アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2020年03月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリアーカイブ
プロフィール
斎藤貴志さんの画像
斎藤貴志
プロフィール
日別アーカイブ

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2019年03月26日

コーチングで希望を取り戻す方法 〜絶望に効くクスリ

人生に希望を持てないという人が多いようです。

とは言え、それでも人間は希望を持ちたいと思うもの。

希望とは将来に対する期待を意味します。


希望を持つためにまず考えるのが@お金を貯めることAそのためには安定した仕事に就くことBその仕事を続けていくために健康を維持することかも知れません。


日本では労働力不足で選ばなければ仕事そのものはあるようです。とは言っても、今後はどうなるのか分かりません。

労働力不足を補うために政府は外国人労働者を受け入れる施策を考えています。テクノロジーが進化すれば人工知能という選択肢もあり得ます。雇う側からしたら、同じ仕事の質や労働量が同じならば人件費が安い方にお願いするのが道理です。


かつてイギリスの運河に台船を浮かべて陸からロープで引っ張って荷物を運搬していたとされます。この時ロープを引っ張っていたのは労働者階級のご婦人方です。怪我や運河に落ちて死んでしまうことも多かったようです。

安全のためには、ご婦人方の代わりに馬や牛に引っ張らせた方が良いような気がします。でもなぜご婦人方が荷を引かされたのか?その答えはそっちの方が経費が安く済んだからです。




選ばなければありつけるという仕事は質を問わない単純労働がメインです。この場合、やることに高度な知識や技術、コミュニケーションを要しません。身体が動いて簡単な意思疎通が図れればいいです。別に日本語も不十分でも構いません。

作業に関する簡単なマニュアルがあって、それに基づいて仕事をしてくれればいい。むしろクリエイティブ性を発揮してもらっても困ります。仕様と違う製品ができたら困るからです。

そうなってくると重ね重ね日本人を雇う必要はありまえん。安い給料(年収100万円台)でも文句を言わずに働いてくれる外国人労働者の方が何かとありがたい。その根底はイギリスの運河で台船を引かされたご婦人方と同じです。



ただ経営者の中には、『単純作業でも日本人労働者の方が勤勉で安心だ』と考える人がいるかも知れませんが昨今のバイトテロを鑑みるにその日本人ブランドも揺らいでいることでしょう。



もっとも普通の経営者であれば同じ仕事量をこなすのであれば必要経費が掛からない方を選ぶでしょう。もしそうでなければ株主から叩かれます。


加えて昨今のデフレマインドに慣れた大多数の顧客も、必要経費を安くして一円でも製品を安くしてくれた方がありがたいと思うことでしょう。事実、働く人の賃金は約20以上、あまり上昇していないというデータもあります。https://toyokeizai.net/articles/-/267883



一方で、同じ雇われて働く人でもクリエイティブ性や高度な知識を求められる職種では高い給料をもらえるようです。例えば、ITエンジニアでは年収一千万円がザラのようです。そういった記事が新聞を賑わしています。


最近特に働く人の間に格差が生じています。私が大学生の頃に『希望格差社会』という言葉がキーワードになりました。簡単に言うと正規社員としてスキルアップやそれなりの給料を与えられる人は自らの選択で将来に希望が持てる。

一方で、そこから落ちた人はまるで運命に翻弄されるかのように、その多くは不本意ながら好きではない仕事をさせられて絶望の淵に立たされる。やがてその絶望が社会を引き裂くという論です。そのキーワードの社会が現実に到来しています。そして実際に後者の人は人生に絶望を抱いているように思います。



私はこの絶望を抱いた人がどうやって希望を取り戻せるのか、それを一環としたテーマに考えてきました。なぜならば私自身がかつては先が見えない絶望に苦しんだ経験があるからです。



その原因は日本社会には、とくに男性には見えないレールがあり、そのレールに乗ってさえすれば安定した生活が営めるが、一方でそこから外れてしまったらアウトという論理です。かつては私もその原理を頑なに信じていました。信じていたからこそ、それが私にとっての真実でもありました。


どのくらい真実かというと、せっかく大学まで出たのにレールに乗れていない事態=犯罪に近い、とくに田舎で長男でもあるのでまさに戦犯の類です。自己イメージがそうでしたから自己評価も極端に低かったですし、そのせいで神経症という病にも苦しみました。

もっとも今考えれば全くもって誰も得をしない、まるで宗教で異端認定された人みたいな思考パターンですが、あの時はマジでした。ちなみに、思考パターンのことをブリーフシステムと呼びます。今自分で書きながら洗脳って凄いなと思いました。



さて、私はこのブログでも謳っているようにコーチングに従事しています。そのコーチングを学ぼうと思った理由は、上の苦しみから抜けたい、楽になりたいと思ったことが理由です。

さらに言うと、私は苫米地式コーチングというのを習ったのですが、その苫米地式コーチングを創った苫米地さんは脱洗脳家なので、もしかしたらその脱洗脳の方法で楽になれるのではという淡い期待を抱いていました。


そのことから鑑みて絶望を引っくり返す方法は、結論から言えばゴール設定、これにつきます。他にも抽象度という言葉もキーワードになります。もちろんお馴染みのエフィカシーという言葉も同じくです。

