ネス川河口、海岸都市として栄えたインヴァネス
中心地から北東に20キロ弱、車で30分ほどに位置するマレー湾の細長い港に、難攻不落の要塞があります
フォートジョージです。
1マイルに及ぶ壁がぐるり囲んだ堂々の構えで、ヨーロッパ屈指の堅牢な基地として知られています。
もともとこの場所には、ジョージ2世の王族の城がありました。当時、スコットランド北部(ハイランド)には、ボニー・プリンス・チャーリーの王統支持者(ジャコバイト)が多く度重なる攻撃で、徹底的に破壊されました。
1746年、政府軍とジャコバイトとの最終決戦である「カローデンの戦い」で勝利したジョージ2世。軍事的な拠点である城跡に要塞を築くことを決定、建築当時の最先端の軍事技術を投入し、1769年、ジョージ3世の治世で「フォート・ジョージ」が完成したのです。
当初設計された構造は、現在でもほぼ変わっていません。日本の「五稜郭」とも比較されることがある星型の城壁が特徴。
上空からの写真は撮れませんので、借り物です。
写真からわかるように、突き出た岬の地形そのまま壁で囲まれているかのような形状です。
主に陸路から攻めてくる敵に対抗する必要があるため、陸側の壁の外に部隊を配置し、鉄壁の守りを敷きました。その重要な陸側正門前は地面が掘り下げられ、入場するには、細い跳ね橋を渡る必要があります。
要塞としての物々しさは、今でも変わりませんが、それもそのはず。
フォート・ジョージは今でもイギリス陸軍の部隊が駐留する基地であり、レンガ造りの弾薬庫や兵舎は現役で使用されています。
18世紀の兵舎の近くを散策していると、何度も兵士たちを目にすることになります。
現役の基地であるため観光客が見学できるのは施設内のごく一部。
18世紀に建てられた兵舎が多く残されていて、その中の一つが資料館(レジメンタルミュージアム)となっており、近代から二度の世界大戦を経て、現代まで、銃、剣、弾薬、戦闘服などを展示しています。
そのほか、パン焼き工場、ビールの醸造所などとして使われた建物が公開されています
建物の屋上にもいくつか上がり、そこからマレー湾を見渡すことができます
大砲が狙いを定めるその眺望は、築造されて以来、陸だけではなく海からの敵の侵入にもしっかりと目を光らせてきたことを感じます。
さて、フォートジョージに来たら一つぜひ注目しておきたいポイントは、軍人たちが礼拝する小さなチャペル。
ステンドグラス上部に描かれる二人の天使のうち一人が「バグパイプ」を演奏しています。
昔も今も、スコットランド各地から兵役に就く軍人たちの祈りの場、心のよりどころであったことを示しています。
2024年04月14日
スコットランドの港町、オーバン(Oban)をぶらぶら散歩
オーバンは、スコットランドの港町。
中世の時代から漁業の町として、近代に入ってからは風光明媚な保養地として人気となりました。ヘブリディーズ諸島など、島しょ部をつなぐ玄関口ともなっています。
街は弓型の海外線に沿って形成され、高台からは美しい町並みを見ることができます。
上写真の奥、海外線のメインストリート(ガナバン・ロード)にみえるのは街のシンボル。どすりと構える聖コルンバ大聖堂です。
この教会は1930年ころから建設が計画され、教区の住民、篤志家から資金が募られました。第二次世界大戦による中断があり、1950年に完成しています。
太い煙突のような重厚な塔の形状が特徴。設計はリバプール大聖堂の設計者としても知られるジャイルズ・ギルバート・スコット(Giles Gilbert Scott)で、フォルムなどリバプール大聖堂との共通点がみられます。
海岸線を歩きながら島々を眺め、陸側に進みますと、急な坂道。その中腹にホテルや飲食店などが集まっています。
なかでもぜひ見学したいのが、オーバンの街を国内外に有名にしたモルトウィスキーその名も『オーバン』の蒸留所。
1794年に設立され、日本でも人気のブランド。蒸留所では資料館や売店、日本語にも対応した見学ツアーも用意されています。
オーバン蒸留所からさらに丘を登っていくと、不思議な形をした建物の残骸に到着しました。まるでコロッセオのよう。
『マッケイグ・タワー』です
その見た目から相当古い建築なのではないか、と思わせますが・・
実はこのマッケイグ・タワーは、1900年に銀行家のマッケイグス氏が築造したもので、それほど古いものではありません。
建てられた経緯を調べるとなかなか面白い
資産家で街の有力者であるマッケイグが、街の失業対策、雇用創出のために建築をはじめたとのこと。
しかし、塔の一部を作っただけで未完成のままで放置されてしまいました。遺跡のような廃墟のような見た目はそのためなのです
