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2018年10月24日

コーチングはお花畑なのか?

コーチングはお花畑なのか?


現状を超えたゴールを設定する。これがコーチングのセオリーだ。







このセオリーを間違って解釈すると、コーチングは、現状では叶いっこない未来のお花畑を願う魔法だと勘違いしてしまう。

実際に、そう勘違いしている人もいるかもしれない。








ところがどっこい、コーチングはお花畑どころか超リアリズムだ。


ゴールにいる自分の姿や、ゴールから見た今の自分の姿をリアルに感じる必要がある。

これをゴールのコンフォートゾーンの臨場感を高めるという。








いつでもどこでも24時間、365日ゴールのコンフォートゾーンに身を置く必要がある。

昔の海軍でいう『月月火水木金金』だ。

これは海軍の猛訓練ぶりを表した言葉だ。

『訓練ばかりで休む暇がない。まるで月月火水木金金じゃないか』という状況から生まれた。








コーチングを効果的に運用していくのも全く同じ。
※ただし、相違点はリラックスを心掛けること。





もっとも米軍で使われていたくらいなので、さもありなんというところだ。









そこまでしないとゴール達成など、おぼつかない。

つまるところ、エフィカシーは高くということだ。






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2018年10月21日

コーチングはマッチョなのか?

※過去メルマガ記事 加筆・修正



タイトルに対する問いは

『はいその通り』だ。








そもそもコーチングはアメリカ発祥で、国防総省やNASA、そしてアメリカを代表するフォーチュン500の有名企業で取り入れられてきた理論だ。


国防総省とは、簡単にいえばアメリカ軍であり、NASAもその一部だ。


軍隊は、戦争で勝つことがゴールだ。世界中のどこに行っても負けて良しの軍隊など存在しない。負ければ軍隊が護る対象の国家そのものの存在が危ぶまれてしまう。






とくに世界の警察という枠割を担っていた、アメリカ軍にとって自国に有利な国際秩序を維持するために勝利は必須であった。


その最前線で駆け巡る、アメリカ軍の中でもエリート特殊部隊であり、アメリカ軍中のアメリカ軍であるNAVY SEALs でも取り入れられている。


こういったところがマッチョでないはずが無い。








またビジネス、もっといえば資本主義のルールでも使われてきた。


フォーチュン500の企業といえば資本主義のエリートだ。
資本主義において正しいことは、お金を稼ぐことだ。利潤を得る、それが資本主義だ。
※これは私の思想ではなくて、そういったルールであるという意味だ。



こちらもマッチョだ。

そのマッチョな奴らのパフォーマンス向上にもコーチングは使われてきた。







その他にも、スポーツの分野で用いられてきた。


スポーツの分野も勝敗がつく。


とくにプロのスポーツ選手は試合に勝って、それで食い扶持を稼いでいるので、勝ち負けには拘らざるをえない。


その様な状況に置かれれば人間は、マッチョにならざるを得ない。









このように思いっきりマッチョな分野で、コーチングは使われ発展してきた。

こう考えるとコーチング=十分マッチョという図式が当てはまる。


なので、コーチングに興味がある人は心して取り組んでください。意外とこの点が忘れられがちです。


※実際に、マッチョな人はコーチングで結果をだしやすいです。なぜならば、マッチョゆえにゴールを設定しやすいですし、一日中ゴール達成のことばかり考えているからだ。








ただ、軍隊やビジネス、スポーツという次元とは離れて、個人レベルでは、マッチョではない人もコーチングに見せられる。実際には、コーチングに救いを求めると言った方が良いだろう。


