はじめての中古住宅売買体験とその後のはなし　＋お金のやりくり

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今日ある本を読んでいて
家は買わないほうが良いという話を見ました。

作者曰く
今どきは、空き家も増えているし、
資産にならない負動産になる。
買ったときは良いけど、
家族の変動などで、生涯を通じて一つの物件が
ベストの選択になりえない。
手放すときは、価値が下がるし思うような価格では
この先値段が下がり続けるので絶対に売れない。
家が古くなれば修全、メンテナンス費用もばかにならない。
固定資産税もかかるし、一つのところに縛られて自由がない。
だそうです。

実は、この本の作者と同じようなことを
僕の会社の同僚も力説している人がいます。

まあ、確かにそういう側面も多分にあるとは思います。
だけど、
僕は、家を買ってよかったと思っています。
中古だけど。

正直、何年も先のことはあんまり考えていなし、
漠然と、住まいに自分が合わなくなったら売って住み替えればいいかな
と思っているので、
見通しが甘いかもしれませんが......

家を選ぶこととか、
家族にとって、大きなイベントだし、
そんなイベントが持てるのは、コストがかかるけど、
選んでいる間、とっても楽しかったです。

いい物件出ないかなって、
ネットを検索したり、
街を歩いていて、あの家いいなーって家族と話したり、
単純に良い経験でした。

そして、ローンを組んで払っていることについても、
前に家賃を払っていた時とマインド的には全く変わりません。
これもやっぱり、金利がついたりコストにはなるんだろうけど、
今のローンの金額で、今と同じ間取りには、ちょっと金額的に住めなそう。
家賃より、ローンのほうが月の負担は同じ間取りなら軽い気がします。

昔からあるように
賃貸が良いか、持ち家が良いか
どちらかは結局、人それぞれが決めること。
しかも、同じ人でも、その時その時で判断が変わるもの。
そうなると、どちらが正しいなんてわからないってことですね。

ただ、
僕が思うのは、
生まれてから賃貸住まいしか経験していない人は、
自分自身の持ち家について想像でしか語れないけど、

自分の持ち家を持ったことがある人
（手放した人も含めて）
は、実体験から語れると思います。

そして、持ち家の人って、賃貸暮らしを経て
持ち家になった人が多いと思うんです。

そうなると、
やっぱり、体験や経験での中で現在、持ち家に至ったって人に対して
想像で経験もないのに
賃貸のほうが良いに決まってるって主張するのは
なんだか、自分の考えでない、聞いてきた仮の知識で話しているみたいだなって思います。

やっぱり、
僕は、損得関係なく家を買うっていうイベントが、
経験となって、
お金のことを学ぶ機会になったり、
家族のことを改めて考えることになったり、
自分の仕事や健康を大切に考える機会になったり、
冷静に自分の社会的な立ち位置を確認することになったり、
いろんな
気づきにつながると思うので、
買ってよかったなと思っています。


まあ、人それぞれだし、
1年後には僕も違うことを考えているかもしれませんけどね。

僕の住んでいる町内では、
定期的に家が壊されて、そこに建売住宅が建てられて、
売りに出されています。

大抵は、売り出し半年くらいで売れていくのですが、
中には１年過ぎても売れない物件もあります。

外見は、大して変わらないし、
建っている場所ほとんど条件が変わりません。
もちろん販売価格も適正値です。
内覧内見こそしていませんが、
ネットで間取りや、設備を見る限り、
売れている物件も、売れ残っている物件もほぼ同じです。

では、何が違うのか？
販売している不動産業者さんが違うんですね。

売れている物件は、
地元で売買賃貸ともに店舗を多く展開している
業者さん。

売れていない物件は、
地域ではちょっと
聞いたことのない不動産屋さん。

結局、不動産購入の一番の切っ掛けになるのは、
自分のかかわった不動産業者さんの
おすすめだったりすると思います。
そうなると、売れる売れないの結果は
如何に不動産業者さんが、他のお客さんにアプローチを
かけてくれるかによります。

もし、自分が大家さんで不動産を賃貸に出すとき、
自分の家や土地を売却するとき、
その地域に根差した営業力を持った不動産に依頼するのが
カギになりそうです。

現にうちの近所でも、
住んでいたアパートが取り壊しになるので、
すぐ近所の中古住宅を購入したケースもあります。

不動産の買い替えでは、
売買ともに同じ不動産業者のほうが、
手続きはスムーズだし、
業者も早く成果を出したいから一生懸命になります。

買うのはこっちの業者
売るのはこっちの業者
っていうのはまれですよね。

そうなると、自分の不動産を売りに出したときに
お客さんになってくれる人も、同じで
その不動産にかかわりがあることで
すみやかにマッチングしてくれるってわけですね。


有名な看板の全国区の不動産屋さんよりも、
地元で誰もが知っている不動産屋さんに頼むのが
結果的には一番いいようです。

僕の周りでも、
結婚して、家を探している人たちは、
みんな、同じ不動産屋さんを利用しています。


他にも、看板を掲げている不動産屋さんは、沢山あるし
僕が家を売りに出していた時には、
地域外に不動産業者さんがお客さんを連れて内見に
来たりしましたが、
最終的に成約したのは、
購入してくれた相手の人も僕と同じように売買ともに
同じ不動産屋さんを利用していました。

そう考えると、
手持ちの不動産を売却、賃貸に出すときは、
やっぱり地元に密着した業者一択です。

テレビCMをしているような、有名店の看板を掲げている不動産業者でも
実はただのフランチャイズで、
売買契約をいざ結ぶときに売買契約書には
〇〇不動産と聞いたことも無い会社名が書かれます。
別にそれは、悪いことじゃないですが
そのフランチャイズの会社が、営業やめて看板下ろしたら、
その後、なんのサポートも受けられないなんて
笑えないです。

初めて、
不動産を購入するときも
やっぱり、2件目購入。
買い替え、転勤で賃貸に出すなんてシチュエーションを
考えても、地元に強い業者さんを選んだほうが良いと思います。