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2020年03月24日

茎ブロッコリーの災難

 スミマセン、ご無沙汰しました。
 仕事に追われたり
 風邪をひいて長々とグウタラしたりしてまして。

新型コロナウィルス感染 じゃあなくてヨカッタです)


〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇


茎ブロッコリーの話をしてたのに、
干ばつのおかげでとんだまわり道をしてしまった。

             



しばらく元気いっぱいの野菜たちに感心していて、
やがて
畑の隅のトンネルハウスに目をやってビックリ!

しっかりネットを張った天井部分に 
なんと!大きな穴が2つも空いてしまっているではないか! 

  
   ワアーッ (◎о◎);

 あ〜あ、雨に打たれてやぶけちゃったんだ。

 これだけの広さで百円だもんね。
 無理もないか。
 大切な茎ブロッコリーなんだから
 もっとしっかりしたの買ってくればよかったなあ   
    
       (;´ Д`A 




とりあえず破れたシートを剥いでみた。

そこで今更気が付いたのだが、
茎ブロッコリーの根元の、
マルチシートのはがれた所から
乾いた土が見えてるじゃないか
      

狭いトンネルハウスの中に雑草が生えたら、
退治するのが大変だからと思い、
草よけに黒いマルチシートを張って
丸く開けた穴に植えておいたので、
根元にいっぱい水やりしたつもりでも
シートの下全体に充分行きわたらなかった事に
気が付かなかった。


 ジョウロの先がトンネルの奥の方の
 茎ブロッコリーの根元にも届くように、
 あんなに頑張って入り口から手を伸ばして
 結構たっぷり上げてたつもりだったのにナア・・・・


毎日暑くて乾燥した日が続いたから
あれだけでは足りなかったのだとは、
全く思いもよらなかった。

て言うより、
ネット情報に
「あまり水をやりすぎないように」
とあったので、
「これくらいで大丈夫かな」という思いもあった。

 だから木が弱って虫天国になっちゃったのかなあ。
 改めてよく見ればなんだか葉っぱが小さいかも・・・

 健康な野菜にはあまり虫が付かないと
 夫から聞いたことがあったっけ。
 あーぁ、うかつだったねえ。

 ワルカッタ  ワルカッタ。

 ごめんね ―
 

つくづく悔やんだ。


マルチシートは剥いでしまい、
根元に追肥をして水をたっぷり与えた。 
 
 
 トンネル作り直し!
 ダイソーで虫よけネット買って来なくちゃ。
 あ、百円のじゃあダメなんだ。
 カインズホームね。
 
 あーあ、面倒なことになった。


ところが、
近所の直売所の物知りおばさんにこの話をしたところ

「そんな立派なトンネル作ったんかい 

エーッ、入り口にスダレ?
そりゃあダメだよ!隙間からいくらも虫が入っちゃうよ」

「うん、今更だけど そー思う」



「そこまで大きくなったらさ、
フワッてかぶせて下で止める程度の方がいいよ。
なんにもしなくたって、
元気になれば案外虫ってつかないもんだよ」

と教えてくれた。

  なあんだ、そうかあ
  ヨカッターァ

 夫の言うとおりだったんだ。
 

            


その後もカラカラ天気は一週間も続いて、
8日目の日は台風。

幸い「雨台風」で、
心配した野菜類の倒伏は無かったし、
結構な雨量で野菜たちはみんな元気になった。

 ・・・・・・

  茎ブロッコリーを除いては  


 ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2020年02月12日

雨の不思議な力


並んだチューリップ.jpg
       咲き始めた庭のチューリップ(早春の頃)


翌日の午後、
やっと待ちわびていた雨。
ほんの数分程だったけど・・・

 あ〜あ、もうちょっと降ってくれたらいいのに
  
  ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

ところが翌朝ビックリ!!
野菜たちは皆生き返ったようにシャンとして、
しかもひとまわり大きく成長したようにみえる。
おまけに雑草たちもワーッと大きくなった。(・。・;)

 へえーぇ、雨ってすごいんだなー
 あんなに私が頑張って水やりしても
 なんか元気がなくてしょんぼりしてた野菜たちが・・・

 もしかして、ミネラルのチカラ?


そんなことを考えているところに、
この畑の地主さんが偶然通りかかった。

「久しぶりに雨が降って涼しくなったから
   散歩でもしたくな ってな」

そこで、
作物たちが雨が降ったら急に大きくなった話をしてみた。

「そうだよ。雨が降ると急に伸びるんだ。
  ミネラルが含まれてるからかなあ」
 

 やっぱりね!
 ベテランの農家のおじさんもそう思うんだ。



その夜
「雨」「雨音」「雨の効果」などでネット検索したら、
「雨音の高周波音による効果」という内容の記事が
いくつも見つかった。

人間には聞こえない高周波音が、
ヒーリング効果のほかに、集中力UP、
快眠・安眠、リラックス効果、
そして作業効率UPなどの効果をもたらすのだそうだ。

     【癒される雨音
         
   どうか、ちょっとだけ聞いたらこの記事に戻ってね ( ^。^; )


 これこれ!
 なかなか寝付かれない夜に
 バシャバシャと地面をたたき始めた雨音を聞いていると、
 不思議にリラックスして眠りにつけたって経験
 よくあるもんね。

 植物にだって単に灌水効果だけじゃなくて、
 きっと高周波音による効果があるんだ。

 雨音も空気の振動だもんね。
 ビニールハウスの中に音楽を流していたら
 野菜の生長が良かったなんて記事もあるし・・・
  (こっちには「低周波音の影響」と書かれていた)

 あ、そうそう。
 何年前だったっけ、
 やっと咲き始めた
 庭のチューリップたちに

 「娘と孫たちがもうすぐ来るの。
  だからそれまで散らないでね。
  オネガイネ」

 なんてやさしく話しかけながら毎日水やりをしてやったら
 ナント!本当に咲き始めから2週間もの間
 (いつもなら1週間ほどで散ってしまう)
 娘たちが3日間滞在して帰って行くまで
 散らないでいてくれたなんて、
 嘘みたいな、奇跡みたいなことがあったっけ。



  さすがに最後の日にはすっかりダランと開ききって
 翌日ポロッポロッと次々に花びらが落ちちゃったんだ。

 あれだって私の声が振動としてチューリップに伝わって 
 元気を保ってくれたのかもしれない。

 まさか、言葉を理解して頑張ってくれたなんて
 ありっこないもんねえ。
 


   咲き始めたチューリップたち
咲き始めのチューリップ4月19日 (1).jpg


  2週間頑張ってくれたチューリップたち
        頑張ってるチューリップ5月4日.jpg








   ありがとう。おつかれさま m( _ _ )m



(オマケ) 開ききった花びらにキリギリスの幼生 
チューリップにキリギリスの幼生2.jpg
       キミ、お花食べてるの?

                 (ピンボケでスミマセン)

  





 ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━








2020年02月02日

干ばつ


スミマセン!
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
ちょっとイロイロと多忙でして(汗)

またどうぞお付き合いください。


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============================


  



梅雨明けからずーっと晴れの日が続いて、
おまけにかなりの猛暑。

作物たちに水やりをするのが
日課になってしまって、
6L入りのジョウロにいっぱい汲んで、
庭先の蛇口から畑まで
何べんも行ったり来たりがそりゃもうタイヘン 

そこで
長いホースを畑の隅まで引っ張って行き、
そこから雨のように
上から畑全体に降らせれば楽かもと、
やってはみたが、
思ったようにはいかなかった。

シャワー口を付けて、
やさしい雨のように掛けてあげようとしたら
勢いが足りなくて、
私の周りの半径3〜4mぐらいしか掛からない。

それぞれの作物のそばまでホースを引きずって行けば
ホースが途中の作物たちを傷めてしまう。

そこで、ホースの口をしっかり指で押さえて
勢いよく畑全体に水を飛ばしてやろうと頑張ったが、
押さえている指がたちまち痛くなってしまってやめた。

   (;´ Д`A

これ程乾いた畑の
全部の作物に必要なだけの散水となると、
きっと何十分もかかるに違いない。


やっぱりジョウロで運んでは
それぞれの根元に集中してかけてやるしかないのだ。
しかも、まわりの土がすぐカチカチに乾いて、
移植ゴテで根元を掘ってほぐしてやらなければ
水が染みていかなかったりする。
          (◎_◎);

ナス6本、キュウリ6本、モロッコインゲン8本、
ピーマン6本、シシトウ2本、トマト4本、
ミニトマト3本・・・


最初私がツツマシク少しだけづつ植えておいたところに、
夫が例によって
「もし長雨や日照りとか病気なんかでダメになったら」
と、次々に植え足してくれたからこんなことに。

   ハアーァ 



そうだ、まだある。坊ちゃんカボチャが4株。
あ、それと、
夏大根や春菊・ビタミン菜・小松菜の畝が少しずつ。
そして、
その向こうには私が期待を込めて植え、
気合を入れて育ててきた茎ブロッコリーのトンネルハウス。

 ヤレヤレ、なんてまあ、欲張って作ったもんだ。

 まあ、おかげで私は結構体力付いたけど・・・



こんなに頑張って水やりをしても、
作物たちはなんだか勢いが悪い。

夫が、
「葉水をやらなくちゃダメだぞ。
 葉っぱからも水を吸うんだ」
というので、
頑張ってジョウロを高く持ち上げては
葉にもかけてやったけど、
余り効果が出た気がしない。

背の高くなったキュウリなんか、
とてもじゃないが上までかけきれない。

 肥料が足りないんだろか。
 確か、1週間前の日曜日にやったばかりだもん
 やりすぎちゃマズイし・・・

 もう何日雨が全然降ってないんだっけ?
 
   
  


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2019年12月05日

コナガはコワイ


      


翌日昼過ぎに、

早速宅配便で小さい「アニキ」が来た。
こんなラベル (#^_^#) 

   

 ラベルアニキ.jpg

      
ついでに注文しておいた噴霧器も入ってる。
「加圧式ガーデンスプレー」というので、
1ℓ入るハンディタイプ。
ガーデンスプレー.jpg
   
早速説明書通りに希釈して
(1,000倍〜2,000倍と書かれているから
 ちょっと迷ったが、まだ当分食べられる茎は
 できそうもないので濃い方の倍率で)
噴霧器に入れ、
入り口のスダレを上げて
茎ブロッコリーにしっかり散布してやった。
一昨日殺虫剤を思い切りかけたばかりだから
成虫はいなかった。
アニキは
コナガとモンシロチョウの
成虫も幼虫もやっつけてくれるのだそうだ。

「アニキ、しっかりたのむぞ!」
なんてひとりごと言って苦笑い。(;^ω^)

そう言えば以前は、
モンシロチョウが畑の野菜の上を
ヒラヒラしている光景を
「のどかでいいなあ」なんて、
農家の人が聞いたら気を悪くしそうな
感想を持ったものだったのに、
今、モンシロチョウを見て
「コノヤロー」なんて思っている自分に
ちょっとあきれる。 f(^ ^;)



そのあと
スダレを外してしまって、
それを取り付けてあった横棒に
厚めのビニールシートを取り付け、
両横を隙間ができないように支柱でしっかり押さえ、
下は太い角棒で押さえた。
こんどこそ完璧。 !(^^)!