その数は多い。



私もそうだった。


当時の私はマッチョとは程遠い、むしろマッチョな人から見れば、軟弱なポジションにいましたがコーチングが効いた。






それは良い人達に巡り会えたからだ。

マッチョな理論を補完して余る、優しい人達に出会えたからだ。





コーチングは、理論自体はマッチョな技術だ。しかし、結局はそれを使う、または伝える人の優しさによって、捉え方や効果が変わってくるということだ。



2018年10月08日

K国に洗脳された母

日本はK国と竹島の帰属を巡って対立中だ。

なお、竹島は島根県隠岐の島緒に属する、我が国固有の領土だ。



島根県民は他都道府県の国民よりも竹島は日本のものだ、とりわけ島根県の領土だという意識が強い。


ご多分に漏れず、我が母も同じくだった。








しかし、この兆に変化が起きつつある。

なんと、『竹島はK国のものでも良いかな』と言い始めた。

ここは県民としては看過できない発言だ。









この原因はK流ブームに遡る。

2000年代のK流ブームに母も見事にのった。





それまでK国及び、半島にある隣国に対しては一段見下したかのような態度だった。

理由は祖父がそうだったからだ。戦前の日本人の感覚ではK国ではなくC鮮だ。








かつ、このあたりの漁師は漁業の領有権を巡ってK国には、ある種の潜在的な敵愾心を抱いている。祖父もそうだった。

この思想が漁師の娘である母にまで伝わっていた。
※ちなみに、筆者はK国に対して悪い印象は抱いていない。長年海運業界に従事しており、その際にK国の人々には大変お世話になった。また、大学時代はK国語を学んだ。






なので、1997年ごろにK国の家電製品(掃除機)が来ているというニュース番組を見た時も、『C鮮の掃除機で大丈夫か、バッタものではないのか』と明らかに馬鹿にしたような態度だった。

C鮮という言葉からして、一段見下した態度だ。








その10年後にK流ブームが入って来た当初も、『なんで、あのおばさん連中はK国のドラマなんかにハマるんだ』と冷めたまなざしを向けていた。









が、しばらくして母もハマった。


しかもドラマの俳優に会いに行きたいとハングルを勉強し始め、教室にも通い始めた。


もともと語学が好きな母は、勉強にのめり込んでいった。







そして、家の中にハングルが溢れはじめた。カレンダーやメモ書きにハングルが使われ始めた。

また、一時はK国料理ばかりが食卓に並んだこともある。







そして勉強が始めて10年が経過して、ドラマは字幕なしで、かつそのお隣の首領様の演説の7割がハングルで理解できるようにまでになった(らしい)








語学が出来ると、人間今度はそれを操りたくなる。

そのうちにM団(在日本K国民団)主催の催し物にも出かけていくようになった。





母を取り巻く関係性(縁起)が日本のそれより、多くなった。


関係性が変れば、思想は意外と変わるものだ。


よって、気がつけば『竹島はK国のものでもいいかな』発言がもたらされた。








私は、この言葉を聞いた時に、正直やられたと感じた。





例えば、戦後の日本はアメリカのドラマが多数輸入された。

その結果、本来は原爆を落とされたゆえの反米感情が湧いても良いのもが封殺され、親米感情が募った。

要するに、メディアを通じて、日本国民に洗脳を仕掛けたのだ。



昔、アメリカ横断ウルトラクイズという番組が日本テレビが放映されて人気を博したものだ。日本テレビというところがミソだ。分かる人には分かるだろう。


この番組では、人のよさそうなアメリカ人のオジサン達が出てきて、『ニューヨークへ行きたいか〜!』が合言葉だった。この番組を見ながら、アメリカって良い国なんだなと思った。


当時、テレビを良く見ていた私はものの見事に、彼らの術中にハマった。

※洗脳とは、脱洗脳の第一人者 苫米地英人博士(カーネギーメロン大学Ph.D)によれば、
洗脳とは、認知レベルを含む脳内情報処理に、何らかの介入的な操作を加えることで、 その人の思考、行動、感情を思うままに制御すること(+第三者の利益のため)










