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2023年11月22日

自分でつくるAccess 販売・顧客・帳票 管理システム

自分でつくるAccess 販売・顧客・帳票 管理システム【電子書籍】[ きたみあきこ ]



★★★★
本の概要

Microsoft Access でシステムを作ることが学べる本。タイトルの通り、販売・顧客・帳票システムを例として学習が進んでいく。
対応している Access のバージョンは、2021, 2019, 2016, 365。
本の内容に沿った Access ファイルを、専用のウェブページからダウンロードできる。それらは項目ごとに、本の通りにやる直前状態のファイルと、やった直後が再現されたファイルとで構成されている。
ページ上では、カラーや画面キャプチャー、図や吹き出し等が多用されている。
登場人物は2人いて、一人は主人公らしきナビオ君、もう一人は指南役のマイコ先輩。ページ上の片隅で、ちょっとしたトークやプチアドバイスなどを展開してくれる。
VBAには触れられていない。
感想など

最近、Microsoft Access を約20年ぶりに本格的に使ってみたいと思った。なので、まずは手っ取り早く最新の関連書籍を使って思い出し&新たに習得しようと思い、この本を買ってみた。

ちなみに私のAccess歴はというと、21世紀の初期に仕事にて Access 2000 のクエリやフォームでちょっとしたものを作ったことがあったり、また MOUS試験(現MOS)の「Access2000一般レベル」という資格を取得したりしていた。しかしそれ以降、Access にはあまり触れてこなかった。
その後はむしろ、組織内の誰かが作り残した Access ツールは他の人にはなかなか中身に手を出しづらいやっかいもの、という世間的な共通認識?に、私自身もいつしか染まっていった。

しかし近年、いわゆる事務方の仕事をすることになり、様々な帳票や多くのデータを書き起こしたり管理したりしなくてはならなくなってきた。しかしこれが、適切なデータベースシステム無しではけっこうきつい。少なくとも私はそうだ。

こんな時、そういったことに対応している便利な基幹的システムが組織内にあればよいのだが、そんなものはほとんど無い。なので Excel でなんとか頑張ってきたが、それでも限界があったり、不便さを感じたりすることは多かった。ノーコード型のウェブ型データベースも、Access ほどには融通はきかない。
であればやはり Access しかないのでは?! という考えから、再び Access に興味を持つに至った。
MS Office の一つなのでほぼどこででも使えそうだし、個人レベルからでも作れるし。

早速、この本に沿って一通り触ってみたところ、基本的なところを思い出せたと同時に、新しい発見も色々とあった。
それらは私が知らなかっただけなのか、それとも後年のバージョンで実装されたのかはもはや分からない。いずれにしても、色々と新しい知見を得られたように感じている。
特にマクロビルダーのおかげで、ボタンにあてがう簡易なマクロの作成とかには非常に取っつきやすくなったと感じた。ほぼノーコードな感覚。
また全体的にも、Access の良さを再発見できた。

本のデザインについても、カラーやレイアウトが好ましい。肝心の内容や段取りやサンプルファイルも、どれも分かりやすかった。

あとは、人からなるべく嫌われないAccessツールにするためには、UIに気を配ったりする必要もあるだろう。この本の最後の方には、そのためのことも載っている。
ただしそのようなツールであっても、作者以外の人が中身をいじるには、その人にはやはりAccessについての基本的な知識は必要だろう。
それでも Access を使うことで日々の煩雑さをできるだけ軽減することができれば、元を取ることはできるのではないだろうか。

なお読後、登場するナビオ君とマイコ先輩との関係がほんの少しだけ気になった。もうあまり妄想するお年頃でもないが、どんな形であれこれからも良好な関係でいてほしいと、ささやかながら思ってみた(^O^)
タグ:access

2023年07月18日

Excelパワークエリ データ収集・整形を自由自在にする本

Excelパワークエリ データ収集・整形を自由自在にする本【電子書籍】[ 鷹尾祥 ]



★★★★★
本の概要

昨今の Microsoft Excel には、Power Query というツールが搭載されている。この本は、この PowerQuery の使い方や活かし方を、わりと手取り足取り教えてくれる。
対応教材の xlsx ファイルをダウンロードすることもできる。これらファイルとPowerQuery付バージョンのExcelがあれば、本に沿った実践練習がすぐにできる。それぞれには完成版のファイルも用意されており、本の通りにやってもしうまくいかなかったとしても、これら完成系を学習の参考とすることができる。
M言語やPowerQuery内の関数にも少しずつ触れられている。
感想など