ほっと胸をなでおろした。


〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇


ところが、
1週間ほどして入り口を上げてみたら
なんと、
またコナガがいっぱい
飛び回っているじゃないか!!


 エーッ、???
 またどっかから入り込んだの?


急いで周り中を確認してまわったが、
虫よけシートは隙間なく張られているし
破れてもいない。
入り口だってさっきまでピッタリ塞いであったはず。

あれこれ思案して、
メーカーに聞いてみることにした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

感じの良い若い男性の声で
「どのようなお尋ねでしょうか」
と聞いてきた。

 わ、あったかくてやわらかい声、イイ感じ

いきさつを話すと

「あー、はい。
多分、茎ブロッコリーの
葉の裏にタマゴが産み付けられていて、
タマゴには薬剤が浸透しにくく、
また、裏側の葉脈の脇などに止まっている
小さな幼虫は、なかなか気付きにくいんですね。
そこに薬剤がかからなかった
ということだと思います。」

 あ、なーるほど。
 葉の裏にもしっかり散布すれば良かったのかあ。


そこで、今度は葉の裏を集中的にキッチリ散布。

 これで良し。
 あと数日したら脇芽から茎ブロッコリーが採れるゾ


夕食後、
「コナガについてもっと詳しく知っておかなくちゃ」
という気になって、
またパソコンを開いて検索してみた。


< コナガ(小菜蛾)>

 キャベツやブロッコリーなどの天敵として
 世界中で重要害虫とされていて
 最も薬剤抵抗性のある害虫


 ワッ、コワーイ、スゴーイ 

<コナガの被害が増加する理由>

・農薬の刺激によりコナガの出生率が増加。

・競争するそのほかの害虫が減ることで逆にコナガが増加。

・農薬の影響でコナガの天敵も一緒に減少。

※農薬の使用でコナガの天敵まで駆除しないように注意しましょう。

 エーッ そ、そーなのー ( ゚ Д ゚);





  この「農薬」って、アニキも含まれるのかなあ  


  いやあ、アニキは新しい薬だからきっと大丈夫でしょ。

    ・・・・・・

  大丈夫かなあ・・・(;´・ω・)




実は、おっちょこちょいの私は
姉たちに
「茎ブロッコリー植えたから、
楽しみにしててね」
なんて、早々宣伝してしまっていたので
いっぱい採れてくれなくては困るのだ。


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2019年10月30日

虫たちの楽園




     
  
          
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


幸い好天が続いて、
インターネットで学んだ通り

◦ 地面が乾いたらたっぷり水やりをする。
◦ 半月に1回ほど追肥をする。


をしっかり実践して
茎ブロッコリーは順調に育ち、
ひと月余りした日の夕方水やりに行くと
トンネルハウスの虫よけネットの外から
1本の株の真ん中の茎のてっぺんに
直径3cmほどの可愛いつぼみが
付いているのが見えた。

これを今の内に採ってやれば
次々と側枝につぼみがつくのだ。
               
ワクワクしながら
スダレを上げて初めて中に入ってみた。

(水やり・肥料撒きは、スダレを持ち上げて
 入り口から手を伸ばしてできたので)

そしたらナント!
ハウスの上の方に小さな羽虫が
無数に飛び交っているではないか 

 エーッ! 
 あ、・・これが「コナガ」かあ 


(気持ち悪いから写真は載せませんョ)


これが付きやすいと書かれてはいたけど、
コナガなんて見たことも聞いたことも無かったから
私としたことがなんとオロカにも、
なんの根拠も無く「まあ大丈夫でしょ」と
高をくくって、
すっかり忘れてしまっていたのだった。 (;´ Д`)

           
取り敢えず、
この大切なつぼみを
ネットサイトで学んだ通り
早く切り口が乾くようにと、
茎の部分を斜めにハサミで切った。
(幸いこのハツモノは
 どこも虫に食べられていなかった)

そしてフと周りの葉を見たら、

 ヒャー、アオムシ!
 こっちにも!
 ワ!こんなおっきいのも!

 コナガとアオムシの「楽園」状態!!


 苦労してトンネルハウス作って
 虫よけネットを張り巡らせておいたのに
 なんでえ?

 こんな細くて小さなガなら
 スダレの隙間から侵入できるとしても、
 アオムシの親(多分モンシロチョウ)が
 どうやってーぇ???


(後になって分かったのだが、
 アオムシの小さいのはコナガの幼虫で
 大きいのは蝶の幼虫だったらしい)

とっさにシロウト対策を巡らせた。

 コナガとモンシロチョウに有効な農薬って・・・
 ナンダロ。
    ↓
 ネットで調べれば分かるけど、
 こんな時間に
 買いに行ってくるのはめんどくさい。
 っていうか、夕ご飯が遅くなってしまう。
    ↓
 殺虫剤スプレーをかければ
 取り敢えず
 この飛び回ってる成虫はやっつけられる。
    ↓
 つぼみに直接殺虫剤がかかるとマズイけど
 今ならまだほかにつぼみができていない。
    ↓
 アオムシはピンセットかなんかで取って・・・
 わあ、あのプニって感触、ヤダ

 明日になったら
 家にある農薬でいいかどうか確認して、
 だめならホームセンターで買って来れば
 充分間に合う。大丈夫。
 あ、ネット通販がいいかな。


ということで、
殺虫剤スプレーを持って来て
スダレを持ち上げて
トンネルハウス内に思い切りいっぱい振りまいた。
それから、
シカメツラをしながら
ピンセットでアオムシを摘まみ取っては
掘って置いた穴にいくつもポイポイして、
最後に土をかけた。
  ハーァ 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

翌日、
ネット検索でコナガとアオムシに有効な農薬を調べた。


「アニキ乳剤」というのが
トップに載っている。
    imgrc0077855065.jpg

 ウフッ、アニキだって (*^Д^*)

 「やさしくて頼りになる」のかな?


 あ、モノタロウのホームページの商品説明に
 「つよい、やさしい、たのもしい」だって。(^^;)


     

毒性に関しては『普通物』って書いてある。

 ※普通物:「毒物および劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、
   特定毒物、毒物、劇物に指定を受けない物質を示す。


 つまり、毒物でも劇物でもないってことね。

 あ、即効性があるんだって。

 「野菜・果樹・茶用の殺虫剤」
 とも書いてあるから大丈夫でしょう。
 お茶は摘んでから洗わないで蒸しちゃうしねえ。
 お茶って大丈夫なのかなあ・・・

 250㎖入り、え?4,900円だって!
 タカ〜イ (;´ Д`)

 あ、100㎖入りってのもある。
 送料込みで2,000円以上かあ。
 茎ブロッコリー20束くらい買えるなあ・・・
  ・・・あ、でも滅多に売ってないんだっけ。
 
 もう少し安いの無い?
   

 安い「スミチオン」とか「マラソン」とかなら
 うちにも置いてあるけど、
 毒性が心配で滅多なことでは使わないので、
 とっくに有効期限が過ぎてる。
  

 他にもいろんな農薬が載っているけど、
 このアニキの有効成分「レピメクチン」てのは
 最新の殺虫剤らしい。
 だから高いのね。
   
 「人畜に対する安全性は高い」と書いてあるし
 希釈して使うから結構長持ちしそうだし。

 あ、収穫前日まで使用可って書いてある。

 フーン、そこまでヒトに対しての毒性は弱いってことね。

あっちこっち調べ、いろいろ考えて
その「アニキ」を購入することにした。


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2019年10月20日

トンネルハウス




茎ブロッコリー小.png  茎ブロッコリー小.png  茎ブロッコリー小.png  
         ( ピンボケでスミマセン!!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


茎ブロッコリーは
およそ80cmほどの高さに育つというから、
支柱の上に
アーチ形の「トンネル支柱」ってのをつないで
1、5mほどの高さの2つのアーチにして、
そのトンネル支柱をつないだ下の所を
4本の横棒で固定し、
その上から
トンネルの片側だけ開けて
虫よけネットをかぶせ、
3方の裾を土で押さえた。

 フーーゥ (;´ Д `A

虫よけネットを掛けないでおいた入り口には
大分前に買ったきり物置にしまってあった
細い竹製のスダレを垂らし、
両脇を、チョウチョやガなどが入らないように
バネになっている棒を立ててぴったり押さえた。

 これで完璧 (^▽^)V
    じゃあなかったんですけどね(汗)

畳半分ほどの広さの、ミニトンネルハウスができた。

(昨年のことなので、ここに記事を載せるんなら
 写真を撮っておけば良かったと後悔してます)

肥料や水をやったりする時や
収穫の時、
このスダレを持ち上げて入れば O・K

夫に見てもらうと、
「スダレの入口付けたんかい。
 全く凝り性だなあ 」
と、あきれ顔。

 なんの、あなたがオオザッパなんです


しかーし!

夫も私も、ブロッコリーやキャベツなどの
アブラナ科の野菜を作ったことが無かったので
全くうかつでした。
かくも真剣に取り組んで作ったトンネルハウスは、
害虫に関して全く無防備みたいなものだった
ノデアリマス。

          
       

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2019年10月14日

茎ブロッコリー






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


夫が用意してくれた畝に私が最初に蒔いた、
春大根や春菊・ビタミン菜・小松菜
などの間引き菜が採れ始めた。

味噌汁に入れたり
軽く塩もみしてサクサク食べたり。

    (#^ _ ^#) シアワセ シアワセ




キュウリ・ナス・トマト・ピーマン・
モロッコインゲンの苗もしっかり根付いたようで
ヤレヤレと ひと安心したころ、
近所の直売所で茎ブロッコリーの苗を見付けた。



茎ブロッコリーは
近在のどのスーパーにも売られていないが、
この直売所では何回か買ったことがある。

茎ブロッコリー.png  コレ !

「スティックセニョール」なんてお洒落な別名があって、
長い茎の部分がちょっとアスパラガスに似た味と食感。
ネット検索で調べたら、
あるサイトに
「はじめて家庭菜園で育てる野菜としてもおすすめです」
なんて書いてある。 

アスパラガスを作るのは大変だけど
(植え付けてから3年後でないと収穫できないので)
これならなんとか私でも作れそうな気がする。

     (^ ^)V

夫は「キャベツの仲間だから虫よけ対策が大変だぞ」
と言うけれど、
直売所の物知りおばさんに聞くと
「虫よけネットをかければ大丈夫」
なのだそうだ。

 やってみたーい !


