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2020年05月23日

茎ブロッコリー採れた



またご無沙汰しちゃいました。

新型コロナウィルス感染がどんどん広がって、
夫は持病があるので「感染させたらエライことになる」と、
ウィルスより先に[緊張感]が私の身辺に蔓延して、
ずーっと緊張しっぱなしで、
ブログ更新どころじゃなかったワケであります。

「きっと読者さんだって
こんなのんきなブログなんて
読んでる気分じゃ無いだろうから」と決め込んで
    

先日、緊急事態宣言を解かれた地域が発表されたせいか
少し気持ちにゆとりができて、
久しぶりにマイブログの編集ページを開いてみたら、
意外にも沢山の方が見て下さってるのにびっくりして
急にモチベーションアップしました。

また、書きま〜す D

 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    (このカテゴリートップページはこちら  私の野菜畑

その後
日照りがまた何日も続いて,
毎日水やりを頑張ったけれど
もう茎ブロッコリーはボロボロ。

        ( ´ Д ; )

夫は「もうあきらめろ」と言うが、
ワタシは執念深いのだ。

1本だけ育ちそびれのひ弱そうなのを根元から切って、
2本の、太く高く伸びたのを大切にしてみることにした。
結構1メートル近くの丈に育っている。

ボロボロになった葉を取って捨て、
畑の隅の踏み固められてない土を運んできて
茎の根元に積み上げたら
見た目シッカリした。

 ヨシヨシ、
 これでもっと頑張ってくれるよね!


肥料も根元から少し離してひとつかみずつおいて、
水をタップリ上げた。

翌日、2日後にまた台風が来るとの予報が出たので、
野菜たちにつっかえ棒をしたり
ポリロープを張り巡らせたりして
万全の保護対策。

ところが今度の台風も また雨台風で、
野菜たちは元気をもらうことができたのだった。


雨の力はスゴイ。
水分補給だけの効果ではないのだ
  参照


それから毎日畑の隅の茎ブロッコリーの様子を眺めて、
次第に元気になっていくのが分かって
「なあんだ、大事にしすぎたからひ弱になっていたのかあ」
と、猛反省。


不思議とコナガは寄って来なかった。
青虫も一匹もつかなかった。
(これは雨の後に猛暑が続いたお蔭かも知れない)


やがて、待望の茎ブロッコリーの収穫 

直売所で売ってるのに比べて細くて丈も短いけど、
なんとか茎ブロッコリーの形になったのが5本。

・・・以上で終了 (・_・;) 

もうすっかり高齢化(?)してしまっていて、
どーお見ても
これ以上新芽が出る見込みは無いみたい。


 これ、どうしよう。

 苦労してやっと5本だけ採れたんだもの、
 1回ぐらいお皿にレタスと生ハムなど盛って茎ブロッコリー乗せて
 腕をふるった自作のタルタルソースかなんかで食べてみたい。

 姉たちに上げる分なんて無い! 

 「茎ブロッコリー採れたら上げるね」なんて
 姉たちに宣伝するんじゃなかった。

           

ネット情報では、
上手に手入れをすると
秋の終わりまで収穫できるらしいが、
ワタシの茎ブロッコリーはとてもとても・・・

人間でも野菜でも
大事にしすぎるとロクなことはない。

「ごめんね、
来年はもっと上手に育てるね」

 この子達に言ってみたってしょうがないでしょ。
 来年育てるのは別の茎ブロさんなんだから。
 


2本の茎ブロを根元からカマで切り倒して押し切りで短く切り、
畑の隅に積んだらなんだか気分がさっぱりした。
初めて作る作物に自分がどれほど気を遣って
気持ちの負担になっていたのか よ〜く分かった。

 まあ、いろいろ初めての経験をさせてもらって
 勉強になったワイ。




 姉たちはきっと忘れちゃってるでしょう。(^ω^)