同じことをK国は日本に対して実施した。

ターゲットはテレビを見る層だ。

その始まりから10年経って効果が表れてきた。それを母が体現してくれた。





見事に洗脳されてしまった。

そして、人間はつくづく洗脳されやすい生き物だと思った。




K国政府の作戦は見事に成功中のようだ。



2018年10月05日

なぜ人間は過去にこだわってしまうのか

コーチの界隈で過去に関する話題が時々上がる。

それを聞くたびに、縁起の遠心力(ホメオスタシス)は強烈だなと感じる。

ホメオスタシスとは恒常性であり、今の状態を保ちたい力だ。








つまり、コーチを含めた人間一般は過去と今の整合性を保ちたく、過去と現在との整合性が崩れることを人間は本能的に嫌う。











別の角度から説明すると、時間は離散的である。

離散的とは連続的ではないということだ。








時と時とに間がある、ゆえに時間だ。

今の時が消滅して、また新しい時が生まれて、それが現在になる。

逆を言えば、新しい時が生まれるから、前の時は消滅する。

この一瞬の時のことを刹那プランク時間(5.391×10の-44乗秒)という。









そして、時を永遠にコピーしようとする力が縁起の遠心力、ホメオスタシスだ。

これにより私たち人間は時間が続いているかのような錯覚に陥る。









従って、宇宙の系の一部である人間にも、当然ホメオスタシが働く。

ホメオスタシが働くから、自分という情報に整合性が取れて生きていける。

しかし、自分にとって望ましくない情報状態が続いて、困っている人もいる。こういった人がコーチングに興味を持つ。









さて、そのコーチングは自分にとって好ましくない情報を、自分にとって好ましい情報に書き合える技術だ。

この自分に関する情報を自己イメージという。

なお、情報ゆえに書き換えは可能だ。









自分にとって好ましい情報状態に変えていくには、未来からみた自分の姿を自己イメージとして取り入れてく必要がある。

その自己イメージを取り入れていくには、可能性ある未来を確信する必要がある。

確信が、縁起の遠心力に影響を与える。












では、ここで冒頭の話に戻り、過去を話題にしたらどうだろうか?


私たちが認識している世界は、過去の記憶をもとに成り立っている。つまり、今観ている対象も、実際は見ていなくて、過去の記憶を思い出して、あたかもいま世界が拡がっているかのように錯覚しているのである。

言い換えれば、過去の確信が現在を照らしている。

それくらい過去は何もしなくても、確信が高い。








そんな状態で過去についてちょっとでも話材にすれば、過去の確信度合が高まる。そして、縁起の遠心力はその状態を維持しようとする。情報状態が維持されると言ってもいいだろう。




では、これを変えていくにはどうすれば良いのだろうか?

それは過去の確信を超える、確信をもってくるしかない。


そして、それは未来のゴールからもたらされる。




2018年09月26日

国家のホメオスタシスと、それを体現する者達

コーチング界隈では、本物のコーチ、偽物のコーチに関して炎上している。がしかし、クライアントから見た本物のコーチが、本物であり、コーチは、クライアントから本物と思ってもらえるように精進していくべきだろう。ということで、偽物、本物問題は僅か3行で片が付いた。










さて、本来コーチが果たす問題は、偽物、本物の議論ではなくて、社会問題を解決することもある。


世間一般にて炎上している問題は、目下、S衆議議員の発言であろう。






ことの経緯は、S議員が

「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」
『新潮45』8月号より引用


と新潮45誌に寄稿したことに端を発する。








また、最近になってある評論家が、S氏の発言を『新潮45』10月号にて擁護して物議をかもしている。なお、同誌はその後、休刊となった。








S議員の言う『生産性』とは、おそらくは日本の国力を高める力、端的に言えば労働力のことと推測される。







ここで日本国家のゴールを考えてみたい。

国家のゴールは国が生き残ることであり、それがホメオスタシスである。

S氏は日本国家の政治家であり、ある意味、国家の意思を体現するものである。








このように政治家は建前上、国民の民意を代表する者と考えられているが、実のところとくに政権与党の政治家は権力として、国家の意思を体現することがままにある。





ゆえに、当該議員の発言は日本国家の労働力の再生産を行なわないLGBTの方々に対する政策に税金を投入することは国益に反するものと受け止められる。

同性婚では子どもが生まれないので、労働力を再選産することは事実上不可能である。





国家の生存本能からすれば、このような発言もでてくるし、その意思をこの議員という形で代弁しているとも言える。


同時に、資本主義というシステムもまた、そのゴールは資本の再選産である。そのためには労働力は再生産されなければならないと資本主義は考える。

がしかし、資本主義は放っておくと環境破壊や格差を生み出す。








この問題の本質は国家と資本主義の生存本能、ホメオスタシスが引き起こしたという点にある。



この点から考察すると、本件にはまた違ったアプローチができる。

そのためには教養を学ぶことが大事であり、コーチがコーチング馬鹿になってはいけないと考える。




せっかくのゴール設定や抽象度、LUBという概念をこういった方向で使っていきたいものである。






2018年09月11日

Dead or Alive

コーチングとは何か?