Excel に PowerQuery というツールが付き始めた頃から、いったいどんなものかが気になっていた。といっても、初めは取っつきづらかった。PowerQuery の画面にたどり着くことすら難しかったし、なんとかそこにたどり着いたとしても、一体どうやって操作するのか、直感ではとうてい分からなかったから。クエリなんだから Access があればよいのでは?という疑いも少なからず持っていた。
しかしそれと同時に、MSがまた何か凄いものを作ったのでは?!という直感もあった。私にとって PowerShell や PowerToys がそうだったように、これまでの "Power" を冠するMSツールは「こんなものが欲しかった」感が凄かったので。多分 PowerPoint も出た当初はそんな存在だったのではないか。

この本をやってみて、PowerQuery を全体的には理解できたつもりだ。その結果、当初の期待はやはり全く裏切られなかった。むしろ、期待以上の代物である。
Excel の基本機能と Access との中間的なポジションでありながら、両者にはない優れた機能と操作性がある。

当初は本の途中の「結合」と「追加」くらいまでやってみたところで、自分は PowerQuery のほとんどを理解したつもりでいた。あとは自分で応用を聞かせるだけだろうと高を括った。
と言いながらも本の後半もやってみたところ、そこには自力ではとうていたどり着けなかったであろう機能や使い方にまで触れられていた。ちゃんと最後までやってよかったと思う。
仕事では早速役立っている。時間短縮できるだけではなく、データの不完全性への不安もかなり減った。

PowerQuery は、主にホワイトカラーの生産性を高められる強力なツールだと思う。Excel の歴史の中でもかなりインパクトの大きい追加機能と言えるだろう。

これを学んで一番得しそうな人として、以下のような人が思い浮かぶ。
  • Access などのクエリツールが使えないからといって、VLOOKUPやINDEX,MATCH あたりの関数だけで全ての結合を済ませようとしてきた。
  • VBAやマクロが使えないからといって、同じ整形やデータクレンジングのために手動操作やちょっとした関数を何度も繰り返してきた。
  • マトリックス表や横に伸びる表やカード型や申請書類や半構造化データ的なデータを、いわゆるデータベース的な正規形的な表形式に手動で地道に変換してきた。
  • シート上で大量データを操作している最中に誤ってセルを消したり誤入力していないか心配になりやすい。

PowerQuery を多くの日本人が使いこなすことができれば、生産性に関する課題の解決に大きく寄与することになるのかもしれない。
まずは自分が使いこなすことが大事だが、生産性を相乗効果的に加速させるには、なるべく多くの人がこういったツールを使える必要があるだろう。

この本の感想というよりPowerQueryの感想になってしまったが、そのPowerQueryをしっかりと教えてくれたこの本に感謝。
ただし、PowerQueryで使われるM言語やPowerQuery内関数をもっと深掘りするには、他の教材などをあたる必要がある。
タグ:Excel

2021年12月12日

達人に学ぶDB設計 徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ

達人に学ぶDB設計徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ [ ミック ]



★★★★★
本の概要

リレーショナルデータベースの設計について、網羅的に解説されている。図が適宜用いられている。章ごとに演習問題もある。
物理設計のところから書かれているので、データのバックアップやRAID などの、DB以外でも使われる一般的な分野も少し含まれている。
ただし SQL については、説明のための事例としては登場するが、文法や単語の意味などが詳しく解説されているわけではない。
感想など

リレーショナルデータベース(以下、RDB)の作りこみに関して、これまでふと思ったことのある数々の疑問に対するほとんどの答えが網羅されていたように思う。

しかも、物理設計の冗長化の部分としてバックアップやRAIDについても解説されている。その辺りからちゃんと書いてくれているなんて、初心者にもとても親切丁寧だと感じた。
また、RDBのバッドノウハウなども書かれている。こういうことは普通の教本には書いてなさそうだし、本来なら経験を積んだ者だけが知りうることなのではないか。それも含め、全体的にとても価値ある本だと感じた。

