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向田邦子といえば、昭和のテレビドラマの脚本家として活躍し、『寺内貫太郎一家』などが代表作。
昭和4年生まれ、昭和56年に飛行機事故で亡くなっているので、ザ・昭和な作家さん。
向田家の家族を中心とした実話のエッセーなのだが、お父さんが昭和の亭主関白頑固親父すぎて、妻や子供の人権なんてない、今の感覚からするとありえない!な暴君ぶり。特に戦前の昭和感が満載です。
そうは言っても、文章の面白さに電車でニヤッとしてしまうことも多いエッセー集です。
あまりに昭和過ぎて、時代を感じることがザクザク出てきて、逆におもしろい。
それ何?って言葉がたくさん。そんな漢字読めないよ!とか。
知らないことだらけで、とても新鮮。
え?と思って何度ググったことか。
香具師(やし)
三和土(たたき)
蝦蟇口(がまぐち)
疳性(かんしょう)
菠薐草(ほうれんそう)
宿酔(ふつかよい)
鰹の烏帽子(カツオノエボシ)別名・ポルトガルの軍艦=電気クラゲ
聖林(ハリウッド=Hollywood)
依怙地(えこじ)=意固地
御仏供(おぶく)
などなど。
明治大正の文豪の作品よりも身近だけれど、あきらかに今と違う。
意外に新鮮で面白いです。
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