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2021年03月08日
【さねさし】
語釈
枕詞(まくらことば)。
「さね」は、よい峰(みね)、「さし」は、そびえているという意。
古事記より
弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)が倭建命(ヤマトタケルノミコト)へ詠んだ歌
「さねさし さがむの小野(おの)に もゆる火(ひ)の 火中(ほなか)に立ちて とひ(い)し君(きみ)はも」
向こうに峰(みね)が立っている佐賀牟(さがむ)の野に、悪者が野火(のび)をつけた時、もえあがる炎(ほのお)の中で、私のことを案じて問うてくださいました命(みこと)さま。そのありがたいお心は、忘れることができません。
図書
『和歌ものがたり』佐佐木信綱著
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2021年03月06日
【女絵】おんなえ
語釈
古物語の類(たぐい)に取材(しゅざい)した大和絵(やまとえ)か。男絵・唐絵(からえ)に対するもの。
枕草子より
【こころゆくもの】のページ参照
図書
『枕草子』竹下政雄著
NHK100de名著U-NEXT
タグ:女絵(おんなえ)
【こころゆくもの】
語釈
気がせいせいするもの、満足(まんぞく)するもの。
枕草子より
こころゆくもの よくかいたる女絵(おんなえ)の、ことばを(お)かし(しゅ)うつけておほ(お)かる。
気がはればれとするもの、じょうずに書いてある女絵(おんなえ)に、その女絵の詞書(ことばがき)をおもしろく書きつけて、しかも分量(ぶんりょう)の多いもの。
図書
『枕草子』竹下政雄著
NHK100de名著U-NEXT