いったいこのあとどのような建物にしたかったか気になるところですね。
その後、取り壊す計画が何度も持ち上がったものの、なんだかんだで街の名所の一つとして残されているとのこと。
さて、廃墟つながりでもう一つ見どころを紹介します。
オーバン市街から北に外れると、同じように古い建造物があります。
こちらは本物(といってはなんですが)の旧跡です。
13世紀にスコットランド北部(ハイランド)で力を誇った領主、マクドゥーガル(MacDougall)一族が住んだドノリー城(Dunollie Castle)の跡。
14世紀ごろに建てられた塔と城壁の一部を残しています。丘の上から、ドノリー城と一緒に海と島々を眺めます。
一日でいろんな名所を周ることができ、さまざまな場所から海岸や島々が見渡せます。景色を見ながらのんびり散歩する街としておすすめです。
中世の時代から漁業の町として、近代に入ってからは風光明媚な保養地として人気となりました。ヘブリディーズ諸島など、島しょ部をつなぐ玄関口ともなっています。
街は弓型の海外線に沿って形成され、高台からは美しい町並みを見ることができます。
上写真の奥、海外線のメインストリート(ガナバン・ロード)にみえるのは街のシンボル。どすりと構える聖コルンバ大聖堂です。
この教会は1930年ころから建設が計画され、教区の住民、篤志家から資金が募られました。第二次世界大戦による中断があり、1950年に完成しています。
太い煙突のような重厚な塔の形状が特徴。設計はリバプール大聖堂の設計者としても知られるジャイルズ・ギルバート・スコット(Giles Gilbert Scott)で、フォルムなどリバプール大聖堂との共通点がみられます。
海岸線を歩きながら島々を眺め、陸側に進みますと、急な坂道。その中腹にホテルや飲食店などが集まっています。
なかでもぜひ見学したいのが、オーバンの街を国内外に有名にしたモルトウィスキーその名も『オーバン』の蒸留所。
1794年に設立され、日本でも人気のブランド。蒸留所では資料館や売店、日本語にも対応した見学ツアーも用意されています。
オーバン蒸留所からさらに丘を登っていくと、不思議な形をした建物の残骸に到着しました。まるでコロッセオのよう。
『マッケイグ・タワー』です
その見た目から相当古い建築なのではないか、と思わせますが・・
実はこのマッケイグ・タワーは、1900年に銀行家のマッケイグス氏が築造したもので、それほど古いものではありません。
建てられた経緯を調べるとなかなか面白い
資産家で街の有力者であるマッケイグが、街の失業対策、雇用創出のために建築をはじめたとのこと。
しかし、塔の一部を作っただけで未完成のままで放置されてしまいました。遺跡のような廃墟のような見た目はそのためなのです
いったいこのあとどのような建物にしたかったか気になるところですね。
その後、取り壊す計画が何度も持ち上がったものの、なんだかんだで街の名所の一つとして残されているとのこと。
さて、廃墟つながりでもう一つ見どころを紹介します。
オーバン市街から北に外れると、同じように古い建造物があります。
こちらは本物(といってはなんですが)の旧跡です。
13世紀にスコットランド北部(ハイランド)で力を誇った領主、マクドゥーガル(MacDougall)一族が住んだドノリー城(Dunollie Castle)の跡。
14世紀ごろに建てられた塔と城壁の一部を残しています。丘の上から、ドノリー城と一緒に海と島々を眺めます。
一日でいろんな名所を周ることができ、さまざまな場所から海岸や島々が見渡せます。景色を見ながらのんびり散歩する街としておすすめです。
2024年04月07日
東京の隠れたお花見スポット 六義園をみにいこう
今年もお花見シーズン。ちょっと趣向の異なるお花見を楽しみたいという方に
お勧めしたいのが東京・文京区にある六義園
もともと、江戸時代の将軍・徳川綱吉の側近柳沢吉保の屋敷として作られた庭園で、明治時代には、三菱財閥の創始者で、新一万円札の肖像でもおなじみ岩崎弥太郎氏が別邸として所有し、昭和13年に東京都に寄付されました。
小石川後楽園と並び東京の2大庭園と言われているそうです
駒込駅の目と鼻の先にあり、大都会のビルに囲まれながら、都内とは思えないほどの広大な庭園。まさに「東京にもあったんだ」と歌いたくなるような、緑豊かなスペースです。
さて。六義園の魅力として、庭園を彩る季節季節の植物があります。春のつつじや秋の紅葉など、一年を通し私たちの目を楽しませてくれます。
そして春はなんといっても、しだれ桜。
