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2019年05月29日
郵便番号宣伝4次15円の発行月和欧文機械印
ブログで郵便番号宣伝切手の消印を紹介している理由のひとつとして、この切手に関する文献が非常に少ないことです。私が今まで購読していた複数の趣味誌などでも特集された記事を見たことはほとんどありません。しかし、発行時期や発行枚数が多いことからも消印のバラエティは相当あるはずです。そこで個人の所有している消印を紹介しながら自分でも改めて見直してみようと思ったのです。この切手は1968年から1973年まで毎年7月1日に「郵便番号普及と宣伝」を目的に発行されています。通常切手と異なるのは当時の郵政省がかなり力を入れていたために使用された頻度も多いと言うことです。当時の記憶ではかなりの郵便物に使用されていたと思います、従って発行月消印は決して少なくはないと思います。消印は4次の7月21日、仙台中央局の和欧文機械印です。
2019年05月26日
郵便番号宣伝6次20円のD欄県名入り櫛型印
今回は郵便番号宣伝切手のD欄県名入り櫛型印です。6次はシリーズ最後になるのですが発行した昭和47年7月は2月に郵便料金改正があり封書は20円になっています。この20円の発行枚数は3億万枚と当時としては多いのですが、今になっては状態の良い消印を集めるのにはさすがに苦労があります、すでに珍しい消印はない時代ですのでバラエティは少ないのですが、D欄県名入り櫛型印となると収集は難しいでしょう。D欄消印は事前に調べる術がなく、実際の消印を見て押印依頼をするか地道にキロボックスなどから探すしかないからです。まして今のようにインターネットは普及し情報が氾濫している時代ではありません。消印は青森/陸奥川内局印です。
2019年05月22日
郵便番号宣伝2次7円の鉄道郵便印
郵便番号宣伝2次7円の発行枚数は2億万枚（15円は4億万枚で2分の1でした）、発行枚数は多いものの満足のいくような消印は少ないのが実情です。発行日が1969年（昭和44年）7月1日、昭和44年まで東北郵政管内で使用された県名カタカナローラー印が存在する可能性はあるのですが、15円についてはあるものの7円については個人的には見たことがありません。前回ご紹介しました日立式和文機械印も2次7円は少し難しいと思われます。今回の消印は鉄道郵便印、満月印に近いのですが消印の乗りが少し悪いようです。7円切手の鉄道郵便印も封書と比較しては少ないと思われます、昭和45年米子下関間印です。
2019年05月19日
郵便番号宣伝1次7円の千葉局日立式和文機械印
前回も郵便番号宣伝切手の7円を紹介しましたが、15円よりも7円の方が発行枚数が少なく、またハガキ額面での使用は私製ハガキのみでほとんどが官製ハガキのため、どうしても使用頻度が少なく消印収集が難しいと言う理由があります。これは記念切手にも同じことが言えます。ちなみに1次7円は2種類とも5000万枚づつで15円の3分の一です。これは郵便番号宣伝切手すべて同じ割合です。今回の消印は日立式和文機械印、東淀川局や尼崎局と比較して千葉局印はあまり見かけない局です。
2019年05月15日
郵便番号宣伝1次7円の「浪速局」誤字唐草和文機械印
今回の消印は有名な誤字機械印です。「浪速局」を「退速局」と間違ってしまった唐草和文機械印です。同じような消印で阿倍野局にも存在します、入手しましたらご紹介したいと思います。この誤植印ですが、オークションなどにも時々出品されているため相当の期間で使用されたと思われます。大規模な集配直営局で、何故使用され続けたのかは興味深いです。
2019年05月12日
郵便番号宣伝1次切手帳ペーンの昭和45年櫛型印
前回のブログで郵便番号宣伝1次のコイル切手をご紹介しましたが、今回は1次の切手帳ペーンです。オシドリ5円2枚と連刷3組での発行ですが、発行枚数がわずか23万部。いったいどこで販売され購入できたのでしょうか。初日印などの注文消し以外の実逓印は本当に少なく苦労します。別納ではたまに見かけますが、また難しいものです。消印は昭和45年の販売翌々年、守山局印です。
2019年05月08日
郵便番号宣伝1次15円コイル切手の横浜中央局和欧文機械印
郵便番号宣伝Ⅰ次には2種類の連刷コイル切手が存在しています。当時はコイル切手の自動販売機設置局が少なく、新キク15円と併用して販売されていたと推測されます。郵便番号宣伝のコイル切手の発行枚数はそれぞれ200万枚と少なく（一概に比較は出来ませんが平等院鳳凰堂24円が335万枚）、従って使用済みもまた少ないのです。これは新キクコイル切手も同じです。連刷の使用済みも注文消し以外の実逓や単辺の満月印も収集は難しくなります。今回の消印は可読印、1969年10月の横浜中央局の和欧文機械印です。
2019年05月05日
郵便番号宣伝2次15円の下谷局日立式和欧文機械印
2017年5月13日のブログでも下谷局の日立式和欧文機械印のオンピースをご紹介しました。大宮局では所謂「大宮日立」と呼ばれる「HFC-1」という機種が配備されました。大宮局では下記の流れで日立式押印機が使用されています。大宮局での機能実験後に下谷局へ配備され、1969年8月4日から1970年9月頃まで使用されました。しかし配備されたのが科学館内の仮庁舎であったために、処理した郵便物の3分の1程度であったために、その消印は非常に少ないと思われます。今回の消印は1969年8月16日印、標語はわかりませんが日立式と思われます。
（大宮局、下谷局の日立式機械印の流れ）
・0号機＝昭和42年9月22日～9月25日
・H-1型機＝昭和42年11月1日～。すぐに浦和局へ配備
・HFC-1型機＝昭和43年2月22日～27日
・HFC-1型改機＝昭和43年11月21日～30日
・下谷局へ配備換え、和欧文印表示＝昭和44年8月4日～昭和45年9月30日、標語Ⅰ期「あて名には」
・日電製「NS-2型」へ切り替え＝昭和45年10月30日、標語Ⅱ期「お忘れなく」
（大宮局、下谷局の日立式機械印の流れ）
・0号機＝昭和42年9月22日～9月25日
・H-1型機＝昭和42年11月1日～。すぐに浦和局へ配備
・HFC-1型機＝昭和43年2月22日～27日
・HFC-1型改機＝昭和43年11月21日～30日
・下谷局へ配備換え、和欧文印表示＝昭和44年8月4日～昭和45年9月30日、標語Ⅰ期「あて名には」
・日電製「NS-2型」へ切り替え＝昭和45年10月30日、標語Ⅱ期「お忘れなく」
2019年05月01日
郵便番号宣伝2次15円の県名カタカナ和文ローラー印（イワテ）
今回の消印は県名カタカナローラー印です。県名カタカナローラー印は、昭和44年まで東北郵政管内で使用されており、昭和44年発行の切手にまで存在します。とは言え、動植物国宝図案切手で1969年発行の「新フジ20円」「新マリモ55円」「金剛力士像500円」は私も見たことがありません。1968年発行の「中尊寺金色堂30円」「日光陽明門40円青」も同様です。使用頻度が低く発行枚数の少ない切手はどうしても稀少な消印になります。郵便番号宣伝切手は億単位の枚数ですから発生する機会が多いのです。ちなみに今回の2次15円は4億枚の発行です。消印はイワテ山田局印です。
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2020年9月18日