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2024年02月13日

佐佐木信綱氏



佐佐木信綱先生は明治から昭和を生きた歌人であり国文学者です

また、日本の有名な歌

♪卯の花のにおう垣根にほととぎすはやも来鳴きて忍音(しのびね)もらす夏は来ぬ♪

「夏は来ぬ」の作詞も手がけられました




この歌も朗読のように読んでみると、美しい七五調となっていることがわかります

多くの書籍を手がけ、今回記事の引用参考とした「和歌ものがたり」は子どもに向けた本で、子どもにもわかりやすく、そして歴史や深い意味なども所々に散りばめられた読んで楽しく勉強となる本です

この機会に和歌の魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか


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posted by mukashinokotoba at 06:46| Comment(0) | 偉人

2021年12月05日

【月のいとあかきに】

語釈
月がたいへん明るいときに

枕草子より
月のいとあかきに、川を渡れば、牛のあゆむままに、水晶(すいそう)などのわれたるや(よ)うに、水の散りたるこそを(お)かしけれ。

訳)
月がこうこうと照っている夜に、牛車(ぎっしゃ)で川をわたっていくと、牛の歩くのにつれて、ちょうど水晶(すいしょう)が割れたようにして川の水がとび散ったのは、じつに美しいものだった。


図書
『枕草子』竹下政雄著





posted by mukashinokotoba at 05:00| Comment(0) | た行

2021年12月03日

【めでたし】

語釈
すてき、すばらしい

枕草子より
十月ばかりに、木立(こだち)おほ(お)かる所の庭は、いとめでたし。

訳)
十月ごろは、立ち木のたくさん植えてある家の庭は、とてもすてきなものだ。

図書 『枕草子』竹下政雄著
posted by mukashinokotoba at 05:00| Comment(0) | ま行

2021年12月01日

【競馬】くらべうま

語釈
毎年五月、武徳殿(ぶとくでん)で行われた。賀茂(かも)、石清水(いわしみず)の神事にも行われた。駒(こま)くらべともいう。

枕草子より
胸つぶるるもの
競馬(くらべうま)見る。


訳)
ひやひやして胸がドキドキするものは、競馬(けいば)を見るとき

図書
『枕草子』竹下政雄著




posted by mukashinokotoba at 22:06| Comment(0) | か行

2021年11月07日

【しろがねの毛抜き】

語釈
眉毛をぬくための銀製の毛ぬき

枕草子より
ありがたきもの
毛のよく抜くるしろがねの毛抜き


訳)
めったにないもの
毛がよくぬける銀製の毛ぬき

図書
『枕草子』竹下政雄著




posted by mukashinokotoba at 17:16| Comment(0) | さ行

【そらごとする人】


語釈
よくうそをつく人

枕草子より
そらごとする人の、さすがに人のことなし顔にて大事請けたる。

訳)
うそつきの人が、それでも人のことをしてやるといった顔つきで、たいせつなことを引きうけたとき。

図書
『枕草子』竹下政雄著





posted by mukashinokotoba at 17:12| Comment(0) | さ行

2021年04月19日

【虫送り】


毎年夏頃になると田んぼに発生する虫(害虫)を、松明(たいまつ)や太鼓や人形などを使って、村の外れまで送り出す風習

詳細
虫送りについては、別のサイトにまとめてありますので、宜しければそちらをご覧下さい
>>千年先に残したい日本の美しい風景

図書
『火の昔』柳田国男著(海鳴社)







posted by mukashinokotoba at 04:22| Comment(0) | ま行

【御国を憂えたもうた和歌】亀山上皇


弘安御百首(こうあんおんひゃくしゅ)より
世のために 身をば惜しまぬ命とも
荒らぶる神は 照らし覧るらむ


よのために みをばおしまぬいのちとも
あらぶるかみは てらしみるらむ(ん)


訳)
世の中のためには、自分の身ひとつは、どうなってもよいと思っていることを、力づよい神さまは御照覧(ごしょうらん)になることであろう

詠み人
亀山上皇(かめやまじょうこう)
*亀山上皇は1305年に崩御されました。

図書
『和歌ものがたり』佐佐木信綱著







posted by mukashinokotoba at 03:58| Comment(0) | 和歌

2021年04月02日

【春の和歌】紫式部


『源氏物語(胡蝶の巻)』より
春の日の うららにさしてゆく舟は
棹のしづくも 花ぞちりける


訳)
春の日の光がうららかにさし、花の影の映っている池の面(おも)をゆるやかに棹(さお)さしてゆく舟は、棹をつたってこぼれ落ちるしずくまでが、花の散るのかと思われる。


『和歌ものがたり』より
源氏物語の中には、七百九十余首の歌が入っています。ここにあげたのは、源氏物語の中の胡蝶(こちょう)の巻にのっている歌で、物語のなかで姿も心も一番美しい紫上(むらさきのうえ)という夫人の住む六条院(ろくじょういん)の庭に、秋好中宮(あきこのむちゅうぐう)という、これも美しいお后(きさき)を迎えて、花の盛りに池に舟をうかべてお遊びのあった日に、女官の一人が詠んだことになっています。

「さしてゆく舟」「さして」には、日がさすことと、棹(さお)をさすこととが、つながるようになっています。

「うらら」「うららか」という言葉は、千年の時を経た現代でも心地良く穏やかな響きが伝わってきます

図書
「和歌ものがたり」佐佐木信綱著










posted by mukashinokotoba at 00:39| Comment(0) | 和歌

令和五年
西暦2023年
師走(しわす)【十二月】



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