「俺はイヤだぞ。自分でやれよ」

「いいよーぉ、ひとりでやるから(・・;)」

というワケで、
苗を3本買って来た。

 滅多に買えるもんじゃないから
 目の前の畑で採れたら素敵だなあ。
 子供たちや姉たちにも分けてあげよう。

             

そして、ダイソーで虫よけネットと、
それを張るための支柱を買って来た。

       

畑の南東の隅に
ちょうど一坪ほどの空きスペースがある。
ここにちょうど3本の茎ブロッコリーが
栽培できそうだ。
三角形に植えよう。

この畑を使い始めたときに
夫がホームセンターで買って来てくれた
「三角ホー」という
先端が三角になっているクワがなかなかスグレモノで、
鉄製に比べるとかなり薄いステンレス製だから
軽くて土にサクッと入る。
数日の日照り続きで固くなった地面を掘るのも
ふつうのクワより随分楽だった。

およそ15cm位の深さに1メートル四方を掘り起こして
表土をやわらかくしてから肥料を鋤き込み、
水をたっぷり撒いて苗を植えた。

その周りにに支柱を立ててトンネルハウスを作ろうと
頑張ってみたが、
ここも土がすっかり固くなっていて
支柱がうまく入ってくれない。
かと言って掘り起こしてやわらかくしたら
支柱が安定しないだろうし・・・

「シカラバ」と、
金づちで打ちこもうとしていたところに
夫がやって来て、
「どれ、俺がやってやるよ」と、
難なく4本の支柱を立てちゃってくれた。
そして、「後は自分でやれよ」と
さっさと行ってしまった。

 アリガト アリガト

凝り性の私とは正反対に、
夫はなんでも仕事は早いが
細部こだわらずやっつけてしまう人だから、
これ以上のことをやってもらうと
「アーア、自分でやるんだった」
ということになりそうな気もするし。
           

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2019年09月24日

シロウト農業



実のところ、
前のページの記事タイトルに「私の野菜畑」
なんて得意そうに書いてしまって
ちょっとマズかったなあと、
後悔しきり。
   
というのは、
夫が土作りから肥料撒きなど
ほとんど下ごしらえして用意してくれた畝に、
夫にいちいち教えてもらいながら
種を蒔いたり苗を植えたり、
混み過ぎた所を間引いたり、
作物の間の雑草取りをしたり、
そして収穫までが私の仕事なのだが、
その間も
虫が付き始めたりすれば
夫が消毒薬を散布してくれて、

 消毒薬といっても毒性が弱くて、
 虫や病気には効くけど人間には全く害が無いヤツです。
 その証拠に、消毒をしたばかりの野菜の上を
 モンシロチョウがヒラヒラ舞って、
  (彼らは緑色に反応するらしい)
 2〜3日は野菜に留まらずに去ってしまうけれど
 その翌日にはもう葉に留まって
 タマゴを産み付けているんだから。(;´ Д`)


それでも、そう何回も消毒薬を使いたくないので
本葉が大きくなってきた葉物野菜の上を
ヒラヒラしているモンシロチョウを、
私が虫取り網で躍起になって追いかけたり
葉っぱを裏返して幼虫やタマゴを見付けて
葉っぱごと取ったり・・・

 折角野菜を作るんなら
 極力「無農薬です」と自慢できるものを
 作りたいので。


でも、畑が目の前に有るとはいえ
私も自宅でしている仕事が有って、
出掛けたりパソコンに向かっていることが多いので、
畑にばかり目を光らせていられないから
いつの間にか虫食い穴だらけの葉物野菜になってしまったり、
アオムシが食い込んでるトマトやナス、
モロッコインゲンなんかがいくつかあって、
アブラムシや、
カメムシの仲間らしき小さなグレーの羽虫なんかが
果実野菜の茎に何十匹もゾロゾロしていたりする。
             
ナスやトマトの裏にいるアオムシを知らずに指でつかんでしまって
「ヒエーッ」なんて叫んじゃってから
近くに誰か居なかったかと
慌ててキョロキョロしたりして・・・
   

やがて畑の土手周りに雑草がひどくなれば、
夫が草刈り機でバーッと刈ってしまってくれる。

正直なところ「我が家の野菜畑」が適切な表現ではないか?


  まあ、細かい事は気にしないでおこうね。

  うん。(*^^*ゞ



というワケで、前ページは「私の野菜畑」のままで。

 本業の農家の方が読まれたら
 鼻で笑われそうなことばっかり書いていきそうな気がしますが、
 どうぞよろしくお付き合いのほど。

   m(_ _)m



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

   

2019年09月16日

私の野菜畑


ご無沙汰しました。


ここからは、私のシロウト農業の失敗談や
あれこれ野菜作りを苦心したり失敗したり
思いがけず成功したりの、
楽しい田舎暮らしのお話です。



〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

  

私が会社勤めをしていた頃。

自営業の夫が自宅から1キロほどの所の畑で
片手間に自家用野菜を作ってくれていて、
私は、休日に一緒に畑に行き
種まきや収穫などの手伝いをしていた。

春には緑濃い葉物野菜、
夏には
真っ赤に熟れたトマトや
八百屋さんやスーパーには売っていない
やわらかくて甘い 小さめ(15〜17p)のキュウリ。
野菜農家さんがこのサイズで出荷しないのには
それなりの理由があるのだろうけど、
まだ若い このキュウリは
小味で皮がやわらかくてとてもおいしいのだ。

夫も私も、この小ぶりなキュウリに信州味噌を付けて
ポリポリ食べるのが夏の楽しみ。
             

秋も終わる頃になると、
ミニトマト程の可愛いナスを全部採って
木をかたづけてしまうのだが、
この可愛いナスの塩漬けはコリコリとした歯ごたえで、
小味で最高においしくて
うっかりご飯が進んでしまいそう。
                     
それから、
先端が虫食いになってしまったトウモロコシ  ;
などなど。
形は不揃いで大きさマチマチでも
新鮮さと美味しさで 大満足。

  
ところが、
キュウリやナス、トマト、モロッコインゲン、
オクラなどが採れ始めると
もう「野菜採り」と「野菜消費」がタ〜イヘン             

4時には目が覚めてしまう早起きの夫が
朝だけ採って来てくれていたのだが、
朝だけだからおよそ3分の1ほどは
翌朝には大きくなりすぎてしまう。

トマトは甘みが増すだけで問題無いのだが、
キュウリとナスは味がボケてしまうし、
皮が硬くなってしまう。
夫は余り丹念に探してはくれないから
ヘチマかと思うほど巨大化したキュウリが
根元にドーンと横たわっていたり、
20pもありそうな
オニのツノみたいなオクラができていたりする。

        

なもんで、
収穫の3分の1ほどは捨てることになる。


残りの3分の2というのがハンパじゃなくて
とてもふたりでは食べきれないキュウリ・ナス・ピーマン
シシトウ、モロッコインゲン・トマト、そしてオクラの山。

トマトは、最近ではスーパーにも完熟物が置かれているが、
当時はスーパーや八百屋では手に入らない物だったので
沢山あっても困ることは無かった。

ふたりとも浴びるほど 食べて、 (ちょっと大袈裟)
度々娘と息子の家に送って喜ばれた。
もちろん、
キュウリもナスもインゲンも、オクラも
そして、
先端をよーく確認して虫食いじゃなさそうなトウモロコシも
段ボール箱にいっぱい入れて。


だけど、
それだけではまだまだとても片付かない。

捨てればいいのに「もったいない根性」が頭をもたげて、
「折角作ったのに誰かに上げなくてはもったいない」と
躍起になってしまうからくたびれる。
    (;´ Д `A   
    
もらってくれる人を探すのがまた大変。
ご近所はほとんど兼業農家さんで
自家用野菜には事欠かないのだから。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  

          
我が家の東と南、
それぞれ車でおよそ15分ほどの範囲に
2人の姉たちの家がある。

3、4日に一度ずつあっちとこっちと代わる代わる、
それぞれの家族人数を考慮して
少しづつ『もらってもらう』のだ。


おてんとうさまの恩恵を受けた
新鮮で少農薬の野菜だから
姉たちは喜んでくれるし、
時折珍しい到来物などの「お返し」が来たりして
まんざら無駄骨では無いかなあ・・・
       

それでもまだ余るので
親戚や友人などにも上げるのだが、
時には「お返し」に、上げた野菜より高価な物を頂いて
却って気持の負担になってしまう。

で、「上げるのよそう」となってしまう。

「なら、そんなにいっぱい作らなけりゃいいでしょ」
 と思いますよね?
 私も、何度も夫にそう進言してきたのですが、
 「もし上手く育たなかったらどうするんだ」
 と、何本も植えたり蒔いたりすることに
 なってしまいます。
 確かに、その年の気候によって
 折角植えたのに遅霜でしおれてしまったり
 長雨でうまく育たなかったり
 日照り続きで枯れてしまったりと、
 失敗の経験はいっぱいあるのです。



これを何年もやってきて
夫もさすがにイヤになっていたところに
ちょうど我が家の前に、
作り手が居なくなった畑ができたので
それを借り受けて家庭菜園を作ってくれた。

     \(^∀^)/

私も退職して運動不足が気になって来ていたところで
「お前の運動不足解消のために」
という夫の言葉を有難く頂いて、
夫と私と、
そして独立してそれぞれ家族ができた子供達の為に、
すぐ目の前にあって
「充分な管理ができるはず」の
『楽しい家庭菜園』を始めた。

(「家庭菜園」という言葉から想像される規模ではなくて、
   もうちょっと広い。
  「自家用野菜畑」という表現が当たってるかもしれない)
 
 ちょっと広すぎる気もするけど、
 これなら目の前に有るのだから
 充分管理できるハズ。




「収穫が多くなりそうな時には
 小さな内に採って捨てちゃえば
 木に負担もかからないし、
 採れ過ぎて困ることもなくなるわね」


 「うん、そうだな」

    ( ^ _ ^ )/ \( ^ _ ^ )
  


 ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆

2018年05月28日

私のルネ




ルネは新しい環境に慣れて


「2人と一匹」の生活がやがて「3人と一匹」になって



               
gahag-001010.jpg   赤ちゃんyjimageR9VN5H3V.jpg白猫.jpg

 






        

      
      ○
      ○
      ○
      ○


今私はもう、3人の孫が居るおばあちゃんです。

書き尽くせない楽しい思い出と
お別れの辛い悲しい思い出を残して
ルネも、もうとっくの昔に亡くなっているわけです。

ここまで書いて来て
毎晩ルネを思い出しては辛くなっている自分に気付いて
もう、しんどくなってしまいました。

白猫ルネのお話はここで終わりにします。

ペットを大切にかわいがっている間は幸せですが
可愛ければ可愛いほど
愛すれば愛するほど別れた後が辛いのは当然です。
いつまでも執着して引きずらない方がいいのかなあと
ここまで書いて気付いた訳です。
 
忘れます。

もう忘れます

 いいえ!