抽象度とは専門的な説明は抜きにして、簡単にいうと次元の高さのことです。なので、抽象度の高い思考とは次元の高い思考だと思ってください。

エフィカシーとは、ゴール達成における自己能力の自己評価のことです。


私はコーチとして活動して4年経って分かったことがあります。脳は器質的な損傷がない限り、キチンとした手順を踏めばコーチングに答えてくれるということです。別に年収がどうこうとか、出身地がどうこうといった区別はしません。もっともコーチングが効きやすい脳というのはあります。それが抽象度です。ただし、その抽象度だってキチンとトレーニングをすれば結構すぐに上がります。


なお、その抽象度を高めるためには好きなことに取り組むことが大切です。好きなことに取り組んでいる時は身体もリラックスしています。このリラックスというところがポイントで、この状態では思考も冴えますし、ヤル気に満ちてきます。

安心して未来への希望に繋がります。いわゆるノリノリの状態です。この状態は高パフォーマンスを発揮できる状態なので、当然仕事の評価も上がり、給料の上昇に結びつくケースもあります。



反対に、緊張をしている時は自分が好きではないことをしている時です。言い換えれば、嫌な気分な状態で精神的に不安や恐怖にも苛まされています。この状態がベースになっていれば未来に希望をもつどころではありませんよね。先の例であれば、安い賃金でこき使われて、こんな状態がいつまで続くのだという不安や、将来のことを考えた時の恐怖です。


絶望は抽象度が下がっている時に感じやすいものです。抽象度が低い=目の前に写っている世界しか認識できないからです。一方で希望は抽象度の高い時に覚えやすい認識パターンです。それは高い視点から未来の可能性を見渡せるからです。


長くなりそうなので、続きは次回に改めます。

2019年03月16日

謎の中国人と影の軍隊

先日ある組織についての本を読んだ。

その組織とは陸上自衛隊 運用支援・情報部別班、通称『別班』と呼称されるらしい。

らしいと書いた理由は、表向きは日本にはそんな組織はないことになっているからだ。いわゆる陰の軍隊だ。




その別班とやらは何をする組織なのかというとスパイ活動をする組織だ。

例えば、陸上自衛隊においては駐在防衛官として外交官身分で対象国大使館に赴任して、情報を収取するオモテのルートがある。一方で、主に非合法で対象に潜入又は対象国の人員をコントロールして情報を収集するウラがある。

別班はウラに該当するらしい。



そう言えば何年か前、6年くらい前に新聞の一面で別班に関するスクープが報じられた。









では、なぜ別班について書くのか?

この本を読んである中国人との交流を思い出したからだ。

2002年夏、筆者は米国カリフォルニア州モントレーへ語学研修で赴いた。モントレー国際大学大学院の英語プログラムに短期留学した。モントレー国際大学は語学研修で、英語の特訓を受けていた。





余談だが、近くには米国防総省語学学校もあった。なので、いつも通学のバスで同じになる海軍の兵隊さんと顔なじみになってしまった。

もっとも後で知ったことだが、この時期の米国防総省語学学校は、前年に起きたアメリカ米国同時多発テロの余波や、翌年に控えたイラク戦争との絡みでアラビア語の通訳兵の養成を急ピッチで進めていたらしい。

あの兵隊さんは今ちゃんと生きているのだろうか・・・。






話を民間の語学学校に戻すと、同じ大学から一緒に参加したある中国人から別班について聞いたことを思い出した。

その方を仮にWさんと呼ぶことにしよう。




Wさんは日本語が達者で一見すると日本人のようだった。なので、われわれ日本人と同じグループでの学習となり、次第に仲良くなった。

大学においてはそれまでほとんど面識がなかったが、米国で同じ臨場感を共有することで仲良くなった。

後日サンフランシスコの中国人街で迷子になった時に、中国語で道を聞いていた姿を目撃して『ああWさんは国人だったんだなぁ』と思ったものだ。




そんな彼と国際関係の話をしている時に『斎藤さん、私は昔、日本のスパイだった人に会ったことがあるんですよ。その人は自衛隊の人で、長年ロンドンにいて、ヘリコプターも操縦できるそうです』と言っていた。

その時の筆者の回答は『Wさん、馬鹿なことを言っちゃいけないよ。敗戦国の日本にそんな組織があるわけないでしょう』と全く信じていなかった。


やがて日中友好を深めるこちらの言葉ではピンク、あちらではイエローについての話に場の臨場感は切り替わり、その話題は立ち消えになった。






それから幾星霜、先にあげた別班の記事を読んでWさんが言っていた日本のスパイ組織の人のことを思い出した。




記憶というのは普段、重要なこと以外は意識に上がってこない。それはすべてのことを思い出したらキャパシティーオーバーで何かと不都合が生じるからだ。

がしかし、その瞬間、その瞬間において重要なことは意識に上がってくるようになっている。

裏を返せば、体験した出来事は、それ自体は脳内にバラバラに素材として格納されている。あるきっかけを発端に、その素材が統合されて一つの記憶として思い出される仕組みだ。