 黙って夫とふたりでいただいちゃってもいーよねー 

 いただいちゃいま〜す。




〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇



早速 スーパーで生ハムを買って来た。

夏の間に採れ過ぎて困ったきゅうりをピクルスにしてある。
ローリエを入れて漬けたから良い香り

これをみじんに刻んで、ゆで卵と生タマネギも刻んで、
ピュアセレクトマヨネーズを混ぜ。粗挽きコショウを加えた。

最高のタルタルソース

レタスをちぎってお皿に敷き詰め、
生ハムを上に並べて、
柔らかめに茹でた茎ブロッコリーを乗せた。
特性のタルタルソースをタップリかけて
夫に勧めた。

「うん、旨い。
 だけど、俺はしょうゆ味がいいな」だって
     

せっかく私が手間暇かけた自信作を、
和食好きの夫は時々こんな風にガッカリさせるのだ。


茎の部分はなんとなくアスパラガスっぽくて、
花蕾のところはブロッコリーよりしっとりゆで上がるし
味もブロッコリーとは微妙に違う。
ワタシとしては茎ブロッコリーの方が好きだ。

来年はきっと上手に作ろう。
いっぱい採って子供たちに送ってあげよう。
姉たちにも分けてあげよう。


      (;^ω^) 


 ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


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2020年11月15日

黄色いミニトマト



去年の春の事。

畑の隅っこにトマトの芽が出ていて、
もう既にトマトもミニトマトも充分なだけ植えてあったので
放っておいたらいつの間にか勝手に大きくなって、
草むらの中に黄色のミニトマトがいくつも成っていた。

(その前年に黄色のミニトマトは作らなかったから
 種がこぼれたはずも無いのに・・・?)



ひとつたべてみると甘くておいしい。
           

慌てて周りの草を取ってやって支柱を立て、
水をやり、
肥料をやり、大切に育てることに。 

放っておいてゴメンね  f(^ ^;) 


これがあんまり美味しいので来年はこれを作ろうと、
夏が終わる頃
虫に食べられないようにと
一番大きい実にそっとビニール袋を被せて
すっかり熟れるのを待って採り、切ってみた。
良い種が6粒採れた。

     〇
     〇
     〇
     〇
     〇


そして今年の春が来て、
大切にしまっておいた種を取り出して、
トマト苗の作り方をネット検索で調べた。

 わあ、かなりめんどくさそう


「発泡スチロールのトレイにキッチンペーパーを敷いて
たっぷり水を含ませた上に並べて、
ビニールシートで覆って暗い所で保温する」
 だって。

 なるほど、土の中で育つものだから暗い方がいいのね



乾燥してゴマ粒より小さくなった種を
割りばしの先を濡らしてくっつけて、
乾いたキッチンペーパーの上に置き、
トレイの端からそうっと水を入れてラップで蓋をして、
黒い厚手のパソコン用のバッグに大切に入れて
陽の当たる廊下に置いた。


幸い毎日暖かな晴天が続いて、
「この調子ならすぐ芽を出してくれるかも」
との期待したのだが
3日経っても5日経っても
1週間経っても変化無し。

夫は「もうあきらめろ」なんて簡単に言うけれど、
私は「執念深い」というと聞こえは悪いが、

  ・・・・・

ソーダ、「辛抱強い」と言えばぜーんぜん聞こえがいい。(^◇^;)

じっとこらえて待ってみた。

10日目の朝、
パソコンバッグをそっと開けてみたら
絹糸のように細い、芽だか根だかわからないのがヒョロっと、
3粒の種からだけ出ている。

虫メガネを持って来てよく見ると、
小さな弱々しい双葉が付いている
 

 エーェ、こんなんで大丈夫かなあ・・・
 なんか、随分心もとないなあ

 日光に当てたらしおれちゃうんじゃないかなあ

 でもこのままにして置いたら死んじゃうだけだし・・・


あれこれ迷って、
思い切って鉢デビューさせることにした。

畑の土を3つの小さなポットに入れ、
この「苗」と言うには余りに カボソイ苗を大切に植え、
しおれてしまわないように
直射日光の当たらない木陰に置いた。

(ほとんど諦めの境地で)


