アフィリエイト広告を利用しています
応援お願いします!
mindmap-usesrs.jp!
最新記事
検索
プロフィール
Luckbizzoさんの画像
Luckbizzo
システムエンジニア。 ソーシャルゲームエンジニア。 Thinkbuzan公認インストラクター(マインドマップ)。 仙台マインドマップ普及会。
プロフィール
カテゴリアーカイブ
おすすめ!

ふだん使いのマインドマップ 描くだけで毎日がハッピーになる

マインドマップ超入門 (トニー・ブザン天才養成講座) (トニー・ブザン天才養成講座 1)

新版 ザ・マインドマップ(R)

マインドマップ勉強法 脳を飛躍的にパワーアップする技術

ファン

広告

posted by fanblog

2015年02月08日

話題の労働規制改革を人材の育成も含めて考えてみた-残業時間が減ればみんな幸せになれるのか

はじめに

2014年、過労死等防止対策推進法が成立し、残業規制や、有給の計画的付与など、労働環境の改善を目指す内容のニュースを多く目にするようになった。

「休むことも仕事」であり、労働時間を管理抑制すること、有給を企業側から計画的に消化させる制度を用意すること等、賛否はある。
個人的には、やってみることは悪くない、やってみないと分からないことは多いと感じるので、変化がないよりは歓迎していきたいという想いはある。
※不満や懸念は言い出したらキリがない。

ただ、政府やニュースが今進めている労働環境の改善が本当に求めていることは、「働く時間」を規制することで達成されるものなのか、この点に関してはどうしても腑に落ちない。

そこで、「なぜ労働環境の改善が必要なのか」という点を個人的に考えてみることにした。

green_timecard20141024224247500-thumb-1200x800-5585.jpg
課題:なぜ労働規制改革が必要なのか?


規制改革会議における「労働時間規制の見直し」について を参考にすると、
  • 多様な形態で働く者の健康を確保する
  • 創造性と高い生産性を発揮する
  • 労働者の活力と企業の競争力を高める
上記のような3つの目的が見え、
  • 力強い経済成長を実現する
  • 新たな雇用機会を創出する
最終到達としてさらに2点が定められていることが読み取れる。

以下、上記目的3点に対する考察を行ってみた。
最終到達の2点に関しては、考察する3点、特に企業の競争力の結果を受けるものと考え割愛。

考察

1. 多様な形態で働く者の健康を確保する

始発出勤+終電退勤+自宅作業を、休日なく数か月を経験した身としては純粋に必要だと感じる。
社会人3年目と体力のある頃でさえ、担当プロジェクトが終わった後に体調を崩し、仲間にも迷惑をかけてしまった時には、やはり色々と考えることは多かった。

寝る間も惜しんで働くのか、寝る間を与えられずに働かされるのか、心理的には大きな違いがある。
業界に依らず、当人にとって過剰な労働時間が多くの問題に発展していることを受けての措置であることは十分に納得ができる。

真面目で純粋な新人や若手社会人程、過酷な状況を「こういうものだ」と覚えて、将来の部下に強要してしまうことになる現実は、とても残念なことだと感じている。

2. 創造性と高い生産性を発揮する

適切な休息や、業務以外の息抜きが創造性に寄与することは、ある程度納得ができる。
アイディアや発想は、A+B=C であり、「知らないこと」を創造してアウトプットすることはできないことを考えれば、業務で得られる知覚だけではなく、その他の外的要因から得られる知覚が重要であることは間違いない。

ただ、その創造性が高い生産性を発揮することに繋がるかどうか、という点は個人的に大きな疑問を感じる部分になる。

少なくとも個人的に見てきた多くの職場では、企業の規模を問わず、自己判断で仕事が出来る環境があまり多くはなかった。
これは即ち、個々人の裁量権が明確になっておらず、どうしても指示待ちの状態になるメンバーが多く発生してしまうことを意味する。

結果、自己判断で帰れない状況に陥りがちになり、その状態が長く続くことで考える力が著しく低下してしまうのだと思う。このような状態に置かれると、責任を負いたくないという思考があわせて強化され、より一層、指示待ちの傾向が強くなっていく。
そして、指示待ちを是とする人は、想像以上に多い現実はある。