ただ、バラバラになった素材を思い出して統合するので、もしかしたらAという出来事に対して、BやCといった出来事の素材が紛れることもある。

つまり、記憶は間違っている可能性もあるということだ。

事実、Wさんがその日本のスパイに中国で会ったのか、ロンドンで会ったのか、それは分からない。




もっとも中国で、そのような経歴の日本人がいれば必ず当局にマークされるし、何よりも正体を暴露するには危険すぎる。

そう考えるとWさんがロンドンで会ったと考える方が自然だろう。その話自体が作り話の可能性すらある。しかし、もしかしたら、Wさんが会った人は本当にないことになっている別班の人だったのかもしれない。


いずれにせよ真相は闇の中だ。



その前にWさん『あんたいったい何者だったんだ(笑)』
posted by 斎藤貴志 at 21:57| コーチング

2019年01月03日

韓国海軍レーダー照射事件とブリーフシステム

日本と韓国の間でレーダー照射問題が生じている。


事実関係
12月20日 - 午後3時頃、能登半島沖において海上自衛隊第4航空群所属P-1哨戒機(厚木)が韓国海軍の駆逐艦から数分間、複数回に渡りレーダーを照射された。現場は日本の排他的経済水域内で、竹島からは離れている。防衛省は照射を受けた後、韓国側に無線で意図を問い合わせたが応答はなかった。
Wikipediaより




本件に関して、日本側は韓国海軍から海上自衛隊P1哨戒機に対して火器管制レーダーにおよる照射があった。一方で、韓国側はそんな事実はないと反論している。

火器管制レーダーは敵艦、もしくは敵機をロックオンするために使う、極めて攻撃型のレーダーだ。したがって、これを照射することは敵対行動と見なされる。なので火器管制レーダーの照射は厳に戒められる。



日本の防衛相は昨年12月28日、証拠映像を公開したが、韓国サイドはこれは証拠にならないと否定している。1月3日現在でも膠着状態にある。




コメント1-1
なぜ日韓で主張が食い違うのか。これはブリーフシステムの問題からみてとれる。ブリーフシステムとは、日本語で信念体系と訳し、人の『ものの見方や考え方』のことを指す。

人間はブリーフシステムに沿うことだけを真実として受け止める。ブリーフシステムの外側については認識できない。または頑なに受け入れない。


ブルーフシステムは言葉、映像、情動の三要素からなる。とくに幼少期における権威の言葉をブリーフシステムに取り込んでしまう傾向が高い。




コメント1-2
韓国では反日教育を実施している。それゆえ日本を非難する教えを言葉で伝える。さらには反日映画という映像を見る機会もあるだろう。これに日本に対する嫌悪の情動を埋め込めば、半日教育を受けた人のブリーフシステムは反日になる。

この反日教育を受けた人が韓国の政策決定者になればどうなるのか答えは明白だ。

日本の国益、つまり日本が有利になるような状況はブリーフシステムから外れるので、日本側からしてみれば、あり得ない反応を示す。

言い換えれば、どんなに客観的な証拠を突きつけられても受け入れることはないというかできない。何もこれは韓国人だけではなく、日本人を含めたすべての人間に当てはまる。


例えば、日本側はP1哨戒機から撮影した映像を公開したが、韓国サイドは単に自衛隊哨戒機の乗組員が会話をしているだけで、そんなものは証拠にならないと反論している。

自分達のブリーフに沿わないので、当然そのような反応になる。





コメント1-3
証拠を提出した日本の防衛省の狙いは第三国による判断だ。日本と韓国の間では事件は感情に基づく水掛け論に終始すると判断したのだろう。日本側の正当性を国際世論に訴えるのが合理的な方法だと考えたと推測する。





追記
筆者は何回かP1哨戒機が飛んでいるのを見たことがある。とても静かな飛行機で驚いた記憶がある。率直に日本凄いと思った。
posted by 斎藤貴志 at 20:40| コーチング

2018年12月24日

国策捜査とコンフォートゾーンの関係

(事実関係)

東京地検特捜部は21日、日産自動車のカルロス・ゴーン容疑者(64)を会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕した。自身の資産管理会社で生じた損失を日産に付け替え、さらに同社の資金約16億円を第3者にさせた疑いが判明。日産は今回の逮捕劇を踏まえて会社が受けた損害額を精査し、ゴーン会長に対する損害賠償を検討する。


今回の逮捕容疑はゴーン元会長による『会社の私物化』の疑いを強める構図。保釈の可能性が高まる中で特捜部は3回目の逮捕に踏み切り、勾留はさらに長期化する見通しとなった。

12月22日 日経新聞朝刊




(コメント)
1-1

ゴーン元会長が再逮捕された。


前回とは全く別の容疑で逮捕した形だ。

20日の予想では翌21日には保釈の報道もあったが、違った結論に結びついた格好だ。

ちなみに、もしゴーン氏が保釈をされていたら後の取り調べは任意になった。任意であれば拒むこともできる。また弁護士を連れていける。ゴーン氏にとって有利で、検察にとっては不利になる。


