2016年08月08日
福岡のおすすめスポット:オテル グレージュ / ラ・ギャルリー
今回は福岡の東、宗像のスポットの紹介です。
宗像は日本書紀にその由来が記されるほどの歴史のある「宗像大社」があるところで、近年この宗像大社の一宮「沖ノ島」が世界遺産への国内推薦を得て、暫定世界遺産候補になったことで話題を集めました。福岡県の中の位置づけとしては東の北九州市、西の福岡市の中間に位置し、美しい玄界灘の海と豊かな自然に育まれた魚や野菜が魅力の地です。
宗像の付近にはサイクリングロードが多く、サイクリストにとってはとてもうれしい環境が整っています。特に宗像〜芦屋間のサイクリングロードは海浜のすぐそばに整備されていて、約40kmにわたって海のそばを走ることのできる素晴らしい環境になっています。福岡からは少し距離があるので輪行することが一般的ですが、現地各所にレンタサイクルの施設があり、自転車を借りて走ることもできます。
宗像で最近人気を集めているのが「オテル グレージュ」。青い空と青い海に映える真っ白な建物が印象的な、かなりハイクラスのホテルで、12歳未満の入場が不可、レストランはドレスコード有りと結構敷居は高め。ですが、ホテル内グランドフロアにある「ラ・ギャルリー」は普段着でも立ち寄れるカフェ・バーになっています(とはいっても、サイクルウェアでは入りにくいので、もし自転車で行かれる場合はカペルミュールの様なウェアが無難です)。
ホテルは少し小高い山の上にあるので、ホテル前からの海の眺望は絶景。目の前を遮るものがほとんどないので、左右に一大パノラマが開けます。この晴れた日の宗像の海のきれいなこと。空の青と海の青がコントラストを描きながら交わる景色は本当に雄大で、古来宗像が「神の地」であることを思い起こさせてくれます。
そしてこのオテル グレージュがある場所は「神湊(こうのみなと)」…すなわち「神の集まる場所」なんですね。オテル グレージュのHPではこれを「こうのみなと」と読まずに「かみのみなと」と表現していますが、地名といい景色といい、神がかった美しさを見せてくれる場所です。夕焼けも絶景だそうですが、この日は昼だけお邪魔しました。
オテル グレージュの中でも比較的気軽に入ることのできる「ラ・ギャルリー」。その名の通り店内にはシャガールをはじめとする絵が飾られ、シンプルストイックなギャラリーを思わせる店内になっています。席からはプール越しに宗像の海を望みながら、手ごろな価格で料理やスイーツを楽しむことができます。
ラ・ギャルリーの料理はパン・サラダ・コーヒーのセットメニューで1,600-2,000円くらいと手ごろで、少し強めの味つけながら素材の味がしっかりしていました。一品目はタコを使ったパスタで、オイル系のソースとリングイネと思われるパスタの相性が良く、海の幸の塩気がアクセントになった一品。もうひとつはラ・ギャルリーで「是非とも食べるべき一品」によく挙げられている煮込みハンバーグ。深い色のデミグラス系のソースの中に、ナイフがすっと入る柔らかな仕上がり。芳醇な香りと味わいが印象に残るハンバーグでした。
ケーキプレート(700円)は1枚1枚細かなデコレーションアートが描きこまれていて、出てきたときには思わず声が出ます。ケーキは4種類程度の中から選ぶことができ、この日選んだのは果実感がしっかりある、口の中にふわっと幸せな香りが広がるみずみずしさいっぱいの桃のタルトでした。
そして素晴らしいなと思ったのはスタッフ。お客様のひとりひとりの様子を見て、細かくクッションを差し入れたりする気遣いや、料理の提供タイミングを一緒にいる人と合わせるサービスコントロール。来られたお客様に丁寧にメニューの説明をできるきちんとした料理の知識と接客、そして退店時にお客様と談笑しつつお見送りするところなど。
書くと基本的なことながら、スタッフ全員がこれをできる店がどれほど少ないか。私自身かつてホテルマンとして良質なサービスの提供に努めた身であるだけに、本当に「あぁ、いいホテルとスタッフだなぁ」と感じさせてくれる素晴らしく贅沢な時間でした。
美しい宗像の、贅沢で穏やかな休日を心ゆくまで堪能することのできる場所です。
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宗像は日本書紀にその由来が記されるほどの歴史のある「宗像大社」があるところで、近年この宗像大社の一宮「沖ノ島」が世界遺産への国内推薦を得て、暫定世界遺産候補になったことで話題を集めました。福岡県の中の位置づけとしては東の北九州市、西の福岡市の中間に位置し、美しい玄界灘の海と豊かな自然に育まれた魚や野菜が魅力の地です。
宗像の付近にはサイクリングロードが多く、サイクリストにとってはとてもうれしい環境が整っています。特に宗像〜芦屋間のサイクリングロードは海浜のすぐそばに整備されていて、約40kmにわたって海のそばを走ることのできる素晴らしい環境になっています。福岡からは少し距離があるので輪行することが一般的ですが、現地各所にレンタサイクルの施設があり、自転車を借りて走ることもできます。
■HOTEL GREGES 公式HP | ■お店の場所 Google map |
■ホテル前から玄界灘を望む | ■「恋人の聖地」でもあるらしい |
そしてこのオテル グレージュがある場所は「神湊(こうのみなと)」…すなわち「神の集まる場所」なんですね。オテル グレージュのHPではこれを「こうのみなと」と読まずに「かみのみなと」と表現していますが、地名といい景色といい、神がかった美しさを見せてくれる場所です。夕焼けも絶景だそうですが、この日は昼だけお邪魔しました。
■ラ・ギャルリー外観 | ■ラ・ギャルリー店内 |
■本日のおすすめパスタ | ■煮込みハンバーグ |
■ケーキプレート |
ケーキプレート(700円)は1枚1枚細かなデコレーションアートが描きこまれていて、出てきたときには思わず声が出ます。ケーキは4種類程度の中から選ぶことができ、この日選んだのは果実感がしっかりある、口の中にふわっと幸せな香りが広がるみずみずしさいっぱいの桃のタルトでした。
そして素晴らしいなと思ったのはスタッフ。お客様のひとりひとりの様子を見て、細かくクッションを差し入れたりする気遣いや、料理の提供タイミングを一緒にいる人と合わせるサービスコントロール。来られたお客様に丁寧にメニューの説明をできるきちんとした料理の知識と接客、そして退店時にお客様と談笑しつつお見送りするところなど。
書くと基本的なことながら、スタッフ全員がこれをできる店がどれほど少ないか。私自身かつてホテルマンとして良質なサービスの提供に努めた身であるだけに、本当に「あぁ、いいホテルとスタッフだなぁ」と感じさせてくれる素晴らしく贅沢な時間でした。
美しい宗像の、贅沢で穏やかな休日を心ゆくまで堪能することのできる場所です。
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■オテル グレージュ [HOTEL GREGES] | |
■住所 | :〒811-3501 福岡県宗像市神湊600 |
■電話 | :0940-38-7700 |
■営業時間 | :予約受付10:00~19:00 |
■店休日 | :火曜日 |
■HP | :http://www.greges.jp |
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■プールサイドカフェ ラ・ギャルリー [LA GALERIE] | |
■住所 | :〒811-3501 福岡県宗像市神湊600 |
■電話 | :0940-38-7700 |
■営業時間 | :11:00~日没 |
■店休日 | :火曜日 |
■HP | :http://www.greges.jp/lounge/index |
タグ:改造以外のこと
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