エレキギターには、以下の種類があります。
1.レスポール
ギブソン社とギタリスト レス・ポール氏が共同開発し、1958年より発売された。フェンダー社のストラトキャスターと並びロック、フュージョンなど多くのプレイヤーに使用され、日本でもグレコ、バーニー、ヤマハなどでコピーモデルが発売されています。暖かく、太い音が特徴です。
・ピックアップ
シングルコイルを2つ並べたハムバッキングを使用。コイルの巻く向きを逆向きにしてノイズを減少している。ストラトキャスターなどで使用されているシングルコイルに比べ、音が大きく、太い音で出ます。そのためストラトキャスターでハムバッキングピックアップを使用するモデルもあります。
フロント、リアの2つのピックアップがマウントされ、スイッチでフロント、リア、フロント+リアの3段階の切り替えができます。
・ブリッジ
ギブソン社が開発したチューン・O・マチック式とストップ&テールピースを使用するモデルが主流である。
チューン・O・マチック式により各弦ごとの微妙なオクターブ調整と、弦のテンションの調整が可能である。
・塗装
ブラウンサンバースト、チェリーサンバーストをスタンダードモデルと呼び、白や黒などのソリッドカラーをカスタムモデルと呼ぶ。
2.ストラトキャスター
ストラトキャスターは、フェンダー社で1954年に販売されている機種でレスポールと並び、エレキギターの代表的な存在です。
他のエレキギターメーカーよりコピーモデルが多数発売されています。
いろいろな音楽に適し、オールラウンドに使用されています。レスポールに比べ、軽量でシャープな音が特徴です。
・ピックアップ
フロント、センター、リアに3つのシングルコイルピックアップを搭載。
ピックアップセレクタで フロント、フロント+センター、センター、センター+リア、リアの5段階の切り替えができる。
フロント+センター、センター+リアはストラトキャスターの特徴であるハーフトーンと呼ばれ、枯れた音がする。
ピックアップは取り付ける位置によって音色が異なります。フロントピックアップは、甘くやわらかい音がするのに対し、リアピックアップは、硬いはっきりした音がでます。曲によって使い分けるが必要です。
・ブリッジ
フェンダー社によって開発されたシンクロナイズド・トレモロ・ユニットによりトレモロアームを使用して大胆な音程の上げ下げ(チョーキング、ビブラート)ができるようになった。
しかしチューニングが狂うという短所もあり、トレモロアームを使用しない人が多いようですね。
3.テレキャスター
フェンダー社がブロードキャスター(Broadcaster)という名前で世界初のソリッドギターとして1950年に販売を開始されました。しかしグレッチ社がスネアドラムにブロードキャスター(Broadkaster)で商標登録していたために、当時開始されたばかりのテレビジョン放送にちなんで1951年にテレキャスターと変更して発売されました。
特徴として音色は細く、音の通りがいいですね。バッキングに適しています。
・ピックアップ
フロントとリアに異なるシングルコイルピックアップをマウント。
フロントピックアップは、細いボビンに金属のカバーを被せたもので、リアピックアップは、広いボビンで金属のカバーがないピックアップを使用しています。
シングルコイルなので、パワーに欠けるのが短所なので、ハムバッキングピックアップをマウントして使用するプレイヤーもいます。
・ネック
レスポールがセットネックに対し、4本のボルトでボディとネックを留めるデタチャブル方式。