一方で、逮捕であれば話は別だ。引き続き外部との接触を避けながら勾留できる。




お金に関わる犯罪、とくに税に関する罪はこの国では重い。警察をすっ飛ばして、地検がやってくる。そして東京拘置所、通称小菅ヒルズに収監される。ヒルズ族だ。


検察にもメンツがある。一度、黒とにらんだターゲットをそう簡単には許してくれない。というか許してしまえばメンツが丸潰れであり、検察不要論に結びつく可能性が高い。

それを防ぐための新たなシナリオが今回の特別背任罪だろう。



先の罪では有価証券報告書に虚偽があったと起訴された。


しかしゴーン氏は否認。報酬がもらえるのかどうなのか分からない金は記載する必要がないと抵抗している。


そうこうしている拘留期限の20日を迎えてしまった。





1-2
同社代表取締役のグレッグケリー氏も捕まった。

ケリー氏を捕まえれば連座してゴーンも一転、罪を認めざるを得ないと判断したのだろう。

ゴールがゴーン氏を有罪に持っていくことであり、その過程としてのケリー氏の逮捕だろう。


ケリー氏は病気であり精神的に不安定でヒルズ族にしてしまえば落ちる。落ちればゴーンも連座して落とせる。こういったシナリオがあったのだろう。しかしケリー氏もそう簡単には落ちなかった。








1-3
一方で日産サイドにとってゴーン氏はもはや過去の遺物になった。

1990年代後半に技術力は高いが、しかし数々のしがらみに縛られて硬直化してしまった日産。

それを改革するには外圧が必要だと感じた日産上層部はゴーン氏を社長に据えた。

日産リバイバルプランでしがらみに基づく負債を切り捨てることに成功した。しかし、その後は邪魔な存在になった。


そこで協力を仰いだのが東京地検特捜部との司法取引だった。





1-4
検察にとっても大物のゴーン氏を落とすことができれば、地に落ちた評判を回復させることができる。

また会社トップが高額の報酬をもらえる、言い換えれば、格差の拡大をいやがる国民世論の後押しが追い風となると判断して逮捕に至ったのだろう。

日産と検察、両者のゴールが合致した。




1-5
本件は日産自動車の内紛から始まった国策捜査型の事件と考える。

国策捜査とは捜査方針をきめる際に、政治的意図や世論の動向にそって検察(おもに特捜検察)が、適切な根拠を欠いたまま「まず訴追ありき」という方針で捜査を進めることをいう。
出典 Wikipedia



外務省元主任分析官の佐藤優氏によれば国策捜査はまた古い時代から新しい時代の転換期、すなわち時代のけじめとして実施されるとのこと。



抽象度を上げれば、国策捜査とは国の在り方、国民の価値観が変わる時、つまりコンフォートゾーンが移行する前に行われるとも解釈できる。

つまりホメオスタシスの抵抗だ。




今後の日本では経営者と労働者の所得格差が本格的に広がる前触れだと考える。

なおその兆候は同時期にみる南青山の児童相談所にも見ることができる。

日本国民の間にもはや同胞という意識は希薄だ。





今から何年後かに、ゴーン氏の逮捕を振り返って、『今思えば、あの事件が一つの転換期だった』というエポックメイキングとして語られることだろう。

そしてゴーン氏の評価はまた違ったものになっていることだろう。
posted by 斎藤貴志 at 16:09| コーチング

2018年12月03日

北朝鮮外交にみるイメージ(臨場感空間)の書き換え

(事実関係)
韓国市民の北朝鮮の指導者金正恩氏に対するイメージが変化しているようだ。


【ソウル】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、バスケットボールとコンピューターが好きな親しみやすい若き平和の担い手――。少なくとも、クリスマス商戦を迎えた韓国で最も話題になっている子供向けギフトの一つで描かれた姿によれば、そういうことになる。


 陽気に手を振る正恩氏の姿をアニメ風に描いた立体パズルセットは、今週に入って店頭から撤去された。正恩氏を残忍な独裁者で人権無視の犯罪者と考える韓国の保守派の人々から激しい非難を浴びたからだ。


 しかし、韓国の教育放送公社(EBS)が就学前児童や小学生向けに販売したこの玩具は、1年間にわたるハイレベルの南北交流を経て、韓国内での正恩氏のイメージがいかに急激に変化したかを物語っている。


 ちょうど1年前、正恩氏は北朝鮮史上最も強力な大陸間弾道ミサイル(ICBM)である「火星15」の発射実験を視察していた。このミサイルについて正恩氏は、米国全土を射程に収めるものだと豪語した。その数カ月か前には、異母兄である金正男氏を公共の場で使用禁止の化学兵器によって暗殺したと非難されていた。


 しかし、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領との3回の会談やドナルド・トランプ米大統領との首脳会談を経て、正恩氏の一般イメージは最近数カ月で劇的変化を遂げた。

THE WALL STREEAT JOURNAL 11月29日







北の新しい首長様と言えば、血の気の多い残虐なイメージがあった。引用の記事にもあるように、昨年は異母兄である正男氏を暗殺したり、ミサイルを飛ばしまくり米トランプ大統領からロケットマンと非難されていた。