この時期、正門前は長い列、若干心が折れそうになるのですが、意外と流れは速く実際は20分まちくらいでした(皆様も列の長さにひるまないように)
庭園は泉を中心に、中之島が風情ある橋で結ばれています。園内の丘を上がってみると、紀州和歌山の景勝地、和歌の浦の景観に範をとった庭園全体が眼前に。統一感、世界観が感じられる、見事なランドスケープ
実は、有名なしだれ桜なのですが、六義園は桜がたくさん咲いているいわゆる典型的なお花見スポットなわけではありません。大きなしだれ桜が2本ほどあるだけです。
それでもものすごい人だかり。とくに、夜になると見事なライトアップが施されることから、それを一目見ようと人が集まるわけです。外国の方も多数いらっしゃっていました
まず入り口近くにある桜の巨木が、六義園の春のシンボルといえます。
ここの人だかりは、マジですさまじいものがあった(だから写真がひどい、という言い訳)のですが、私の本当のおすすめが、奥にあるもう一本。
縦に大きく、しだれた枝が段々を作っているのが特徴
かなりライトアップで本気出してきます。
このライトアップは桜の季節限定で、4月5日までは開館時間を延長。
満開の花の下でのんびり、という所ではないのですが、一度は行きたい名所です。
また、私自身は今回初めて行った庭園ですが、木々を見ていくうち「ここ、紅葉の季節が本番だよね」とも実感。秋にも行ってみたいな、と思えます。
一年を通して楽しめる年間フリーパスも用意されています(パスがあれば正門の列も並ばなくてOK)
そんなこんなで、都内の桜はまだまだ見ごろだと思いますので、ぜひ足を運んでみてください。
お勧めしたいのが東京・文京区にある六義園
もともと、江戸時代の将軍・徳川綱吉の側近柳沢吉保の屋敷として作られた庭園で、明治時代には、三菱財閥の創始者で、新一万円札の肖像でもおなじみ岩崎弥太郎氏が別邸として所有し、昭和13年に東京都に寄付されました。
小石川後楽園と並び東京の2大庭園と言われているそうです
駒込駅の目と鼻の先にあり、大都会のビルに囲まれながら、都内とは思えないほどの広大な庭園。まさに「東京にもあったんだ」と歌いたくなるような、緑豊かなスペースです。
さて。六義園の魅力として、庭園を彩る季節季節の植物があります。春のつつじや秋の紅葉など、一年を通し私たちの目を楽しませてくれます。
そして春はなんといっても、しだれ桜。
この時期、正門前は長い列、若干心が折れそうになるのですが、意外と流れは速く実際は20分まちくらいでした(皆様も列の長さにひるまないように)
庭園は泉を中心に、中之島が風情ある橋で結ばれています。園内の丘を上がってみると、紀州和歌山の景勝地、和歌の浦の景観に範をとった庭園全体が眼前に。統一感、世界観が感じられる、見事なランドスケープ
実は、有名なしだれ桜なのですが、六義園は桜がたくさん咲いているいわゆる典型的なお花見スポットなわけではありません。大きなしだれ桜が2本ほどあるだけです。
それでもものすごい人だかり。とくに、夜になると見事なライトアップが施されることから、それを一目見ようと人が集まるわけです。外国の方も多数いらっしゃっていました
まず入り口近くにある桜の巨木が、六義園の春のシンボルといえます。
ここの人だかりは、マジですさまじいものがあった(だから写真がひどい、という言い訳)のですが、私の本当のおすすめが、奥にあるもう一本。
縦に大きく、しだれた枝が段々を作っているのが特徴
かなりライトアップで本気出してきます。
このライトアップは桜の季節限定で、4月5日までは開館時間を延長。
満開の花の下でのんびり、という所ではないのですが、一度は行きたい名所です。
また、私自身は今回初めて行った庭園ですが、木々を見ていくうち「ここ、紅葉の季節が本番だよね」とも実感。秋にも行ってみたいな、と思えます。
一年を通して楽しめる年間フリーパスも用意されています(パスがあれば正門の列も並ばなくてOK)
そんなこんなで、都内の桜はまだまだ見ごろだと思いますので、ぜひ足を運んでみてください。
2024年03月25日
【ブログ紹介】「文章のお仕事」をリアルに伝えるブログ 『稼ぐフリーライターになる方法』
私の職業は、文章力ヨレヨレの、へっぽこライター。
なんとか、10年近く文章だけでご飯を食べているので、ライターと名乗ってもよいと思っています(文章がヘロヘロでも職業として成立する理由は後述)。
今回は、そんな私がライターとしておおいに影響されたブログを紹介します。
「稼ぐフリーライターになる方法」です
ライターという仕事は、意外と同業者との横のつながりがつくりにくいもので、一応食えてはいても、時々不安になることがあります。
たとえば
