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2019年06月30日
郵便番号宣伝1次7円の日立式和文機械印(本郷局)
4月24日の当ブログで郵便番号宣伝1次15円の東淀川局の日立式和文機械印をご紹介しましたが、今回は7円、本郷局のものです。本郷局では昭和42年11月22日から昭和43年8月27日まで日立式和文機械印を使用していましたが、昭和43年6月18日から8月27日までは「標語あり・24時間表示」を使用しています。日立式和文機械印では短期使用の大宮局がもっとも収集の難易度が高く、本郷局はその次に難易度が高い局ではないかと思います。個人的にもこの消印を含めて2枚しか保有しておらず、オークションでもめったに出品されません。消印は発行月の7月22日印で日立式の特徴である波部が見られます。
2019年06月26日
郵便番号宣伝3次15円の鉄道郵便櫛型印
郵便番号宣伝切手は発行枚数が多く使用済みも多いのですが、ハガキ額面の使用済みは比較的少なく、個人的には特に3次は少ないと思います。これは今まで見てきた当時のキロボックスやオフペーパーを通じての感想です。また、3次は印面の真ん中の町を表現するイラストの刷色が暗いために消印が判読しにくいという難点があります。今回の消印は鉄道郵便印、昭和45年8月18日の名寄遠軽間、北海道の路線の消印です。
2019年06月23日
郵便番号宣伝2次15円の青色県名カタカナローラー印
昭和44年7月に発行した郵便番号宣伝2次にも、東北郵政管内局の県名カタカナローラー印は存在していると先日のブログ(5月1日)でもご紹介しました。同じ昭和44年発行の動植物国宝図案ではかなり難しいカタカナローラー印ですが、郵便番号宣伝切手の発行枚数が多かったことと優先して使用されたことが要因ではないかと思います。今回の県名カタカナローラー印は青色のエラー印です、この局の青色は時々見かけますので常態的に使われていた可能性があります。昭和44年8月8日のフクシマ吾妻局印になります。
2019年06月19日
郵便番号宣伝5次20円の局名間バー入り櫛型印
局名間バー入り櫛型印は昭和30年代から平成2年頃にかけて、九州全域と沖縄の郵便局で使用された局名の活字の彫りが浅いために押印の際に彫り残しが写ってしまう消印です。局名が2文字か3文字の場合にのみ見られますが、個人的には彫り残しなのかそれとも消印の強度を保つためのものではないかと感じます。動植物国宝切手にも多く見かけますが、郵便番号宣伝切手にも多く存在します。消印は福岡県北九州市の八幡局印です。
2019年06月16日
郵便番号宣伝4次7円の昭和46年戦後型時間表示和文機械印
櫛型印のC欄時刻表示が戦後型から24時間型へ移行されたのが、昭和40年の後半からです。唐草和文機械印は実際は昭和41年になってからで昭和44年頃にはほとんどの局で24時間表示へ切り替わりました。しかし、大規模は局でも昭和48年頃までは使用されていました。郵便番号宣伝切手にも昭和47年頃までの戦後表示機械印を見かけますが、今回の消印は昭和46年、和歌山局印です。
2019年06月12日
郵便番号宣伝1次7円の発行初日機械ハト印付ハガキ
前回ご紹介しました、郵便番号宣伝1次切手のハト入り和文機械印ですが、今回はそのエンタイヤになります。消印には郵便番号宣伝の標語入りですが、波部のハトから標語まで全体を切手上で押印させることは結構難しかったのではないと思います。当時郵便局側が初日ハト印の記念押印に関してどのような告知をしたかは定かではありませんが、全体がきれいに押印された切手があれば欲しいものです。
2019年06月09日
郵便番号宣伝1次7円ペアの発行初日機械ハト印
切手発行の初日に押印されるハト印(初日用通信日付印)ですが、櫛型印と三日月欧文印は昭和40年5月1日から使用が始まっています。唐草和文機械印の波部にハトが入ったいわゆる「機械ハト印」は昭和43年7月1日から、ちょうど郵便番号宣伝1次発行から開始されています。従って、この1次切手に機械ハト印を多く見かけるのは発行初日と消印開始日が重なっているからと思われます。今回の消印は1次7円ペア、東京中央局印です。
2019年06月05日
郵便番号宣伝6次10円ペアの局名間バー入り櫛型印
局名間バー入り櫛型印は、昭和30年後半から平成初期にかけて、九州全域と沖縄の郵便局で活字の彫りが浅いために、押印時に消印の彫り残しが写ってしまうというエラー的な消印です。特にA蘭の局名が2文字か3文字の場合に生じます。郵趣家の間では「局名間バー入り櫛型印」という呼称が一般的です。今回の消印は郵便番号宣伝6次10円ペア、コザ局の櫛型印です。本来は文字の真ん中の位置に出るのですが、下の方にバーが写っています。
2019年06月02日
郵便番号宣伝2次7円の昭和45年年賀櫛型印
このブログで郵便番号宣伝切手の消印をご紹介していますが、ハガキ額面と封書額面を比較しますと、どうしてもハガキ額面の使用済みの方が少ないのです。理由は発行枚数が倍以上違うと言うこともありますが、ハガキの場合は通常は官製ハガキを使用しますので、切手を貼る場合がどうしても少なくなることです。当時のキロボックスなどの使用済みの量を見てもはっきりしています。今回の消印は昭和45年熊本湯浦局の年賀櫛型印ですが、年賀機械印が用意されていない局ではこのように年賀櫛型印が押印されます。ただし、年賀切手もハガキ用に発行されているわけですから当然年賀印も少なくなると思われます。