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2020年06月29日
国宝1次「薬師寺吉祥天」50円の分室局和文ローラー印(札幌中央局丸井内分室)
第1次国宝シリーズは使用済みが人気のある記念切手です。昭和42年から44年にかけて7集が発行されていますが、当時は空前の切手収集ブームで未使用の記念切手をシートで購入しコレクションをしていた時代ですので、郵便として使用されることは少なくこれが稀少性を高める一因でもあります。50円は当時の外信書状船便の料金で日本らしい切手発行の際にはかならず登場する額面です。消印は札幌中央局丸井内分室ですが、丸井とは丸井今井のことで、明治期に北海道唯一の呉服店として始まり、最盛期には道内7店舗を展開した北海道随一の百貨店のことです。消印が今いちハッキリ見えないのが残念です。
(局の変遷)
・1950年6月1日〜1959年6月14日=札幌郵便局 丸井内分室
・1959年6月15日〜1990年5月9日=札幌中央郵便局 丸井内分室
・1990年5月10日〜=札幌丸井内郵便局
(局の変遷)
・1950年6月1日〜1959年6月14日=札幌郵便局 丸井内分室
・1959年6月15日〜1990年5月9日=札幌中央郵便局 丸井内分室
・1990年5月10日〜=札幌丸井内郵便局
2020年06月25日
吉祥天立像1000円の分室局丸型印(札幌中央局郵政局内分室)
前回に引き続いて、札幌中央局郵政局内分室の消印で丸型印です。おそらく注文消しですが1000円切手への古楽切手へのオーダー印は珍しいです。吉祥天立像1000円の発行は昭和50年(1975年)4月22日で翌年の郵便料金値上げまでは1000円を超える郵便料金はなく、同日に発売された全日本切手展25周年記念の小型シートとともに発行されたという経緯があります。グラビアと凹版印刷のため消印が見えにくいという欠点があります。
(局の変遷)
・1939年6月24日〜1949年9月30日=札幌郵便局 逓信局内分室
・1949年10月1日〜1959年6月14日=札幌郵便局 郵政局内分室
・1959年6月15日〜1991年4月29日=札幌中央郵便局 郵政局内分室
・1991年4月30日〜2003年3月31日=北海道郵政局内郵便局
・2003年4月1日〜2007年9月30日=北海道庁赤れんが前郵便局
・2007年10月1日〜=北海道庁赤れんが前郵便局《札幌支店》
(局の変遷)
・1939年6月24日〜1949年9月30日=札幌郵便局 逓信局内分室
・1949年10月1日〜1959年6月14日=札幌郵便局 郵政局内分室
・1959年6月15日〜1991年4月29日=札幌中央郵便局 郵政局内分室
・1991年4月30日〜2003年3月31日=北海道郵政局内郵便局
・2003年4月1日〜2007年9月30日=北海道庁赤れんが前郵便局
・2007年10月1日〜=北海道庁赤れんが前郵便局《札幌支店》
2020年06月22日
はにわの兵士200円赤の分室局和文ローラー印(札幌中央局郵政局内分室)
はにわの兵士200円赤は昭和51年(1976年)1月25日の郵便料金改定に伴う、速達料金値上げにより速達料金が150円になり書状定形速達が200円になり従来の200円茶を改色して発行されました。色検知により速達は赤と決まっていたため赤色への変更になりました。また簡易書留料金が200円になったことから加貼り用でも使用されました。書籍小包も250グラムまで200円であることも含めて、定形外郵便や小包など和文ローラー印使用の多くの郵便物でも使用されました。発行期間が長いため使用済みも豊富です、今回の消印は札幌中央局郵政局内分室の和文ローラー印ですが、不自然に上部が空いているのが気になります。
(局の変遷)
・1939年6月24日〜1949年9月30日=札幌郵便局 逓信局内分室
・1949年10月1日〜1959年6月14日=札幌郵便局 郵政局内分室
・1959年6月15日〜1991年4月29日=札幌中央郵便局 郵政局内分室
・1991年4月30日〜2003年3月31日=北海道郵政局内郵便局
・2003年4月1日〜2007年9月30日=北海道庁赤れんが前郵便局
・2007年10月1日〜=北海道庁赤れんが前郵便局《札幌支店》
(局の変遷)
・1939年6月24日〜1949年9月30日=札幌郵便局 逓信局内分室
・1949年10月1日〜1959年6月14日=札幌郵便局 郵政局内分室
・1959年6月15日〜1991年4月29日=札幌中央郵便局 郵政局内分室
・1991年4月30日〜2003年3月31日=北海道郵政局内郵便局
・2003年4月1日〜2007年9月30日=北海道庁赤れんが前郵便局
・2007年10月1日〜=北海道庁赤れんが前郵便局《札幌支店》
2020年06月18日
旧キク15円の分室局和文ローラー印(大阪中央局大阪駅内分室)
旧キク15円は昭和41年7月1日の郵料金改正に伴い、封書額面料金として発行された切手です。翌年の7月1日に色検知式郵便物自動取り揃え機導入に伴う、新キク15円が発行されたため試用期間が1年ですが約24億枚の発行枚数があり、旧金魚7円とは異なり使用済みは多くあります。発行当初は産業図案女工やぎ五重塔航空15円が残っていましたが使用頻度が高いため初期使用も多くあります。消印は大阪中央局大阪駅内分室ですが、戦前にも存在していました。
(局の変遷)
・1949年1月6日〜1978年10月1日=大阪中央局大阪駅内分室 ※戦前1942年10月21日〜1945年7月22日
(局の変遷)
