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2018年08月22日

家探し 〜 トロントの賃貸住宅事情

 人口が減り始めた日本とは対照的にトロントは毎年人口が増えています。カナダ統計局の調査によると2011年から2016年の間に人口は4.3%増え、年率0.86%の増加となっています。これに伴ってトロントの住宅不足は慢性化しており、家賃も年々高騰しています。

 Toronto Real Estate Board (⇒ こちら)の資料によると、2018年第2四半期(4-6月)のコンドミニアムの平均家賃は1ベッドルームで月1,968ドルと前年同時期と比較して11.3%(!)も上昇、また2ベッドルーム物件(子供がいると少なくともこのサイズが必要になります)では月2,640ドルと前年同時期比で10.2%上昇しています。3ベッドルーム以上のサイズですとなんと平均月3,511ドル(7%の上昇)もします。

トロントのコンドミニアム平均家賃
(2017年2Qと2018年2Qの比較)

データはToronto Real Estate Boardによる。
前年同時期と比較して大きく上昇している。
TorontoRentIncreasebyUrbanizationJP.jpg


 また賃貸住宅情報サイトのPadmapper (⇒ こちら)によると、2018年8月に同サイトに掲載されたトロントの家賃の中央値(一部の豪邸に引きずられやすい「平均値」ではありません!)は1 bedroomのアパートメントで月2,200ドル(前月から0.46%上昇)、2 bedroomで月2,850ドル(前月から1.79%の上昇)となっています。日本の地方都市はおろか、横浜や千葉などの首都圏から見ても信じがたい家賃ですね! トロントはヴァンクーヴァーと並んで家賃が高い都市です。

 このような凄まじい家賃の高騰は低い空室率の裏返しでもあります。トロントの賃貸住宅の空室率は1%前後とほとんど空きがない状態が続いております。実際に私も街中やネットで見て"reasonable"だと感じた物件の管理会社に電話してみたのですが、10件以上連続して"no vacancy"と言われてしまいました。

 トロント市当局は家賃の高騰に手を打とうと、家賃の上昇幅に規制を設けています。以前は古い物件のみに適用されていた家賃上昇幅の上限規制を全ての物件に適用するよう規制を強化しています。家賃上昇幅の上限は物価上昇幅に応じて変動し、2018年と2019年は「1.8%まで」となっています。ただ空室率が低い状態が続いている売り手市場では焼け石に水のようです。

 私もトロントの住まいを探し始めて家賃の高さに愕然とさせられました。。。

 次回は実際の家探しについて書いてみたいと思います。(続く)




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posted by 霧ヶ峰 at 20:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅
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2018年春カナダ東部トロントに移住しました。現地企業の直接採用で夫婦と子供二人で何もわからないところからのスタートでした。同じような経験をする方に少しでもお役に立てれば幸いです。
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