忘れる訳は有りませんが
思い出そうと努力するのはやめます。

考えてみれば

このブログを書こうと思い立ったのは
きっと子育て〜孫育てに
一応の段落が付いたからなのでしょう。

子育て・孫育てに心を奪われている間は
こうまで猫達の思い出を深堀りしたことは・・・

 無かったかなあ (@_@)?

 うん、無かった無かった。
 (;^ω^)


 
次回からは

余り執着しなかった猫達( ^。^; ) のお話です。




・゜・  ・゜・゜今夜は良く眠れるかも・゜・  ・゜・゜


2018年05月13日

賢いルネ 



翌朝

起きてすぐ砂箱を見たら
なんと、ちゃんとオシッコをした形跡がある! (#^_^#) 
やっぱりルネは賢い 

幸い休日で夫が家に居たので
朝食後「ルネが外に出ないようにお願いね」と頼んで
私は実家に向かった。

私が使っていた寝具類から掛け布団と毛布と枕を車に乗せた。
これだけあれば大丈夫。
ルネと私の匂いが残っている筈

そして、いつも通っていた鰹節屋さんで
カツオ削り粉を買い、
スーパーで豚レバーと、ルネの好物の良く熟れたバナナも買った。

レバーは
薄切りにして茹でて冷蔵庫に入れた。

 毎日いつものエサに混ぜて上げよう。
 これが終わる頃には元気になってるでしょう。


 ◍  ◍  ◍  ◍  ◍  ◍  ◍

猫は、猫好き人間と猫嫌い人間を見分ける。

夫は結婚前から

「こいつは普通の猫じゃないな。
ベタベタしないし鳴き声も立てないし
居るのか居ないのか分からないような猫だなあ」

と、その猫らしくないあっさり感が
まんざらでもない様子だったけれど
やはりルネは夫の傍には近寄らない。
夫にとってもその方が良いのだ。

猫嫌いの夫にかなり気兼ねしていたのだけれど
本当にホッとした。


・  ・゜・゜ ゜・  ・゜・゜



私は期待と不安のソワソワ気分で
実家から持って来た寝具を広げて寝る支度をした。

そして
「ルネ、オヤスミー」と
実家に居た時と同じように言ってみた。

 (;@_@)・・・
       
       ○
       ○

    来た―! 

私の枕元に来て、そおっと鼻先を私の頬に  (#^ _^#)

ワクワクしながら
毛布の端を上げてやると
以前のようにソロソロと入って来た。

そして何事も無かったように喉をグルグル鳴らして丸くなって

  わあ、懐かしくてたまらない!

    もう書けない
 


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━



2018年05月02日

ルネの寝床




夫が「ルネの椅子」を持って来て
寝室にしている部屋の隅に置いてくれた。

私はドキドキな気分で
「さあ、ここなら気に入ってくれる?」
とルネを椅子の上にそっと下ろした。
    (・ω・;


ルネは、椅子の座布団に鼻をつけてみてから
脚でその感触を確かめるようにクルクルと2回まわり、
そして丸くなった。

わあ、やっぱりこれだったんだ!
これがあればいつものルネになってくれるかも 

すっかり痩せてしまったルネに
何を食べさせてやればいいのだろう。

ちょうどこの頃
猫に生肉を与えると寄生虫が付くという話を聞いていたので
取り敢えず鶏肉と豚のレバーを茹でて刻んだのを与えてみた。

美味しそうに食べてくれた。

明日はいつもルネのカツオ削り粉を買っていた
鰹節屋さんに行って来よう 


トイレを教えておかなくちゃと思い
砂を入れた箱にルネをそっと入れてやったら、
砂に鼻を近づけてフンフンしただけで出て来た。

「理解してくれただろうか?」
かなり心配だった。
       (・_・;) 



・ ☆ ・゜・゜ ゜・ ☆ ・゜・゜


前のように私と一緒に寝てくれるかなあと
心配しながら布団を敷きルネを抱いて寝てみたら
ルネはスルッと出てしまい、
自分の椅子の上を選んで寝た。

 そうか、これはルネと一緒に寝たお布団じゃないんだもの。

新品の布団しか持って来なかったことに気が付いて
明日、以前使っていたのを持って来る事にした。




━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年04月27日

ルネも引っ越し



車で15分程走って家に着いた。

実は、夫は結婚前から「猫は嫌いだ」と言っていたので、
運転中は夫がなんと言うだろうかと
そればかり考えていた。

夫の車がもうすでに家の横に停まっている。
「おそるおそる」な気分でルネを抱いて
「ただいまー」と玄関を入ったのだが・・・

すると、夫は「お、やっぱり連れて来たか 
と言うではないか ハート

なんだか拍子抜けした気分だったがホッとした。

  (*^Д^*) 

「『猫可愛がり』ってこれのことかってくらい可愛がってたのに
置いて来いって言うのがムリさ」
 
  わあ、そんな風に思っていてくれたんだ 。
  やっぱりこの人は優しいんだなあ
 

ところが、ルネが落ち着かない。
私など全く眼中になく家の中をソワソワ歩き回り、
珍しくニャーオ、ニャーオと大きな声で鳴くのだ。
本当に、ルネの鳴き声なんて滅多に聞いた覚えが無いのに (・ω・;)
”クールで高貴なルネ” なのに一体・・・

 ああ、そうだ!なんとしたことだ

「猫は家に着く」とかいって
住み慣れた家以外の所には簡単には慣れないと聞いていたのに、
知っていたのに ( * _ * ;)
夫がなんて言うだろうかとそればかり気にして
ルネは猫なんだということをしっかり考えていなかった。 (;´ Д `A

 でも連れて来なかったら
 またルネはどこかに行ってしまうだろうし・・・

 あっ、そうだ猫を連れて引っ越しする時は
 いつも使っていた布団や毛布などがあれば
 新しい家に落ち着くと聞いたことがあった。
 きっとルネの椅子を持って来れば良かったんだ
 

そんな話をすると
夫が「よし、俺が持って来てやろう」と言ってくれた。

      
あれもこれも、今日の出来事は全て意外な展開だった。

撫でてやっても抱いてみても
全く「私のルネ」に戻ってくれないルネにオロオロしながら
夫を待った時間の長かったこと  (;´ Д`;) 



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━
タグ:猫可愛がり

2018年04月20日

新しい生活



私は結婚して
ルネを家に残して実家からほど近い新居に移った。

今思えばなんと薄情にも
「じゃあね、また来るからね 」と新しい生活に心弾ませ
気軽にルネに別れを告げて・・・ ( ̄▽ ̄;) 


* * * * * * * * *



およそひと月ほどして新しい生活にも慣れ
ふいにルネが気になって実家に帰った。


「ただいまー


真っ先にルネが迎えてくれるとばかり思ったのに
玄関に出て来たのは母だけだった。


「あなたが居なくなって2週間ほどしたら
ルネが居なくなっちゃってね」

   エーッ

「ついさっき帰って来たのよ」

「なあんだ、よかったあ」 ホッ 

 「猫には予知能力が有る」と良く聞くけれど
  私が帰るのを予知して戻って来たんだろうか?

  きっとそうに違いない


「それがね、何も食べてくれないのよ」
「牛乳と卵は?」
「それもすぐやってみたんだけど見向きもしないの」

  (ルネは卵と牛乳を溶き混ぜたのが好きで、
   時々、卵1個を溶いて牛乳と混ぜたのを
   大匙2杯ほどお皿に入れてやり、
   残りに砂糖とバニラエッセンスを加えて
   私が飲んだものだった)



そんな会話をしていると、ルネが出て来た。

「ルネ!

抱き上げると、
すっかりやせ細ったルネが私の手を舐めてくれた。 

「ああ、ごめんね私のルネなのに
 置いて行っちゃいけなかったよね。
 ごめんね、ごめんね」 (;´ Д`;) 

急いで卵1個を溶いて小皿に入れてやると
ピチャピチャとおいしそうにほとんど飲んで私の傍に来たので、
抱いて椅子に座ると相変わらず膝から降りてしまう。

2階の私の部屋に抱いて行き
私が部屋に残しておいた小物などを片付けたりしている間、
ルネは自分の席になっていた飾り棚の上に乗って
私のすることを見たり毛づくろいしたりしながらくつろいでいた。

夕方、私はもちろんルネを車の助手席に乗せて帰った。

新しい住まいに慣れるまでは外には出せないだろう。
当時まだ猫トイレなど売っていなかったし
トイレ用の砂も、もちろん無い。

取り敢えず
私が勤めていた会社で木の箱を貰い
近所の河原で砂を採って車に積んで。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年04月07日

クールな猫



それからおよそ3年。

この間に私も人並みに恋をした。
白状すると、ハズカシながらすっかり恋人に心奪われて
ルネに寂しい思いをさせていたかも知れない。 
と言うのは、この頃のルネの思い出が
ほとんど頭から抜け落ちてしまっているので
  
   (;´ Д `A

でも、わずかな記憶の中のルネはいつも「私のルネ」だった。
私が外出から帰るといつの間にか傍に居て
抱き上げると喉を鳴らし私の胸に頭をスリスリして甘えた。

しかし相変わらず私の膝の上では絶対にくつろがなかったし
脚にからみついたりじゃれたりエサをねだって騒いだりもせず
食事のときには私の席の横に置いたルネ専用の丸椅子に座って
私が食べているのをじっと見ている。

   
     ID1494[1].jpg

宝石のような青い眼で見詰められれば
私のおかずから肉や魚を分けて上げたくなってしまう。
自分から催促する事が無くて
今思えばなんだか不思議な猫だった。

それまでの我が家の猫たちと違って、
とってもクールな印象だった。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━



2018年03月24日

前世の記憶


    
ルネは、 
私が家に居る時はほとんどいつも傍に居た。 


IMG_0003 (2).jpg




少年期のルネ




私が抱き上げて腕に抱いている内は
うれしそうに喉をならして
頭を私の胸にスリスリしたり
私のアゴなどをザリザリと舐めたりしているのに

膝に乗せるとすぐスルッと横に下りてしまう。

   あれ

なのにいつも私の傍に寄り添っていて
なんだかずいぶん変わった猫だなあと思っていたが
或る時、「ハッ」と気が付いた。


  そうか、そうだったんだ 

 前世のルネは1週間も毎日私の膝の上に乗って
 お医者通いしてたんだ (´・ω・`)