ところが、
この消えてしまいそうな弱々しい苗が、
2週間ほど経った頃だろうか?
1本は消えてしまっていたが(多分虫に食われて)
なんとかトマト苗らしい形になって、
それからは案ずることも無く順調に育ってくれて
やがて畑デビュー。

  \(^∀^)/



 そう言えば
 そうそう、トマトって強い植物で、
 成長し始めると横芽がいくつも出てきて、
 それを取って土に刺しておけば
 いつの間にやら立派な苗になって
 やがて一人前のトマトの木になって実がなるんだっけ。

 枝が折れたって皮が切れてなければ
 ちゃーんと生きてて、
 その先にトマトがフツウに成るんだもんねえ。
              

 ナールホド、そうかあ、
 あんなに心配することも無かったのだ

 


2本のミニトマトは
先に植えた普通サイズのトマトや赤いミニトマトたちからは
大分遅れたけど、
冷たい秋風の吹く頃になって
やっと収穫にこぎつけることができた。 
      (^▽^)v


     あのー、じつは、3個だけ     


おいしい黄色トマトは少ししか味わえなかったけど
達成感はけっこう味わえた。
          

だけど、3個だけだからうっかり食べちゃったので
種は取れなかった。
         (・ ・;)

来年は苗を買うことにしようかなあ・・・




━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2020年12月13日

カボチャミバエ



      


晩秋。
家の前の畑も寂しくなった。

私が夕食の支度を始めようとしているところに、
畑の後片づけをしていた夫が
隅っこの雑草の中に隠れていたと
大きなカボチャを持って来た。

「わあ、こんなおっきいのが隠れてたんだ!
 スゴーイ、今年一番大きいかも。

 しっかり実ってるみたいね。
 ちょうど良かった、
 カボチャコロッケ作ろうかなー 

「うん、いいな。
 どれ、切ってやろうか」


4分の1に切られたのをスーパーで買えば、
種がすっかり充実した
美味しいカボチャが手に入るし
簡単に料理できるが、
大きな丸ごとのカボチャを切るのは
ホントにコワイ (◎о◎);


ヘタを落としたあとに先のとがった包丁で
五角形に切れ込みを入れて、
そこから下に切っていくのだが、
角度を良く考えて包丁を入れないと
1回刺したらそれ以上切ることも
引き抜くこともできなくなって、
往生することもしばしば。
ウッカリすれば指などグサッと切ってしまいそうで、
冷や汗の出る思いをする。

仕方なく包丁の柄を金づちで叩いて外したことも。
               



夫が切ってくれるのはこれが初めてのこと。

万能包丁を出してグサッとやって、
さすがにチカラ持ち。(^ω^)
簡単に半分になった。

までは良かったが
その途端、
ウジ虫みたいなのが何匹もピンピン飛び出してきた。
               
   

「何だッ、 これ  」 
「ワアッ、カボチャミバエよッ  

 
あわてふためいて
台所の隅っこに置いてあった
生ごみのバケツを差し出して

 「これに入れて!」

取り敢えず全部バケツに入れてもらって
ピッタリ蓋をした。
そして、シンクの中に落ちていた3匹は
水でしっかり流した。
   


「なんだ? カボチャミバエっていうのか?」

「うん、昔こういうことあった」


もう数十年前のこと、
舅が畑から採って持ってきてくれた
立派なカボチャだった。

その時はなん十匹ものウジ虫が
勢いよくピンピンと飛び出して、
慌ててカボチャをシンクに落としたら
シンクの中がウジ虫でイッパイに成るほど
(ちょっと大袈裟かな)
とびだしてきた。