私なかで、その定義が変わりつつある。


コーチングとはDead or Alive 生きるか死ぬか、これが現時点での認識だ。

2018年08月26日

抽象度 知ってるだけでは 意味がない

先日、内弟子『補』(以下、補)向けに抽象度について説明してきました。



このメルマガをお読みのあなたは既にご存知かと思いますが、抽象度とは簡単にいえば『視点の高さ』であり、専門的な説明をすると『包摂する概念の情報量』のことです。









補に分かりやすいように、彼女の実家がある京都に関連して抽象度を説明しました。補は、最近、松江に引っ越してきて、内弟子(2名)が働くお店のスタッフになりました。したがって、内弟子(補)です(笑)




補は、京都市の中心部、いわゆる洛中ではなく郊外(洛外)の出身です。一昨年、ベストセラーになった『京都きらい』を著した井上章一氏によると中心部、いわゆる洛中以外は正式には京都でないと見做されているとのことです。洛外出身の井上氏はそこにある種のワンランク下感を覚えており洛中、洛外には見えない壁があるのだと指摘します。同じよう、洛外出身の補にも、似たような思いがあるようでした。





しかし、洛中でも洛外でも抽象度を上げれば京都市民です。さらに、かつて私がいたこともある舞鶴市を含めれば京都府民です。さらに、舞鶴市にそびえる青葉山を超えれば、そこは滋賀県であり、近畿地方となりますと説明しました。なので洛中、洛外にこだわっても仕方がないと説きました。





とまあ、これは抽象度についての一般的な説明です。











補の質問としては、『視点を上げることの重要性は分かった。でも、それ以外に抽象度が役立つシーンはないのか』とのことでした。あなたも気になるところでしょう。



じつは抽象度は相手を説得する時にも役立ちます。そのことを事例を交えながら説明しました。







ある時、補が小倉トーストをお店で提供したいと思ったとしましょう。



提供するためには店長の許可が必要です。つまり、店長を心変わりさせなければなりません。



しかし、『小倉トースト』を作りたいです提案しても、焙煎技師としてのこだわりがある店長は、簡単には『うん』とは頷かないでしょう。





ここで役立つのが抽象度です。抽象度を上げて、店長の心理状況を俯瞰して観るのです。



なぜ、店長は『イエス』と言わないのか?









理由@

面倒くさいからです(笑)人間、変化にはエネルギーを要します。エネルギーを使うことは、生物としてのデメリットです。だから、現状を維持したいのです。



だとすると、相手のデメリットを無くす提案をすればいいわけです。企画、開発からオペレーションまで、補が考えて実行すればいいわけです。



また、『恒常的なメニューではなく、季節限定のメニューにする』と、最初はあくまでも一時的なものであると強調します。理由は、大きな変化は店長の無意識が反発しますが、小さな変化だとそれを小さくできるからです。











理由A

デメリットに対する報酬(メリット)を伝えます。デメリットを凌駕するメリットです。人間は面倒なことをリスクと捉えて、極力それを排したいと考えますが、一方でそれを凌駕するメリットを伝えれば動きます。理由は、脳内物質であるドーパミンが流れるからです。このドーパミンは運動(行動)を促すからです。





相手のゴールやwant toに合致したことがメリットになります。もちろん、そのためには

日ごろから店長の思考パターンを洗っておく必要があります。そのためには、抽象度を上げて、相手の視点で物事を考えるようにすることが大切です。







これにもとづけば、例えば、小倉トーストを導入することにより女性の客層が増える、女性は口コミで紹介するからさらにお客さんが増える。そうすれば当然売上も増える。店長は経営者ですから当然売上を伸ばしたいハズです。



さらに、抽象度を上げれば、松江市に収める税収が増えて地域貢献にもなると説きます。松江市民は地元へのこだわりが強い人間です。ここを押さえます。また店長の思考を、この抽象度にまで引上げることができれば、店長の脳からドーパミンが放出されて、それが前頭前野に達します。抽象度が上がるとは、ドーパミンが放出されることでもありのです。また、ドーパミンは先ほど述べたように運動も司るホルモンでした。





