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posted by fanblog

2016年07月28日

MyPallas M-650がリファイン、「Type3」が新登場

ふとマイパラス公式ページを見てみると、なんとマイパラスM-650がリファインして「Type3」となっていました。Type2が発売されてから結構な年月が経ちましたが、細部の見直しがされて今回のType3に移行したようです。逆に言えばリファインする価値があるくらい人気があるということなのでしょう。実際、マイパラスM-650を街中で見かけることが何度かあり、女性のライダーの方も数人おられたので、いろいろな意味でユーザーのニーズに適した部分があるんだろうな、と思っていました。

mypallas-m-650-3-01.jpgmypallas-m-650-2-01.jpg
MyPallas M-650 Type3MyPallas M-650 Type2

フレームなどの根幹にかかわる重要な部分は大きくは変更はないため、パッと見はほとんど変わりないように見えますが、いくつか重要な変更があったようです。Type3の実車を見ていませんので細かいところで分からない部分はあると思いますが、Type2との比較検証をしてみたいと思います。

※注:当ブログ掲載の公式商品画像は全て株式会社マイパラス様より写真及び掲載情報の使用許可を得て掲載しております。
1.サドルの変更

mypallas-m-650-3-03.jpgmypallas-m-650-2-03.jpg
Type3のサドルType2のサドル

すぐに目につく変更のひとつはサドル。Type2は真ん中にエアホールがあるちょっと厚めのサドルだったのに対し、Type3ではエアホール無しのシンプルで薄く、スポーティな形状になっています。Type2のサドルは厚みはあるのですが、有効座面が狭くて、正面から見ると中央が高くてサイド側が低い構造であるため、長時間乗るとかなり痛くなることがありました。座面そのものは柔らかいのですが、乗り心地のよいサドルとは言えませんでした。

Type3のサドルは薄くなっていますが、座面の形状がType2よりも安定して座れる感じがあり、また有効座面も広くなっているように思います。サドルはクッションの厚みがあると一見、座り心地が良いように思いますが、自転車を漕ぐ時に無駄に力を逃してしまうため、ペダリングの効率が悪くなってしまうことがあります。そのため薄くてしっかりしたサドルのほうが実は疲れにくく、きちんとした乗り方をすると痛みが出にくくなります。

そうは言っても合う合わないは個人差があるのがサドル。もしサドルが気になった方がおられれば以前の記事「3. 根本的なパーツの変更 -1 サドルの交換」にサドル改造のことを載せていますのでご覧ください。

2.タイヤの違い

mypallas-m-650-3-08.jpgmypallas-m-650-2-08.jpg
Type3のリアビューType2のリアビュー

もうひとつ気づく変更点はタイヤです。Type2のタイヤはサイドウォールが白いタイヤでしたが、今回のType3のタイヤはサイドウォールまで同一のゴムでコートされたシンプルな外観になっています。Type2のサイドウォールの白いタイヤはType2の大きなデザインアクセントでしたが、乗っていると道路からの汚れでどんどん黒ずみ、最終的には濃いグレーのサイドウォールになっていました。

最初、新しいタイヤなのかな、と思ったのですがトレッドパターンを見たところ「KENDA K935 26"×1.75 ハーフスリック」と同じトレッドパターンのようです。このタイヤのレビューは「3-3. 根本的なパーツの変更& 6-1.タイヤ回りの変更 - タイヤの交換(その2)」に書いています。

3.リアディレイラーの更新

mypallas-m-650-3-09.jpgmypallas-m-650-2-09.jpg
Type3のRディレイラーType2のRディレイラー

リアディレイラーがType2のSHIMANO Tourney RD-TY18-GS FDB(逆爪タイプ)から、より新型のSHIMANO Tourney RD-TY21A GS(逆爪タイプ)に変更になっている様子。変速数は今回も6Sで、おそらくスプロケットもSHIMANO MF-TZ20 [14-16-18-21-24-28T] ボスフリーではないかと思います。Tourneyはシマノのコンポーネントグレードの最下級であるのですが、そこはシマノ。性能とタフさは折り紙付きでType2のRD-TY18-GSは購入より5年以上、一度も故障せず、また一度も再調整する必要がなかったほど。シマノはやっぱり世界のシマノです。