その人その人の生き方、選択、思想が積み重なった「今」を否定する気持ちは全くない。
それでも自分と同じチームになった仲間や、後進にはパラレルキャリア複業を伝えている。
自分が意思決定できる環境で仕事をすることが、創造性と高い生産性を発揮する原動力の1つになると考えている。

ワーク・デザイン これからの〈働き方の設計図〉



人生が変わる2枚目の名刺



3. 労働者の活力と企業の競争力を高める

労働者の活力が回復、上昇すれば、企業間の競争が高まることは自明であることは間違いない。
ここで、労働者の活力とはなにを指すのか。

- 活力
活動を生み出す力。元気よく動いたり働いたりする力。(デジタル大辞泉)


十分な休息が活力を上昇させるのかどうか、判断が難しい。
個人差は当然あるが、先述の指示待ちが常態化してしまっている状態から活力のある状態に引き戻すことは、非常に困難であることを経験している。

裁量権が明確ではないことがもたらす弊害は意外と多く、
  • 些細なことであっても、その場での判断が出来ないため、どうしても時間がかかる
  • 発信する機会が少なくなる
  • 責任の負い方を学べない
  • 応用が利かなくなる
  • 先の予測(ビジョン)が描けなくなる
等の状態に陥ることになる。
一言で示してしまえば、考える力が育たなくなってしまうのだと感じている。

指示の通りにやることは、責任を負う必要がない。
そのため、非常に楽であることは間違いなく、この状態を改善しない限り、活力の上昇はやはり難しいのではないかと強く感じる。

企業の競争力は、当然、労働者の活力上昇を土台として高まるものでほぼ間違いない。
そして、現在の企業が競争力を高めるために求める人材は、概ね以下のような人材であることが多いと感じる。
  • 会社、上長の意図を汲める
  • 素早く行動が起こせる
  • 決断をし、発信することができる

簡単に言ってしまえば、自律して行動し、会社に利益(好影響)を与える人材ということであると思う。

多くの思惑や事情があることは分かるが、指示待ち化する環境を与えながら、自律する人材を求める構図には長らく疑問を感じている。
この解消に向けた動きは今後の個人的な課題、目標としているが、まだまだ力不足を感じる。

マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書

新品価格
¥1,404から
(2015/2/7 23:21時点)



マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書

新品価格
¥1,404から
(2015/2/7 23:22時点)



まとめ

考察の結果、労働規制改革は改革単体では期待される効果は薄いと結ぶことにする。
政府や企業が望む結果の中には、当然、考察した内容が含まれているのだと思う。

足がかり、きっかけとして、労働規制の改革が行われることは受け入れられるが、本質的な部分を理解した行動が行われない限り、より熾烈で過酷な労働環境を生み出すリスクは高い。

表面的な改革だけではなく、本質的な解決を個々人が望み、理解し、行動することが重要になると、自戒を込めて。
資本主義経済の中にいる以上、経済格差は一定仕方のない部分であるが、他者に依存せず、個々人が望む形を手に入れることがなにより重要だと信じる。

労働時間を減らす→生産が落ちる、
残業を規制する→サービス残業が今以上に増える、

というような愚かしい結果は誰も望んでいないはず....

速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術


ゼロ秒思考



雑感

法律の解釈や、政府思惑、経済の思惑、さまざまな要因が複雑に絡んでいるのは自明で、簡単に結論が出せることではないことは理解しようと努力をしているつもり。
いろいろな立場に立ったつもりで、考えると、「その気持ちは分かる」というのが非常に多いことも事実。

それでも最後は、「自分の目の届く範囲」が「自分の世界」であることに帰着する。
やはり今後も、決して排他的にならず、自分の世界を広げ、その中で実現したいことを形にしていくことが大事なことだなと、気持ち引き締めて努力していく。

ワーク・デザイン これからの〈働き方の設計図〉



速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術


この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3261295
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。