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2021年05月10日

白内障手術(日帰り手術)の体験談

白内障手術(日帰り手術)の体験談 (1).JPG

1.はじめに
 前回,白内障手術にたどり着くまでの経緯を紹介したが,今回は私が実際に体験した白内障手術についてまとめてみた,これはあくまで私の体験談であり,手術の細かな点は白内障の程度にもよるだろうし,病院や医師の方針による違いもあるだろうから,あくまで一事例として見ていただきたい


2.手術前の事前の検査
 実際に手術を行う前に手術が可能かどうか,いろんな検査がある,目に関する各種検査はもちろんだが,そのほかに血液採取して生化学的検査,心電図測定,レントゲン撮影等がある,さらに血圧,血中酸素濃度,体温等に関しても検査・測定される,これらのデータをもとに医師の診察がある

 その診察の際に医師から,手術によって期待される効果や,逆に手術自体のリスクや合併症等の発症の恐れなどに関しての説明がある,特に強調されたのは手術したからと言って,必ずしも期待した視力が得られるわけではないということだった,トラブった時の病院側のリスク回避もあるのだろう


3.手術日になった
 私の通った総合病院の眼科は,曜日で若干変わるのだが,午前中は診察がメインで午後からは手術というパターンが多かった,手術の予定日になったので指示された時刻の午前12時に眼科に到着,ここでもまた目の検査や血圧,体温,酸素濃度等が測定される,さらに30分置きに目薬をさされる

 手術の予定時間は午後2時なのだが,午後1時30分ころから点滴開始である,左腕の親指の付け根から10cmくらい上の側面に針を刺されるのだが,ちょっと痛い,通常の静脈注射を打つ場合は腕の内側の中央部の太い血管だが,ここに点滴針を挿したら腕が曲げられなくなるから,これはしょうがない 


4.手術室へ
 手術予定時刻の午後2時が近づいてきたので,車いすに乗せられて手術室へ向かう,この時も点滴は着けたままである,だいぶ昔だが,別な手術の時に移動用ベッドに乗せられて,手術室へ向かう時,天井の蛍光灯が次々に後ろへ流れていく様子を,まるで映画みたいだなぁと見ていたのを思い出す

 今回は車いすだから,窓から庭の木々が見えたりするのだが,瞳孔が開く目薬の影響で,まぶしくてよく見えない,こりゃまぶしいわって呟いたら,車いすを押してくれてる看護師さんが,今日は特に快晴ですしね,と返してくれた,緊張してる身からすればこういうやさしい声かけはありがたい


5.手術室へ到着
 ドアを3つ通過してクリーンルームみたいな手術室に入る,名前等を確認される,ヘアキャップをかぶせられて,手術台に腰かけるように促される,腰かけたら,椅子を倒しますねと言われ,体はほぼ水平になった,手術前の準備が始まり,消毒液や麻酔薬だろうか,いろいろな液体を目に注がれる

 手術する目の部分だけが開いた覆いを顔全体にかぶせられ,目を閉じないように瞼が固定される,さらに目玉の部分になにか透明な薄いフィルムのようなものが張られる,これでは瞬きができないが,なんか薬液をたらされたりして,目は常にうるおった状態に保たれているので,特に支障は無い


6.手術開始
 ほかにも胸とお腹の部分に心電図の電極を張り付けたり,右腕には血圧計,左の人差し指には,パルスオキシメーターを装着,よくドラマなんかで液晶モニターにピコン・ピコンとグラフが流れる病室なんかの場面が映るが,たぶんあのような装置につながってるんだろうが自分からは見えない

 これで,手術前の準備完了である,執刀医の先生が,ただいまから白内障手術を開始しますと宣言して手術が始まった,なんか手術前は目の前でメスやら針がウロウロするのが見えたりするのかな,そうだとすると怖いな,なんて思っていたのだが,全くの杞憂であった,なんにも見えないのである


7.手術中
 手術が開始されると部屋は消灯されてしまうし,手術する目には作業するために照明が当てられるのだが,この照明がものすごく明るい光で,見ようと思っても何も見えない,おまけに目にはしょっちゅう液体が注がれているので,水中から見てるのと同様に目の前の画像は常にユラユラ揺れている

 目の前でなにか動いてる気配はあるのだが,何がどうなってるのか全く分からない,ただ,たぶん濁った水晶体を超音波で破砕・吸引するときだろう,ギュイーンとかいうような機械の動作音と共に,多少目に圧迫を感じる,その際も何かされてるなという程度のもので,痛みとかは全然感じない