それは忘れることができない
強烈な思い出の筈なのに、
近頃は長いことスーパーで買っていたので
もうすっかり油断してた。



カボチャを丸ごと入れたバケツを
「明日片付けるから外に出しとけ」
と夫が言うので
玄関の外に置こうと思ったのだが、
カボチャを入れる前に
魚の骨やら卵の殻などアレコレ入っている。
夜中にそこいらをうろついているタヌキなどに
ひっくり返される可能性が充分あるので、
玄関の前の廊下に置いた。



カボチャはまだ外にいくつも
並べて干してあるけれど、
もうすっかり怖くなって
カボチャコロッケは諦めた。





コワイモノ見たい方はどうぞ 

     
(アノー、見ない方が・・・)





割ってみたら 
    

  
見ちゃダメ


  スルーしましょ!
     


 でも見る? 

     

カボチャミバエ幼虫.jpg
   キモチワルーイ!!


 
 ウジムシ拡大してみる?


   見ないよね 







成虫は小さな蜂みたいでカワイイんですけど・・・
            
@.jpg 



食事のあと
カボチャミバエをネット検索であちこち調べた。

コヤツは水に弱いということで、
バケツに水をたっぷり入れてしばらく置くと
死んでしまうらしい。

「・・・なんだってさ。
 よろしくお願いネ。」

「ああ」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 



《 翌朝 》



私が自分の部屋から出てくると、
珍しく夫が玄関をシュロ箒で掃いて
塵取りにとっている。
そして座敷箒が下駄箱の横に立てかけてある。

       
     

「おはよう」と声をかけたら、

「おい、エライ目にあったぞ」

「え? どうしたの?」

「起きてみたら廊下が真っ白にウジ虫だらけでな、
 慌てて掃き落としたところだ」

      エーッ? (◎_◎);  

見れば、ウジ虫が這いずり回ったらしい跡が
直径1mほど 丸く光って残っている。
昨夜バケツをおいた所だ !!  

「蓋の下にコカブかなんかの
 薄い葉っぱが挟まってて細ーい隙間ができてたんだ」

「あ〜あそうだったの  ゴメーン 

夫にエラク叱られるかと思ったら、
後は何も言わなかった。


多分夫も
「まあ、夜中に外に置いたら
  タヌキにひっくり返されただろし」
と考えていたのだと思う。

あわてて雑巾を絞ってきて
廊下のキモチワルーイ跡を何度も拭いた。


それにしても、
これ以上あちこち這いまわってくれなくて
ホントによかった。

それに、
偶然だけどちょうど玄関マットを外してあって
ホントにホントによかった。

  ヤレヤレ


このカボチャミバエというヤツは、
カボチャがまだ若く柔らかいうちに
卵を産み付けるというから、
まだ他にも産み付けられたのが
あるかもしれない。


 あーあ、まだいっぱいカボチャあるのに、
 もう切るのヤダなあ・・・

 どうしよう・・・



黙って考えていると、
夫が「この次は俺が外で切ってきてやるよ」
と言ってくれた。
    



「よろしくお願いしまーす」





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2021年01月15日

夏じまい




   このカテゴリートップページは
 こちら


今年のピーマンは何年ぶりかの上出来で、
パプリカかと思うほどドデカイのがどっさり成ってくれた。



 ピーマン.jpg   



         \(^∀^)/ 

 

以前自宅から1キロほど離れた畑で作っていた時は
毎年こんなパプリカみたいなピーマンが採れたのに、
この畑で作るようになってからというもの
ロクなのができなかった。


去年などは、
「なかなか成らないなあ」とジリジリしていたら
その内に小さいのがギッチリくっつきあって成って、
苦いばかりでちっともおいしくなかった。

諦めてスーパーで大きいのを買って来れば良いものを、
しつこく自分の作ったピーマンにこだわって
買ってきて食べるなんて思いもよらず、
肥料不足なのかなあと追肥をしてみたり
摘果してみたり、
雨は結構降っていたのに
「おかしいなあ水不足なのかなあ」と
根元を掘ってみたり・・・・

