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2016年07月25日

この世界がゲームだと俺だけが知っている 1

『この世界がゲームだと俺だけが知っている 1』ウスバー(エンターブレイン)

【迫りくるバグ! 襲いくる理不尽! そして、それを覆す圧倒的台無し策!!

"ぼっち"ゲーマーの相良操麻(さがら・そうま)は
ある日、悪名高いバグ多発ゲームの世界に入り込んでしまう。
「理不尽」と「運営の悪意」を具現化したような通称〈猫耳猫〉の世界で
バグ仕様を逆手にとったソーマの冒険がはじまる!】

私だったらこんなゲームやりたくないけど(バーチャルゲームという時点でやりたくない)、読んでいる分には面白い。
裏技、バグ技を使ってスキルアップしたりレベルアップして、モンスターを倒して手に入れたアイテムを売ってお金稼ぎをしながら、この世界でなんとか生きていって元の現実世界へ戻る方法を探す、というのが大まかなストーリー。

ソーマがプレイヤーとして遊んでいたゲームに出てきたNPC達は相当変わった人達が多かったようで、現実には会いたくないなーとソーマは思っているけど今後きっと全員とはいかなくても何人かとは遭遇するんだろうな。
1巻ではトレインちゃんとミツキが出てきたが、この2人は今後も出てくる予定はあるのかな。
トレインちゃんは最初の街からは出ないから、そこに行かない限り会うことはないか。
ミツキは神出鬼没だから今後も出てくるかもしれない。

2巻以降も色々なバグや裏技が出てくるのかな。
私はRPGゲームは好きだけどそんなにたくさんやってないから元ネタとかわからないけど、わかる人はその分余計に楽しめるんだろうなー。


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2016年07月15日

無職転生〜異世界行ったら本気だす〜10

『無職転生〜異世界行ったら本気だす〜10』理不尽な孫の手(メディアファクトリー)

【魔法大学に入った目的を果たし、男としての自信を取り戻したルーデウス。
彼はお世話になったアリエル達にお礼と報告をするべく、生徒会室へと赴いた。
そんな彼に対しアリエルは尋ねる、シルフィエットとは今後どうしていくつもりなのか、と……。
ルーデウスはその問いに戸惑いつつも、ハッキリと答えた。
「シルフィと、結婚します」
新居探しに披露宴の準備、結婚に必要なものを急ピッチで用意していくものの、何をするにも課題だらけで……!? 前世で叶わなかった新婚生活は、予想外の大波乱!?
人生やり直し型転生ファンタジー第十弾ここに開幕!】

この巻は、ルーデウスの結婚準備から始まって、ナナホシの研究一歩前進、ベガリット大陸へ渡ることになったパウロがノルンとアイシャをルーデウスのところに預けることにし、二人がルイジェルドとジンジャーの護衛でルーデウスの家にやってくるまで。

パウロとルーデウスが大ゲンカした理由をちゃんと理解できる年齢になったらノルンのルーデウスに対する感情も変わるだろうと思っていたけど、パウロからの手紙に「まだルーデウスのことを嫌っている」と書いてあり、もうなんなのこの子何が気に入らないのと思った。パウロが手紙に自分が甘やかしすぎたせいでワガママになってしまったと書いていて、あーまさにそれだと思った。
ルーデウスに対してわだかまりを持っていて一方的にルーデウスを嫌っているノルンは自分勝手でワガママだ。言いがかりとしかいえないことでルーデウスを責めているし。
Web版読んでいるからルーデウスとノルンがきちんと和解して、成長したノルンはルーデウスに感謝しているのを知っているけど、この時点でのノルンのことは大嫌いだ。
アイシャがノルンに辛辣な言葉を投げつけている時ももっと言ってやれと思うくらいに。
次の巻でノルンはルーデウスに心を開く展開になるはずだが、その時も多分ノルンに対する不満を書くだろうな。


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人形遣いの影盗み

『人形遣いの影盗み』三木笙子(創元推理文庫)

【ある代議士夫人の影が盗まれた――。この不可思議な事件の謎を解いてほしいとの養父母の頼みを断りきれず、高広は礼と調査を始める。事件には妖しい爪哇(ジャワ)の魔術が絡み、さらに帝都を騒がす怪盗ロータスの気配が……。
心優しき雑誌記者と超絶美形の天才絵師、ふたりの青年を中心に、明治の世に生きる人々の姿を描く〈帝都探偵絵図〉シリーズ第三弾。書き下ろしを含む六篇を収録。】

第一話「びいどろ池の月」
芸者花竜視点の物語。御茶屋の女中失踪事件と替え玉受験の話。
花竜と圭子の友情がいいなと思った。

第二話「恐怖の下宿屋」
高広が住む下宿屋「静修館」が、とある筋から恐れられている理由とは。
ほのぼのした物語。大家の桃介さん、小学校の教師とか似合いそう。

第三話「永遠の休暇」
礼は絵を教えている令嬢から兄が島流しにされたと聞かされ真相を調べることを約束してしまう。
礼の為に珍しく単独で調査する高広。礼の父親も画家だと初めて知った。