やはり深めに知りたい領域があったら、それに関する良書は1冊は読んでおいた方がよいなと、今回改めて実感できた。

と色々と評したが、私はシステム開発畑の人間ではない。
私のRDB作りの経験といえば、MS Access での簡単なツール作成や、MS Excel をそれっぽく使ってみたり、あと最近流行り?のノンプログラミングWebデータベースでシステムもどきを作成する程度のものだった。SQL のコーディングについては、研修レベルで軽くやったのみ。
そんな非開発系かつ SQL 使いではない私でも、GUI上でRDBのことを考えれば考えるほど、RDBに関する疑問や仮説は次々と湧いてきたものだった。

でも、この本はそういう人にもぴったりなのかも。というのも、この本には SQL に関することはあまり書かれていない。説明されたことをSQLで表現するにはどうすればよいかのサンプルコードがあるくらい。なので、非 SQL 使いこそ、この本を使うことでRDBの考え方を一から効率的かつ網羅的に学べるかもしれない。
さらには、Excel でシンプルな表をよく作るだけという人も、「第3章 論理設計と正規化」あたりを読むとよいのかも。人間が認識するためだけの、紙にペンで書く場合と同じような単なる表ではなく、データとして効率的に扱えるテーブルとは何かということが、そのあたりを読むと分かると思う。そうすれば、入力したデータをより良く生かすことにつながるのではないか。

著者の語り口にも親しみが持てる。
読んでいて色々なことが納得できたため、より良いRDBを設計したいという意欲が湧いてきた。
タグ:RDB

2021年08月16日

Excel VBAスタンダード VBAエキスパート公式テキスト

Excel VBAスタンダード VBAエキスパート公式テキスト [ 田中亨 ]



★★★★
本の概要

一連の資格試験「VBAエキスパート」の中の 1 つの試験科目である「Excel VBA スタンダード」の合格を目指すための公式テキスト。
前段階となる「ベーシック」用のテキストと同じ著者によるもので、本の構成もそれと同様の感じになっている。
学習用データのダウンロードとウェブ模擬試験は、今回も提供されている。これらを利用するには、この本に掲載されているパスワードなどが必要となる。
感想など

以前、 VBAエキスパートの Excel VBA ベーシック 試験に合格したので、次はスタンダードに合格したいと思い、この本で学習してみた。
ちなみに前回のベーシック試験でも、同シリーズのベーシック版テキストを用いて学習した。
今回も説明などがとても分かりやすかった。ただ覚えてください、という感じではなく、理由や補足説明、技術的経緯みたいなことも書かれていたりするので、頭にすんなり入ってきやすかった。

今回も前回同様、テキストを読みつつ、掲載されているコードを自分でも VBE に打って実行してみる、という練習を一通りやってみた。
やってみると、試験に合格するためだけではなく、実践のための知識が着々とついていることを実感できた。例えば、勉強しながらも新しく学んだ方法を早速実践で使いたくなったり、以前に業務用に作成したマクロを改修したくなったり、新しいマクロのアイデアが思いつたりした。

こうして一通り学習し終わった後、提供されているウェブ模擬試験を受けてみたらいい感じの結果だったので、近々実際に受験してみることとする。

ちなみに私はこの類の教本で勉強する際、ブックスタンドを用いて教本を立てかけて読むことにしている。その方が、教本に書かかれているコードを実際に PC に打って練習するのに便利だからだ。もしブックスタンドが無かったら、私の狭い机では相当やりにくかっただろう。

2021年04月24日

スッキリわかる 日商簿記初級 第3版 (スッキリわかるシリーズ)

スッキリわかる 日商簿記初級 第3版 (スッキリわかるシリーズ)



★★★
本の概要

簿記の資格試験である日商簿記の「初級」試験に挑むための、テキスト+問題・解説集。
イラストやカラーのレイアウトとかがけっこう多い。
ダウンロードしてから使う模擬試験プログラムのライセンスコードもついている。ただしこの模擬試験プログラムには答えの解説はついていない。
感想など

事務仕事の一つとして、多少お金を扱う仕事をやらなければならなくなった。しかし私はそれまで仕事においてお金なんてほぼ扱ったことがなかった。
そのままでは不安だったので、とりあえず何かそれっぽい知識を身につけようと思った。そこでそれっぽい資格とかをいくつか調べてみた結果、日商簿記の初級をとりあえず受けてみようと思うに至った。
その学習のために買ったのがこの本。