他のライターって、どんな仕事しているの
いくらで書いているの
仕事が減ったらどうしよう
っていうか、同業者のみんな、元気でやってるの
といったことを思うわけです
だから私はフリーライターが書いているブログは注意して読みます
ライターは文章を書く仕事なのでブログをやっている人が多そうですが、じつはそうでもない。「お金にならない文章は書く気がしない」とSNSすら利用していない人も結構います、というかそういう人が大半じゃなかろうか。
その中で、このブログはまさにライターのライターによるライターのためのブログです
運営者さんの職業はフリーライター。ライターになりたい方、稼げるライターにステップアップしたいという方たちに向け、仕事の取り方から原稿料のこと、文章のコツ等、有益な情報を提供しています。
このブログのお勧めするポイント。それは「フリーライター」という謎の職業を、ご自身の経験をベースにリアルに描いていることです
さきほど同業者という言葉を使ったものの、ライターという職業は、人によってやっていることが全く異なる。文章を書いてお金をもらっていればライターなのですが、執筆するメディアや文章の内容がバラバラなわけです
いきおい、世の「フリーライターになるには」っていう情報も必然的に偏りが出るし、役に立たないことも多い。下手に若い人にアドバイスすると、いわゆるクソバイスとして嘲笑される危険が極めて高い。
そして、この10年くらいで「フリーライター」像は大きく変化しました。大きな理由として、ネット媒体が増え、クラウドソーシングで小さい仕事を大量に受ける「WEBライター」が登場したことがあります
新聞や雑誌など紙を中心に書いている人と、WEBライターではほとんど「断絶」があるといっても過言ではないんです。
その中でこの「稼ぐフリーライターになる方法」の面白いところ
それは、フリーライターと呼ばれる職業人の多くが手掛ける
雑誌などに企画を出し取材して記事を執筆する
代理店やPR会社が挟まって広告やPR記事など、クライアントの意向で文章を書く
企業のオウンドメディア、社内誌などに直接注文を受けて文章を書く
「著者」の代わりに書くブックライター(ゴーストライター)
クラウドソーシングで募集されるWEBライター
といった仕事を、あらかた経験したことがある方が運営していると思われ、そのそれぞれの解説にリアリティがありバランスがとれていること
これって、年代にもよるんです。昔のライターは露骨にWEBを軽視していたりしますからね。
特にお勧めする記事は「稼げるライターと稼げないライターの違いとは?現役編集者が教える意外なポイント」
これが本当にリアルな解説なんです。
重要かつ、私にとって元気が出る主張は「稼ぐライターは必ずしも文章がうまいわけではない(むしろ下手)」と核心を突く部分でして。
文章のうまさよりも、編集者のニーズを理解し、しっかり納期を守り「終わらせる」ことの大切さを説いています
ライターが書いた文章がそのまま使えればそんないいことはないのだけど、そんなことはあり得ない。かいたそのまま本にできる文章を書く人はいない。
編集者にとって「直せる悪文」「直せない悪文」というのがあるんです。要点を外さず「てにをは」が間違っているだけの文章は直しやすい。
編集者が求めるのは、完璧主義で(時には独りよがりで)納期ぎりぎりまで考えて(時には納期を破り)文章を作り込む人より、文章の方向性を間違えず、早く確実に、案件を大きく前に進めてくれる人なんですね
ただ、この記事に書いてあるのは紙媒体のライター限定かな、という気もします。
ネットの編集者は編集者を名乗ってはいるものの、文章の仕事をしたことがない人が多く「HTMLの編集」という意味あいが強いので・・
ともかく、この記事は、ライターという職業について、私がモヤモヤ考えていたことを言語化してくれた感覚があります
文章が下手なのにいちおう生活できているへっぽこライターの私に「おれ、これでいいんだ」と気づかせて(勘違いさせて)くれた記事なのです
上の記事の他にも、初心者からベテランまで参考になるライターノウハウが詰まっています。
繰り返しますがライターは人それぞれですから、参考になるものもならないものもあるでしょう。また、今後もメディアの状況、ライターの在り方も変わっていき、情報が古くなることもあるでしょう
しかし今「文章を書いて食べていきたい」という方は、ぜひ読んでほしいサイトであることは間違いありません。最近更新が途切れているようでもあり若干心配、新作を期待しております
【告知】
当サイトでは、皆様から楽しいブログの情報を募集しています。自薦でも結構です。紹介記事を書きます!