第四話「妙なる調べ奏でよ」
礼が怪しげな人物と度々会っていると聞いた高広はライバル記者佐野に協力してもらいその場に乗り込む。
あとがきを先に読んだから佐野が記者だってわかったけど、そうじゃなきゃ「誰この人」状態だった。毎回出てくるレギュラーじゃないのに佐野に関する説明が全くないのが不親切。

第五話「人形遣いの影盗み」
表題作。
あとがきによるとシリーズ1作目に登場したらしい怪盗ロータス。読んだの何年も前だからきれいさっぱり忘れてます。

第六話「美術祭異聞」
ミステリ・フロンティア版には載っていない、文庫化の為の書き下ろし作品。
美術祭を控えた東京美術学校に届いた脅迫状の謎。
恵と幸生のやり取りが可愛かった。北林がいい性格してるなーと思った。


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2016年07月04日

下天を謀る

『下天を謀る』安部龍太郎(新潮社)
上巻
【「その日を死に番と心得るべし」との覚悟で幾多の合戦を生き抜いた藤堂高虎。織田信長亡き後、豊臣家に三顧の礼を持って迎え入れられるが、秀吉は茶々との愛欲に溺れ、天下人としての資質を失っていく。落胆した高虎は一時出家さえ試みるが、徳川家康から届いた一通の手紙に心を動かされ、再び下天を謀る決意を固める―。「戦国最強」との誉れ高い異能の武将を描く本格歴史小説。】
下巻
【石田三成らの讒言により豊臣家から疎まれた藤堂高虎は、家康の人柄に魅了され徳川家に接近。類い稀なる諜報能力を駆使して、家康の危機を救うこととなる。そして訪れた太閤秀吉の死。高虎は外様でありながらいち早く旗幟を鮮明にして東軍に付き、雌雄を決する合戦に挑む。その唯一の望みは民が平和に暮らせる世―。激動の時代を怜悧な判断力で巧みに生き抜いた男の人生を描く。】

藤堂高虎が主人公の本といえば、数年前に火坂雅志の『虎の城』を読んだことがあるので
今回それと比べながら読んでいました。
『虎の城』の方が娯楽色が強かったように思いました。
どっちの本も戦国時代に主を何度も替えるのは珍しいことではないと書いてありました。
高虎は何度も主を替えた後、命を懸けて仕えるに値する主人秀長と出会います。
秀長の下で国を治めるとはどういうことか学び、築城の才能を開花させます。
秀長は部下を本気で育ててくれる理想の上司ですねー。

『虎の城』では高虎の後継問題が有耶無耶になっていてそれがとても残念だったので、こっちではどういう風になっているのか気になっていました。
秀長の養子だった高吉を自分の跡継ぎにするからと藤堂家に引き取った高虎でしたが、数年後実子が生まれて悩みます。
『虎の城』では高虎自身が悩んでいる姿が全然描かれず、秀長との約束を守れずに結局実子の高次を跡取りにしたことを高虎がどう思っているかも書かれていませんでした。
作者、秀長との約束の事忘れてるんじゃないかと思ったほどでした。

『下天を謀る』では家康の命令というわかりやすい理由で高次が跡取りに決まります。
そして秀長の墓前で高虎が高吉に跡取りのことを告げます。

一方秀長の死後、大和郡山を継いだ秀長の養子秀保が急死しあっけなくお家断絶になってしまいます。
『下天を謀る』でも『虎の城』でも秀保は湯治場で暗殺されてましたが、これって事実なんですかね。

前々回の『真田丸』で秀保が出てました。セリフなくているだけでしたけどドラマに秀保登場したのって初めてじゃないですか?

今年の大河ドラマが『真田丸』に決まった時、秀長出ないんじゃないかと思っていたので、出番は少なかったですが見せ場はあって扱いも良かったので嬉しかったです。
『軍師官兵衛』の時なんて、ただいるだけで扱いも悪かったですからね。

上巻の半ばで秀長は死んでしまい、その後高虎は家康と強く結びつき、家康の下で力を発揮します。
下巻は関ヶ原から始まります。
関ヶ原の合戦から大阪冬の陣の間に徳川家の内部でも色々事件が起こり面白い展開でした。
加藤清正って大坂夏の陣より何年も前に病死してたとは知りませんでした。
豊臣家滅亡を見ずにすんで良かったのかなあと思います。


下天を謀る(上巻) [ 安部龍太郎 ]

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虎の城(上(乱世(らんせ)疾風編)) [ 火坂雅志 ]

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虎の城(下(智将咆哮編)) [ 火坂雅志 ]

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