2017年02月28日
条件付き書式のパーセントと百分位【Excel】
■条件付き書式での疑問
■パーセント
■百分位
■条件付き書式での疑問
Excelの条件付き書式でルールの設定をするときに
アイコンセットなどの設定ででてくる「種類」についてよく質問されます。
MOSの模擬問題でよく出てくるのですが、ルールの値の種類を
「数値」「パーセント」「数式」「百分位」と設定できるようになっています。
百分位ってなにそれ??
シートのデータは%で表示されているのになんで数値を選ぶの?
ほとんどの方がここで疑問を抱くのではないでしょうか??。
ちょっとわかりにくいですよね。
■パーセント
よく間違えるのが、パーセントです。
ここで示しているパーセントは、データの形式のことではありません。
データの最小値を0%、最大値を100%としています
例を挙げてみます。
以下の表の昨年度対比を見てみましょう。
昨年度対比では最小のデータが87%で、最大のデータが103%となっています。
ここでデータ範囲は87%〜103%であることがわかりますが、
このパーセント表示にまどわされてはいけません。
あくまでパーセント表示は見かけのものであって、
データの実態は0.87〜1.03なのです。
条件付き書式のパーセントは、
このデータの最小値0.87を0%
データの最大値1.03を100%として書式を設定します。
このアイコンの例では条件付き書式で
「緑●>=67パーセント」
「黄●>=33パーセント」
「赤●」
という設定をしていますが、これは
0.99〜1.03あたりが緑の丸
0.93〜0.98あたりが黄色の丸
0.87〜0.92あたりが赤色の丸
となります。
表示されている形式ではなく、
データのとりうる範囲のパーセント、ということがわかったでしょうか。
■百分位
weblioより
百分位数
「一連の観測値が下から上に向っての順に並べられた場合、自らよりも下位の割合の観測値を持つ数値は、分位点 1ないし順位別統計量 1と呼ばれる。中央値(140-6)は前述の通りである。その他の重要な順位別統計量としては四分位数 2、十分位数 3、百分位数 4があり、それらは観測値をそれぞれ四等分、十等分、百等分したものである。 」
わかりにくいですよね?
ようするに、まずはデータを数値の低い順にならべます。
そして、データが100個だった場合、低いほうから数えて何番目になるか
というのが百分位です。
百分位が30となるのは
・データが100個の場合、低いほうから数えて30番目のデータ
・データが200個の場合、低いほうから数えて60番目のデータ
・データが5000個の場合、低いほうから数えて1500番目のデータ
となります。
つまり、数値の中身ではなくて、「何番目か」が大事なのです。
順位で色分けしたい場合などに使えることになります。
さきほどのパーセントと比べてみましょう。
例えば、以下のように5個のデータがあったとします。
「1, 10, 100, 1000, 10000」
最初の例と同じく条件付き書式で
「緑●>=67」
「黄●>=33」
「赤●」
としてみます。
ただし種類は「パーセント」と「百分位」の2パターンで試してみます。
真ん中のデータ「100」を見てみましょう。
パーセントでは最小値1が0%、最大値10000が100%となるので
100は1%ほどになります。よって33%未満なので赤●ですね。
これに対し百分位では、値に偏りがあっても
順位は3番目なので、真ん中の黄色になります。
パーセントは数値で判断されるのに対し
百分位は順位で判断されます。
理解できたでしょうか?
どーでもいいことですが・・・
1番上の画像はExcel2013のダイアログボックス
2番目と3番目はExcel2016の画像です。
アイコンがベッタリして可愛くなくなってる・・・悲しい〜
■パーセント
■百分位
■条件付き書式での疑問
Excelの条件付き書式でルールの設定をするときに
アイコンセットなどの設定ででてくる「種類」についてよく質問されます。
MOSの模擬問題でよく出てくるのですが、ルールの値の種類を
「数値」「パーセント」「数式」「百分位」と設定できるようになっています。
百分位ってなにそれ??
シートのデータは%で表示されているのになんで数値を選ぶの?
ほとんどの方がここで疑問を抱くのではないでしょうか??。
ちょっとわかりにくいですよね。
■パーセント
よく間違えるのが、パーセントです。
ここで示しているパーセントは、データの形式のことではありません。
データの最小値を0%、最大値を100%としています
例を挙げてみます。
以下の表の昨年度対比を見てみましょう。
昨年度対比では最小のデータが87%で、最大のデータが103%となっています。
ここでデータ範囲は87%〜103%であることがわかりますが、
このパーセント表示にまどわされてはいけません。
あくまでパーセント表示は見かけのものであって、
データの実態は0.87〜1.03なのです。
条件付き書式のパーセントは、
このデータの最小値0.87を0%
データの最大値1.03を100%として書式を設定します。
このアイコンの例では条件付き書式で
「緑●>=67パーセント」
「黄●>=33パーセント」
「赤●」
という設定をしていますが、これは
0.99〜1.03あたりが緑の丸
0.93〜0.98あたりが黄色の丸
0.87〜0.92あたりが赤色の丸
となります。
表示されている形式ではなく、
データのとりうる範囲のパーセント、ということがわかったでしょうか。
■百分位
weblioより
百分位数
「一連の観測値が下から上に向っての順に並べられた場合、自らよりも下位の割合の観測値を持つ数値は、分位点 1ないし順位別統計量 1と呼ばれる。中央値(140-6)は前述の通りである。その他の重要な順位別統計量としては四分位数 2、十分位数 3、百分位数 4があり、それらは観測値をそれぞれ四等分、十等分、百等分したものである。 」
わかりにくいですよね?
ようするに、まずはデータを数値の低い順にならべます。
そして、データが100個だった場合、低いほうから数えて何番目になるか
というのが百分位です。
百分位が30となるのは
・データが100個の場合、低いほうから数えて30番目のデータ
・データが200個の場合、低いほうから数えて60番目のデータ
・データが5000個の場合、低いほうから数えて1500番目のデータ
となります。
つまり、数値の中身ではなくて、「何番目か」が大事なのです。
順位で色分けしたい場合などに使えることになります。
さきほどのパーセントと比べてみましょう。
例えば、以下のように5個のデータがあったとします。
「1, 10, 100, 1000, 10000」
最初の例と同じく条件付き書式で
「緑●>=67」
「黄●>=33」
「赤●」
としてみます。
ただし種類は「パーセント」と「百分位」の2パターンで試してみます。
真ん中のデータ「100」を見てみましょう。
パーセントでは最小値1が0%、最大値10000が100%となるので
100は1%ほどになります。よって33%未満なので赤●ですね。
これに対し百分位では、値に偏りがあっても
順位は3番目なので、真ん中の黄色になります。
パーセントは数値で判断されるのに対し
百分位は順位で判断されます。
理解できたでしょうか?
どーでもいいことですが・・・
1番上の画像はExcel2013のダイアログボックス
2番目と3番目はExcel2016の画像です。
アイコンがベッタリして可愛くなくなってる・・・悲しい〜
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