また、そんな組織で働ける、従業員のやりがいにも繋がり、組織のエフィカシーが高まり、さらに生産性が高まって売り上げが上がり、地域貢献もできると伝えます。













理由B

店長は焙煎技師なので職人です。職人は頑固ではあります(笑)が、一方で職人は本能的に自分を高めたいと思う生き物です。そこを突くわけです。



小倉トーストとコーヒーの相性(ペアリング)という視点から攻めます。要するに、小倉トーストを提供することで、今まで見えていなかった(スコトーマに隠れた)新たな発見があるかもしれない。



『大切なのは、コーヒー業界の誰もが未だに気がついていない問題を発見することであり、それができるのは私たちしかいない!そのためにここで小倉トーストを提供することは、まだ誰もが気がついていない世界に足を踏み入れる一歩であり、意義がある』と力説します。









この@~Bを絡めながら、店長に未来をイメージさせます。もちろん、そのためには説得する側の補自身が未来をイメージできなければならないことは言うまでもありません。お互いにイメージを共有する必要があります。











しかし、イメージを共有しただけでは足りません。相手の臨場感に落とす必要があります。抽象度は運用してナンボです。それは実際に小倉トーストと、それに合うコーヒーを店長に飲食させることです。ここまでくれば『イエス』を引き出す可能性は高くなります。







という例えを、即興で考えながら補の臨場感に落としたら、抽象度の意義を納得してくれました。



伝説の打撃コーチに学ぶ人を伸ばす方法

私をコーチングの世界に導いてくれた方の一人に高畠導宏という方がいます。この方は、プロ野球の世界で打撃コーチとして30年にわたり活躍し、イチロー、落合など名選手を育てられてきました。プロ野球界では知らない人のいない伝説の打撃コーチです。

(コーチの皆様、今回はコーチとインストラクターの違いついては便宜上説明しませんのでご了承ください)






高畠コーチはなんと、高校野球で監督となり全国制覇をするというぶっ飛んだゴールを掲げられ、59歳で高校教師へ転身、しかし、残念ながらすい臓がんのため志半ばの60歳で亡くならてしまいました。










さて、2008年の1月下旬、私は過労のためか県外の勤め先から松江市の実家に送り返されました。と同時に、すぐに搬送先の病院に連れて行かれで抗うつ剤の点滴を受けるくらいのヤバい状態でした。意識が朦朧として布団からも起き上がれず、このまま一生起き上がれなのではという恐怖に心が支配されていました。なすすべなし。気力が尽きた状態でした。










そんな中、父がたまたま付けたテレビドラマがありました。タイトルは「フルスイング」、高畠さんの人生をモデルにしたドラマでした。実話をもとに59歳の新米高校教師の主人公と多感な高校生がと向き合う素晴らしい作品でした。私はこれ以上のドラマ作品を知りません。このドラマのおかげで※元氣をもらいました。







この作品をもとに高畠導宏という人物に興味を持ち、ドラマの原作となった本「甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯 門田隆将著 講談社」という本を読みました。








氏曰く「コーチの仕事は“教えないこと”だよ」です。多くの打撃コーチが選手にダメ出しをして、バッテイング理論を押し付けていく中、高畠コーチは理論を押し付けず、選手を信じて、誉めて、おだてて伸ばしていく」スタイルを貫かれたそうです。若干29歳で怪我のため現役選手を退いてコーチに就任した時「選手の良いところを見つけて、褒めて、褒めて、褒めまくろうと」誓ったそうです。体育会系の根性論が主流の中で、それに流されずに本当に選手達のことを考えてその姿勢を貫かれたのでしょう。








コーチング理論で言えば、選手の良い部分にロックオンをして、エフィカシーを高めていくということです。
バッターに「高めの球には手を出すな」とアドバイスをすると、高めの球に意識が向いてしまい(ロックオン)、結果通りの失敗をしてしまう。だから、低めの球を狙えとアドバイスをする。





ピッチャーがフォアボールを連発している時に、普通の監督やコーチはストライクを投げろというけど、そこへ投げられないから辛い。だから、ストライクを取ることに囚われている意識を外すために「思い切って腕を振っていこう」とアドバイスをするなど、言葉の重要性をとても理解しておられたそうです。