全般的にイラストが豊富で、初めの方の説明も丁寧で分かりやすく、まさに「初級」の名の通り初心者向けであるという印象を受けた。しかもさらにご丁寧なことに、「第1章だけは、3回はしっかり読み込むようにしてください」と、この本自身の読み方まで指南してくれている。

しかし私は先に述べたように、仕事でのお金については超超初心者、というか知識も経験も感覚も興味もこれまでほぼゼロで生きてきた。しかも数の計算自体、あまり得意ではない。
そんな私なので、超分かりやすそうなこの本をもってしても、途中くらいまで読んだ時点で、簿記というものはこんなにも難解なのか・・・と感じてしまっていた。章ごとの問題も、自力ではほぼ解けない状態に陥っていた。
なので、インターネット上で、簿記に関する初心者向けの他の情報ソースも色々と調べてみたり、自分なりに色々と悩み考えたりしてみた。そうすることでやっと、この本の問題が徐々に解けるようになってきた。

簿記やお金の仕事にもとから多少なりとも興味がある人にとっては、この本はきっとめちゃくちゃ分かりやすいんだろう。しかし私のようにもともと興味がなく、たまたま仕事で少しだけお金に関わりそうだから、資格フリークだし、とりあえず受けてみよう、というような珍しい?レベルの人にとってはまだ難解な部分も多いのでは・・?と感じた。まあそもそも、そんな人向けに試験対策本を書く必要などないのかもしれないが・・。

それでもあえて、これがあればもっと分かりやすかったのではないか?と思った事柄を、以下にあげてみる。

・仕訳表に出てくる勘定科目が5要素のうちどの要素に該当するのかを、いちいちしつこく併記するなどして、一目で分かるようにする。
・仕訳表の中で書く順番のコツ。
 例えば、借方と貸方のうちどっちから書けば分かりやすいか、もしくはどの要素またはどの勘定科目から書くと残りがスラスラと書けるようになるか、とかのコツ情報。

あと、イラストはかわいいのだけれど、例題に出てくる買い手と売り手(または借り手と貸し手とか)の動物の見た目や名前が互いになんとなく似ていることが多かった気がする。なので読みながら、どっちがどっち?みたいに感じることもあった。

まあそれでも結果的には、この本をまるまる2周(第1章だけは3周)、読んだり問題の練習をしたところで実際の試験に挑んでみたところ、無事に合格することができた。感謝。
タグ:日商簿記

2020年08月20日

Excelでできる! Webデータの自動収集&分析 実践入門

Excelでできる! Webデータの自動収集&分析 実践入門



★★★
本の概要

インターネット上にあるウェブページのデータやXMLデータの収集&分析を、MS Excel を使って効率的にやる方法が紹介されている。基本的に Excel 2016 以降が対象となっている模様。
Excel のUI にはじめから組み込まれている機能はもちろん、関数、VBA や Web API、アドインなどを用いた方法までがカバーされている。
VBA についてはコードのサンプルが掲載されており、これは別途ダウンロードすることもできる。
サンプルにおけるデータ取得対象としては、Yahoo や Wikipedia や国会図書館のウェブページなど、実在するウェブページも複数含まれている。
感想など

ウェブページからの定型的な情報収集作業を効率化したいと思い、手に取ってみた。
まず、Excel UI 上にはじめから用意されている[データの取得と変換] 機能を知れたただけでも良かった。Excel 2016 からこんな便利な機能が搭載されていたとは

VBA の章については、読んで十分に理解するには、VBA に関する基本的な知識は予め必要になるだろう。
これらについては、必要に応じて、自分が欲するものに近いサンプルコードとその解説文を参考にするという感じだろう。よくあるVBA 逆引き辞典の、Web データ収集特化版という感じか。

私はこの本を読んだことで、一つのExcel マクロ有効ブックを作ることができた。
そこで使った機能は、前述の [データの取得と変換] 機能と VBA だ。
VBA の部分については、この本に書かれていたサンプルコードからヒントを得つつ、自分が欲しい表の見栄えになるように自分なりにコードを書いてみた。