金正恩氏(以下、正恩氏)は指導者に就任する前の2010年には、延坪島砲撃事件の指揮を執ったとも言われている。


一貫して強面、悪人のイメージが強かった人物だ。あまりにも強面過ぎて昨年の前半には、正恩氏を暗殺する斬首作戦の決行も噂されていたくらいだ。





しかし、引用した記事では敵国市民である韓国市民からイメージが改善されたと報じられている。






(コメント)
1-1

正恩はイメージの取り組みにエネルギーを注いできた。一年前までの北朝鮮は日本をはじめとする各国からの経済封鎖によって相当疲弊していたのだろう。正恩氏自身も暗殺される緊張が高まっていたのだろう。この状況を打破すべく指導者自らが自国のイメージを改善すべく動き出したと推測する。




イメージの改善とは臨場感空間の書き換えに他ならない。臨場感空間とは、人々の脳の中にある認識空間である。ここを書き換えるとある対象への認識が変わる。




つまり正恩氏は諸外国の人々、とくに韓国市民の北朝鮮に対する悪いイメージから構成される臨場感空間を良いイメージへと書き換えに成功したのである。




臨場感空間の書き換えの基本は、まずは書き換えを意図する人と書き換えの対象者とが臨場感を共有する方法がある。書き換えを意図する人は正恩だ。書き換えの対象者は韓国市民であり、まずはその集合体である韓国大統領だ。




具体的な方法については南北首脳会談だ。ここで韓国市民を代表する国家元首である大統領を正恩氏と臨場感空間を共有させる。会談は北朝鮮の首都平壌で執り行われた。正恩氏にとってはコンフォートゾーンであり、これは氏にとって有利に展開を進めていくことを意味する。



会談では対話や饗宴を通じて、お互いの心を同調させていく。とくに饗宴はホメオスタシスのバイタルな活動である食事や、感情を共有する文化的レクリエーションを共にする。
これらの活動はともに行うことで臨場感空間の共有が高まりラポールが生まれる。
ラポールとは変性意識下で、相手を大事に思う強い好意だ。



正恩氏と韓国大統領との間でラポールが構築されたとみて間違いないだろう。この状態であれば、お互いの臨場感空間を書き換え易い状態になる。簡単に言えば、心変わりさせることだ。




ただし、会談場所が平壌で行われたことを忘れてはならない。先にも述べたが平壌は正恩氏にとってのコンフォートゾーンであり、ラポールでも氏の方が主導権を握りやすい。何が言いたいかというと、正恩氏は自分が創り出した臨場感空間に韓国大統領を引きずりこんだということだ。むろん正恩氏が作り出した臨場感空間は自分が治める北朝鮮に有利なものに間違いないだろう。これにより正恩氏は無意識下で韓国大統領に対して主導権を握ったのである。




1-2
韓国大統領は大韓民国の国家元首であり、韓国市民を代表する。正恩氏はこの韓国大統領に気に入られた。韓国大統領に気に入られることで、多くの韓国市民にもこの心理状況が転移する。




もちろん青瓦台のテコ入れで韓国メディアに対して、正恩氏や北朝鮮を悪く捉えるような記事は書くなというお達しがあったのかもしれない。メディアのコントロールも臨場感空間の書き換えに大変有効な方法だ。




仮に、このように韓国メディアがコントロールされていれば、韓国市民の正恩氏や北朝鮮に対する臨場感空間が敵国の首領からバスケットボールとコンピューターが好きな親しみやすい若き平和の担い手に変わっても何ら不思議ではない。



2018年11月26日

『バイトの時給が1,000円超えした』問題にみる階級対立、そして資本主義のルール

(事実関係)
先日、ツイッター上で、下記の記事、とくに見出しに対しての批判投稿を目にした。



『バイト時給1000円超え 小売り・外食に重圧 レジや配膳、効率化急ぐ』
パート・アルバイト職の時給高騰が続いている。リクルートジョブズが15日発表した10月の三大都市圏の平均時給は前年同月比2.6%増の1047円と過去最高を更新した。慢性的な人手不足と10月の最低賃金改定を反映した。パート・バイトへの依存が強い小売りや外食産業では対応を急ぐが、自動化など生産性の向上が不可欠だ。「時給1000円」を前提に戦略を描けなければ生き残れない時代になってきた。
日経新聞11月16日 朝刊






『バイトの時給が上がったのは良いこ都なのに、なぜ重圧なのか?』と否定的なコメントが見受けられた。






(コメント)
1-1

まずはそもそも論から考えていきたい。



日本経済新聞(以下 日経)は誰のための情報媒体か?

