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2017年05月15日

哲学的な何か、あと科学とか の紹介

 著者、飲茶の3冊目の紹介です。
哲学的な何か、あと科学とか です。
著者の同名サイトがあります、というより「サイトを本にした」、とサイトには書かれています。
 
 友人が読者(私)に話しかけるような文体です。
どこかで休みながら二人で科学とは何かを議論しているような雰囲気を味わえます。

 「数学的に証明された」はどういうことか、光は粒子か波か、エントロピーとは何かと話は進んでいきます。
 多くのページを割いているのは、量子力学の三つの実験結果でそこから話を発展させています。
一番目に二重スリットを通しスクリーンに向かって電子をたくさん発射するとスクリーンには干渉縞のように模様ができた。
二番目に二重スリットに電子を一個発射するとスクリーンには点が一つできた。
ここまでは常識的に考えられます。
三番目に二重スリットに電子一個を何度も発射するとスクリーンには干渉縞ができた。というものです。
電子が波の性格があれば一番目は説明でき、電子が粒子の性格であれば二番目が説明できますが、三番目は波でも粒子でも説明ができません。

 科学は実験結果に合う理論を採用してきたと筆者は述べます。
三番目の実験結果に合わせるために粒子は光の状態と波の状態の両方を持っていると常識では考えられない解釈を科学者はします。
なぜ、常識で考えられないかといえば、人間も原子や分子の塊なのでいろいろな状態が同時に存在していることになるからです。

 実験結果に合わせた解釈なのでいろいろな解釈が出てきますが、最終的にどれが正しいとは科学者は問わず、最も使い勝手の良い(式が簡単な)解釈を採用していると説明しています。
このあたりまで読むと、科学には限界があるのだとわかります。
科学の限界から、心の問題に入り哲学的な思考の説明をしますが、ドラえもんのどこでもドアを例に説明しているので、すっとわかった気がします。

 筆者の飲茶の本は、哲学、科学について巨視的に説明してくれるので、ここから哲学、科学の専門書に入っていくのに良いと思います。


データ
書名:哲学的な何か、あと科学とか
著者:飲茶
発行所:二見書房
発行:2017年4月30日

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posted by みくし at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) |
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