【文化祭での公演を大盛況のうちに終えた、カブキ同好会の面々。裏方を務める部長の来栖黒悟(クロ)は、歌舞伎に馴染みのない人々にも楽しんでもらえたと手応えを感じる。それには歌舞伎の英才教育を受けながらも、その道を断たれた同級生・阿久津の力も大きかった。しかし人間国宝の歌舞伎役者・三代目白銀屋が、阿久津の才能に気付き、彼に会いたいと言い出して……。白銀屋の美形御曹司・蛯原仁の苦悩も描かれる、待望の第三弾!!】
2巻と3巻は阿久津と蛯原が主役かってくらい出番が多かったです。
蛯原は真面目すぎてがんじがらめになっているようで、カブキ同好会と関わることで歌舞伎を楽しめるようになれればいいなと思います。
阿久津の家庭事情もやっと明らかになりましたが、阿久津が本格的に歌舞伎の修行をする気はないと知ってびっくりです。
歌舞伎やるの大好きなのに役者になりたいと思わないんだ。
文化祭にはクロのお母さんも観に来てくれました。やっぱり漫画家でした。
読み進めていくうちに、クロの複雑な家庭環境もわかってびっくりでした。
正蔵さんが白銀屋にかけあって同好会の指導員をしてくれる人が見つかりました。元歌舞伎役者で現在は会社員をしていると聞いて、蛯原のお父さんも役者廃業して別の仕事してるらしいけど、まさか蛯原のお父さんってことは……。
実際指導に来てもらうのは来年の4月以降ということでまだ登場しないけど、一体指導員は誰なのか気になります。
3巻は4月の新入生歓迎会で終わります。
カブキ同好会は男子体操部と合同で「白波五人男」を披露します。
1人の新入生視点で舞台の様子が語られます。
歌舞伎にとても興味を持っている子のようなので入部してくるのが楽しみです。
クロが「白波五人男」の説明を同好会のメンバーに説明しているところで、名乗りの様式美の話で例として「プリキュア」を挙げて皆が納得する場面がありました。
高校生男子でも「プリキュア」は知っているのか。
戦隊ヒーロー物の元祖は「白波五人男」だと何かの本で読んだことがあったな。
クロ達が進級して学年が上がりましたが、この話はどこで終わるんだろう。
高校卒業までだとすれば、途中で花満先輩や芳先輩は卒業してしまうわけで、それは寂しい。
とりあえず4巻を早く読もう。
価格:518円 |