クリエイティブジャパンによる1,000人を対象に行った結婚に関するアンケート調査の結果，未婚男女の56％は結婚したいと思ってないそうである，これはすごい結果である，ほぼ６割が結婚したくないとかマジで国が滅んじゃうレベルである，で，なんで結婚したくないかというと「一人の方が自由だから」「何もメリットを感じられない」「コスパが悪い」というのがその理由だとか
たぶんそういう意見にはある意味正当性もあるだろう，結婚すると勝手気ままに生活できなくなるから，自由は制限されるでしょう，結婚自体にメリットを感じない人もいるでしょう，まして子供生まれてその子が独り立ちするまで育てるなんて，非常にコストのかかるコトだし，途中で死んじゃうかもしれんし，悪人に育っちゃうかもだし，そういうこと考えるとコスパが悪いと言う人がいても不思議じゃない
まあ世の中いろんな価値観を持った人が居るわけだから，本当に一人が好きな人もいるだろう，自分の時間を全部自分に使う方がいい，配偶者や子供に時間を取られるって，自分にはなんのメリットも無いとか，そう考える人もいるだろう
ただ，そういう人が６割になっちゃうというのはいかがなモノか，若者が夢とか希望とかを追っかけないような，そんなこと実現することは無いって思うような社会は終わってるよ，日本はほんとに根源的な部分でおかしくなってる，少子化対策はこの辺をもっとしっかり把握して，対応策を練った方がいいと思うけどね，結婚に対するそもそもの価値観が大きく変化してるんだから，｢若者の結婚離れ｣なんて言葉遊びしてる場合ではない！
◆正社員増やせば社内結婚が増えるのでは？
上図で明らかなように，パートや派遣等の就業形態が４割超えてるけど，こういうのも若者が結婚に踏み切れない要因なんだろう，昔は社内結婚ってのが結構多かったと思うけど，女性から見たらパートとか契約で勤めてる男性は，収入が安定しないという点で結婚対象から外されそうだし，男性にしても非正規雇用で収入が不安定じゃ，女性にアプローチしにくいだろうしね，親戚にも数人アルバイター男性がいるけど結婚してないね，人間的にはまともなんだけど
以前も書いたけど，家庭を維持できるような収入が無いってことが，結婚できない（しない）大きな理由だろう，これにつきるような気がする，別な調査によると，正社員の未婚率は25％なのに対して，派遣・契約社員は67％，パート・アルバイトは86％と，不安定な雇用形態になるほど未婚率が上がってるんだからさ，日本に活力取り戻すには正規雇用を増やす，これに限る
毎日のように会ってて一番近いとこにいて，気心の知れてる男性あるいは女性が結婚対象に，あるいはその前の恋愛対象にならないって状態じゃあ，非婚率があがるのもしょうがない，最大の出会いの場がその機能を失っちゃったんだから，正規雇用増やすべし！
◆貧困の再生産どころか貧困層は消滅する
現代社会は一部の富裕層に富が集中し，昔よくいわれた中流層は貧困層へ流れ込んできて，その格差はますます拡がってる，貧困層の多くは非正規雇用で，しかもその所得は減少傾向である，正規雇用になるためには高等教育を受ける必要があるが，このような貧困層は金銭的な面で，子供達に高レベルの教育を受けさせる事ができず，子供達も親と同じような非正規雇用の貧困層を形成する
以上のような懸念があるなかで，以前，自民党の某議員だったか「貧困の再生産など起きない，彼らは子供さえ持てないから，いずれいなくなるだろう」って発言，これは賛否両論，イロイロ物議を醸したが，たしかに子供さえ持てないの前に，結婚さえできないわけで，次の貧困層候補が生まれてこないというのは，ある意味正しいかもしれない
さらに結婚がどうこういう前に，男性の７割，女性の６割は恋人が居ないという統計データもある，
前述したように，そもそも結婚願望が無いから，恋人が欲しいとかも思わない，もうこうなると男も女もお先真っ暗，悲惨というほかない，恋愛して結婚して家庭を持って子供生まれて家族で幸せに暮らしていくという，これまでそれが当たり前として世に広く受け入れられてた価値観というか，一連の人として生きていく流れが，全くの初期段階で崩壊してる
経済界なんか人口減少，つまりは働き手の減少に備えて移民政策を進めろって言ってるが，多くの移民を受け入れたヨーロッパが，いまどういう状況になってるか解って言ってるんだろうか，解ってるけど自分ら上級国民には関係ない，経済活動が回って自分たちの懐が潤えばそれでいいと思ってるんだろうか，日本がどんどん壊れていくぞ！
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