東海汽船が東京・竹芝桟橋から伊豆諸島の島々に毎日航行しています。
いやー、船旅いいですね!
さるびあ丸は、東京・竹芝桟橋と、伊豆大島・利島・新島・式根島・神津島を毎日結ぶ、大型貨客船。
伊豆大島までは4時間半の距離ですが、
夜10時に東京を出航し、途中時間調整をして、朝6時に伊豆大島に到着します。
船はAデッキからEデッキまでの5階構造になっていて、
客室は特等室・特1等室・1等室・特2等室・2等和室・2等椅子席の6段階から選べます。
最上階5階にあたるAデッキに特等室、Eデッキに2等椅子席という配置です。
今回はじめての船のショートトリップで2段ベッドの特2等室に宿泊してきたのでレポート。
特2等室の乗り心地
特2等室は真ん中の階Cデッキにあり、2段ベッドで136名分の宿泊ができます。
どこも同じ見た目の2段ベッドが並んでいるので、自分のチケットに指定された番号を探すのに苦労します。
今回は、女性専用エリアを割り振ってもらえました。
ベッドはこんな感じ。
女性専用エリアのカーテンはピンクですが、普通のエリアのカーテンはブルーでした。
カーテンで仕切って個室になるので居心地はいいです。
黒い枕と、厚手の毛布がついています。
広さは結構あり、荷物をベッド内においても充分足を伸ばして普通に寝れるので、210cmくらいはあるように感じました。
広さは充分なのですが、高さは2段ベッドだけあって低いです。
普通に背筋をのばしては座れません。
背中を丸くして座って、天井に頭がつくくらいの高さなので、背の高い男性は辛いかも。
各ベッドのほかに荷物置き用の大きい棚も用意されていますが、全ての荷物をベッド内に持ち込みました。
それから、各ベッドにコンセントがあり自由に使えます。
これはありがたい!
ただし天井に近い場所にあるので、ケーブルは長いものを持っていきましょう。
揺れ・騒音などの居心地
船酔いの心配もしていましたが、揺れはほとんどありません。
とくに22時に出港してから2時間位は東京湾の中のせいか全然揺れません。
エンジン音がずっと低音でかかっているので、乗り物に乗っている感はもちろんありますが、揺れに関しては問題なし。
深夜目覚めた時は、それなりに揺れていたので、湾からでると船特有の揺れはあるようです。
23時30分に全館消灯なのですが、それまでは全館アナウンスがうるさいです。
船のアナウンスって、かなりボリュームが大きい。
出航後30分くらいは説明やら呼び出しやらで大音量アナウンスがひっきりなし。
その後少し落ち着きますが、眠りかけている23時30分に「これから消灯します」だの「話し声がひびくからお話は控えてください」だの「何かあったらCデッキ案内所の当直にお声がけください」だのを大音量でアナウンスし、その後英語でもアナウンス。
ここで完全に目覚めます。
その後は朝5時30分まで静かに安眠できます。
ほかのお客さんも静かでした。
ここに小さな子供がいたら、大迷惑になりそうなので、赤ちゃん〜未就学児との船旅なら断然個室で頼みますって感じです。
4時間半の航路を8時間かけて運行するので、沖でしばらく停泊して時間調整もしています。
私が気づいた4時台には、もう伊豆大島沖でエンジンを止めて待機中。
海上は電波が届きませんが、ここまで島に近いとグーグルマップが使えました。
伊豆大島到着の30分前の5時30分には、「われは海の子」のお目覚め音楽に続いて、また大音量でのアナウンスがはじまります。
といわけで、神津島まで行く予定のお客さんも強制的に叩き起こされます。
それでも23:30〜5:30の6時間は安眠できますね。
ちょうど日の出の時間帯なので、デッキに出て空が明るくなるのを眺めるのも素敵です。
お手軽な伊豆諸島からはじめて、クルーズ旅行も楽しいかも!と、船が身近に感じられました。
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