・1949年1月6日〜1978年10月1日=大阪中央局大阪駅内分室 ※戦前1942年10月21日〜1945年7月22日
2020年06月15日
ニホンジカ10円の分室局櫛型印(東室蘭局輪西分室)
今回の分室印は実逓印でもあまり見かけない、むしろ見ても分室とわからないので知識がないと見逃してしまう分室印です。分室の置かれた輪西には日本製鉄室蘭製鉄所があり、そのための分室だと思われます。日本製鉄室蘭製鉄所は1909年(明治42年)の操業以降、北海道唯一の「銑鋼一貫製鉄所」として鉄鋼製品を供給している工場です。近くの駅は、輪西駅で旧・輪西駅は当初、初代・室蘭駅として開設され、その後海岸町の市街地へ室蘭駅が新設され当該駅は輪西駅と改名したようです。消印は昭和61年の櫛型印、注文消しです。
(局の変遷)
・1944年3月26日〜1990年3月31日=東室蘭郵便局 輪西分室
(局の変遷)
・1944年3月26日〜1990年3月31日=東室蘭郵便局 輪西分室
2020年06月11日
ホタルイカ35円ペアの分室局櫛型印(名古屋中央局名古屋駅内分室)
ホタルイカ35円は昭和41年の郵便料金改正と郵便物自動取り揃え押印機導入に伴い、定形外郵便が設定されたことによる重量便50〜100グラム用の額面として発行されました。発行初期に大量に印刷されたため昭和47年2月の郵便料金値上げ後でも、使用目的がないにもかかわらず販売されていたようです。消印は昭和44年名古屋中央局名古屋駅内分室の櫛型印でペア70円ですので書留かもしれません。満月印の少ない切手でもあります。
(局の変遷)
・1937年2月1日〜1990年4月14日=名古屋中央郵便局 名古屋駅内分室
・1990年4月6日〜2003年3月5日=名古屋駅デイリー1郵便局
・2000年3月6日〜2015年12月13日=タワーズ内郵便局
・2015年12月14日〜=名古屋柳橋郵便局
(局の変遷)
・1937年2月1日〜1990年4月14日=名古屋中央郵便局 名古屋駅内分室
・1990年4月6日〜2003年3月5日=名古屋駅デイリー1郵便局
・2000年3月6日〜2015年12月13日=タワーズ内郵便局
・2015年12月14日〜=名古屋柳橋郵便局
2020年06月08日
天燈鬼400円の分室局欧文印(松山中央局NTT四国ビル内分室)
天燈鬼400円は新しい額面で昭和49年9月に発行されました。目的は小包等ですが昭和51年の郵便料金値上げ後では特殊料金等にも使用されています。発行期間は長く平成5年頃まで約20年に渡り発行されましたが、消印の多くは和文ローラー印であり、櫛型印や機械印の満月印は少ないようです。まして400円という高額面のため注文消しはめったになく、今回の分室印も注文消しです。松山中央局NTT四国ビル内分室の欧文印です。
(局の変遷)
・1952年4月1日〜1967年5月31日=松山郵便局 通信局内分室
・1967年6月1日〜1985年4月30日=松山中央郵便局 通信局内分室
・1985年5月1日〜2000年8月19日=松山中央郵便局 NTT四国ビル内分室
(局の変遷)
・1952年4月1日〜1967年5月31日=松山郵便局 通信局内分室
・1967年6月1日〜1985年4月30日=松山中央郵便局 通信局内分室
・1985年5月1日〜2000年8月19日=松山中央郵便局 NTT四国ビル内分室
2020年06月04日
平成切手テントウムシ18円の分室局丸型印(左京局保険事務センター内分室)
2007年10月1日の郵政民営化に伴い、貯金事務センターや保険事務センターなどの名称がなくなるため、その名前を使用した分室は名称を変更しております。今回の消印もそのひとつ、左京局保険事務センター内分室印ですが、改称された西陣局松ヶ崎分室の消印も注文消し以外では見かけないものです。
(局の変遷)
・1942年9月1日〜1949年7月25日=左京郵便局 保険支局内分室
・1949年7月26日〜1984年6月30日=左京郵便局 保険局内分室
・1984年7月1日〜2007年7月29日=左京郵便局 保険事務センター内分室
・2007年7月30日〜2013年3月16日=西陣郵便局 松ヶ崎分室
(局の変遷)
・1942年9月1日〜1949年7月25日=左京郵便局 保険支局内分室
・1949年7月26日〜1984年6月30日=左京郵便局 保険局内分室
・1984年7月1日〜2007年7月29日=左京郵便局 保険事務センター内分室
・2007年7月30日〜2013年3月16日=西陣郵便局 松ヶ崎分室
2020年06月01日
バサラ大将500円の分室局櫛型印(神戸中央局国際ビル内分室)
今回の分室「神戸国際ビル」は、1956年進駐軍イーストキャンプ跡の遊休地に、当時最新鋭の設備をそなえたコンサートホールとして開館されました。神戸国際会館大ホール、映画館(国際松竹・国際にっかつ)のほか、神戸国際ホテルという名で開館当時から1982年12月まで宿泊事業も行っていました。1995年に発生した阪神・淡路大震災で全壊したために建て替えられ1999年に現在の建物でオープン、その1階に神戸国際会館内郵便局として新設されました。消印は昭和62年の神戸中央局国際ビル内分室、櫛型印です。
(局の変遷)
・1956年11月1日〜1999年5月16日=神戸中央郵便局 国際ビル内分室
・1995年1月18日〜=一時閉鎖、1995年11月6日〜=再開
・1999年5月17日〜=神戸国際会館内郵便局
(局の変遷)
・1956年11月1日〜1999年5月16日=神戸中央郵便局 国際ビル内分室
・1995年1月18日〜=一時閉鎖、1995年11月6日〜=再開
・1999年5月17日〜=神戸国際会館内郵便局