        
        参 照

 
 小さなルネにとって
 どんなに辛くて長い日々だったことだろう。
 ネコジステンパーって、良く解らないけど
 とても苦しかったに違いない。 

 その前世の記憶がしっかり残っているから、
 だから膝の上がイヤなんだ
 でも私の気持ちはしっかり分かってくれていたから 、
 私のことが好きだったから
 ルネは生まれ変わってまた私のもとに来てくれたんだ 。
                     

 そうでなければあんなに幼いヨロヨロ歩きの子猫が、
 母親と兄弟から離れて
 人間と一緒に寝たがるなんて普通ありえないもの。

        
       参 照

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 
        87950002700938_220[1].jpg

  ダイニングキッチンの私の席の傍に置いたルネ専用の丸椅子


ニットの丸い座布団を敷いたこの椅子がお気に入りで
私と一緒の食事の時はもちろん、母の言うには
私の居ない時にもここに丸くなっている事が多かったらしい。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2018年03月23日

貴公子



貴公子みたいなルネ

当時私は、自宅近くの会社で事務員をしていて
仕事が終わる頃になると
いつもルネが事務所の入り口ドアの前に
座って待っているのだった。

koharubiyori26-540x360[1].jpg
  
   
  (#^_^#)




「猫待ってるよ」とか
「また来てるよー」などと男性社員が教えてくれたっけ。


仕事が済んで私が出て行くと、
先導するように黙って私の前を歩いて一緒に帰った。


残業の日


ドアを開けて入れてやると、
私の机の前の出窓にじっと静かに座って、
外を眺めたり出入りする人達の様子を見たりしながら
黙って私の仕事が終わるのを待っていてくれた。

会社の人達も心得ていてくれて
「おりこうだねえ」とか
「かわいいねえ」などと声をかけてくれ
「貴公子ルネ」は人気者だった。

そうそう、ルネの叔父にあたるプチもおっとりしていて
「貴公子」みたいだっけ。


やっぱり「猫の王様」と称されるペルシャ猫の血を
濃く受け継いでいたのだろうか。
本当におとなしくて静かな猫だった。


会社に殆ど人が居なくなる頃
仕事が終わってタイムカードを押すと
ルネは出窓から降りてきて、
私が抱き上げるとクルンと私の腕の中に納まった。

もう可愛くて胸キュンでルネを抱いて帰宅したものだった。
              



ああもうダメ、
懐かしさが込み上げて悲しくなってしまった
 





  ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━



2018年03月17日

ご無沙汰しました



ドーモ、御無沙汰でーす (^。^;) 




私が愛した猫達の話は、
みーんなもう何十年も前の思い出だという事は
読者のみなさん御承知の通りで、
したがってこのお話の中に登場した猫ちゃんたちは
みんなもうこの世には居ない訳です。
ルネだってとっくに居なくなってしまっている
ワケデアリマス。

  (; ̄Д ̄)/( ̄▽ ̄;)


それなのに、それなのに
せっせと書き続ける内に、
私が愛した猫ちゃん達の記憶が
だんだん鮮明になってきて
ポコのあの ”ニーー
というほそーい声や、一緒にピーナッツを食べた思い出、
グリの”グルルルルルーーー" という(輝くような?)
なんとも表現しがたい鳴き声と
濃いエメラルドグリーンの瞳、
メスらしくない精悍な肢体で
愛情たっぷりにどーんと甘えて来た感触まで
思い出されて・・・ (;Д;) 

なのに幼いルネを残して死んじゃうなんて

 もうムリ!(ヾノ・∀・`) 


この上ルネを思い出すのが辛くなっていたところに
ちょうど忙しい仕事ができた事を
自分への言い訳にして、
ついつい御無沙汰しちゃった訳でありまして・・・・・

ゴメンナサイ m( _ _ )m 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ハイ! ルネのお話、がんばりまーす  

どうぞまたお付き合いくださいね 


今日はこれで

  え?! これで?

はい、失礼いたします。 



   ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2018年03月01日

ペルシャ猫の性格



今更だけど

 ペルシャ猫の性格の特徴について調べてみた



・ベタベタ甘えるような事は余り無く穏やかで温和。
・飼い主や家族に愛情深い。のんびりマイペース。
・鳴き声が小さい。滅多に鳴かない。
個体によって気性の激しい物もある。
    (グリはきっとコレ)
・高貴な印象で『猫の王様』と言われる

   大体こんなところ。

なるほど「ルネの誕生とグリの死」で書いた

「高貴なポコ」・「”ご令息”のプチ」
  ・「サファイアブルーの瞳の王子様」

という私の記憶は間違っていなかったのだ。


【 ペルシャ猫いろいろ 】

貼り付けが上手くできなくて
      デコボコでドーモ 
 
          f(^_^;) 



yjimage7E0TQT5J.jpg







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(ポコのお母さんは多分こんなの)
      
    
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軽井沢のお肉屋さんから来た白猫のポコをはじめ
その子孫たちも、
グリを除いてはおっとりとおとなしい子が多かった。

しかし純粋のペルシャ猫と違って
みんな短毛で、鼻ペチャでもなく、
きっとポコの父親となった猫の方の遺伝子を
強く引いていたのだろうと想像する。

 ポコの父親ってどんな猫だったのかなー

    ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡



 そう言えばグリだけは
 犬を追いかけてやっつけるほど気性が激しくて
 愛情表現も激しかったなあ。


   「チロとグリ

 頭を人の脚などにグイグイ押し付けて 
 ”グルルルルルーーー" と甘えて、
 そして座っている私の膝に乗り、
 立ち上がってアゴの下をザリザリ舐めたっけ



前ページ「不思議体験」で書いた
チロのお腹を借りて生まれ変わって来たルネ
ペルシャ猫の3代目の交配種になるが、
おとなしくておっとりしていた。
猫らしくすり寄って甘えたりすることがあまり無く
「いつもなんとなく私の傍に居る」
という感じの猫だった。

そしてエサを欲しがってニャーニャー騒ぐ
なんていう事も無かった。
これもペルシャ猫の遺伝子のせいなのだろうか。


当時まだキャットフードなど売られていなかったので、
いつも隣町の鰹節専門店から
「カツオ削り粉1s入り」というのを買って来ておいて、
魚の骨や頭とかのおかずの残りなどを
軟らかく煮たところに混ぜたのを喜んで食べた。

猫には塩分がいけないなどという知識は無かったから、
私のおかずから焼き魚・煮魚や焼き肉なども分けてやったが
それを欲しがって騒ぐ事も無くじっと見ていて、
もらえば食べる。

そんなところもペルシャの血を
濃く受け継いでいたのだろう。


 綺麗なサファイアブルーの目でじっと見られたらもう

  「なんでも上げるからあ ハート




 バナナとりんごが好きで、
 当時流行っていたゴールデンデリシャス
 というりんごを好んで食べたっけ 

         

  

     ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年02月25日

不思議体験



ルネが逝ってしまってから2カ月ほど後、
まだルネロス感がチクチクしている頃のこと。

チロに出産の気配がみえたので
私の部屋の隅に段ボール箱で産室を作ってやると、
間もなく4匹の子猫を産んだ。
皆白猫だったが、
その中に1匹だけ
背中にアズキ粒ほどの薄ベージュ色の模様が付いている子が居た。
オスだった。

やがて10日余り経つと皆眼があいて、
私が箱を覗くと一斉に「シャー!」と
ちいさなピンクの口を開けて一人前に威嚇するのだが、

(猫の出産から子育てを経験なさった方はご存知ですよね。
 猫の防衛本能です)


中に1匹、あの薄ベージュの模様の子だけは
ヨロヨロとおぼつかない首を伸ばして、
まだ良く見えないような目で私を見ようとしているように見えた。
その時は「へえ?珍しいなあ」と思っただけだった。

その1週間程後だっただろうか?

ネコちゃんたちの様子を覗いて見てから寝たところ、
まだやっと歩けるようになったばかりだというのに
あのベージュ模様の子猫が、
どうやって箱から出たのかヨタヨタと歩いて来て
私の布団の襟元ににもぐりこんで来るではないか

  (◎_◎);

 え?もしかして・・・ルネなの 

hqdefault[1].jpg










 こんな小さな子猫が親から離れて
 人間と一緒に寝ようとするなんて
 普通だったら有り得ない。



そう言えば、ルネが亡くなっておよそ2カ月。

猫の妊娠期間はおよそ2カ月というから
チロが妊娠したのはちょうどルネが亡くなったその頃の筈。

「きっとルネの魂が、身ごもったばかりのチロの胎児に宿って
産まれて来たのに違いない」


私はそう確信した。

背中の小さなベージュ模様は
「僕がルネだよ」との私へのメッセージなのかも。

「生まれ変わり」という話は良く聞くが、
それを初めて実感したのだった。
「ルネはまた私の傍を選んで産まれて来てくれたんだ!」
       (;Д;)

こんなに小さな子猫を抱いて寝た事は無かったから
脇のあたりにそっと抱いて緊張しながら寝たが、
うっかり寝がえりでもしたら押しつぶしてしまいそうな気もするし
まだこんなチビちゃんは夜中にだっておっぱいを飲むのだろうと、
しばらくしてチロのもとに返してやる日が続いた。

おどろいた事に、背中のベージュ模様はその後間もなく消え

(やっぱりあの小さなベージュ模様は私へのメッセージだったの?)

大きくなるにつれて目の色はルネと同じサファイアブルーになった。ハート 

もちろん私はこの子にまた「ルネ」と名前を付けた。


世の中に可愛いねこちゃんはいくらも居る。
山ほど居る。
いや、飼い主にとってはみんな可愛いカワイイ愛猫にちがいない。

でも、私にとってルネは世界一カワイイ猫だった。




     ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年02月23日

ネコジステンパー





グリが居なくなってしまったので
私がまだ小さなルネを抱いて寝るのだが、
この王子様は朝になると私の首に
衿まきのようになって眠っていて、
私はいつも熱くて目が覚めるのだった ( ^ _ ^ ;)
 

男の子だからぽってりと太いアンヨをしていて
ピンクの肉球がたまらなく可愛かった。

         i22[1].jpg


(猫好きの読者さんは 
 ソウダロソウダロー と頷かれているでしょう)



サファイアブルーの眼で私をみつめて
首を傾げたりなんかされたら
もう胸キュンでワクワク


IMG.jpg












〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ところが、

いたずら盛りのやんちゃ坊主の
月齢になる頃のある日、
妙に静かだなあと思ったらどうも様子がおかしい

息遣い荒く、身体が熱っぽいではないか (゚Д゚;


慌てふためいて電話帳を広げて獣医を探し、
ルネを抱いて車に乗った。
膝の上に小さなルネを乗せて運転して
およそ20分程の道のりの間
ルネは身じろぎもせず熱い息をしていて、
もう気が気でなかった。