ビジネスパーソンという答えが返ってきそうだ。

『ビジネスパーソンは日経を読んでおかねばならない』、筆者の就職中はそう教わった。きっと今でもそうなのだろう。





ということで、日経はビジネスパーソンのための情報媒体だとすれば、なるほど被雇用者であるビジネスパーソンにとって、バイト代や月給、日給などの賃金が上がれば嬉しい限りだろう。


その観点から分析すれば、当該記事の見出しは『ケシカラナイ』ことになる。批判のコメントは、ごもっとものように聞こえる。



しかし、本当は日経はビジネスパーソンのための情報媒体ではない。









その前に日本国家をはじめ多くの国々は資本主義経済を採用している。共産党が支配している中国でさえ実際は資本主義経済だ。





この資本主義経済の下では、大きく分けて資本家と労働者という二つの階級に収斂される。


資本家は道具・機械・建物生産手段、要するに、会社や工場を持つ人だ。この経営サイドに運転資金を出資する株主、土地を提供して地代を得る地主も資本家だ。雇われ社長という言葉が示す通り、資本家は効率よく利益を増やすために経営者も雇う。なので基本、経営者も資本家サイドの味方だ。この経営者がビネスパーソンを含めて労働者を雇うのである。




労働者とは、生産手段を持たずに自身の労働力を資本家に提供する、一方で、その見返りとして賃金で生活する人だ。資本家に雇われる側だ。





日経は資本家(含む経営者)のための回覧板だ。『弊社は新技術○○を開発しました。つきましては運転資金を出資してください』『この度、取締役会のメンバーが変わりました。今後とも末永くお付き合い下さい』『取引先に持っていく手土産は今は△△が旬です』などという資本家が経営戦略・戦術を策定、および情報共有をするための媒体だ。


もっとも、今の時代あまり露骨にやるとSNSで叩かれる恐れがある。したがって時に『女子社員(従業員)に働きやすい会社特集』『定時に帰れる会社特集』などの労働者に受けそうな記事も取り込みカモフラージュしている。


叩かれて、株価が下がれば大変なことになる。株価が下がるとは資本家の利益を損なうことになるからだ。




しかし本質的には、資本家の論理を労働者に共有させることが目的である。かつて、マルクスが指摘したとおり、資本家階級と労働者階級は対立関係にある。



でも、その前に資本家が作り出したゲームのルール(臨場感空間)を労働者に共有させてしまう。こうすれば階級対立は見えなくなり、労働者はそのルールの範囲内で、ルールを作り出した方に都合の良いゴールを設定してくれる。



ゆえに『日経を読まずはビジネスパーソンにあらず』と流布できる。もっとも、発行部数を伸ばして売り上げを上げることも同新聞の宿命だろう。このように日経は資本家の、資本家による、資本家のための新聞だ。事実、会社名も株式会社日本経済新聞社だ。








先にも書いたが株式会社は資本家の利益収集装置。資本家の職業的良心は資本を増殖させて、資本主義を拡大・発展させることにある。そのための情報発信部門が日本経済新聞というのが筆者の結論だ。



このように考えると『バイト時給1000円超え 小売り・外食に重圧 レジや配膳、効率化急ぐ』と日経が見出しを書くのは至極当然のことだ。


間違っても『ブラボー時給が1,000円に上がりました!ルンルン』という見出しにはならない。






1-2
批判をした人は労働者階級に属する人だと推測される。



これは推測だが、おそらく批判をした人が普段接している新聞・雑誌は『ブラボー時給が1,000円に上がりました!ルンルン』という論調の記事を上げているのだろう。

もしくは被雇用者の自分としては『ルンルン』の心境なのだろう。これをコンフォートゾーン
という。








詳細は省くが、人間はコンフォートゾーンの中にいると安心する。反対に、そこから外れると不安定になる。



批判をした人は『時給が1,000円を超えたのはめでたいことなのに、重圧とは何事だ!』自身のコンフォートゾーンを揺らがされたのだろう。



そして肝心なことは、この人は資本家の論理が見えなかった、日経が資本家の、資本家による、資本家のための新聞である事がスコトーマ(心理的盲点)に隠れていたのだ。





この人は当該記事に対して、自分を取り巻く世界だけで日ごろ目にする情報媒体の公式を当てはめようした。つまり自分のブリーフシステム(信念体系)に合わせようと無意識が動き出した。これが批判の正体だ。




さらに言えば、批判にした人のコメントが筆者のコンフォートゾーンを揺らがしたために、今こうやってブログ記事を書いている。



マルクスの階級対立論しかり、今回の記事しかり、世界はコンフォートゾーン対、コンフォートゾーンの闘いなのである。





1-3
もっとも筋金入りの労働者の新聞であれば、『衝撃!時給がたったの1,000円』が見出しになり、資本家がいかに労働者から搾取・収奪をしているのかという告発内容の記事になるだろう。



でも、実際は労働者の多くが目にする情報は『ブラボー時給が1,000円に上がりました!ルンルン』の類だろう。


そして、この情報発信の媒体も〇〇株式会社だ。







繰り返すが、株式会社の前提となる資本主義経済の下ゴールは資本家の利益を増大させることである。



労働者が、たかだか時給が100円上がっただけでルンルンになってくれて、その分何倍ものエネルギーを提供してくれれば、これほど美味しいことはないのである。





2018年11月23日

カルロスゴーン逮捕と側近の裏切り

【事実関係】

東京地検特捜部は(11月)19日、仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の会長を兼務するカルロス・ゴーン容疑者(64)を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕した。報酬を約50億円過少申告した疑い。日産は同日、『複数の重大な不正行為』があったとして、同会長らの解任を取締役会で提案すると発表した。
日本経済新聞11月20日付 朝刊