とうとう去年は夏中ピーマンをろくに食べられなかった。

                     
                  




この畑にはピーマンは向かないのかなあと
諦めかけていたのだが、
今年はどういう加減か以前のような
苦みが少なくて肉厚の立派なピーマンが次々にできて、
毎日ピーマンを見に行くのが楽しみになった。


姉たちも子供たちも良く消費してくれて
張り合いが良かった。

いつまでも採らずにいると、
中には真っ赤なのもいくつかできて、
こっちはパプリカそのものの味で好評だった。

 あれ?もしかしたらもともとパプリカの苗だったの 



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


4本植えたピーマンの中に一本だけ、
どういうワケかやたらと根元にいくつも
くっつきあって成る癖の木があって、
気付かずにそのままにしていると、
当然みんなひしゃげて変な格好になってしまう。

気を付けて時々枝をそっと持ち上げては
若いうちに採っていたのだが、
しばらくウッカリしていたら、
一番下に真っ赤な大きいのが
根元の土とガッチリ太くなった枝にギュウギュウに挟まって
すっかりペチャンコの、
デコボコの富有柿(もっと真っ赤だけど)
みたいになってしまっていた。
            (◎_◎);

幸い虫にも食われずツルツルのきれいな肌をしていて、
写真を撮っておこうと思ったのに、
ちょうど孫が来合せてオモシロがり、
「これ貰っていい?」と言うので
ウッカリそのままやってしまったのは大失敗だった。



これを書きながらフト気付いたのだが、
きっと一番下の枝を切ってしまえば
あんなぺしゃんこにならずに済んだのだ。

あ〜あ、多分それだけの事だったんだ 

気付かなくてゴメン
  ・・・なんて、ピーマンに謝ってるよ (^◇^;)

      
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





10月に入って間もなく、
夏の間あれほど採れ過ぎて困ったキュウリも、
とうとう最後の1本になった。

 キュウリ頑張った2.jpg
 
  成らせても成らせてもぜーんぶワタシに採られちゃって、
  なんとか子孫を残そうと頑張って先端の部分にだけ栄養を送って
  こんな形になっちゃった最後のキュウリさんです。

                (・ ・;)  
  
 なんだかワルカッタなあ・・・

 せめてあの、夏の終わりごろ根元にできてた
 ドデカキュウリを大切にとっておいて
 種を作らせてあげればよかったなあ。 


などと、ミョウな感傷に浸ったり
   
 イーヤ、夫と私が棚を作って苗を植えて、
 肥料を上げて、
 葉っぱが病気になれば消毒してやって、
 大切にしてきたからこそ大きくなって、
 ここまで生き延びることもできたんだから
 
 「よく頑張ってくれたね。アリガト」でいいんだね。 


なんて思い直したりしてたワタシ  (^。^; )


それから10日後、霜注意報が出されて、
夫が
「モロッコとピーマンもナスも
それからシシトウも、全部採っちゃえよ」
と言う。

「エーッ! そうお?」


だけど私は
「ひょっとしたら予報が外れて霜が降りないかもしれない」
と、かすかな期待をして、
食べられそうな実を収穫して
ピーマンとシシトウには
そっと厚手のブルーシートをかぶせておいてみた。
(普通のトマトは、夏の盛りになったらみんな病気になってしまい
 夫に早々に片付けられてしまった)


それから、
やっと3個のトマトがもうすぐ収穫できそうになっている
軒下に2株だけ 鉢植えで育てたトマトの鉢を、
後ずさりにズリズリ引きずって玄関に入れた。
           (;´ Д`A  


ご近所の畑はどうなってるのかなあと
気になったけれど、
もう夕食の支度にかからなくてはならない時間だったので
見に行くことはできなかった。

 こんなことしてるの私だけかなあ・・・
 Hさん(ご近所の専業農家さん)なんかに見られたら
 笑われるかも

            