またおなじみのディレイラーガードがType3でも付いていますね。リアディレイラーは実はもろくて、転倒したり障害物にひっかけてしまうと簡単に破損してしまいます。特に街乗りしていると、駐輪場などで自転車が倒されていること珍しくなく、その際にリアディレイラーが破損することがとても多い。このガードは金属製で非常に頑丈なため、壊れやすいリアディレイラーをしっかり守ってくれる「地味にイイヤツ」なんです。

4.クランク周り

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Type3のクランクType2のクランク

ここは変更がないようですのでType2もType3も共通の48Tシングルにスチールクランクの組合せ。私はここを改造して多段化していますが、普通の街乗りの時は実はFギアを変えることはほとんどありません。Fギアを変える場面というのは「きつい坂」or「心置きなくスピードを出せる道」だけで、普段乗りではRギアだけで十分だと思っています。

ただこのFギアとクランク・・・とても重いパーツですので軽量化を目指す人には交換しておきたくなります。しかし実は48Tシングル+スチールクランクの重量と、SHIMANO ALTUS FC-M311(F3段ギア+クランク)+SHIMANO ALTUS FD-M310(Fディレイラー)の重量はほぼ同じです。軽量化というのならピスト用のシングルギア+軽量クランクの組合せのほうが絶対に良いと思います・・・あ、いやDEORE XTだのXTRだのは反則ですからね・・・。

5.ブレーキ周り

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Type3のFブレーキType2のFブレーキ

ブレーキは若干形状が異なるもののフロント・リアともにシンプルなVブレーキです。Vブレーキはストッピングパワーも十分で、メンテナンスが非常に簡単です。ちょっと高級なMTBなどになると現在はディスクブレーキが多いですが、思いのほかメンテナンスが必要であったり、万一故障や調子が悪くなると自転車の整備の知識がない人がディスクブレーキの修理・調整をするのは至難の業です。その点、Vブレーキは簡単に調整でき、とてもタフなブレーキです。

一方・・・改造しようと思うとこれまた簡単にできる部分でもあります。私はVブレーキをDEOREに換装していますが、DEOREのVブレーキでさえ前後で4,000円ほどで交換できてしまいます。もちろんそれ以下のグレードならもっと安く改造することができます。ノーマルとDEOREでは3倍ぐらい性能が違います。握って明らかに体感が変わるほどのストッピングパワーと強度を感じることができますので、改造の手始めにおすすめです。

6.リアサスペンション

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Type3のRサスType2のRサス

M-650のアイディンティティと言ってもよいリアサスペンション。ジオメトリーが変わっている感じはないので、芯-芯135mmのトラベル33mm程度のサスペンションです。このサスペンション、分解するとわかりますがきちんと「ダンパー」(バネが一気に戻らないように減衰する機構。路面追従性が高まる)になっています。もっともフリクションダンパーですので効果は限定的だと思いますが、案外きちんと作られています。

もうひとつ書いておくべきことはこのサスペンションは「調整」できます。バネの上のギザギザのリングを回すとバネを強めたり、弱めたりできます。バネを強めるとサスペンションは固くなり、ペダルを踏んだ時の力をダイレクトに路面に伝えることができるようになります。バネを弱めるとサスペンションが柔らかくなり、ショックを吸収して乗り心地が良くなります。

ただ調整も極端なのは禁物で、強すぎず弱すぎずが一番です。というのは、バネを強くすると漕ぐのは楽になりますが、スタートダッシュでタイヤが滑るし、ギャップで跳ねまわり乗り心地は悪くなります。逆にバネを弱くしすぎると漕ぐ力が吸収されて走りが重くなり、大きなギャップでは底つき(サスペンションが限界まで縮んで上下がぶつかること)をしてフレームにまでダメージがいきます。調整は少しずつ行って、ベストなバネの固さを探ってください。

