2015年06月08日
邦楽 kojipull〜オレンジのボロい車
今回触れるアーティストは、ご存じない方が多いと思います。
つい最近まで私も知りませんでした(笑)
ツイッタ―を眺めていたら、たまたま見つかったというのが、
今回ブログで触れるきっかけです。
本題ですが、
音楽のジャンル分けをするなら、
インディロック、カントリーソングになると思います。
↓はアルバムへのリンクです。
YouTube - 日月日日青(full album)
アルバムを通じて感じられるのは、等身大の地方の風景。
カントリーソングというと、
田舎の風景を幻想的に着飾ったり、
さわやかさを強調して表現することもあるのですが、
そういう部分がいい意味で感じられません。
どちらが音楽として優れているとか、そういうことはないのですが、
急ぐこともなければ、ゆったりしすぎるわけでもない、
ありのままリズムが心地いいですね。
個人的に一番好きなのは、オレンジのボロい車です。
私の車もオレンジ色だから、何となく重ね合わせて聴いたのかな。
買って2年ぐらいだから、まだボロくはないですけどね(笑)
もうひとつ印象に残った理由として、この曲に関しては、
紡ぎだされる音がどことなく日本の音楽っぽくないから、
というのもあると思います。
BUMP OF CHICKENの音楽が持つ、
童話的な雰囲気もある気がします。
ですが、私が何となく近い雰囲気だと感じたのは、
以前にも触れたことのある、アメリカのバンド、
Deas Vailが歌ったこの曲でした。
YouTube - God Rest Ye Merry Gentlemen
Deas Vailとは、音楽の方向性はやや異なります。
彼らはもっと美メロの要素が強いですし、
音の共通項はないように思えるかもしれません。
ですが、聴いた後に脳裏に残る風景は、
似ている気がするんですよね。
日本というより、アメリカの小都市になるかな……個人的には。
これが日本っぽくない音と言っている理由になります。
ただ、この辺りの捉え方は人それぞれになるんでしょうね。
ミュージシャンになることを諦めきれずに、
会社勤めをされながら、音楽活動をされているとのこと。
オレンジのボロい車の歌詞には、
その辺りの気持ちが刻み込まれている気がします。
ここは私自身も共感できるところがあるんですよね。
もう子供も生まれて、すっかり社畜になっているわけですが(笑)、
どこかでそれでOKとしないところがあるから、
このブログにも自作小説へのリンクを
くっつけたりしているのでしょうし。
長らく音楽活動を続けてほしいですね。