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2020年12月31日
【ナンセンス劇場】 人は見た目か?
「スギモト君ってお洒落よねぇ」
「ホント、清潔感もあるし背が高くてスラっとしていてまるでモデルみたい」
「私、告白してくるわ」
「スギモト君、私と付き合ってください」
「ゲヘヘ、じゃあパンツ見せてパンツ」
「きゃー!」
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「オカノってダサいよね、いっつも同じヨレヨレの服着て」
「それに髪もボサボサだし爪も伸びてて不潔だよね」
「あーいうヤツってきっと何やらせてもダメよ」
「2人とも、人を外見で判断しちゃいけないわ。
人間は中身が大切なんだから」
「ねぇオカノ君、私たちと一緒にお昼ご飯食べない?」
「ゲヘヘ、それよりもパンツ見せてパンツ」
「きゃー!」
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2020年12月30日
【ナンセンス劇場】 見て見ぬフリーマン
「あっ、あそこでサラリーマンがオヤジ狩りに遭っている!
見て見ぬフリーマンに変身しなくては、とおっ!」
説明しよう。
見て見ぬフリーマンとはわざわざヒーローの格好に着替えるくせに見て見ぬふりをして何もせず、そのまま前を通り過ぎてしまうという最低ヤローのことだ。
「お、おい、あんた、助けてくれ」
「さーて、帰ったらポテチでも食べながらゆっくりとゲームの続きでもやろうかなぁ」
「あんた、聞こえてるんだろ、助けてくれ!」
「その前に久しぶりに洗車でもしに行こうかな。あ〜忙しい、忙しい」
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2020年12月29日
【ナンセンス劇場】 パワハラですか!?
「透明人間男よ、人類を恐怖のどん底に叩き落としてくるのだ」
「ラジャー」
「半透明人間男よ、お前は骨とか内臓とかが透けて見えて気持ち悪いから私の視界に入らない所に行ってくれ」
「いやいやいや、それはちょっとひどいんじゃないですか?
私だって掃除や洗濯、ご飯の支度なんかで色々と皆さんに貢献しているんですよ」
「それは分かっている。
分かっているが、なんというか生理的に受け付けんのだ」
「ひどっ。これってひょっとしてパワハラですか!?
なんなら出るとこ出て白黒はっきりさせてもいいんですよ」
「分かった。お前の言いたいことは分かったから取り敢えず服を着てくれ。
話はそれからだ」
「透明人間男が裸でよくて、なぜ半透明人間男である私は裸じゃいけないんですか!」
「だから気持ちわる・・・」
「訴える!」
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2020年12月28日
【ナンセンス劇場】 長閑(のどか)な昼下がり
「パープルだよ、佐々木パープル。
お婆ちゃんが紫色好きだからって、そんな名前子供に付ける?」
「まだパープルならいいほうだよ。
私なんて無限子だよ、田中無限子。
長生きするように無限子なんて私の両親頭ぶっ飛んでるよ」
2人は河川敷の土手でお菓子を食べながら自分の名前について不満を言い合っていた。
この時この2人が6年後人類を滅亡の危機から救うことになろうとは誰も知る由も無かった。
でもそれはまた別のお話。
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2020年12月27日
2020年12月26日
2020年12月25日
2020年12月24日
【ナンセンス劇場】 一口20枚
俺は中学に入学してから19回テストで0点を取っている。
そして今日20回目の0点の答案用紙が返ってきた。
これでやっとザキヤマ冬のバカまつりに応募することができるぞ。
当たるといいなぁ、インスタグラム。
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2020年12月23日
【ナンセンス劇場】 自動書記
「ええ、はい、電話ではちょっと分かりにくいと思うので後程詳細をメールで送らさせていただきます。
それと仮見積もりも添付しておきますのでご検討の程よろしくお願いします。
はい、それでは失礼します」
「フタバ商事さんとの商談、順調に進んでいるようだな。
それはそうとヤマベ、お前がメモ帳に書いてるそれ、一体なんなんだ?」
「ああ、これですか? 特に意味はないです。
無意識で描いてたんで」
「電話してる時って意味のない図形描いたりする時があるな。
その真ん中のは目か?」
「そんな感じですかね。瞳塗りつぶしときましょうか」
“グリグリグリグリ”
今、地獄の門が開かれる。
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2020年12月22日
【ナンセンス劇場】 最新型扇風機
「お前、もう冬だっていうのにまだ扇風機出してるのかよ」
「これ最新型の扇風機だから暖房機能も付いてるんだよ」
「へぇ〜凄いな」
「今動かしてやるよ。逆回転スイッチONと」
暖かい空気が流れてきた。
「え? どういう原理?」
「逆回転させたんだよ」
「え? どういうこと?」
「だから逆回転だって」
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