獣医の診断は、
「ネコジステンパー」とのこと 


「ほとんど治らないと思いますが、
薬剤と栄養剤の注射で体力を維持して
わずかな可能性に期待しますか?」
というようなことを言われた。

即座に「お願いします」と言って、
ぐったりしているルネの背中に(だったと思う)
長い注射針が刺された。
その間もルネは身じろぎもしない。


ああ、痛い思いさせてごめんね、
頑張ってちょうだい、治ってちょうだい


熱い身体のルネを膝に乗せ、祈りながら帰った。



それから毎日、
ルネが食べてくれる物はヨーグルトと
馬刺しのすり身のみ。
(馬肉に解熱作用があると聞いたので、
      せっせとすり鉢でつぶして)

そして毎日ルネを膝に乗せて獣医通いを続けたが
日に日に食べられなくなり・・・


ちょうど7日目の夜
小刻みに震えているので、
無駄とは思いながら電気毛布で温めたが
ルネの体は次第に冷たくなり、
願い空しく小さな命は消えてしまった。

         



産まれてわずか3カ月足らずの短い生涯だった。
                




 「あ〜あ!猫は可愛いけど、
    居なくなってしまったり死んじゃったり

      ヤダヤダ ・゜・(ノД`)・゜・




翌朝私は、ルネをグリのお墓の横に葬った。


「ごめんね!毎日痛い思いさせただけで
    助けてあげられなくてごめんね! 」





    ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━




2018年02月18日

ルネの誕生とグリの死




チロとグリは次々に可愛い子供達を産んで
その度に私たちは貰い手探しに奔走させられるハメに

     ヤレヤレ (;´ Д`A 

やがて私は短大に進学し、2年間家を離れることになった。

猫達には申し訳ないが、
私は短期大学という未知の環境と都会での
初めての一人暮らしへの期待に
すっかり心奪われ気もそぞろで、
チロもグリもその子供たちの事もほとんど念頭に無く
すっかり姉にお任せで、
猫ちゃん達とのお別れも、
今思えば呆れるほどなんという事も無く
「グリちゃん、行って来るね」と、
羽が生えたように(これ、私の実感です)
あっけなくウキウキと家を出て行ってしまったのだった。

したがって、この2年間は猫達がどうしていたか
どんな子たちが産まれてどうなったかなんて気にもかけずに
すっかり自分だけの世界に浸りきっていた f(^ _ ^;)

長期休暇の度には帰省したが
初めて久し振りの我が家の玄関に重い荷物を下ろした時
(かな?)
グリが何処やらから走って来てあの
 ”グルルルルルーーー"  という
を揺さぶるような鳴き声で迎えてくれたことだけは
しっかり覚えている。

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


2年が過ぎ、私は父との最初からの約束通り
都会暮らしに未練を残しつつ帰って来た。
(なんて素直だったんでしょうf(^_^;) )

この少し前に、
2階の部屋で私と並んで寝ていた姉は結婚してしまったから
チロとグリは私が帰るまでの間どうしていたのだろう?

とにかくチロもグリも無事に私を待っていてくれた 
  
そして前通り私と一緒に2階の8畳間に寝るようになったのだった。




間もなく私が21歳の時にグリが産んだオスの白猫は
ふた月程すると美しいサファイアブルーの瞳の「王子様」だった。


  あれ「高貴なポコ」・「”ご令息”のプチ」・
  「サファイアブルーの瞳の王子様」
  ひょっとして、これらの猫達の記憶は
  全て私の頭の中で美化されてしまった偶像なんだろか

      
ニャ!

  そりゃあ猫だから、子供の頃はやんちゃもするけど
  ポコとその子孫たちは本当に躾がしやすくて
  賢い猫たちでしたよー (*^Д^*) 



チロとグリは青い眼の猫をほかにも何匹か産んだが、
この子は私が生涯忘れられない猫のひとり
 (あ、1匹ね(*^^*ゞ)になった。

 お待たせしました 彼がルネです


  
しかしグリは、この子を産んで間もなく、
 (確かまだすっかり乳離れもしていなかったように記憶している)

あろうことか!何か毒物を食べて死んでしまったのだった

   グリのばかーあ! ゜・(ノД `)・゜・

あの美しいエメラルドグリーンの眼 

あんなに美しく賢くて逞しく、愛情深い猫を私は他には知らない。 

冬の夜、私たちの部屋のドアを トントン と叩くので入れてやり、
抱き上げて一緒に寝た瞬間のグリの冷たい毛の感触と
すぐに暖かくなって喉をグルグル鳴らして私の脇に丸くなった時の、
何とも言えない愛おしさにワクワクした思い出が
今でも鮮やかに蘇る (;Д;)
             

私は一人で庭の池の端にグリを葬り、小さな十字架を立てた。

IMG_0001.jpg









  たまたまグリのお墓の傍に
 通りかかっただけ(^。^;)の
 チロです



      ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2018年02月11日

ホットなグリちゃん




私はすぐ上の姉と2人で2階の8畳間を寝室にしていた。

グリとチロは私たちが先に寝ると
いつも後から階段を上がって来て
チロは「入れてー」と鳴くのだが、
グリが一人で
(「一匹で」でしょ(*^^*ゞ )
来た時は、ドアを トントン と叩くのだった。

ネコパンチであんなに「トントン」と上手に叩ける???

どうやって叩いているのか確かめたくても中からは見えないし、
私たちが部屋の外に居ればドアなど叩く訳も無し。
未だに謎なのだ。

 ハアー、可愛いネコパンチ思い出しちゃった(; ;) i22[1].jpg



やがてチロとグリもお母さんになる時が来た。

不思議な事に2匹が同時に出産する事は無かったので
我が家は絶えず子猫が居るみたいな状況になってしまった。

こうも次々と子猫が産まれると
さすがに貰い手を探すのも大変だったが、   
当時白猫が本当に少なかったから
家族皆で友人知人当たりまくりなんとかなったものの
その騒ぎが大変で、
ゆっくり猫の可愛さを味わっていられなかったのか、
その間の子猫達の記憶は全くおぼろげなのだ。(?_?)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

グリは母性愛が強いというのか世話好きというのか
はたまた「お節介」なのか「ホット」なのか (◎_◎;)
チロが産んで乳離れしたばかりのまだ親に甘えたい子猫を
自分の子のように抱き締め舐めまわし
大切に可愛がって育てるのはいつもグリだった。
     (*^_^*)

IMG_0001.jpg 







 甥っ子を抱きしめてます


また、グリはお風呂が好きで、
(と言ってもお湯に入るのではなく)
いつも姉と私が2人で入ったのだが、
あとからやってきてお風呂の入り口を自分で開け
例の ”グルルルルル――――
という鳴き声で入って来て、
端に寄せた風呂蓋の上に座って私たちの入浴する様子を
じっと見ているのだった。



ある日いつものようにお風呂場で私たちの様子を「観察」していた。

         (^。^;) 

壁に蛾が止まっているのに気が付いて
風呂蓋の上に後ろ向きに座り、下げたしっぽをふりふりしたら
ちょうどお湯の量が多くてしっぽが濡れた。
するとその感触が気に入ったらしく
後ろを振り向きながらしっぽをゆらゆらさせて
お湯の中でふわふわとしっぽが揺れるのを見て
しばらく楽しんでいたのだが、
壁に居た蛾が飛び立ったのに気を取られて
ポチャンと後ろ脚からお湯に落ち、
風呂蓋につかまったところを姉が両手で支えてやると、
慌てる様子も無く気持ちよさそうにじっとしている。

グリは肝っ玉母さんなのだ。



       ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2018年02月09日

チロとグリ



ポコが居なくなっても
チロとグリに特に目立った変化は無かったように思う。

猫というのはきっと或る月齢が来れば
親子別れが当り前なのだろう。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                     

チロはおとなしくてどことなくひ弱そうな感じで
あまり存在感が無かった。
ネズミが怖くて、グリがネズミを獲って来ると
慌てて逃げたものだった。
  (;´ Д`A

グリはメス猫にしては脚が太く、活発で行動的だった。
「グリ」と呼ぶと、間髪置かず大きな声で

”グルルルルル――――

と返事をした。  (#^_^#) 

グリはほとんど「ニャー」と鳴いたことはなかったような気がする。


どうした訳か妙にご近所のある茶色の中型犬を憎んでいたようで、
彼(多分)を見付けるや否や
たちまちすごいスピードで追いかけて行って跳びかかり、
「キャイーン キャインキャイン」と犬が逃げだすと
意気揚々と引き上げて来るのだった 
        ;)

IMG_0004.jpg










 塀の上でトウモロコシの葉を食べてたら

IMG_0001_NEW.jpg










  ン? またアイツだ!

IMG_0002.jpg

  マテー!



(キャイーン、キャインキャイン)









IMG_0003.jpg



 フン!もう来るんじゃないよ!!









こんな風に書くと、
粗暴で可愛気が無いように思われるかもしれないが
グリはとても愛情深く母性が強くて面倒見の良い猫だった。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━






2018年02月08日

ポコの失踪



確かグリとチロが生後6ヵ月の頃だったと思う。

ポコが居なくなった



ポコはこの時もう7歳ほど。
人間の歳に換算すると55歳位とのことだが
猫とすればもう「高齢者」なのだそうだ。
子猫が大きくなると母猫が出て行ってしまうというのは
良くある事だと母から聞いたが、
私は諦められず何度も近所を捜し歩いた。

  (・ω・;)(;・ω・)




1週間ほどした頃だっただろうか
なんと我が家のすぐ裏の農道に
ポコはじっと佇んでいた。

その5農道.jpg
 こんな所で、食べられる
 カエルでも探していたのだろうか
 
            
                 


「ポコ!!」

すっかりやせ細って、
呼んでもただじっと私を見ていて
近寄ろうとしない。

しかし私から近付いても逃げはしなかった。
私はポコを抱き上げてその軽さに胸が震えた 。 
              
急いで汚れた身体をタオルで拭いてやり、
ポコの好きな鶏肉を小さく切って与えたが
少しだけ食べて
いつも座っていた椅子に丸くなってしまった。



その後の様子については記憶から抜けてしまったが
翌日またいつの間にか居なくなり、
それきりもう2度とポコの姿を見る事は無かった。

 ・゜・(ノД `)・゜・

猫って、なんて悲しい生き物なのだろう  
                   


 ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年02月07日

ルネのお母さん



ポコはそれから何回か出産したが
皆白猫か白黒猫で、
いつでもすぐ貰い手が付いて
増えてしまって困るようなことは無かった。

 当時付近一帯に白猫は1匹も見なかったから
 今実家の近辺から周辺地域によく見かける白猫は
 ひょっとしたらほとんどポコの子孫なのかも・・・?