7.グリップ周り

mypallas-m-650-3-02.jpgmypallas-m-650-2-02.jpg
Type3のグリップ周りType2のグリップ周り

グリップ周りは変更はない様子。RシフトはSHIMANO SL-RS35-6R RevoShift 6Sであるのも共通。SL-RS35はよく使われるシフトですが、安定してシフトチェンジできるし、ほぼ調整いらずの優秀なシフトです。どんな人でもすぐに使いこなせるデザインで、多くの自転車に採用されています。

一方、グリップですが・・・このグリップはとても痛くなりやすいものです。M-650のような自転車の正しい乗り方は「3点荷重」といって、サドル・グリップ・ペダルの3点に体重を分散して乗ります。そのため正しい乗車姿勢は前傾姿勢になり、ハンドルにも体重をかけて乗ります。時々、このタイプの自転車をママチャリのようにサドルに100%体重をかけた乗り方をしているのを見かけますが、M-650やMTB、クロスバイクの乗り方としては間違っています。

そのためこうした自転車ではグリップが非常に重要です。しかし・・・M-650のグリップはそうした3点荷重で乗るのには若干合っていないグリップで、実際に3点荷重で走ると時間がたつにつれ手が痛くなります。なのでもしM-650を買ったなら真っ先にグリップ交換がおすすめです。その場合必ず「左:ロング 右:ショート」と呼ばれるグリップタイプを選んでください。右にはグリップシフトがあるので、右グリップが短くないといけないからです。

グリップについては「2. 追加付属品を使った変更 -3 バーエンド」にも記事を書いていますのでご一読ください。

8.ステムの大きな変更

mypallas-m-650-3-10.jpgmypallas-m-650-2-10.jpg
Type3の可変ステムType2の固定ステム

Type2とType3の違いでもっとも大きな変更点は実は「ステム」(ハンドルの支柱)です。Type2のステムは典型的なスレッドステムと呼ばれるもので、角度を変えることはできず、ステムを差し込む長さでハンドルの高さを変更できますが、ほんの少しだけ知識が要ります。しかしType3からは写真のようにステム自体に角度と高さを変える機構がついているので誰でも簡単にハンドルの位置調整ができるようになります。

ハンドルの位置調整ができるということは、乗る人の姿勢や身長・腕の長さなどに合わせてベストなポジションに合わせることができるということです。乗車姿勢を最適にできるというのは非常に重要なことで、乗りやすく疲れにくくなります。

自転車に詳しい方なら「これはアヘッドステムではないのか」とお思いになると思いますが、メーカーさんのお話によると「アヘッドルック差し込み式のステムをオリジナルで制作したもの」ということですので、いわゆる「なんちゃってアヘッド」の一種のようです。それでも可変ステムはサドルと合わせてポジション出しするときにはとっても便利で、固定ステムではできない細かな調整と再調整を可能にしてくれる特筆すべきものです。

9.総評

極端に大きな変更はないものの、十分に「改良」と言っていい変更点があるリファインだと思います。

M-650のフレームに関してはType1からType3までずっと共通で、長年にわたって販売されていることを考えるとユーザーからは信頼をされていると感じます。実際、相当な改造を加えながら長年愛用している私自身、現在もこのフレームで不安を感じることはなく、見た目以上に強度も耐久性も高いと感じます。もちろん高級な自転車に比べれば様々な点で劣ることは承知の上で、しかしこれで十分だと言えるだけの性能をもったフレームだと思います。

M-650をいわゆる「ルック車」(見た目だけで性能の悪い自転車の意)と揶揄して蔑む人たちもいますが、きちんとJISの安全基準に合致したフレームで、実際に破損・破断といった話も寡聞にして聞いたことがありません。ロードやクロスと比較するから話がおかしくなるのであって、これはこれで新しいジャンルでいいのではないかと思っています。数値化された性能だけではない、人それぞれの自転車への価値基準というものがあると思います。

だから私はマイパラ育成日記中では「シティクルーザー」という呼び方をしています。街乗りで快適で十分な性能を持ち、経済的で頑丈・・・クロスやロードが持ちえない十分な「特長」だと思います。気軽に乗れて頑丈で楽しめる、ちょっと変わった自転車がほしい方にはお勧めです。

MyPallas M-650 Type3
価格:16,900円~(2016/7/29 04:44時点)
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