なんとか、10年近く文章だけでご飯を食べているので、ライターと名乗ってもよいと思っています(文章がヘロヘロでも職業として成立する理由は後述)。
今回は、そんな私がライターとしておおいに影響されたブログを紹介します。
「稼ぐフリーライターになる方法」です
どういうブログなの?
ライターという仕事は、意外と同業者との横のつながりがつくりにくいもので、一応食えてはいても、時々不安になることがあります。
たとえば
他のライターって、どんな仕事しているの
いくらで書いているの
仕事が減ったらどうしよう
っていうか、同業者のみんな、元気でやってるの
といったことを思うわけです
だから私はフリーライターが書いているブログは注意して読みます
ライターは文章を書く仕事なのでブログをやっている人が多そうですが、じつはそうでもない。「お金にならない文章は書く気がしない」とSNSすら利用していない人も結構います、というかそういう人が大半じゃなかろうか。
その中で、このブログはまさにライターのライターによるライターのためのブログです
運営者さんの職業はフリーライター。ライターになりたい方、稼げるライターにステップアップしたいという方たちに向け、仕事の取り方から原稿料のこと、文章のコツ等、有益な情報を提供しています。
フリーライターは千差万別
このブログのお勧めするポイント。それは「フリーライター」という謎の職業を、ご自身の経験をベースにリアルに描いていることです
さきほど同業者という言葉を使ったものの、ライターという職業は、人によってやっていることが全く異なる。文章を書いてお金をもらっていればライターなのですが、執筆するメディアや文章の内容がバラバラなわけです
いきおい、世の「フリーライターになるには」っていう情報も必然的に偏りが出るし、役に立たないことも多い。下手に若い人にアドバイスすると、いわゆるクソバイスとして嘲笑される危険が極めて高い。
そして、この10年くらいで「フリーライター」像は大きく変化しました。大きな理由として、ネット媒体が増え、クラウドソーシングで小さい仕事を大量に受ける「WEBライター」が登場したことがあります
新聞や雑誌など紙を中心に書いている人と、WEBライターではほとんど「断絶」があるといっても過言ではないんです。
その中でこの「稼ぐフリーライターになる方法」の面白いところ
それは、フリーライターと呼ばれる職業人の多くが手掛ける
雑誌などに企画を出し取材して記事を執筆する
代理店やPR会社が挟まって広告やPR記事など、クライアントの意向で文章を書く
企業のオウンドメディア、社内誌などに直接注文を受けて文章を書く
「著者」の代わりに書くブックライター(ゴーストライター)
クラウドソーシングで募集されるWEBライター
といった仕事を、あらかた経験したことがある方が運営していると思われ、そのそれぞれの解説にリアリティがありバランスがとれていること
これって、年代にもよるんです。昔のライターは露骨にWEBを軽視していたりしますからね。
おすすめ記事 へっぽこライターへのエール?
