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2018年09月17日

アガベ・アテナータの増やし方(胴切り法)

アガベ・アテナータの増やし方− (0).jpg

1.はじめに
 アガベ・アテナータの増やし方については,以前,葉挿しにいろいろチャレンジしてたのだが,(詳細は→こちら),葉挿しによる個体再生は,可能なことは可能なのだが,成功率が低いためあまり実用的な方法とは言えない,ということで,もっと効率的に増やせる「胴切り法」を紹介する


2.アガベ・アテナータの増やし方
 アガベ・アテナータは幹立ちする性質がある,この性質を利用して,幹を途中から切断して,各節の脇芽を吹かして子株を得ることができる,この方法は通称「胴切り」とか「胴切り法」とか呼ばれている,ちょっと危ない方法に見えるが,時期や手順を間違えなければさほど危険な方法ではない


3.アガベ・アテナータを増やすための親株
 まず胴切りを行う親株を準備する,トップの写真のような幹立ちした株(写真の株は初緑)で,幹の部分が10cm程度あるものを用意する,これより幹の長さが長くても問題は無いが,どんどん株を増やしたいなら,10cm程度になった段階で,胴切りの処理をした方が早く数を増やすことができる


4.アガベ・アテナータの幹を切断(5月13日)
 切断部位を露出するために下葉を除去していく,その株の状況によって多少異なるが,最初は幹の表面がちょっと赤っぽい部分が現れる,さらに除去すると幹の表面は白くなってくる,それ以上はむしる必要は無い,次に下の写真の赤線で示した部分(幹の赤っぽい部分)を剪定ばさみ等で切断する

アガベ・アテナータの増やし方− (1).jpg
アガベ・アテナータの増やし方− (2).jpg

 これより下の堅い部分では幹が老化しているため芽が出にくいし,これより上の柔らかい部分では切断部分が未熟で柔らかいため腐れやすくなる,なお,切り取った上部は,下の写真のように思いっきり葉をカットして,適当な挿し木用土に挿しておけばちゃんと根が出て個体が再生できる

アガベ・アテナータの増やし方-(3).jpg

 また,幹の切り口部分には,以前は切り口を保護するトップジンMペーストなどの薬剤を塗ったりしていたのだが,塗っても塗らなくてもさほど芽の出方とか数には影響は無いように思えてきたので,最近はそのような薬剤等はまったく使用していない,ただし切断直後は雨に当てたりしないこと


5.アガベ・アテナータの幹切断から1ヶ月(6月15日)
 下の写真が約1ヶ月経過した状態である,この段階で11個くらい芽を吹いてる,植物は頂点の芽がつぶれると,その下の芽がいくつか動き出すのが普通だが,アガベ・アテナータでは上部の組織が柔らかく芽が出やすそうな場所だけでなく,結構幹の下部からも芽を吹いてくる(矢印参照)

アガベ・アテナータの増やし方− (4).jpg


6.アガベ・アテナータの幹切断から2ヶ月(7月25日)
 下の写真はさらに1ヶ月と少々経過した状態である, 大きい物は葉の展開幅が5〜6cmに成長している,これくらいの大きさでも,子株をかぎ取って挿し木できないことも無いが,もう少し大きくなってからの方が作業がしやすいし,挿し木後の発根や生存率も高いので,もう少し子株を養成する

アガベ・アテナータの増やし方− (5).jpg


7.アガベ・アテナータの子株を挿し木する(8月11日)
 挿し木の前にまず子株を幹から離す必要がある,手でかぎ取ることもできないわけでは無いが,安全のために,株元の幹部分にカッターナイフの先端で左右か上下にちょっと切り込みを入れてかぎ取った方がいい,無理に離すと子株の根が出る基盤の部分を傷めてしまうので注意が必要である

 挿し木は,まず根が出るための節を露出させるため,子株の下の方に付いてる小さな葉を除去する.挿し木用の用土を鉢に入れ,中心に開けた小穴に子株をやさしく押し込む,丁寧に水かけして株元を締めておく,これを直射日光が当たらない明るい場所に置いて管理する

アガベ・アテナータの増やし方− (6).jpg

 特に鉢内が過湿にならないように注意が必要である,根が出るまでは水を吸収するわけではないから鉢にどんどん水かけすると子株が腐れることがある,小さな水差し等を使って鉢内の適度な水分を維持するようにしよう,これで時期にもよるが,だいたい10日から2週間くらいで根が出てくる


8.アガベ・アテナータの子株の成長(9月15日)
 子株を挿し木してからさらに1ヶ月後の状況が下の写真である,アガベ・アテナータは,葉が薄くて弱々しく感じられるので,子株を挿し木してもその後の生育に不安が有るかもしれないが,これが意外と生命力が強いというか,特に最近は慣れてきてほぼ100%の成功率である

アガベ・アテナータの増やし方− (7).jpg


9.アガベ・アテナータ胴切りの注意点
 以前,まだ全然知識が無いときに,胴切りを行うのは夏の間に大きく株が成長し栄養が充実した秋に行うのが良い,というネットの情報を信じて11月に行ったことがあるのだが,このときは全く芽を吹かず株がダメになってしまい,高額で購入した斑入りのアテナータを2株も失ってしまった

 ということで,胴切りの作業は絶対に秋に行ってはいけない,ちょっと知識があればわかったのだろうが,秋はこれからの低温・寡日照の冬に備えて,体内に養分をため込む時期なわけで,そんなときに新芽を吹いてる余裕なんて有るわけがない,やはり芽を吹くのは「目に青葉」の時期なのである


10.おわりに
 この胴切り法という増やし方は,株が1個とか2個しかないとなかなか思い切って実行できないのだが,1度成功すると数がグンと増えて,後は幾何級数的に増やすことができる,最初の1回に思い切りが必要だが,ここで述べた注意事項等に気を付ければ,よほどのことが無い限り大丈夫!(たぶん)


11.関連記事
 アガベ・アテナータの増やし方(胴切り法)Part2(詳細は→こちら)



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