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天頂の囲碁3

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みきぱぱ
ゴルフ大好き、模型作り大好きのおやじです。株式投資もしていますが苦戦中(TT)

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2010年09月11日
青い鳥はどこに
科学ジャーナリスト塾で課題として書いたコラムです。

 なぜ花粉管が複雑なめしべ組織の中で、迷わず卵細胞にたどり着けるのか。めしべ内に誘引物質が存在するのではと指摘されてから140年。植物学者の課題だった花粉管誘引物質を発見した、名古屋大学東山哲也教授が探していた植物は、園芸店で普通に売られている「トレニア」だった。

めしべの誘惑

 普通の植物は卵細胞が胚珠に隠されていて観察が難しいが、トレニアは卵細胞が胚珠の外にむき出しで、受精の瞬間が顕微鏡で観察できる。「こんなにユニークな構造だから、さぞや珍しい植物なのだろうと思っていたので、驚きました。」と教授は語っている。

 最初はちょっとしたきっかけから、優れた発見につながる研究例はよくある。緑色蛍光タンパク質GFPでノーベル賞を受賞した下村教授は、たまたまオワンクラゲの抽出物を流しに捨てたところ、強く発光することを見つけたことからGFPの発見につながった。

 初めての抗生物質ペニシリンを発見したフレミングは、細菌を培養していた培地に誤ってアオカビを生やしてしまったが、アオカビの周囲だけ細菌が死滅していたことに気づいたのがきっかけだった。

 自然科学の研究は青い鳥を探し求めるようなもので、青い鳥は意外と身近なところいるものなのかもしれない。
「ほら、あの鳥青いよ。だけどぼくのキジバトだ。でも、でかける前よりずっと青くなってるよ。なんだ、これがぼくたちさんざんさがし回ってた青い鳥なんだ。ぼくたちずいぶん遠くまで行ったけど、青い鳥ここにいたんだな。ああ、すばらしいなあ。」(青い鳥、堀口大學訳、新潮社)

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