本の中の説明文章にやや難解な箇所がいくつかあったけど、、、全体としては分かりやすかったと思う。
タグ:Excel

2020年04月20日

RPAツールで業務改善! UiPath入門 アプリ操作編

RPAツールで業務改善! UiPath入門 アプリ操作編



★★★☆☆
本の概要

RPAのソフトの中で一番有名かもしれないUiPathでアプリを操作するための、入門的な本。
UiPath Community Editionのインストール方法や基本的な概念から、Word、Excel、PDF、ウェブブラウザーやメールに対するロボ操作に至るまで、基本的な部分が書かれている。
UiPathで読み込めるLesson用ファイルを別途ダウンロードすることもできる。
感想など

自分のPCの中でちょっと自動化したいことがあって、まずはこの本を買ってみた。そしてこの本を見ながら、実機でUiPathに初めて触れてみた。
UiPathそのものは凄いなあと思う。これを使いこなせれば色々便利になるのかもなあとも思う。
この本は、よく使われる基本的なアプリケーションに対する操作をスコープとしているので、けっこうとっつきやすいと思われる。
ウェブスクレイピング機能については、RPAというより、もはやウェブスクレイピング専用ソフトなのでは?というくらいに楽に使えるようになっている模様。

ただし、この本で紹介されている動作はほんの基礎であるせいか、他の既存のソフトやアドオンなどで代替できるものも多いだろう。例えば、メールを大量に送るときに宛先をBCCではなく1通ずつTOにして一気に送る、という動作については、ThunderbirdのMail Mergeアドオンでほとんど事が足りるだろう。
そして当然ながら、これら複数の機能やより高度な機能を組み合わせて本当の業務に役立てようとするならば、UiPathについてより習熟する必要があるだろう。しかしそうなるためには、やはり基礎を習得することが大事ということで、このような入門書などがけっこう必要になってくる。

実際私も、この本を読みながら実際に書かれている通りにやってみることで、UiPathのアプリに対する基本的な操作についてはできるようになった。
ただし、最終的にやりたい動作を仕込むには、もっと勉強が必要らしい・・・ ウェブブラウザー上の細かい操作など、まだうまくいかない・・・。私自身がもうちょっと修行しないといけないんだろうな。

あんま関係ないけど、表紙のロボットの絵がちょっとかわいい、というか和む プラントイというシリーズらしい。

基本編はこちら

RPAツールで業務改善! UiPath入門 基本編


タグ:UiPath

2020年03月15日

Excel VBAベーシック VBAエキスパート公式テキスト [ 田中亨 ]

Excel VBAベーシック VBAエキスパート公式テキスト [ 田中亨 ]



★★★★★
本の概要

オデッセイコミュニケーションズが主催するVBAエキスパート試験の科目「Excel VBAベーシック」の出題範囲を網羅している本。この本により、MS Excel のVBAに関する知識を身に着けながら、そのベーシック試験への合格を目指すことができる。
説明ごとに、そのサンプルとしてのコードも載っている。
さらに、対応する学習用データのダウンロードができ、模擬問題をインターネット上で受けられるようにもなる。
本の中では、MS Office Pro Plus 2016が使われている。
感想など

説明とレイアウトがとても分かりやすいと感じた。
この本のおかげで、私は「Excel VBAベーシック」試験に合格することができた。
とはいえ実践はまだだ・・・。だけど合格はできたので、簡単なVBAを書いたり、人が作ったVBAコードを理解して軽く手直しする、ということくらいまではそこそこ自信を持ってできるようになった気がする。

この本をどう使ったかというと、まずは読みながらその通りにコードを書いて動かす練習を1周やり、その後に説明の各要点を読み直し、次に本で紹介されているインターネット上の模擬問題を受けてからその解説文も見直し、最後に仕上げとしてもう一度その模擬問題を受けた、という流れ。
コードを実際に書く練習をする際は、この本を書見台に立てかけて、それを見ながらコードを打つという感じだった。

ちなみにこの勉強を始める前の私のベース知識としては、MOSはいくつか取得してあったが、VBAについては15年以上前にとある研修で軽くかじった程度であり、しかも内容はほとんど覚えていない・・・という状態だった。実践でも、誰かが作ったコードを勘とコピペだけでプチ手直しした程度・・。