日産の会長カルロス・ゴーンが逮捕された。カルロス・ゴーンは、1999年、筆者が高校生の頃に策定・実行された日産リバイバルプランにてかつて瀕死の状態にあった日産自動車を回復させた。



とても有名な青い目の経営者だ。当時は英語が公用語になるという話もあった。






そのゴーン氏がこの度、東京地検特捜部によって自身の報酬を低く申告した容疑で逮捕された。その後、同社会長の地位も解任させられた。


逮捕された日の夜に、日産は記者会見を開きゴーン氏の不正を追及した。








日産の西川広人社長は19日夜の記者会見で、ゴーン会長の主な不正行為として@実際の報酬よりも少ない金額を有価証券報告書に記載したA私的な目的で投資金を支出したB私的な目的で経費を出した――3点が確認されたと述べた。
日本経済新聞11月20日付 朝刊





記者会見においてゴーン氏を厳しく追及した西川社長はゴーン氏に極めて近い位置にいたようだ。






『ゴーン後』のかじ取り役を担う西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)は、生え抜きの実務家だ。ゴーン元会長の改革を支えた「ゴーン・チルドレン」の代表格だった。物静かな人柄で、関係者の多くが西川氏を「堅物」と評する。
日本経済新聞11月23日付 朝刊





ゴーン氏にとっては、まさかの側近から裏切られた形となった。

本件は平成30年11月23日現在、世間からの高い注目を集めている経済犯罪だ。







コメント
1-1

ゴーン元会長と西川社長との関係はネガティブラポールだと推測される。

ネガティブラポールとは、日本語で陰性転移感情という。反対の感情は、いわゆるラポールであり、これは陽性転移感情と呼ばれ、好意に結びつく。

ただ本質的には同じものだ。良い方に作用すればラポールであり、悪い方に作用すればネガティブラポールになる。


この感情は一つのリアリティの共有、距離が近い者同士で強い感情の共有から生まれる。


カルトなどで、古くからの側近がある日突然、強烈な裏切りを働くのは、陰性転移が原因とも言えるだろう。
苫米地英人 『洗脳護身術』P136。







日産はもちろんカルトではなく立派な株式会社だ。しかし本件を分析する上で苫米地博士の理論は役に立つ。




ゴーン氏と西川氏は、日産自動車株式会社空間の中の、経営空間というリアルを共有していた。その近さは、新聞報道にあるようにゴーンチルドレンと呼ばれていた。当然、両者は近い関係にあったので強烈なラポールが生じていたと考えるのが筋だろう。






カルトの信者は、教祖が生成した変性意識のもとで強化された依存性で精神が支配されています。しかし、教祖があまりにも強く信者を惹きつけすぎると、逆効果も生まれます。
苫米地英人『洗脳』P115。





この逆効果がネガティブラポールだ。ネガティブラポールは最終的には側近の裏切りを引き起こす。





上の引用のカルトを日産、教祖をゴーン氏、信者を西川氏以下日産社員及び従業員に置き換えると分かりやすい。



1999年に、古いしがらみや慣習に囚われていた日産にメスを入れるために、ゴーン氏が日産の社長に起用された。そのくらい氏はカリスマ性があり、日産社員のみならず、多くの日本人を惹きつけた。


誰か一人に対して、周囲の人間が強烈なラポールを抱く状態をハイパーラポールという。

ハイパーラポールが有効に機能していれば、カリスマとして君臨できる。







しかし、ハイパーラポールがラポールの段階にまで弱まり、かつマイナスの出来事が入れば、それは途端にネガティブラポールに繋がることがあるようだ。



ゴーン氏が変節したのは仏ルノーの会長兼最高経営責任者(CEO)についた2009年以降。ルノーでも日産でも文字通り頂点に君臨した時期とあわせるように報酬の虚偽記載に手を染めたとみられる。


11月8日午後、日産本社で開かれた取締役会にも議長役のゴーン氏の姿はなかった。ゴーン氏が来日して日産本社を訪れるのは2カ月に1度ほどにまで減っている。

『・・・中略・・・』

『CEOの西川氏が日産のトップだ』。6月26日に開いた定時株主総会。ゴーン氏は検査不正問題の責任を追及する株主に対して、西川広人CEOの名前を強調することで自らの責任を否定した。総会後の新取締役との懇談会も途中で退席した。日産幹部は『どこの会社の代表なのか全く分からない』とあきれる。

日本経済新聞 11月20日 朝刊





この記事を読む限り、日産社員のゴーン氏に対する感情に全くの尊敬が感じられない。むしろ6月の株主総会でのゴーン氏の発言や態度がネガティブラポールに繋がったのではないか。

遅くとも、この頃からゴーン氏を追い詰める策略が水面下で始まったと推測する。


1万円の弁当と500円のコンビニ弁当から分析するコンフォートゾーン

(事実関係)
先日、東京駅地下にて、1万円の弁当が売られていた。その弁当が売られているということは、それを買う人がいるということだ。


一方で、1万円の弁当を売っている場所から10メートルも離れていない場所で、コンビニの500円弁当が売られていた。こちらもそれを求める人が絶えなかった。





(コメント)
1-1

1万円の弁当を買う層と、コンビニ弁当を買う層の違いはコンフォートゾーンから分析できる。

コンフォートゾーンとは心地よい空間や環境・状態を表す。



人間の脳の情報処理の性質上、基本コンフォートゾーンの中でしか、ものごとを認識することができない。コンフォートゾーンの外側を認識することは莫大なエネルギーを消費してしまう。もしすべてが認識できてしまったら、消費エネルギー過多で、その瞬間に人間は餓死してしまう。

