整骨院の先生に、「ボウリングで腰を痛めた」ということを言ったら、「やっぱりボウリングで痛めるのって腰ですか?」と聞かれました。
で、今までのボウリング人生で痛めた場所を思い返してみたら、指、手首、肘、肩、腰、膝、足首、足の裏。
わたしは「……全身ですかね」と応えました(笑)
わたしはボウリング以外のスポーツを競技としてやったことはありませんので、他のスポーツと比較してボウリングが故障しやすいかどうかはわからないんですが、6〜7sのボールを何度も投げる競技というのもあまり無いと思うので、”故障の少ないスポーツではない”と思っています。
わたしもこれまで、投げられなくなるほどの故障はそう何度もありませんが、痛いなあと思いながら投げていることがほとんどです。
最近は腰以外には、指、肩、膝ですかね。
右足の蹴りを意識した時は右足の親指の付け根の痛みがひどくて、「まさか痛風?」と考えたりもしました。
で、そんないろいろ故障しやすい部位の中でも今日は「手首」の話をしたいと思います。
わたしはそもそも、人より手首が強くありません。
腕立て伏せをするときは、手のひらをついてしまうと手首に激痛が走るので、手のひらを浮かせて指の付け根をついて行うくらいです。
最初に手首を痛めたのはボウリングを始めるずっと前、当時の仕事の関係でしたので、ボウリングで痛めたわけではないです。
で、ローダウンというのは「手首を積極的に使う投げ方」であるわけですが、もしかしたら勘違いしている方がいないとも限らないので、ここではっきりと断言しておきます。
「手首を積極的に使う」=「手首に負担の少ない柔らかい使い方をする」です。
わたしの考えでは、手首への負担は、カップのまま投げる>メカテク(リスタイ)使用>ローダウン、だと思っています。
メカテク(リスタイ)については、しっかりと試した経験があるわけではないので想像で申し訳ないんですが、「器具で固定」よりも「負荷を逃がす」方が負担が少ないだろうという考えです。
そんな考えを持っているわたしは、ローダウンをやるようになったのは必然なんだろうなとも思っています。
常時カップ系ですので一瞬カップよりは負担は大きいかもしれませんが(事実腰を痛めてから一瞬カップで投げると手首はずっと楽なんですが)、それでも手首を柔らかく使って重力に逆らわずに投げるので、手首の弱いわたしにはぴったりだったんだと思います。
あ、手首の話のついでに。
最近わたしの周りのローダウン初心者と話をしていて、スナップの方向を間違っている人が結構いることに気付きました。
ローダウンでの手首のスナップは、最終的に手の甲方向です!
そのあとに手のひら側に手首が戻っているのを見て、手の甲側→手のひら側と素早くスナップさせて回転をかけるものだと思っていたようなのですが、カップ(ロード)から手の甲側へのスナップ(アンロード)がローダウンの本体で、そのあと多少フィンガーを引っかけて回転が増えたとしても、そんなものはオマケだよと言っておきました。
みなさんももし、引っかけなければいけないと勘違いしている方がいましたら、「引っかけはむしろ邪魔」ですので、お気を付け下さい。