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


翌朝目覚めると
カーテンの隙間からあったかい陽射しが漏れている。

 ワッ、こんなに晴れてるってことは
 昨夜冷え込んだ証拠

 
こわごわ外を覗いてみたら、
幸い霜は降りていなかった。

夫「さっきネット予報見たら、
 あと1週間ぐらい大丈夫らしいよ」

 ホッ、
 1週間あったら
 棚に残ってるモロッコもキュウリも結構収穫できるかも
 
 ワタシってあきらめが悪いよねえ 

 だって、キュウリもモロッコも、
 寒くなると味が濃くなって美味しいんだもの


  

そして、本当に1週間、
モロッコは少ない日でも4〜5本、多い日は18本も。
キュウリは15cm弱のが毎日数本づつ、
どれも味が濃くて美味しいのを収穫することができた。
採りためておいて姉たちにも少しずつ上げることもできた。

スーパーでは買えない味の濃い野菜を喜んでくれた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


8日目の朝

とうとう本格的な降霜。
畑一面真っ白になっている。

キュウリもナスもモロッコもミニトマトも
すっかりうなだれてしまった。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


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2021年01月17日

夏じまい 2



ヒヨドリが庭のコブシの木で子育てを始めた頃
         
棚に育ってきたキュウリが病気がちで、
キュウリ好きの夫が
「もし枯れてしまうのがあったら植え替えよう」と、
予備に6個のポットに種を蒔いて大事にしていたキュウリ苗。

棚のキュウリがなんとか健康そうに育ってくれたので
出番が無くなって、
長雨の所為でむやみにヒョロヒョロと伸びてしまった。


9月になる前後だっただろうか?
畑に作ったキュウリたちの勢いが弱くなり、
あとひと月もしたら採れなくなりそうな気配がしてきたので
夫は、その30〜40cm程にもヒョロヒョロ伸びた
頼りないキュウリ苗の内から2本を選んで、
自宅の陽当たりの良い南側の軒下に
「ここなら早く大きくなるかも」と
はかない期待を込めて植えた。

ネットを張ってツルを這わせ、
ジリジリして待つこと何週間 ? 

1本の苗は途中でどうしたわけかしおれてしまったが、
元気な方が2m余りに伸びて葉を茂らせ、
花がいくつも咲いた。
けれど、どうしたワケかなかなかキュウリが成らない。 


ある日夫が気付いたのだが、
根元に私が置いた鉢植えのランタナが

rantana.jpg こんなにいっぱい咲いている。

このランタナの強い香りを嫌って
チョウチョもハチも寄って来なかったのかも。
だから受粉ができなかったのだ。

ランタナの鉢を余所に移してやって待つこと数日。
やっと1本のキュウリが7〜8cmまで育ってくれた。
          \(^∀^)/

畑のキュウリはもう片付けてしまったけれど、
こっちは暖かい軒下に植えたお陰で葉も青々として
もう2日も待ったら食べごろかという感じ。
(真夏ならほぼ半日で大きくなるけれど)

だけど気象予報士が「今夜は冷え込む」と言っている。
もしかして霜が降りたらダメになってしまう。

でも明日から1週間ほどは
日中は晴天で気温も高いとの予報なので、
なんとか頑張ってもらいたいのだ。
             

            
そこでこの1本と、
もうひとつ、5センチ程まで育ってきたカワイイのにも
夫が「そんなことやめとけ」と言うのを無視して
新聞紙で小さな筒を2本作ってそっとかぶせて、
更に、棚全体(と言っても1m×1.5m程)を
ビニールシートで覆った。
              
 これ、通りがかった人に見られたら笑われるかも 


翌朝も次の日も霜は降りず予報通りの良い天気。
日中は新聞紙を外してやって2日間成長を待った。

そして大切な大切な1本を
「アリガトネ」と心を込めて伝えて大事に収穫。


 最後の軒下キュウリ.jpg

 1本だけのキュウリ

折角夫が種から育て大事に植えて育てたキュウリだから
夫が気に入る食べ方をさせてあげたい。

 夫の好きな調理法ってナンダロ?
 粕もみ?



