東北大震災以降、反原発運動が盛んになってきました。確かに東海村JCO臨界事故とか、原子力村が国民の不信感を招いたことは否定しませんが、日本のエネルギー事情を考えた場合、現状では原発（オール原発ではない）も選択肢の一つです。　どんな発電システムにも、長所短所があります。それを理解した上で、これからどうするか考えていかなくてはならないと思います。

　最近官邸前のデモが盛り上がっていますが、数万人程度集まったってなんにもなりませんし、子供まで連れて行く必要はありません。あんなものただの自己満足であり、迷惑行為です。自分たちの行為が正しいと主張するなら、自分たちの代表者を国会や地方議会に送り込むほうがよっぽど合理的です。

　60年代も安保闘争でデモが盛んに行われ、死者まで出しました。反原発デモは平和だと言うかもしれませんが、本質的なものは変わりません。安保闘争で社会は変わりませんでしたし、彼らが理想としていた共産主義は幻想だということがわかりましたが、あの時の反省をせず、美化するような連中がまだいるようです。

　反原発デモに参加している人達は将来のためといいますが、今の子供達が大人になった時、日本が最貧国に転落していたらどう思うでしょうか？感情だけで行動するのは愚かなことです。

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