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2021年11月07日
【しろがねの毛抜き】
語釈
眉毛をぬくための銀製の毛ぬき
枕草子より
ありがたきもの
毛のよく抜くるしろがねの毛抜き
訳)
めったにないもの
毛がよくぬける銀製の毛ぬき
図書
『枕草子』竹下政雄著
眉毛をぬくための銀製の毛ぬき
枕草子より
ありがたきもの
毛のよく抜くるしろがねの毛抜き
訳)
めったにないもの
毛がよくぬける銀製の毛ぬき
図書
『枕草子』竹下政雄著
【そらごとする人】
語釈
よくうそをつく人
枕草子より
そらごとする人の、さすがに人のことなし顔にて大事請けたる。
訳)
うそつきの人が、それでも人のことをしてやるといった顔つきで、たいせつなことを引きうけたとき。
図書
『枕草子』竹下政雄著
2021年03月08日
【さねさし】
語釈
枕詞(まくらことば)。
「さね」は、よい峰(みね)、「さし」は、そびえているという意。
古事記より
弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)が倭建命(ヤマトタケルノミコト)へ詠んだ歌
「さねさし さがむの小野(おの)に もゆる火(ひ)の 火中(ほなか)に立ちて とひ(い)し君(きみ)はも」
向こうに峰(みね)が立っている佐賀牟(さがむ)の野に、悪者が野火(のび)をつけた時、もえあがる炎(ほのお)の中で、私のことを案じて問うてくださいました命(みこと)さま。そのありがたいお心は、忘れることができません。
図書
『和歌ものがたり』佐佐木信綱著
2020年04月02日
【仙人】と【俗人】
語釈
【仙人】
仙人とは「山の人」という意味
にんべんは「人」を表す
世間を離れ山の奥に暮らす人
【俗人】
【仙人】に対し下流に住む人を「谷の人」俗人と言う
図書
『森は生きている(自然と人間)』富山和子著
講談社
NHK100de名著U-NEXT
2019年12月12日
【衣通姫】そとおりひめ
語釈
第十九代允恭天皇(いんぎょうてんのう)の皇后の妹
本名『弟姫』(おとひめ)
その美しさは衣(ころも)を通して輝いたというところから『衣通姫』と呼ばれる
衣通姫の和歌(古今集)
『わが背子が 来べき宵(よい)なり ささがにの
蜘蛛のふるまひ かねてしるしも』
「今宵は愛しい夫が来てくれる。蜘蛛が巣をかけている様子を見ているとそれがあらかじめわかります」
図書
『百人一首物語』司代隆三著