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2017年04月29日
ソメイヨシノ10円の千歳局略字和文ローラー印
消印で局名エラー印で有名なものは、玉島局の玉の字の点場所違いエラー、そして千歳局の略字エラー印です。今回はその千歳局の歳が才に略字されたエラー和文ローラー印です。何故このような事態になったのかは詳しい資料が手元にありませんので何とも書けませんが、印類業者の間違いによるものだと推測されます。昭和40年代前半に見かけますので、皆さんのコレクションにもあるのではないでしょうか。
2017年04月27日
ふるさと切手青森県の平成2年標語入り和欧文機械印
機械印に標語が入るようになったのが昭和43年です、当初は和文機械印のみでその後和欧文機械印も入るようになりました。周知されたと言う意味で昭和55年より逐次取り外されましたが、昭和54年から始まった元号入り和欧文機械印にも入った局があります。今回の消印は、平成2年の元号入り和欧文機械印への標語V期入りの消印です。平成2年頃まではまだ数局ですが標語入りを使用していました。消印は秋田中央局印、大きな局ほど使用していたようです。
(標語入り機械印)
・1968年(昭和43年)6月1日〜「あて名には郵便番号を」(T期標語)
・1969年(昭和44年)〜「郵便番号をお忘れなく」(U期標語)
・1971年(昭和46年)〜「郵便番号はハッキリと」(V期標語)
・1980年(昭和55年)〜逐次取り外すように通達
・1990年(平成2年)〜新機械印導入による実質廃止
(標語入り機械印)
・1968年(昭和43年)6月1日〜「あて名には郵便番号を」(T期標語)
・1969年(昭和44年)〜「郵便番号をお忘れなく」(U期標語)
・1971年(昭和46年)〜「郵便番号はハッキリと」(V期標語)
・1980年(昭和55年)〜逐次取り外すように通達
・1990年(平成2年)〜新機械印導入による実質廃止
2017年04月25日
ナンテン6円の浦和局日立式和文機械印
日立式和文機械印は、昭和42年から43年にかけて6つの郵便局で試用された消印ですが、稀少な消印ですので人気が高いアイテムです。特に記念切手への日立式機械印は特に稀少になります。特徴は極端に湾曲した波部、1の数字にセリフがあることです。今回の消印はナンテン6円のもの、旧前島密1円と合わせて7円ハガキ料金にした訳です。そうなるとナンテンにも日立式機械印が押印される可能性があるという証明になります。切手的には非常に難易度の高い消印です。
(日立式機械印とは)
日立式機械印は郵政省の郵便業務の自動化推進の中で、郵便物の局内処理業務での自動選別・自動取揃押印機などの業務自動化の中で生まれた消印です。郵便自動化は日電、日立、東芝の3社の自由競争に基づく委託研究で進められたようです。昭和41年7月に大宮局に実験室が設置され、昭和42年9月に日立製H-1型書状押印機の昨日実験が行われました。過去の趣味誌の情報をまとめると下記のように日立式機械印が使用されたようです。日立式の「日立」はメーカー名です。
(日立式機械印とは)
日立式機械印は郵政省の郵便業務の自動化推進の中で、郵便物の局内処理業務での自動選別・自動取揃押印機などの業務自動化の中で生まれた消印です。郵便自動化は日電、日立、東芝の3社の自由競争に基づく委託研究で進められたようです。昭和41年7月に大宮局に実験室が設置され、昭和42年9月に日立製H-1型書状押印機の昨日実験が行われました。過去の趣味誌の情報をまとめると下記のように日立式機械印が使用されたようです。日立式の「日立」はメーカー名です。
2017年04月23日
迦陵頻伽120円灰の平成元年標語入り和文機械印
標語入り機械印は1980年(昭和55年)より逐次外すように郵政省から各郵便局へ通達が出ています。中には標語を削って使用した局もありますが、その後も平成初期まで標語入りの機械印が少数の局で使用されています。特に平成になってからの使用印は稀少です。今回の消印もそのひとつ、平成元年の茂原局、標語V期入りのものです。切手が迦陵頻伽という消印のわかりにくい切手ですが鮮明に判読できます。
(標語入り機械印)
・1968年(昭和43年)6月1日〜「あて名には郵便番号を」(T期標語)
・1969年(昭和44年)〜「郵便番号をお忘れなく」(U期標語)
・1971年(昭和46年)〜「郵便番号はハッキリと」(V期標語)
・1980年(昭和55年)〜逐次取り外すように通達
・1990年(平成2年)〜新機械印導入による実質廃止
(標語入り機械印)
・1968年(昭和43年)6月1日〜「あて名には郵便番号を」(T期標語)
・1969年(昭和44年)〜「郵便番号をお忘れなく」(U期標語)
・1971年(昭和46年)〜「郵便番号はハッキリと」(V期標語)
・1980年(昭和55年)〜逐次取り外すように通達
・1990年(平成2年)〜新機械印導入による実質廃止
2017年04月21日
国立公園1次「磐梯朝日」10円の発行月和文ローラー印