特にお勧めする記事は「稼げるライターと稼げないライターの違いとは?現役編集者が教える意外なポイント」
これが本当にリアルな解説なんです。
重要かつ、私にとって元気が出る主張は「稼ぐライターは必ずしも文章がうまいわけではない(むしろ下手)」と核心を突く部分でして。
文章のうまさよりも、編集者のニーズを理解し、しっかり納期を守り「終わらせる」ことの大切さを説いています
ライターが書いた文章がそのまま使えればそんないいことはないのだけど、そんなことはあり得ない。かいたそのまま本にできる文章を書く人はいない。
編集者にとって「直せる悪文」「直せない悪文」というのがあるんです。要点を外さず「てにをは」が間違っているだけの文章は直しやすい。
編集者が求めるのは、完璧主義で(時には独りよがりで)納期ぎりぎりまで考えて(時には納期を破り)文章を作り込む人より、文章の方向性を間違えず、早く確実に、案件を大きく前に進めてくれる人なんですね
ただ、この記事に書いてあるのは紙媒体のライター限定かな、という気もします。
ネットの編集者は編集者を名乗ってはいるものの、文章の仕事をしたことがない人が多く「HTMLの編集」という意味あいが強いので・・
ともかく、この記事は、ライターという職業について、私がモヤモヤ考えていたことを言語化してくれた感覚があります
文章が下手なのにいちおう生活できているへっぽこライターの私に「おれ、これでいいんだ」と気づかせて(勘違いさせて)くれた記事なのです
とにかく面白いから読んでみて
上の記事の他にも、初心者からベテランまで参考になるライターノウハウが詰まっています。
繰り返しますがライターは人それぞれですから、参考になるものもならないものもあるでしょう。また、今後もメディアの状況、ライターの在り方も変わっていき、情報が古くなることもあるでしょう
しかし今「文章を書いて食べていきたい」という方は、ぜひ読んでほしいサイトであることは間違いありません。最近更新が途切れているようでもあり若干心配、新作を期待しております
【告知】
当サイトでは、皆様から楽しいブログの情報を募集しています。自薦でも結構です。紹介記事を書きます!
2024年03月19日
東京の桜、私的トリビア 国立劇場前の桜は色が濃い!
今年もそろそろ桜の季節。
都心にも桜の名所が様々あります
たとえば目黒川
そして上野公園
など(写真は昨年までのもの)
私も毎年、何か所か花見に行くのですが、中でも最も好きなのが千鳥ヶ淵。
九段下駅から坂を上り、日本武道館や北の丸公園をぐるっと取り巻く淵の沿道をそぞろ歩くと、見事な桜並木が目を楽しませてくれます
座ってお酒飲んで、というスペースには乏しいものの、桜は本当に見事です
さて、沿道を道なりに歩いていき、桜田門のあたりまで歩いていく道中、むろん桜の見どころはいくつかあるのですが
そこで知っておきたいトリビア的豆知識があります。
それはタイトルにそのまま書いてある通りなんですが
国立劇場前の桜は色が濃いんです。
とりわけ濃いんです
花の形も見事で、花の房の固まっている部分がプリっと大きく、ボリュームがある。
そして、花弁の色が濃いピンク
国立劇場の桜
写真伝わりにくいわ!
でもほんと、とにかく見事な桜であることは間違いないんです。
ほかのと比べて種類がルーツ的なものが違うのかもしれません。
あるいは、やべえドープな肥料やってるか、水に食紅混ぜてるか。
んなこたない
とにかく一見の価値あり。今年もきっと素晴らしい花を咲かせてくれるはず
千鳥ヶ淵への花見に行かれる際は、ちょっと歩いて忘れずに国立劇場にも足を延ばしてみてください。
ついでに観劇なんかしたら、すばらしいではないですか
都心にも桜の名所が様々あります
たとえば目黒川
そして上野公園
など(写真は昨年までのもの)
私も毎年、何か所か花見に行くのですが、中でも最も好きなのが千鳥ヶ淵。
九段下駅から坂を上り、日本武道館や北の丸公園をぐるっと取り巻く淵の沿道をそぞろ歩くと、見事な桜並木が目を楽しませてくれます
座ってお酒飲んで、というスペースには乏しいものの、桜は本当に見事です
さて、沿道を道なりに歩いていき、桜田門のあたりまで歩いていく道中、むろん桜の見どころはいくつかあるのですが
そこで知っておきたいトリビア的豆知識があります。
それはタイトルにそのまま書いてある通りなんですが
国立劇場前の桜は色が濃いんです。
とりわけ濃いんです
花の形も見事で、花の房の固まっている部分がプリっと大きく、ボリュームがある。
そして、花弁の色が濃いピンク
国立劇場の桜
写真伝わりにくいわ!
