2007年09月30日
円天の広告塔になった芸能人
またまた円天問題の話題です。
・今月下旬に多数の会員を集め、「今後は子会社が事業を受け継ぐ」と、
活動の停止を通告
・「訴えれば協力金を返済できなくなる」と刑事告訴の動きをけん制
関連ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070930-00000102-yom-soci
とんでもない会社ですね。
この会社、おそらく、というかほぼ確実に会員への返済は行わない
と思います。というか返済できるはずがない・・・
ところで、円天ですが、04年頃から昨年まで、会員や出資者向けに
無料コンサート「あかりコンサート」を開催していたそうです。
マルチ会社がよく使う手段、芸能人を広告塔に使う手口です。
イメージをアップすることにより会員を集める、あの有名人が
きてるぐらいだから間違いない会社なんだろう、という感じ。
さて、円天の広告塔になった芸能人ですが、
現時点で判明しているのは次の方々。
細川たかし、キム・ヨンジャ、長山洋子、中村美律子、伍代夏子、
瀬川瑛子、小柳ルミ子、小林旭、松崎しげるなど。
コンサートは無料でも、この人たちは出演報酬(ギャラ)を
受け取っています。
ちなみに、本題とは関係ないですが、このような場合、著作権上では、
演奏権という権利が発生するので、主催者は著作権料をJASRAC
に支払わないといけません。おそらく未払いでしょうけど。
いずれにせよ、この芸能人たちが受け取った報酬の原資は、
マルチ商法被害者の財布から出たお金であることは間違いありません。
社会的道義の観点上、受け取ったギャラを被害者救済のために
使っていただきたいと思います。
節操がない芸能人といわれないためにもね。