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2016年07月03日
3-1. マドレー:はじめてのマドレー
マドレーセット
『カラー墨流しセット』付属の教本『ふしぎ染めの世界』に『墨運堂 マドレー 6色セット 15631』を使えば洋風のマーブリングができると書いてある。
墨運堂『マドレー6色セット』には次のものが入ってる。
1. マドレーインク6色(赤・黄・緑・青・白・黒)
2. 糊(パウダー1)2袋
3. 定着剤(パウダー2)1袋
4. 説明書(『マドレー取り扱い説明書』)
『マドレー取り扱い説明書』に従ってマーブリングの準備をします。
マドレーの準備
@ 定着剤の溶解と塗布
定着剤(パウダー2)半袋分を100mの温水(40℃)で溶かしてマーブリングに使う紙に塗布して使うとマドレーが綺麗に定着するとのことですが・・・
すでに定着剤が塗布してある『墨運堂 マドレー洋紙 50枚入 B4 24670』を使うのでこの行程は行わない。
A 糊(パウダー1)の溶解
800mlの水に糊(パウダー1)全量をかき混ぜならが少しずつ加えて分散、溶解させる(分散後室温、15分間放置)。
溶かしはじめは透明な粒が浮遊して、にごって見えるが、15分後には完全に溶けて全体に薄い飴色になります。
マーブリング作業
ここからマーブリング作業です。
B クリーニング作業
Aで作った糊液を大きなバットに底から3cm程度の深さまで入れ、糊液の表面のゴミを新聞紙を乗せて取り除く。
C 色のせ作業
マドレーインクを一滴づつ糊液面すれすれに垂らして広げ、色を全体にちりばめる。
D 模様作り1 縦動かし
バット全体にマドレーインクが広がったら竹串を縦に1方向に動かし縦縞模様を作る。
E 模様作り2 横動かし
続いて横に1方向に動かす
F 転写
マドレー洋紙を静かに液面に下ろし液面の模様を転写する。
G 引き上げ
余分な糊液を落としながらマドレー洋紙をゆっくり引き上げる。
H シャワリング
ドレー洋紙を下敷き板にのせ、余分な糊液やインクを弱いシャワー洗い、自然乾燥させる。
上記マーブリング作業BからHまでを繰り返してマーブリングします。
マドレーマーブリング
上記C〜Eの色のせと動かしの方法によって多様なマーブリング模様を描かせることができる。
マドレーインクの落とし方が難しく沈み込んでしまうことがある・・・
また、紙がカールしやすく転写がうまくいかないことがあるので紙を浮かばせるときは最後まで手を抜かない。
マドレーインクを乗せるだけでも乗せる順番や乗せる量でバリエーションが生まれる。
マーブリング紙の表面についた糊液を均一に落とさないとムラになる。
パターンA,B,C
『マドレー取り扱い説明書』に基本的な模様の作り方としてA, B, Cの3パターンが紹介されていたのでやってみる。
パターンA
期せずして波模様ができてしまっている。
パターンB
あまり色を使いすぎない方が面白いかもしれない。
パターンC
慣れてきたら鏡像転写されることも考えて液面を動かせるようになるだろうか・・・
まとめ
各行程で多々改善点はあるがいつでも気軽にマーブリングができる環境になった。
あとは経験を積んで模様の変化や配色をコントロールできるようになりたいところ。
『ふしぎ染めの世界』にマーブリング例がたくさん載っている。
やり始める前は手間はかかるかもしれないけど竹串だけでマーブリング例にあるような様々な模様が作れるものと思っていた。
実際にやってみるとそんなに甘くはなく、ある程度道具を揃えないとできない模様もありそうだということがわかってきた。
「コーム」や「ウィスク」という道具を使えばもっといろいろなマーブリング模様が描けるようになる(ハズ)。
楽しみ。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
2016年07月10日
3-2. マドレー:マーブリングの道具作り
道具作り
前回から墨運堂の『マドレー 6色セット 15631』を使ってマーブリングしている。
前回は竹串だけでマーブリング模様を作った。
竹串だけだとできない模様がありそうなので今回は「ウィスク」や「コーム」を作ってマーブリングしてみる。
ウィスク
教本『ふしぎ染めの世界』によるとウィスクは松の葉を直径2cmほどに束ねたものらしいのですが・・・松の葉をどこで手に入れればいいのかわからず(どこかに売ってる?)。
かわりにほうきの毛を使ってみた。
ほうきと輪ゴムとニッパーで作る。
箒草ウイスクの作り方
ポリプロピレンウイスクの作り方
それぞれ適当な毛束を適当な長さに切って輪ゴムで留めただけ・・・
@ シダウイスク
A 箒草ウイスク
B ポリプロピレンウイスク
素材の違いが使い勝手にどう影響するか・・・
コーム
教本『ふしぎ染めの世界』にダンボールと爪楊枝でできるコームの作り方が載っている。
マーブリングバットより少し大きめにダンボールを短冊状に切り、ダンボールの穴の数で等間隔になるように爪楊枝をさし、ボンドで接着する。
コームを2種類作る。
C 狭間隔ダンボールコーム
D 互い違い広間隔ダンボールコーム
こんな感じ。
メラミンスポンジに爪楊枝をさしても作ることもできるらしい。
マーブリング道具のテスト
竹串に加え、次の5種類の道具の使用感をチェックする。
@ シダウィスク
A 箒草ウィスク
B ポリプロピレンウィスク
C 狭間隔コーム
D 互い違い広間隔コーム
(1)@ シダウィスク使用例
今回使用したバットには大きすぎるし、硬めだけど使い勝手は悪くない。
(2)A 箒草ウィスク使用例
大きさはちょうどいいけど・・・弾力がないと絵の具が散りにくく制御が難しい。
見た目から一番期待してたんだけどなあ。作るの楽だし。
(3)B ポリプロピレンウイスク使用例
小さすぎて使いにくいけどなんとかなるような、ならないような・・・
(4)C 狭間隔コーム使用例1
普通に使える。
(5)C 狭間隔コーム使用例2
色々やってみた・・・悪くない。
(6)D 互い違い広間隔コーム使用例
あれ?思ったような模様にならない・・・もう少し計算して作らないとダメかな?使い方の問題か?
まとめ
ウィスクは材質によって使い勝手が全く違ったのでもう一工夫欲しいところ。
今回作ったコームはダンボールなので使い捨て感がぬぐないが、気軽にどんどん作れるのはいい。
でも、互い違いじゃないタイプの幅広コームを作るべきだったなとやり終わってから気づいた。
次回は色々なマーブリングパターンに挑戦してみようかと。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