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2017年05月31日
吉祥天立像1000円ペアの平局試行ローラー印
前回のブログでも別納のカタカナローラー印を紹介しましたが、試行ローラー印にも別納消しは多く存在します。特に高額切手に多く、今回のような1000円切手やバサラ大将500円です。使用局は、平局、福山局、佐世保局、門司局などです。吉祥天立像は試行ローラー印が発見された当初は高価に取引されていましたが、別納ガ大量に発見されてからは落ち着いたと聞いています。単辺でも正位置の消印は多くが別納です。今回の消印は平局の昭和51年印です。
2017年05月29日
第3次昭和切手「富士と桜」20銭6枚ブロックの県名カタカナローラー印
県名カタカナローラー印は消印の中でも稀少であり、人気の高い消印になります。しかし、この消印にも別納での消印を使った局はあります。有名なのは昭和40年代のヤマガタ東根局あたりですが、今回の消印もそのひとつです。昭和20年代のオオサカ堺局のカタカナローラー印ですが、古い切手に多く見かけます。今回の第3次昭和切手は6枚ブロックで100枚シートからの切り離しだと推測されます。別納だとわかる消印です。
2017年05月27日
五重塔航空30円の局名タテ書き和文ローラー印
五重塔航空は、第2次〜第3次動植物国宝と同じ時代に銭位を引き継いで発行されました。20〜40円は1952年〜53年、15円のみ1962年の発行です。建前は国内航空用ですが、1953年7月に速達郵便に統合されたために、国内航空用途にはほとんど使用されず普通切手同様に使われました。消印は昭和33年34年36年に中国郵政管内で使用された「局名タテ書き和文ローラー印」、広島局印です。広島局の取扱量は多いと思いますが、この切手には稀少な消印になると思います。
2017年05月25日
平成切手ヤマセミ80円の日本橋旧タイプインクジェット和欧文機械印
2007年1月に4局にて導入された、インクジェット和欧文機械印ですが同年の9月18日から10月1日にかけて、印影サイズを小さくしています。ですので1月から9月の旧印影は稀少な消印になります。今回の消印は日本橋局の2007年4月の局名が大きい旧サイズの消印になります。
2017年05月23日
記念切手の「東京北部局」インクジェット和欧文機械印
インクジェット和欧文機械印は2007年1月に導入されました。導入式は下記の通りですが、インクジェット機械印は手作業で定形郵便物を揃えて機械に挿入すると2通以上の重なった郵便物が排除され、次に重量を計算し定形外郵便物が除外され、郵便物に貼られた切手が識別されるようで、識別には切手図案そのものが登録されており(約300種類程度)切手の合計額を計算できるようになっているとのことです。登録されていない切手や料金不足、未納郵便物などは手作業に回るようです。また、日付は自動更埴で切り替わるようです。今回の消印は東京北部局印、キロボックスでもなかなか見かけませんが、大規模な局のようですので今後見かける機会も増えると思います。
(インクジェット和欧文機械印使用局)
・2007年1月=東京中央《現在は使われていない》、銀座、日本橋、渋谷
・2007年9月サイズ変更=銀座、日本橋、渋谷
・2007年10月=丸の内《東京中央局から移管、現在は使われていない》
・2010年3月=晴海
・2015年3月頃=さいたま新都心
・2016年2月頃=四日市西
・2016年3月頃=大阪北
・2016年5月頃=博多北
・2016年7月=東京北部
・2016年8月=新仙台
・2017年1月=山口
・2017年2月=静岡
(インクジェット和欧文機械印使用局)
・2007年1月=東京中央《現在は使われていない》、銀座、日本橋、渋谷
・2007年9月サイズ変更=銀座、日本橋、渋谷
・2007年10月=丸の内《東京中央局から移管、現在は使われていない》
・2010年3月=晴海
・2015年3月頃=さいたま新都心
・2016年2月頃=四日市西
・2016年3月頃=大阪北
・2016年5月頃=博多北
・2016年7月=東京北部
・2016年8月=新仙台
・2017年1月=山口
・2017年2月=静岡
2017年05月21日
郵便番号宣伝2次15円の東淀川局日立式機械印オンピース
今回の郵便番号宣伝切手の消印は、日立式機械印のオンピースです。切手上では可読印ですが、オンピースならば消印が完読できるものは集めやすいのではないでしょうか。特に東淀川局、尼崎局印はほかの日立式機械印使用局よりも難易度は低いと感じます。波部の湾曲、1のセリフなどの特徴がよくわかります。
2017年05月19日
郵便番号1次7円の初日機械ハト印付ハガキ
今回の郵便番号宣伝切手の消印はエンタイヤになります。1次7円切手が貼られたハガキの初日機械ハト印が押印されたものです。おそらく記念押印の引受になりますので、切手収集家によるものだと推測されます。東京中央局印で切手上では初日が判読でき、若干ハトのしっぷ部分がわかるものです。
2017年05月17日
郵便番号宣伝2次15円の青色県名カタカナローラー印
前回に引き続きまして、郵便番号宣伝2次15円の県名カタカナローラー印になりますが、今回の消印は青色のエラー印になります。フクシマ吾妻局印ですが、この局の青色型からローラー印は見かける頻度が多いので、相当な期間使用されていたものと推測されます。カタカナローラー印でも色つきになりますと稀少な消印になります。
2017年05月15日
郵便番号宣伝2次15円の県名カタカナローラー印
今回は県名カタカナローラー印です。郵便番号宣伝切手は1968年から1972年まで発行されていますが、県名カタカナローラー印は昭和44年まで東北郵政管内の局で使用されていましたので、2次シリーズ切手までは消印が存在します。今回は2次15円への、アオモリ尾山局のカタカナローラー印になります。15円よりも7円のカタカナローラー印は稀少です。
2017年05月13日
郵便番号宣伝2次15円の下谷局日立式和欧文機械印
日立式和文機械印は、浦和・本郷・千葉・東淀川・尼崎局の5局で使用された「H-1型書状押印機」の印影を指すのですが、大宮局では所謂「大宮日立」と呼ばれる「HFC-1」という機種が配備されました。大宮局では下記の流れで日立式押印機が使用されています。大宮局での機能実験後に下谷局へ配備され、1969年8月4日から1970年9月頃まで使用されました。しかし配備されたのが科学館内の仮庁舎であったために、処理した郵便物の3分の1程度であったために、その消印は非常に少ないと思われます。私もこの消印の実物を見たのは初めてです。消印が正しいものかどうかもわかりませんが、掲載いたします。
(大宮局、下谷局の日立式機械印の流れ)
・0号機=昭和42年9月22日〜9月25日
・H-1型機=昭和42年11月1日〜。すぐに浦和局へ配備
・HFC-1型機=昭和43年2月22日〜27日
・HFC-1型改機=昭和43年11月21日〜30日
・下谷局へ配備換え、和欧文印表示=昭和44年8月4日〜昭和45年9月30日
(大宮局、下谷局の日立式機械印の流れ)
・0号機=昭和42年9月22日〜9月25日
・H-1型機=昭和42年11月1日〜。すぐに浦和局へ配備
・HFC-1型機=昭和43年2月22日〜27日
・HFC-1型改機=昭和43年11月21日〜30日
・下谷局へ配備換え、和欧文印表示=昭和44年8月4日〜昭和45年9月30日