8.手術終了
 そのギュイーンという水晶体の除去作業が終わったあたりで,執刀医の先生だと思うが,レンズ準備してという声が聞こえてきたので,あっ,これから眼内レンズ入れるんだなと分かった,ただこの場合もなんか目の前でごそごそやられているのを感じるだけで,違和感等はまったく感じなかった

 眼内レンズを入れた後に,また何か薬液を入れられたように思うが,この辺は記憶がちょっと曖昧である,部屋の照明が戻って術後の処置がいろいろ行われたのち眼帯を装着したら手術終了である,測定器具等を外し,手術台がベッド状態から椅子状態に戻る,その後,車いすへの移動を促された


9.回復室へ移動
 車いすへ移動するとき,メガネが無いのでよく見えないうえに,手術した目は眼帯で全く見えない,立ち上がった時,平衡感覚がおかしく感じてよろけてしまった,なるほど車いすで行き来するわけである,手術室から出たところで執刀医と担当の看護師の方が,お疲れ様でしたと挨拶してくれた

 まあ,ちょっした気遣いであるが,手術前からずっと続いてた緊張感が多少はほぐれたので,ありがたかった,来た時の看護師の人がまた車いすを押してくれて回復室に向かう,ここで1時間程度様子を見てから,特に異常が無ければ帰宅という段取りになる,この状態でも点滴はまだ装着したままである


10.回復室で安静
 回復室といっても,なにか特段の環境が準備されてるわけではない,ずらっとベッドが並んでいて,そのベッドに寝ているだけ,なんか新生児室に赤ちゃんがずらっと並んでいるみたいで,ちょっと笑えてしまう,20〜30分置きに看護師の方がやってきて,血圧,体温,酸素濃度等を測定していく

 3回目の測定が終わって,数値を報告しているのが聞こえてきた,帰宅OKかなと期待してたら,看護師の方が,先生の許可が出ましての帰宅されていいですよ,と言って点滴を外す作業をしてくれた,その時の時刻が,ちょうど午後3時30分だった,また,明日眼帯を外すので来院するように言われた


11.手術時間は非常に短い
 いろいろな検査に併せて,術前・術後の処置等があるから,病院にお昼ちょうどに着いてから,帰宅を許可された午後3時30分まで,トータルで3時間30分かかったわけである,そのうち手術室にいたのはだいたい30分くらい,実際に目になにかされてる時間はせいぜい15分くらいだったと思う

 当日は眼帯を付けたまま帰宅して,お風呂もシャワーもダメである,アルコールも2週間程度は控えるように言われた,翌日も出かけて眼帯を外してもらい,イロイロな検査があったが,特に問題なく一安心である,その後1週間程して再度の検査も問題は無く,これで一応手術自体は完了である


12.手術の効果
 手術翌日に眼帯を外した直後は,光がとてもまぶしくて,太陽光の下を歩くときは目をしかめないとまともに歩けないような状況だった,マジでこりゃサングラスが必要だなと思ったのだが,しばらくしたら目が慣れてきたのか,脳が瞳孔の調整に慣れてきたのか,まぶしさは感じなくなった

 見え方に関しては,目の前50cmくらいは裸眼で焦点が合うようになった,また色合いについて,これまで,ややクリームがかって見えていた液晶ディスプレイの画面とかコピー用紙などが,真っ白に見えるのである,例えていえば昼白色の蛍光灯から昼光色の蛍光灯に変えたような雰囲気である


13.その他補足
 手術の4日前からレボフロキサシン(なんとこれファイザー社製)という抗菌薬(点眼薬)を,朝,昼,夜,就寝前の4回点眼しなければならなかった,また手術後は,前述のレボフロキサシンに加え,リンデロンという炎症抑制薬を,同じく1日4回点眼しなければならなかった,これが結構面倒である

白内障手術(日帰り手術)の体験談 (2).jpg

 希望すれば2泊3日とかの入院手術が可能な病院も多い,また,金額的には,私の日帰り手術の場合片方の目で41,180円(上図),いろいろ前後の検査等を加えるとトータル53,000円くらい,両目だと11万円弱ということになる,なお手術後に目の状態が安定したら,メガネは新調する必要がある


14.おわりに
 なんか眼球を少々切開して水晶体を吸い出してから,そこに人工のレンズを入れると聞くと,少々しり込みするような手術である,私も手術前は,はっきり言って「怖いなぁ」という感情が先行していたのだが,まったく痛みや不快感等はなく,もっと早くやっておけばよかったと思った次第である


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