記念切手の使用済みを収集するのであれば、まず発行月の実逓使用済み印の収集が重要ではないかと思っています。特に難しいのはローラー印で、記念切手上に年号月日までが完読できる消印が少ないからです。今回の消印は国立公園2次「磐梯朝日」10円の発行月、発行3日後の尾道局の和文ローラー印です。何とも完璧な消印ですね。
2017年04月19日
1968年「貯蓄増強宣伝」の和欧文機械印初期使用印
和欧文機械印は1968年12月1日より10局で使用が開始されました。12月の年内使用印は稀少性が高くオークションでも高価に取引されています。今回の消印は、川崎局の1969年1月の消印ですが初期使用印になると思われます。ちなみに、貯蓄増強宣伝は12月14日の発行です。
(使用局の推移)
・1968年12月1日〜=東京中央局、日本橋局、芝局、渋谷局、新宿局、川崎局、横浜中央局、川口局、鶴見局、横浜南局の10局(横浜南局は港南局へ変更になり使用期間は1969年9月30日まで)
・1969年6月30日=神田局
・1969年7月10日=大阪中央局
・1969年8月4日=下谷局
・1969年11月15日=札幌中央局、仙台中央局、京都中央局、姫路局、神戸中央局、福岡中央局
・1969年11月18日=広島中央局
・1969年11月20日=新潟中央局
・1969年11月30日=名古屋中央局
※1969年の開始日は郵趣に記載されていた記事からのものです。もっと早い消印があるかもしれません。
(使用局の推移)
・1968年12月1日〜=東京中央局、日本橋局、芝局、渋谷局、新宿局、川崎局、横浜中央局、川口局、鶴見局、横浜南局の10局(横浜南局は港南局へ変更になり使用期間は1969年9月30日まで)
・1969年6月30日=神田局
・1969年7月10日=大阪中央局
・1969年8月4日=下谷局
・1969年11月15日=札幌中央局、仙台中央局、京都中央局、姫路局、神戸中央局、福岡中央局
・1969年11月18日=広島中央局
・1969年11月20日=新潟中央局
・1969年11月30日=名古屋中央局
※1969年の開始日は郵趣に記載されていた記事からのものです。もっと早い消印があるかもしれません。
2017年04月17日
姫路城14円(円位)の1958年三日月欧文印
第2次動植物国宝切手の中でも消印収集の最難関が姫路城14円ではないでしょうか。発行枚数は普通切手にしては非常に少ない315万枚、平等院鳳凰堂24円が335万枚になります。発行は1956年(昭和31年)9月20日、銭位からの切り替えで外信用ハガキ船便料金用としても切手です。ですから正式には今回のような三日月欧文印が適正な消印になると思います。消印は1958年、東京田園調布局印です。よく見かける消印は東淀川局の和文ローラー印ですが別納印です。
2017年04月15日
新金魚7円の年号部代用数字入り櫛型印
消印には時々ですが、とんでもないようなヒューマンエラーによるものが見つかります。特に日付部の更埴は人間の手によるものですから、様々な間違いが起きます。今回の消印は櫛型印の年号部がどうみても数字のサイズが大きいものです。何を差し込んだのかは不明ですが、ハッキリと不自然さがわかります。昭和44年の横手局印です。以前紹介しました年号部抜けもそうですが、だから消印は面白いのでしょう。
2017年04月13日
平成切手カケス160円の逆順和文ローラー印
オークションでも時々見かける、局名と年号日付部が逆に彫られた「逆順和文ローラー印」ですが、このようなエラー印は局ごとに消印を手配した結果だと思われます。今回の逆植印は、平成13年の愛知師崎局印、カラーマーク付です。
主に有名は逆植エラー印は下記の通りです。
(主な逆植ローラー印局)
・昭和56年⇒豊川牛久保局
・昭和57年⇒兵庫志方局
・昭和61年⇒京都山城南加茂台局
・平成2年⇒和歌山桃山局
・平成2年〜4年⇒鹿部局
・平成3年⇒河内局、札幌新琴似局
・平成5年⇒美唄局
・平成6年⇒岡崎法性寺局
・平成9年⇒北海道相ノ内局
・平成12年⇒大分鶴崎駅前局
・平成13年⇒熊本川局、愛知師崎局
・平成14年⇒塩釜花立局
主に有名は逆植エラー印は下記の通りです。
(主な逆植ローラー印局)
・昭和56年⇒豊川牛久保局
・昭和57年⇒兵庫志方局
・昭和61年⇒京都山城南加茂台局
・平成2年⇒和歌山桃山局
・平成2年〜4年⇒鹿部局
・平成3年⇒河内局、札幌新琴似局
・平成5年⇒美唄局
・平成6年⇒岡崎法性寺局
・平成9年⇒北海道相ノ内局
・平成12年⇒大分鶴崎駅前局
・平成13年⇒熊本川局、愛知師崎局
・平成14年⇒塩釜花立局
2017年04月11日
カモシカ8円ペアの局名タテ書ローラー印
戦前では和文ローラー印の局名表記は縦書きもしくは横・右書きに規定されていましたが、昭和24年9月30日に横・右書きまたは左書きに改められ昭和25年配備分から原則として横・左書きになりました。その中で、昭和33年・35年・36年の中国郵政局管内で突如出現したのが「局名タテ書きローラー印」です。理由としては本省資材課による一括発注配備ではなく、郵政局が独自に発注したために業者がバランスの良いタテ書きにしてしまったのではないかということです。消印は比較的珍しい、出雲局で昭和36年印です。稀少な消印なのですが、イマイチ人気がないのが残念です。