余談だが、資格勉強にはあまり意味がなく実践と実践向けの勉強だけが大事なんだ、というような話をたまに耳にする。資格の種類によってはたしかにそういうこともあり得るが・・・、少なくともこのVBAのような具体的なスキルを問う資格については、そんなことは無いと思う。
実践が大事だというのは当然だが、その実践に備えて対応する資格を取得しておくことで、体系的な知識を予め身に着けておくことができる。そうすれば、実践が効率よく捗る。そして、資格勉強の範囲外にある、より高いレベルの部分に注力することができるようになる。
実践し始めた後からでも、対応する資格を取得することには大いに意味があると思う。それにより、レベルアップやスキルの穴埋め、新たな気付き、頭の中での体系的知識の再構築というような効用が出てくると思う。
そして資格として持っていれば、履歴書などでその力を堂々とアピールできるし、その後それに関する仕事をふられる可能性も高まる。勉強段階においても、資格という称号を得られるとなれば、モチベーションも上がりやすい。

この次のターゲットとして、Access VBAベーシックか、Excel VBAスタンダードの科目を受けてみたくなった
タグ:VBA

2019年04月07日

徹底攻略MCP問題集 Windows Server 2016[70-740:Installation, Storage, and Compute with Windows Server 2016]対応

徹底攻略MCP問題集 Windows Server 2016[70-740:Installation, Storage, and Compute with Windows Server 2016]対応



★★★☆☆

本の概要

MCPの試験番号70-740 への合格を目指す人が、勉強するための問題集。
問題集&解説集がカテゴリごとに繰り返される構成となっている。最後の方には、全カテゴリが混ぜられた総仕上げ問題集もある。
問題ごとに、左上にチェックボックスがついている。例えば、正解した問題にはチェックをつけていく、などという使い方ができる。
感想など

この問題集をほぼ2周やりきった上で実際の試験に挑んだところ、けっこうギリギリで合格することができた。

実際に出題された問題は、この問題集の問題を越えた内容がけっこうあった・・。はっきり憶えていないが、この本と同じような問題は半分程度にとどまっているような印象を受けた。
それ以外の何割かについては、この本とそっくりな問題ではなかったものの、本の解説の隅々にまで目を通せば答えられそうなものではあった。
さらにそれ以外の数問については、この本では触れられていない部分に関する出題であったように思う。

やはりMCP試験は侮れない・・・。出題者側も、日々問題を進化させているのだろう。
問題集1冊をただやりこなしただけでは、安心はできない。
特に、MCPを初めて受ける人や、仕事で管理者としてWindows Server にあまり触れたことが無い人にとっては、この問題集だけで一発合格というのは少々きついかもしれない。

とはいえ私にとって、逆にこの本が無ければ合格は到底無理だっただろう。問題慣れもできなかっただろうし、出題の勘所もわからなかっただろう。

この問題集自体はとても読みやすかったし、解説も分かりやすく、好印象を持てた。
この本を読み込めば、実際の試験に合格すればもちろんそうだし、たとえ不合格であっても、Win Srv 2016 に関するある程度まとまった実用的な知識を手に入れることはできるだろう

2018年12月05日

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2018年版

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2018年版



★★★★☆
本の概要

IPAの「情報処理安全確保支援士試験」のための試験対策本。
冒頭にはいきなり「試験直前チェックシート」があったりする。その次に、試験の概要について書かれている。
本編では、試験対象となる分野について解説されている。節ごとに、説明文に続き、確認問題/回答などが掲載されている。
過去問の回答解説も別途ダウンロードすることができる。そのためのアクセスキーは、この本を実際に開いてみないと分からないようになっている。配布サイトの公開期限は、「2019年3月末まで」とのこと。
感想など

まず、ご多分にもれず本自体が分厚い・・・。その分、範囲を全体的に網羅しているという感じはする。
内容や構成、レイアウトについては、普通に分かりやすかったと思う。
過去問の回答解説が10回分もダウンロードできるのがありがたい。過去問の問題用紙の部分については、IPAのサイトから別途ダウンロードする必要はあるけど。

私はこの本をのーんびりと1回読みきった後に、過去問を2回分ほどやってから、試験に挑んだ・・・。やはり私の実力では、2回分だけじゃきつかったかも・・・。まだ結果は分かっていないが、おそらくギリギリ不合格だった。
もちろんこの本は悪くなく、私の努力が足りなかったせいなのは明らか。次は過去問をもっとちゃんとやりこんでから、試験に挑もうと思う

2019年度版が出てた

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2019年版



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