2015年06月25日
洋楽 Phanatos〜Voyage
スウェーデンの作曲家によるネオクラシカル系ユニットです。
ヘビーメタルにもカテゴライズされるようですが、
↓の曲に関しては、以前に触れたことのある、
Ayreonのようなロックオペラに
何となく近い印象を受けました。
音の質は結構違う気がするんですが……何だろうな、音がドラマチックなんですよね。
ストーリー性があるというか、抽象的なものではなくて、
明確にまとまった情景や心情を表現して、ひとつのショーにしている。
そんな気がするんですよね。
YouTube - Voyage
ほかの曲も聴いてみると……
ネオクラシカルの色が一番強い気がしますが、
それだけではないですね。
ポストロック系と形容できる曲もあるようなので、
そのうちこちらでも触れたいと思います。
最近は、色々なジャンルの音楽を融合させるような曲が
多くなってきていると思います。
ですが、彼らは融合させるのではなく、
純粋に色々なジャンルの曲を生み出していると
言ったほうが適切だと思います。
ポストクラシカル、ポストロック、美メロ、あとはほんのりポップス。
さすがにヒップホップなんかはやりませんが(笑)、
様々なジャンルにおいて、王道に近い音を奏でているように思えます。
それゆえに、難しく音を絡ませる曲は少なく、
音楽としては変化球より直球に近い印象があります。
ですが、創り出す音楽の幅はかなり広い。
何だか矛盾したような表現ですが、
間違ったことは言っていないと思います。
Phanatosが紡ぎだす音は、
全体的に繊細で気難しそうな雰囲気を醸し出していますが、
決して人を選ぶ音楽ではない気がします。
こういうタイプの音楽の中では、
聴きやすい部類に入るんじゃないかな。
そして、前述のように音楽的な幅が広いから、
わりと飽きることなく聴いていられます。
このブログでは、クラシック&ポストクラシカル系に分類しますが、
これまでに触れてきたこのジャンルの音には、
ないタイプのような気がしますね。
普段から洋楽を聴く人でも、
知らない人が多いユニットだとは思いますが、
特に美メロ系やポストロック系が好きな人には、おススメしたいです。