私が高校生の頃産まれた2匹の白猫はメスで、
ひと月程ほどすると金目と緑目になった。

金色の眼の子は「チロ」
緑色の眼の子は「グリ」と名付けた。

緑色の眼の白猫はあまり見かけないが
グリの眼は美しいエメラルドグリーン
大きくなると深い緑色になって、
胸がキュンとするほど美しかった。


最近になってネット情報で知ったのだが、
洋種の猫にグリーンアイズが多いのだそうだ。
なるほどポコのお母さんはペルシャ猫だったんだっけ。

残っている写真はすべてモノクロで(なにしろ昔の事とて) 
 あの感動的な深緑色の眼をお見せできないのが残念(‐ ‐#)


  このグリが、ルネのお母さんです。

 
生後5〜6か月になると次第に見えて来たのは
2匹の性格が全く逆なこと。

グリはとても活発で綺麗好きで愛情表現豊か。
チロはグリに比べていつもなんとなく薄汚れていて
おとなしくて無愛想。
したがって皆から余り可愛がられなかった。

一緒に生まれた猫の性格にこんなに個体差が有ることを
私は初めて知ったのだった。




━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年02月03日

ポコ初めてのお産



初めてポコが産気づいた時は、
母も姉たちも居なくて焦った。

「そろそろかも」と
私が箱に古毛布と布を敷いてやると、
ポコはすぐ入って、
中でグルグル回ってみてから丸くなった。

そしてまたソワソワと立ったり座ったりして
私がちょっと離れると
「ニーィ、ニーィ」としきりに私を呼ぶ (◎_◎);

そして、
「よしよし」とお腹を撫でてやると少し落ち着く。



猫は安産だと聞いていたがなかなか産まれず、
最初の子がやっと出て来たのは脚で、
中学生の私は慌ててしまった。

確か、箱に敷いておいた布の端を引っ張って
それで子猫の脚をつまんで
ソロソロと引っ張ってやって、
やっと産まれたように記憶している。 


ポコが初めて産んだ三つ子は皆真っ白な子だったが
2匹は生まれてすぐ死んでしまった。
            

私が引っ張ったのがまずかったのかと
オロオロしてしまったが、
「ポコがまだ若く未熟だったから
  弱い子だったんでしょう」
と母が言ってくれたのに助けられた。



残った1匹はオス猫で、
ポコと同じ透き通るような金色の目だった。
ちょっと気取ってフランス語で
「小さい」という意味の「プチ」にした。

オスだけにやんちゃでいたずらもひどいかと覚悟していたのに、
「高貴なポコ」の息子だけに(?)
意外にもおっとりとした「ご令息」 だった。

      (^。^;) 
                           

cat-2858293__340[1].jpg 











(無料画像からお借りしましたが
 私の記憶の中のまだ幼かった頃のプチそのまま
 ・・・もうちょっと耳が小さかったかな?)



アメリカ人の家に産まれたポコと違って(?)
彼は普通に日本語で「ニャー」と鳴いた。
                (^ω^;)
私たちはこの子も一緒に飼うつもりでいたのだが
生後8〜9カ月程(人間なら14〜15歳位)
になったある日
ポコの背中に乗って交尾の真似をしようとして
ポコにひどく叱られたのを偶然目撃した。 
  (◎。◎);
母に話すと
「それじゃ貰い手を探さなくちゃね」と言う。
「エーッ!」
「このまま置いたらポコが出て行ってしまうと思うよ」
と母は言った。

  はあー、そういうものなの?(・_・;) 


そう言われれば仕方ない。
ポコを貰って来た姉が友達に上げる事に決まり
間もなくプチは姉の車に乗って行ってしまった。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年02月02日

英語で鳴く猫?



ポコは本当におとなしくてお行儀の良い子で、
滅多に鳴き声を聞かなかった。
何十年も前で当時中学生だった私の記憶も
余り定かではないものの、
猫らしいイタズラで困った記憶が無い。


良く覚えているのは、ピーナツが大好き
誰かが殻付きピーナツをパシッと割ると
必ずどこからか走って来て
食べている人の胸に前足をかけ
口元の匂いを嗅いで「ニー」と細い声で鳴いて
催促するのだった。
ポコを呼びたい時はピーナツを食べれば良かった。

ピーナッツが好きなのも
こんな鳴き方も珍しいのではないかと思う。

「アメリカ人に育てられたから
    きっと英語なんでしょ」と
皆で笑ったものだった。


 "gimme chewed peanuts
  (カミカミしたピーナツちょうだい) "

  とか言ってたのかな?(;^ω^)



「ポコ」と呼ぶと「二?」と返事。

大きな声で「ニャーー」と鳴くのを聞いた覚えが無い。
けれど何かの小鳥を捕って来た時は、
小鳥をくわえたまま
グワーー」とヘンなで鳴いて

 "Praise my outstanding job!"
  (お手柄褒めてちょうだい)

  とでも言ってたんでしょ (^◯^)


アレヨアレヨと騒ぐ人間達に
見せびらかしてから食べ始めたものだった。(・ω・;)

 今思えば小鳥を食べている様は
 普段の上品な佇まいに不釣り合いな気がするけど



ポコはなかなか優秀なハンターで、
よくどこからかネズミや小鳥を捕まえて来た。
(実家は農村部に在ったので、
 近所にネズミの棲む環境がいくらも在った)

そういえば、
肉食中心のアメリカ人家庭に育ったせいか
来た当初魚が嫌いだったのは覚えているが
当時はまだキャットフードなど無くて
母や姉達がどんなエサを与えていたのか、
全く記憶に無い。

まさかネズミが主食だった訳でもあるまい。
       (@_@);



ある日、雨上がりの庭にポコを見かけた。

陽光がサーッと射して
雨つぶが光っている庭木の下に立ち止まって、
何かに気を取られて
遠くをじっと見ている姿がとても気高く見え、
改めて「ポコってなんて高貴な猫ハート」と,
この高貴な猫を飼っている事を
誇らしく思った事を思い出す。


ポコは本当に綺麗好きで、
真っ白な毛が薄汚れていたことなど無かった。

雨上がりに外歩きして来た後などは、
廊下に座ってすっかり綺麗になるまで
せわしく体中を舐めまわしていたものだった。

(のちにポコが産んだ何匹かの白猫の中には、
 薄汚く汚れていても一向に気にしない子も居た)

余りひどく脚を汚して帰って来た時は
誰かしら抱き上げて洗面所で洗ってやったのだが、
そんな時全く嫌がらず
おとなしく洗ってもらっていたのが可愛かった。


これを書きながら、「賢い猫だったなあ」と
胸に熱く記憶がよみがえった。




━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年01月29日

ルネのおばあちゃん 




私が小学生の頃、
8つ違いの姉が
「お肉屋さんでもらっちゃった」と

幸せいっぱいの笑顔で
真っ白で短毛のメス猫を連れ帰った。

買ったばかりの新車で軽井沢に遊びに行き、
お肉を買って帰ろうと寄った肉店に
この子が居たのだそうだ。
この肉店の近所の別荘の住人で、
お店の「上得意様」のアメリカ人が
本国から連れて来たメスのペルシャ猫が
お外遊びして産まれてしまった子だとか。

国に帰るにつけ
「子猫は連れて行かれない」と、
かなり強引に押し付けられてしまった
と話を聞きながら、
このキュートな子猫を見た姉の目は

     
      
きっとこんなことになっていたんだろう。

「良かったら上げるよ」
と言ってくれたのだそうだ。

  ラッキー 




来たばかりというのに妙に落ち着いていて
透明な金色の目をした高貴な印象の子で、
似合った良い名がなかなか見当たらず
4人姉妹で「あーでもないこーでもない」
とワイワイしているうちに
誰が言い出したのか
特に意味も無くなんとなくみんなの賛同を得て
「ポコ」と名前が付いた。(^◇^;)


   cat-3105351__340[1].jpg

(無料画像からポコそっくりなのをお借りしました)


そろって「猫大好き人間」の家族だったせいか
ポコはすぐ家族と家に馴染んでくれた。

私がもの心ついた頃から居たオス猫「ブチ」以来
実家ではずっと猫を飼っていたが、
みんなオス猫ばかりだったので
親たちは「ヤレヤレ、メス猫かあ」
と思ったことだろうが、
ナントうかつなことにこの子がいずれ子猫を産むなんて
娘たちの誰ひとり心配する気配も無かった。


鎖につないでおくわけでなし「出入り自由」。

当然やがてポコはいつのまにかお腹が大きくなり、
遅ればせながらその時になってみんな
「何匹ぐらいかなあ」とか
「どんな子が生まれるんだろう」との期待と共に
「ブサイクででもらい手が無かったら・・・」
などと心配を始めたものだった。
         f(^_^;)



 記事タイトルの「白猫ルネ」は
     このポコの孫デアリマス。




━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


タグ:白猫

2018年01月24日

ヒヨドリのカタキ討ち



 〜 初秋 〜 


お待たせしました。やっと「カタキ討ち」のくだりです。



ヒヨドリたちの姿が見えなくなってそろそろ2カ月?
時折 カラになった巣を見ては
「これが自然界の掟なんだから。
 そうよ、
 カラスだってヘビだって必死で生きてるんだから・・・」
 と自分をなだめたりしていた。


だけど、カラスとかヘビって
あんまり必死感無いのよねー (@。@ ;)



その巣も、どうしたのかいつの間にか無くなって
あの悲劇のこともあまり思い出さなくなっていたある日。
近くのスーパーでの買い物帰り
             747[1].png
千曲川にかかる橋を渡る時はつい 川に目が行く。


広く続く浅瀬に、
今日もシラサギやアオサギ、ゴイサギたちの姿は見えない。

昨年から急にカワウの群れがこのあたりに飛来して、
せっかく春に漁業組合が放流したアユの稚魚が
大きくなる前にすっかり食べられてしまうらしい。

カワウってヤツは水にもぐって魚を捕るから始末が悪い。
もちろん、アユばかりではない。
ジンケンも ハヤもニジマスもフナもコイも (‐”‐#) 


  鵜飼いを見たことあるでしょ? あれですよ。
  川に深くもぐって獲った自分の頭より数倍大きい獲物を
  カプカプ 飲み込んじゃうんだから (‘〜‘;)



   これ見て―、 スゴーイ! コワ〜イ! 
           可愛くなーい!!
cormorant-1800387_640.jpg


             
 それに比べて・・・

     
animal-2751990_640.jpg
いつだってじっとたたずんで待つだけの このツツマシサ


ひたすら水面を見詰めて小魚が来るのを待つサギたちが
なんだかミジメ。
漁業組合が立てた「禁漁」の旗が空しくうなだれている。

 ここで一句
 「禁漁の 赤旗むなし カワウ群れ」なんて(*^^*ゞ            


   (ちょっと話が逸れちゃいました)



橋を過ぎて 自宅近くの道路をゆっくり走って来ると、
1羽のハシブトガラスが
キャベツ畑の横の道端で何かをつついている。

すぐそばまで車が来ても逃げる様子も無い 。


「何か美味しいエサでもみつけたのかな」と思った瞬間

1羽のヒヨドリが
音も無く ヒューッ!! と舞い降りてきて
     (これは音じゃあアリマセン)  
カラスの背中に
鋭くクチバシの一撃を加えたのであります。

          (◎о◎;) 

そして、ビックリ逃げ出したカラスを追って、
すごいスピードでどこまでもどこまでも、
見えなくなるまで追いかけて行ったんですよーお !