でもほんと、とにかく見事な桜であることは間違いないんです。
ほかのと比べて種類がルーツ的なものが違うのかもしれません。
あるいは、やべえドープな肥料やってるか、水に食紅混ぜてるか。
んなこたない
とにかく一見の価値あり。今年もきっと素晴らしい花を咲かせてくれるはず
千鳥ヶ淵への花見に行かれる際は、ちょっと歩いて忘れずに国立劇場にも足を延ばしてみてください。
ついでに観劇なんかしたら、すばらしいではないですか
2024年01月23日
トレーニングで「かかとが痛い」 その原因は?
現在ブームといってよい筋トレ。健康に良い効果は多数ありますが
初心者のウェイトトレーニングでは、筋肉痛から腰の痛み、フォームの誤りによる関節痛などさまざまな痛みに襲われることがあります
中でも意外に多いのが
「かかとの痛み」。
私もその一人で、それに気づいたのが以前のブログでも紹介したことのある、ストレッチボードに乗った時です。
ストレッチボードはつま先が高い台に乗るだけで、ふくらはぎの筋肉をグーッと伸ばすことができる、単純だけど効果的な器具。
私もトレーニング後や風呂上りに乗ると痛気持ちよく、乗った後に腰痛が出にくくなるなどの効果を感じ毎日乗ってました
しかし2か月くらい前のある日、これに乗った時、かかとに電気が走るような痛みが走ったのです。
ちょっと筋を痛めたかな、といった感じで、ほうっておけば治ると思っていたのですが、これが長く続く。
ちょうどストレッチボードで行うつま先をあげ、アキレス腱が伸びる動きをするとピリッとくる。それ以外の動きでは特に痛みはありません
また、朝起きた時、また運動しはじめに強く痛みが出るのですが、少しずつ動かすとだんだん和らいでいきます。
なにかしら炎症を起こしているのだと思ったので、アンメルツみたいな液体湿布を塗っていましたが、治らない
なんだこれは
症状について調べてみると「これだ」というものがありました
もちろん、素人診断は禁物ですが、これはおそらく
足底筋膜炎
足の組織は、指などの関節が集まっていることもあり複雑です。関節をつないで動きをつかさどるのが腱。足の裏には足底筋膜という、足の裏全体を覆い、各組織をつなげる、薄い膜のような腱があります
ここに炎症が起き、特定の動きで、足の一部が痛くなるのが足底筋膜炎です。
とくに起こりやすいのがかかとや土踏まず。そして足底筋膜炎が起こる原因で頻繁にみられるのが
「久しぶりに運動したとき」
だそうです
私は、恥ずかしながらしっかり体を動かすのなんてもう20年ぶりでした。軽く始めた筋トレで、しっかり、体に無理がかかっていたのですね。まあ、それだけしっかり動かせていたのかもしれませんが。
そして基本、足底筋膜炎は40代以上の人に多い症状だそうです。
うぐぐ・・
でも、加齢によるものだけではなく、アスリートなど、体を酷使する人にも症状がでる人は多いとのこと
マラソンの有森裕子さんも、現役時代ずっと悩まされていたそうです
もちろん、私の症状はメダリストと比べるべくもありませんが。
で、気になる治療法ですが、Wikipediaの引用
ほぼ9割の人は1ヶ月から3年以内に自然治癒する。足のストレッチをしながら、刺激を避けて自然治癒を待つのが基本。
だそうで、湿布を貼ったりすることにも意味はありますが、基本、休ませるしかない。外科手術を行うことは極めてまれです。しかし「3年以内」って長い、ようするに上手に付き合え、ということですよね。
ストレッチは有効とのことですので、ストレッチボードは無理なく、痛みが出ない程度、傾斜を緩やかにして続けています。そして、特定の伸ばす動き以外は普通にできるので、脚の筋トレも普通にやっています。
今は、かなり和らいできています。
けがとかが治るとき特有の、かゆみのようなチリチリした痛さに変わってますね。しかし、完全に治った感じというより「いまは落ち着いた」という感じ。おそらくこれ、時々出るだろうなと思います
皆様もお気を付けを