貴重な1本を洗って一切れだけフォークに刺して持って行ったら、
「ん?旨くない甘過ぎる」

私も一切れ食べてみたら確かに甘過ぎてキュウリっぽくない。 

      


私「キュウリっぽくなくても漬物にしたら美味しいでしょう?」
夫「あ、そうだな」

「2人してこだわっちゃって」とニヤニヤしながら、
味噌で包んでラッピングし、冷蔵庫に入れておいた。

そして2日後、
キュウリらしくない味のキュウリの味噌漬けを
2人で半分ずつ美味しくいただくことができた。

メデタシ メデタシ  




 ー あ、まだ続きがあるのだ ー


最後の1本は、
それから1週間もかかってようやく太さ約2センチ
長さ12cmまで大きくなったところで、
日中の気温があまり上がらなくなって
葉っぱもすっかり元気がない。
さすがにもう期待が持てそうにないと見切りをつけた。

これもきっと甘過ぎだろうと味噌漬けに。
  
2日後、

残念ながらこれはなんだか変な味で食べられなかった(・ ・;)

 だけど、
 ここまで頑張ったんだから「達成感」は味わえたモン

                 

これで「私の今年の夏」はオシマイ!  o(*’’*)/ 



 


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2021年02月19日

真冬に採れたトマト



春に4本植えたトマトたちの実のいくつかが
夏の盛りになってほんのり赤くなってきて、
もう少しでハツモノが採れそうという時に
ナント!みんな病気になってしまった。

赤くなり切らないうちに次々と落ちてしまう。

    (・ω・;)(;・ω・)

恐らく、異常な長梅雨と
梅雨明け以降の異常な乾燥と高温が原因だろうと
夫は言う。


仕方なくこれらを夫が片付けてくれた時に、
以前元気な時に10cm前後に伸びていた脇芽を摘んで
根元にさしておいたのが2本
元気に茎を伸ばしていて、
小さいながらしっかり根を張っていた。

(トマトってとっても強い植物なんです)

これを、
夫が遊び心を起こして
古い瓦焼きの植木鉢に植えておいてくれたのが
1本は小さめの実を5つ付け、
もう一方はミニトマトらしい小さな実をいくつも付けた。



そして
秋風がそよぎだした頃になって鶏卵大程のがひとつ、
ようやくうっすらと赤くなり始めた。

こんな場合
もう季節外れで間に合いそうもないとみれば、
夫は執着せずにさっさと諦めてしまうのだが、
「せっかくここまで頑張ってくれたのに」と、
例によってワタシはしつこく粘る。
               



無駄な枝を切り
肥料を施し水やりをし、
支柱を立ててやって大事に育てた甲斐あって、
秋も深まった頃になって
小玉ながらやっと1個だけ赤くなってきた。

寒風の中のトマト.jpg【11月16日の画像】

(隣の鉢は春先に咲くオキザリスで、
トマトの手前に枝を伸ばしているのは
紅葉したブルーベリーの葉。
画面右上に見えるのはミニトマトです)
  



  〜〜〜〜〜〜
      〜〜〜〜〜〜

いよいよ冷たい秋風が吹き始めて
もうこれ以上無理かと思われる小さなのを
全部切り落とし、
トマト2つ、ミニトマト5個だけ残した。

はかない期待を込めて寒冷紗を掛けてやって、
「ダメかもしれない」〜「もうダメかなあ」などと思いながら

毎日 私が家に居る間は日向に日向にと移動。
夕方玄関の中に入れてやり、
翌朝陽が高くなったら庭に出し、
外出する時には帰宅時間を予想して
日没に間に合いそうもないと思ったら
トマトさんは外に出さずに玄関の中でお留守番。


