2019年10月07日
【背子】(せこ)
語釈
万葉和歌などで、恋する女から恋する男を呼ぶときに使う言葉。妻が夫を呼ぶ時などにも使われる
『背子(せこ)』『背』『背なの』『吾背(あがせ)』などとも呼ぶ
恋する男から恋する女を呼ぶ言葉は妹
川をはさんで向かい合った山に「妹山」「背山」と名付けられているのは、万葉の「妹背」が現代にまで残っているもの
万葉集から
『我が背子が かく恋ふれこそ ぬばたまの 夢(いめ)に見えつつ 寝(い)ねらえずけれ』
「あの人が、こんなに私を恋い慕うからか、夜の夢に出てきて、私は寝ることができなかったのです」
図書
『万葉のふるさと』清原和義著
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