     


「え!?ヒヨドリってカラスをいじめるの?」

と思った直後に気が付いた。

「あれはひょっとしたら、
ヒナを盗られた親鳥の 執念のカタキ討ち?」

   ?????


 ヒヨドリがカラスにヒナを盗られることはよくあるって話だけど
 まさか我が家のコブシの木に巣を作った
 あのヒヨドリじゃないでしょ?


 あれからもう2カ月近くも経っているんだもの。
 いくらヒヨドリが賢いからとて、
 いくらわが子のにっくきカタキとて、
 その加害者のカラスを
 個体識別して記憶できるとも思えないし、
 「カラスならどんなやつでもわが子のカタキ」と
 カラスを片っ端から襲ってる
 なんて事も有りそうもない。

   ・・・・・・・

 ヒヨドリの繁殖はほぼ5月から9月の間で、
 卵が孵化しておよそ10日で巣立ちすると言うから
 さっきのあのヒヨドリはぎりぎり最近になって子育てを始めて
 昨日〜今日あたりに
 間もなく巣立ちというかわいい我が子が
 カラスに襲われたの?

 うーん、それなら頷ける。
 その親鳥がカタキを討ったのかも。

   ・・・きっとそうだ、

 いやいや、
 ヒヨドリって記憶力が高いっていうし
 人の顔もちゃんと識別できるって
 ネット記事があったっけ!


 ひょっとしたら
 あの我が家の庭に営巣した夫婦のどっちかが
 偶然我が子を襲ったカラスを見かけて、
 ちゃんと「我が子のかたき」と認識して?
  
 そうかも。

 きっとそうなんだね!

       あんたは エライ!



そう思い至って
すっきりしてる自分に
気付いたのでありました。

 

「ヒヨドリのカタキ討ち」のお話は これで 

━☆★☆★☆━ お わ り ━☆★☆★☆━ 




  どうぞ次のお話をお楽しみに  ( `ー´)ノ




悲劇



 8月1日 



目覚めてすぐ、
ヒヨドリの様子が見たくてそおっと窓を開けた。

親鳥の姿は見えない。
ヒナはまだ小さくて、
親鳥が虫をくわえて来て 
いっせいに首を伸ばす時でもなければ
頭も見えない所に巣があるので、
親鳥の帰りを待ってみたけど
なかなか帰って来ない。


食事の支度を済ませて、また見に行った。
しばらく待っても親鳥は来ない。 
     

昨日は2羽で頻繁に出入りしていたのに(・ω・;)

  あれ? ドキッ
    もしかして
 

     (ザワザワ) 


もうしばらく待ってみたけど やたらと胸騒ぎ。
辛抱しきれなくなって脚立を持って来て巣を覗くと、
心配したとおり巣は空っぽだった !


   ガ━━(゚ Д ;)━━ン!!

  

 そう言えば昨日、
 カラスが近くの木の枝に止まって
 じっとこちらを見ていたっけ 
    あいつの仕業かも 

 あ、モズ だって居たもんね !

 でも、モズなら
 一度に4羽のヒナを食べちゃうってのはナシでしょ。

   そう言えば・・・この敷地内のどこかに
   でーっかい アオダイショウだって住んでるぞ!
                                 

     ・・・頭の中が真っ白になった気がした。

         ・゜・(ノД `)・゜・




━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

          
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2018年01月23日

ヒヨドリのヒナたち



7月30日 

   ヒナが孵化して2日目 (たぶん)



部屋の窓から見えるのは 丸くかわいらしい巣と、
親鳥がエサをくわえて来ると
いっせいに口を大きくあけて首をのばすヒナたち(の頭だけ)

どうやら4羽産まれたらしい。


親鳥は、
いつもなにやらヒナの口より大きい虫をくわえて来る。

(私が確認できたのは
  セミとバッタだけ)

だからなかなかヒナの口に入らなくて、
入れては 出し、くわえ直して向きを変えて
また入れては 出し・・・

(なんでこんなおっきい虫ばっかり?)

ていねいに何度も繰り返してやっと1羽に食べさせ
すぐに飛び去る。



親鳥の留守に 脚立を立てて上から覗いてみた。
 
ひな.jpg

まだ目も開かず、
ちょっとグロい感じがしないでもない  (・_・;) 

急いで脚立を降りて片付けると、
間もなくエサをくわえた親鳥が戻って来た。

    セーフ!!


あとでネット情報をあれこれみると、
ヒヨドリは成鳥になると人間の8歳児程度の知能を持つとか。

してみると、ここに子育ての場を選んだのは
毎日りんごを上げてた私を
味方と認識してのことかもしれない。

だったら、
こんなに遠慮しないで時々覗いてみても大丈夫かも




・ ☆ ・゜・゜ ゜・ ☆ ・゜・゜


車の往来も途絶えて
   遠くかすかに千曲川の川音が聞こえるだけの
      静かな夜
  


部屋の窓のカーテンの端をそっと開けてみる。
見えるのは月明かりで照らされた
コブシの木の葉の茂みだけ。


でも、間違いなく私のすぐそばで
小さな命が じっとヒナたちを抱いて
ひそやかに息をしているのだ 



ネットで調べたところでは
抱卵するのはメスだけということだけど、
ヒナを抱いて寝ているのもメスなのだろうか、

オスもじっと巣のそばにいるのだろうか・・・

あれこれ思い巡らせ 
何とも言えない幸せなワクワク感 に包まれる。


ヒヨドリは孵化してからわずか10日で巣立つのだそうだ。


      ヒヨドリの子育て動画
       norisuzubideo さんからお借りしました        
           


「どうか無事に巣立ってちょうだい」 
   と念じながら眠りに付いた。
  

 
━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

           
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2018年01月22日

ヒヨドリの子育て

 初夏のある日   

朝からヒヨドリが騒がしい。
2羽でしきりにピーッ、ピーッと鳴いているらしい。

    

枝に刺してやるりんごが無くなった頃には
ヒヨドリのエサとなる草木の花が咲き始め、
虫たちも出てきて、
すっかりヒヨドリが来なくなってもう数カ月。

今ごろ我が家の庭に用事は無かろうに?
と、窓から覗いてみると
私の部屋の東側に植えたコブシの木の葉の茂みから
2羽のヒヨドリが出たり入ったりしている。

お!もしかして、巣造り?


そういえば、
毎年このコブシの花が咲く4月になると
せっかく可憐に咲き始めた花は
咲くそばから み〜んな ヒヨドリに盗み食いされてしまって、
綺麗に咲き揃ったことも
実ができた事も無いノダ。(‘〜‘;)


 これが【コブシの実】(だそうです)
                
kobusi.jpg

こんなのまだ一度も見たこと無いもんね (; ̄Д ̄) 


 あ、グチ言ってる場合じゃなさそう、
    なんか口にくわえてきた。
     やっぱり巣造り?!

ワ、ワタシの目の前で子育てしてくれるの?
      
    ヤッター ::*:(*^◯^*):*:  ワクワク 


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


やがて (2週間ほどかな?)
親鳥が何やら 虫をくわえて飛んできた。

  ヒナが孵ったんだ!


あいにく葉の茂みにかくれて巣の中は見えない。
「はしごかけて上から見ちゃおうか」とも思うけど
驚かせてはいけないだろなあ
 
   (ヾノ・∀・`) ダメ ダメ

   がまん がまん



  ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

           
        

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2017年11月03日

早春

   

昨年の冬に大量買いしたりんごが
まだいっぱいあるのにボケてしまったので
小鳥のエサにと四ツ割にして
まだ若芽の出ない庭木の枝に刺して、
どんな小鳥が来てくれるかなあと
部屋で仕事しながら楽しみに待っていた。

まもなく 「ピーッ、 ピーッ」と大きく澄んだ声 
ヒヨドリだ  

りんごのそばに止まって遠くを見て鳴いている。
坊主頭の髪の毛が少し伸びちゃったみたいな
ボサボサ頭がなんともカワイイ。


   hiyo2-2.jpg

ナデテみたーい (*^_^*)


 きっと仲間を呼んでいるんだろうと見ていると
 間もなくもう一羽、サーッと舞い降りた。
 2羽であたりを警戒してキョロキョロしながら
 りんごをついばむ様子がかわいい 
                 

     多分あれは夫婦でしょう。




少し食べては飛び去り、またやって来てついばみ、
枝から落っこちれば サ−ッと舞い降りて探し、
夕方までに皮を残してきれいに食べてしまった(^▽^)v  


実はこのりんごを買った時、
りんご園のおじさんが こぼしていた。


「採れ時期になると
 ヒヨドリに突つかれてキズになっちゃってなあ」

  ・・・ なんだか 悪いことしてる気分

   おじさんたちの敵に、
   おじさんが苦労して作ったりんごを上げてるもんね (・_・;)



だけど私の「ひよどり愛」はおじさんを裏切って、
「ボケちゃったんだもん」と
心の中でおじさんに言い訳しながら・・・



彼らはそれから毎日必ず先に1羽がやってきて、
りんごを見つけると
「ピーッ、ピーッ」と連れを呼び、
2羽でついばむ。


4〜5日すると
枝にりんごが刺してないとこちらを向いて
「ピーッ、ピーッ」と鳴いて
羽をバタバタするようになった。

 
  え? 催促してるの?かわいーい (´ 艸`*)



「ハイハイ、うっかりしたねえ」

急いでリンゴを刺してやりに出ていくと、
すぐ逃げてしまったもののすぐに2羽で戻ってきて、
いつものようにきれいに食べていった。


          
その翌日は1羽がいつもより早い時間にやってきて、
なんと廊下のガラス戸まで来て、
こちらを向いて「ピーッ、ピーッ」と鳴きながら
バタバタしている。


「今日は随分早いのねえ」 


なんだかワクワクしながら
急いでリンゴを刺して置いたら、
間もなく2羽で飛んできて
きれいに食べていったのだった。


ヒヨドリは知能指数も高く
非常に用心深いが人に馴れやすくて、
平安時代は貴族の間でよく飼われたそうだけど、
こんなに早く馴れてくれるなんて。 
   
       (*^ _^*) 



ボケりんごが無くなるまで毎日エサやりを続けて、
どうやらひよちゃんたちは私を味方と認識したらしい。 





━☆★☆★☆ つ・ づ ・く  ☆★☆★☆━

            
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