「誰かが見たら
  『このうちは何やってるんだろ』って
 嗤われちゃうよね」と言ったら、
夫は苦笑いしていた。

〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 


そしてナント
私にも意外だったのだが、努力の甲斐あって、

    大・成・功 o(*’▽’*) / 

       

   2個のトマト.jpg
    【11月28日の画像】 
 (台車に乗せて枯れかけの小菊の前に運んで撮りました) 

 (隣は一緒に寒冷紗を掛けて移動していたポトスで、
  このトマトの裏側に、上の写真の右上の隅に見える
  緑色のミニトマトが5個 隠れています)


更に1週間がんばって、


【12月5日】

 小ぶりながらこんな真っ赤なトマトが採れた。\(^∀^)/
 (ミニトマトではなく、普通のトマトの小さいの)


   真冬のトマト2.jpg

     
   

この可愛い真っ赤なトマト、
しばらく玄関に飾っておこうかと思案したけれど
この寒風の中で
どんな味に育ったのかと気になって仕方ないので、
夫に
「食べてみようよ」と言ったら、
「俺は食べない」だって 
         

「エーッ、どうしてえ?」

「飾っとけよ」

「・・・・・」


気持ちはわかる。
ワタシだって迷ったんだもの。

でも寒さの中で頑張って何週間もかかって
やっとここまで赤くなったトマトの味がどんなものか、
確認しなくては気が済まないノダ。


ここまで頑張ってきた自分の気持ちを探ってみても
元々食べるために頑張った訳ではなくて
季節外れに赤くなり始めたトマトが
なんだかいじらしくて始めたことだった。
・・・・
だけど、飾って置いたら、
もしかして美味しいかもしれないトマトだって
ヘンな味になってしまうに違いない。

どんな味になっているのか確認しなければ
気が済まない私。
        

「頑張ってくれてアリガト」と
トマトさんにお礼を言って、
半分に切って食べてみた。

「ワ、オイシイ!」

内心「多分ボケたような酸っぱい味なんじゃないかなあ」
と思っていたのだが、
モッチリと密度が高くて甘味があって
(真夏の炎天下で育ったトマト程の甘味ではないが)
「へえ、これが寒さの中で時間かけて育ったトマトの味なんだ」

「ねえ、甘くておいしいよ。食べてみない?」

と聞いてみたけれど、
一度言ったら前言を覆す人じゃなかったっけ
                


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


  どうやらワタシは〈野菜作り〉というより
   〈野菜育て実験)を楽しんでいるんじゃないだろか

             (◎_◎);


   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


更に5日後、
もう1個のトマトも採った。

 まだミニトマトが5個採れそうだから、
 それを玄関に飾ろうと
 こっちもひとりで食べちゃった
 
             


【1月12日】

5個のミニトマトが皆ほぼ同じくらいに赤くなって
1個だけ味見をしてみたら
これも密度が濃くて甘かった。

全部収穫したらもうあとは
葉っぱがすっかりショボくなってしまったみじめな木。

根元からちょっと上で切って
鉢ごと段ボール箱に入れ、
(蓋は無しで)
玄関の下駄箱の下に納めた。


もともと原産地では多年草のトマト、
「もしかしたら春になって芽吹いてくれるかもしれない」
と期待を込めて。

  さすがにそこまでは無理かなあ



4個のミニトマトは玄関の活け花の前に置いたら
ちょうど いい感じ 

ミニトマト.jpg


誰かに見せて「冬のトマト育て」の苦労話をしたいけれど
コロナ禍の今は一人の来客も無し。

回覧板さえ「手渡しせずに郵便受けに入れるように」と
市役所からのお達しなんだから。
            

せめて東京に居る娘にでも写メ送ろうかなあ。





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