これらはまさにロックオン・ロックアウトの原理そのものです。





結果、数多くの有名選手を世に輩出したのです。大切なのは、選手を信じて褒める。欠点探しはしないです。肝に命じたいと思います。







実は、この方の指導法が私のコーチングの原点にあります。これが核で、タイスプリンシプルと苫米地式が乗っかっているのです。そういった意味では、私が苫米地式コーチでいるのもこの方のおかげ、縁起が繋がっているからなのです。



どうせなら褒めて他人の能力を伸ばして行きましょうよ。それが周り回って自分に返ってきますから。







最後になりますが、「甲子園への遺言」の著者門田隆将さんから高畠さんへ送られた詩を紹介させて頂きます。






もし私がひとりでも傷心の人のこころをいやすことが出来たら
私が生きていることは無駄ではなくなる
もし私がひとりでも生命の苦しみをやわらげることが出来たら
ひとつでもいたみを軽くし
一羽の駒鳥でも弱りはてているのを
巣にもどしてやることが出来たら
私の生きていることは無駄ではなくなる
エミリー・ディッキンスン

※高畠さんに敬意を込めて、氏が好まれていたこの表記を使用



甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導弘の生涯 門田隆将著 講談社」
http://goo.gl/sBF67m

『覚悟に勝る決断なし』 伝説のコーチ高畠道宏からの遺言

以前、当ブログにおいて伝説の打撃コーチ高畠道宏さんについての記事を書きました。

『伝説の打撃コーチに学ぶ人を伸ばす方法』

http://goo.gl/Iel8E1




私がなぜコーチをしているのか?



前回の記事にも書きましたが、その原点を辿るとこの方にたどり着きます。直接指導されたことはありません。



だけど、高畠さんがモデルのドラマ、原作本を読んで「これだ!」人生26年間、間違えて生きてきたと思わせるくらいのインパクトがあったからです。



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高畠さんをモデルにしたドラマ『フルスイング』 NHKさんより拝借











