60代主婦の独り言

次男の大学入試の結果が出ました。あ〜、、、長かったです。私も主人も美味しい物を食べに行ったりして気を紛らしていました。

小さい時には幼さへの心配が、大きくなったら将来への心配が、、、親の心配は尽きません。「成る様にしか成らない」と達観する心境です。

昨年の今頃、まだ高校生だった次男の大学浪人が決定しました。そして今年は二浪がほぼ決定です。まだ追加合格の夢も残ってますが、、、。

前期日程で不合格と分かった時は、正直「あ〜、、、やっぱり本人が何と言おうと、後期は安全圏の大学を勧めるべきだったかも、、、。」

「あ〜、、、やっぱり主人と本人が何と言おうと、今年は私立も受けさせれば良かったかも、、、。」等の思いが、くるくると頭の中をヨギリました。

そして「本人が納得するまで、いつまででも家に居たって良いんだから、、、。」と言う主人に対して、

「私はそうは思わない。それが本人のために良いとは思わない。」等と言い返し、ちょっとギクシャクしたりもしました。

でも、今は「確かに、、、あの子だって馬鹿じゃない。きっと色々考えながら成長して、最終的に一番良い結果になる日がいつか来る。」

と思うようになりました。きっとそうなると思いますし、そうなる様に祈るしかないと思いますし、親はそうなると信じるしかありません。

最終的にはいつか独り立ちし、自分自身の力で人生を生き抜くしかないのですから、結局親は見守る事しか出来ないですから、、、。

本人も思った程は落ち込んでいない様子（陰で落ち込んでいるかもしれませんが、、、）なので、まずは一安心です。

人生において「大正解」なんて存在しないでしょうし、挫折や失敗等を1度も経験しない人も存在しないでしょうから、、、。

結局は、どんな状況からでも「より良い方向へ持って行く事が出来る力」こそが大切なのでは、、、と思います。

救われるのは、来年度卒業予定の長男は、今のところ2社から内定をもらっていて就活が大変順調な事です（今は超売り手市場ですから）。

でもまだこれからも就活イベントに参加するそうです。友人に誘われたり、知り合いに教えてもらったり、自分で調べたり、、、。

とにかく積極的にやってくれてて有難いです。今の所は昨年の夏、インターンに行った会社が一番良いみたいです（内定もらってるし）。


話は変わりますが、世の中では「児童虐待」「いじめ」「子供の貧困」そうした事の総合的な問題として「学力格差」が問題になっています。

地方自治体や一般人の有志の方々、NPO法人等によって、そうした格差スパイラルに陥ってしまった方々のための様々な救済施設等はあります。

でも残念ながら、そうした施設や人手は常に足りないのが実情みたいです。先日養護施設の施設長さんが殺された悲惨な事件が起こりました。

本当に残念で悲しい事件でした。以前施設で暮らしていた若者に殺されてしまったのですから、まるで親殺しです、、、。

被害者の施設長さんは、施設出身の子供達のために御尽力なさっていた、大変な人格者だったそうです。心からご冥福をお祈り致します。

とても残念で可哀想だとは思いますが、私も含めほとんどの方が自分と家族の事で手一杯で「それどころではない」というのが本音でしょう。

昔は「寺子屋」がありました。本来、宗教団体等が率先してそうした問題の解決に取り組むべきなのではないでしょうか、、、。

宗教団体は非課税です。税金がかかりません。その分、慈善事業に対してお金も人手も費やして牽引するべき立場なのではないでしょうか。

これは、あくまでも私の個人的な意見です。ですがどうしてもそうした考えを持ってしまいます、、、。

宗教団体の施設は大概とても立派ですし、宗教への勧誘をする暇や時間やお金があったら、慈善事業に使えば良いのに、、、。

何度断っても、我が家にも宗教の勧誘はしつこく来ます。私は全然興味がありませんから、はっきり言って余計なお世話で迷惑です。

一軒一軒の家を回ってチャイムを鳴らしている暇があったら「本当に可愛そうな子供達を助けてあげれば良いのに」と思ったりします。

「宗教」の人達って思えば何か納得しちゃいますけど、相手が迷惑と感じるなら、子供の悪戯や押し売りと大差無い様な気もします。

「宗教」って何なんでしょう。「宗教団体」って何なんでしょう。必要な人もいるのでしょうから、否定をする気はありません。

基本的に「尊い精神の持ち主」の方々の団体であると思いたいですが、残念ながら、どう考えても違う様な気もします。

誤解の無い様に申し上げておきますが、私は「大宇宙の摂理」を信じています。恐らくそれを「神」と呼ぶんだろうと思っています。

「宗教心」も持っていて、「神に背を向けると地獄の入口が開く」という様な言葉について「そういう事もあるだろう」と思っています。

私は無力なので何も出来ません。偉そうな事を言える立場でもありません。生意気な事を書いているのかもしれない事も重々承知しています。

「神」を信じていると「導き」の様な経験をします。ですから尚更「神」を信じる様になります。ですが宗教団体には所属していません。

それにしても、世の中は不思議な事だらけで、残念な事だらけで、悲しい話は無くなりません、、、。

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい（夏目漱石）」

本当にその通りだなぁ、、、と思います。やはり「夏目漱石」は天才ですね。難しい内容を実に簡潔に表現しています。

もしかすると太古の昔からなのかもしれません。人間の営みは、基本的にはあまり変わっていないのかもしれません、、、。

今日は次男の残念な結果を受けて、ちょっとアンニュイになってしまいました、、、。

さぁ、また明日から気持ちを切り替えて「前向きに楽しく」やって行こうと思います。


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