そのためにコンフォートゾーンの外側は、心理的盲点(スコトーマ)の陰に隠す仕組みになっている。






1-2
1万円の弁当を買う層にとっては、電車内での昼食に経費を1万円掛けること、それがコンフォートゾーンだ。

例えば、普段から、通常のランチで、同じ価格帯のお店に行っている場合が多いだろう。





反対に、500円のランチが昼食の選択肢として選ばれるという認識には上がらない。



500円の弁当を買う層は、同じく500円を掛けることがコンフォートゾーンなのである。
今日はFコンビニ、明日はRコンビニ、7コンビニ、もしくは500の弁当を売っているスーパーや弁当屋が昼食として選ばれる。







もっとも500円の弁当がコンフォートゾーンの人でも、1万円の弁当がある事を人から聞いたり、テレビで見たりした経験があれば、知識としてそれが存在することは知っているだろう。

ただし、昼食の選択肢としては選ばれないハズだ。






1-3
両方の弁当を買い求める人の身なりにはそれほど大差がなかった。外見上はほとんど同じ。


しかし、コンフォートゾーンは違う。もっと突き詰めれば、脳の情報処理が人それぞれ違うことを垣間見た。







1-4
では、1万円の弁当も美味しく、500円の弁当も美味しく味わうにはどうしたらいいだろうか?

それは両方をコンフォートゾーンにすることである。

1万円の品も500円の品も、一段抽象度を上げれば同じ弁当だ。別の角度から考察すれば、お昼ご飯だ。


この視点から、提供されて食事を、黙って美味しく頂くという姿勢が大切なことが分かる。
posted by 斎藤貴志 at 12:08| コーチング

2018年11月12日

時間の流れと霊の存在と自己イメージは同じ

時間の流れは常識的に過去→現在→未来に流れると考えられている。しかし、コーチングでは時間は未来→現在→過去に流れると捉える。



ただ、一段抽象度を上げれば時間は流れていないとも言える。時間は幻想という考えだ。


つまり、常に在るのは、この瞬間とそれを認識する私たちがいるだけで、意識が時間という幻想をつくりだしているに過ぎない。










しかし、冒頭に書いたように全世界の圧倒的大多数の人々は、何の疑いもなく時間は過去から流れていると捉えている。否、捉えさせられている。


これと同じ現象がある。

それは霊だ。








霊の存在を信じている人は、声高に(または内緒に)霊はいると叫ぶ。


科学的に考えれば、霊がいたとしてもエントロピーの法則により、それこそ時間が経過すれば霊はバラバラに分散されなければならない。








しかし、霊がいる派には、そのような常識は通用しない。


霊は存在する。あるものはある。いるものはいるという理屈だ。








では、どこに存在するのか。

それ霊を信じる人々の心の中だけに存在する。







その人たちにとって霊が存在するという臨場感が強ければ、他人にも伝染する。


時間の流れも同じだ。時間の流れを過去→現在→未来に流れる人の臨場感を、お互いに共有させられて伝播しているのだ。






そしてまた私たちの自己イメージも同じだ。

自己イメージとは、私たちの自分に対するイメージのことだ。


私たちの人生はこの自己イメージによって決まる。





この自己イメージも『自分は他人からどう思われているのか?』という他人の認識よって形づくられる。

これも価値観を伝播させられている。

※もっとも本当は、あの人は自分のことを、このように思っているに違いないと他人の目線を意識しすぎて、勝手にそう思い込んでいるに過ぎないのだが。





最後にまとめると、時間の流れと霊の存在と自己イメージは同じ幻想だ。

幻想であれば自分に有利な幻想を創り出せは良いだけのことだ。



2018年11月04日

本物のコーチは情報発信だけで書き換える

コーチを続けて3年、気がついたことがある。



それは優秀なコーチはブログ、YouTubeなどの情報発信だけで、読んだ人、見た人のマインドを書き換えるということだ。







そのコンテンツの裏には、コーチの高い抽象度世界が存在している。

むしろ、高い抽象度を表す一部分として情報発信がある。







高い抽象度のコーチが言語を使ったブログやYouTube で言葉を使って話すことでエネルギーが生まれる。

抽象度は高いところから、低いところに落とすとエネルギーが生まれる。







かつ、その人の記事は至ってシンプルであり、ムダがない。

その理由は、抽象度が高まるとは、=シンプルになることだからである。

必要なエッセンスがコンパクトにまとまれている。




余談だが、大学生の頃に、優秀な人の文章は極めてシンプルである。しかし、膨大な量の情報が凝縮されていると教えられた。

今思えば、これは抽象度について語っていんだなと15年経って、その意味が理解できた。






これだというコーチの発信を見つけたら、しばらく追ってみることをおススメする。
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。