最近、その話をする機会があったので改めて、伝説のコーチ高畠さんについて紹介しています。



さて、前回の記事において私は一つ間違いを犯しました。高畠さんは、コーチではなくて技術を教えるインストラクターですと紹介してしまいました。



実のところ、私の表現が間違っていました。



彼こそは、技術指導もさることながらマインドの使い方を教えるコーチでした。










今でこそ、コーチングは広がりつつあります。しかし、高畠さんが活躍したのは70年代から90年代。日本ではコーチングのコの字すら知られていない時代です。



そんな中、高畠コーチは独学で国内外の野球に関する文献や心理学の文献を読み漁り、またグランドでの指導を通じて、その理論を確立していきます。



「選手に答えを教えない」

「選手を信じる」

「選手の特性に合わせて臨機応変に指導する」

「バッティングに決まった型など無い」



どうでしょう。今が学んでいるコーチング理論にも通底します。ドストライクなまでのプリンシプルです。








もしかしたら、野球の本を通じて、元祖コーチ・故ルータイス氏のエッセンスを知らず知らずに取り入れていたのかもしれません。



高畠さんによると、当時の野球のコーチは、選手に自分の型を押し付ける。だけど、押し付けてもそれは上手くいかない。



結果、潰れていった選手が多くいた。そんな、選手を少しでも減らして、若者の才能を開花させ、未来を創っていきたいという思いがあったそうです。



高畠さんの教え子は、イチロー、落合、田口壮など、そうそうたるメンツがそろっています。みな高畠学校の卒業生です。



例えば、田口選手がメジャーで活躍していた頃、「田口スタイル」を貫けと一通のメールを送ったそうです。



田口選手にしても、メジャーの世界で何中の迷いがあったのかもしれません。しかし、この一通のメールが田口選手の背中を後押ししました。



エフィカシーが高まったのです。コーチからクライアントへの「君なら出来る」という強い力です。



これがどれほどのものであったか、その後の田口選手の活躍を振り返ってみれば納得でしょう。










その他には、ロッテで活躍された水上選手がいます。高校野球の世界からプロに入ったけどなかなかの苦戦を強いられていました。



水上選手いわく、入団当初はガチガチに緊張して「来た球を全部打たなければならない」と思っていたようです。



実際に、打撃コーチからは「お前はフォームが悪い」「フォームを修正しろ」と言われ続け、その通りにしたら余計に打てなくなるというスランプに陥っていたそうです。







だけど、高畠コーチの元では「打てる球を打てばいい」ということに気が付いたそうです。

高畠さんは、水上選手のフォームをいじらずにそのままにしていました。



そして、このフォームで打てるためにヤマを張る。来たら一撃で仕留めよ。そう教えたそうです。大切なことはリラックス。





その時の水上選手は野球ってそれでいいのかと感じたそうです。まさにスコトマが外れた瞬間です。



その後、水上選手は17年現役選手として活躍しました。












また、水上選手がヤマを外してしまい、監督がカンカンに怒ったとしても、監督に対して『今はこうこうこういう理由があり、打席に立たせています』と事情を説明しました。

決して水上選手のエフィカシーが下がらないように配慮していました。











その他にも、高畠さんと出会って埋もれていた才能を開花させた選手は沢山います。



その選手達は口々に言います。「高(高畠)さんに、出会っていなければ。ここまでの野球生活を送れなかっただろう」と。



共通点は、あえてフォームの矯正はさせずに、その選手個々の特性を活かして、強みが最大限出せる指導法を確立したからです。










一方的に、指導しても必ず反発する。人間の心理にはプッシュ・プッシュバック「押せば反発する」ということを見抜いていたのでした。



高畠さん自身、技術よりも大切なのは心(マインド)だと仰っています。











選手をマインドの部分からも、技術の部分からも観察して、選手が自発的に最高の力を発揮できるように、導いて行ったのです。



選手が見えていないスコトマを外して、エフィカシーを高める。



ダウンロード-3-1.jpg

※あぶさんに登場する高畠コーチ 生活倉庫さんから拝借












さらに極め付けなのは、コーチを退職後、なんと58才で高校教師に転身したのです。まさに現状の外側のゴールです。

高畠さんクラスになると、破格の値段でいろいろな球団化からオファーがあります。それをすべて断っての高校教師への道でした。








ゴールは甲子園で全国制覇をすること。しかしながら、残念なことに志半ばで病に倒れてしまいました。享年60才でした。



きっと天国の高畠さんは、誰かが自分のスタイルを受け継いで、必ず甲子園を制覇してくれるだろうと楽しみにしているでしょう。

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※教壇立つ高畠先生



それゆえ、彼の生涯を描いた作品タイトルが『甲子園への遺言』です。









私も、その意思とプリンシプルを受け継いだチームが甲子園を制して沸かせてくれるのがとても楽しみです。




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天才バッティングコーチ高畠導宏の生涯を描いた傑作。小久保裕紀、田口壮などの一流プロ野球選手を育てあげた彼は高校の教師となり、高校野球の監督として甲子園での全国制覇を目指す。ところが、突然発覚した病気のために…。NHKドラマ『フルスイング』として感動を呼んだ名著がついに待望の文庫化。










タイトルの『覚悟に優る決断はなし』は、高畠さんが好んで色紙に書かれていたとされる一言です。

2018年07月29日

ドリームキラーの正体!

ゴールを設定したら早速ドリームキラーが表れました。



ドリームキラーの正体は、本当は自分。











自分自身の無意識の奥底(情報空間)に、無理だ、出来ないという思い(情報)があるからこそ、その思いが他人という形で物理世界に具現化する。



別の見方で言うと、変わろうとする自分に対してホメオスタシスが作用しているということ。



全ては私という情報を固定的に維持するため。















しかし、これは同時にチャンスでもあります。なぜならば、意識に上がれば書き換えられるから。



ドリームキラーをどう捉えるか、試されています。









さて、人生を振り返ってみれば、イメージしていた状況に世界が収斂していく感じを覚えます。



この世界に合わせるために、あり得ないタイミングが重なって、出来事が推移して、本当に具現化した例が枚挙にいとまがありません。









過去には辞めたいと思っていた仕事を、病気になって辞める。最近では、イビサに行きたいと思っていたら、本当に行っているなど。



意識の判断を、なぜか後になって急に衝動が湧いて選択肢を変えたなど。











さらには、せっかくのチャンスと思えるような出来事に対しても、不運により台なしになってしまた経験もあります。



この台なしもホメオスタシスであり自作自演です。



抽象度が高まれば、そのことに気がつけます。









繰り返しますが、気がつけば(意識に上がれば)書き換えられます。

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