2008年09月30日 | Posted by 酒天童子 毬乃 at 11:33 | 歌謡曲 | この記事のURL |
日本版ジャニス・ジョプリン?
以前もご紹介しましたが、
私にとってどうしても忘れる事の出来ない、夭折の歌姫を
再びご紹介したいと思います。
私がペドロ&カプリシャスの歴代ボーカリストで
最も愛する前野曜子さん。
初代ボーカリストとして「別れの朝」がヒットし
たった一曲だけでソロになりました。
当時の記憶では、異性関係での問題行動が多く
素行不良との理由でクビになったとされていましたが
今回調べてみましたら、無類の酒好きで
そのせいで仕事に穴を空ける事が頻繁だった事から
脱退させられたのだとか…。いやはや、耳の痛い話…
…と申しますのも、私も大酒呑みでありまして
結婚する前は、毎晩夜通し仲間と行きつけの寿司屋で
浴びるように呑んでおりました。
当時、私に知人が言った言葉…
「お前は畳の上では死ねないな…。路上で、酔い潰れて逝くだろう…。」
あまりに衝撃的なこの言葉は、自暴自棄になって深酒しているわけでもない
私としては、あらためて呑み方を考えるきっかけとなりました。
その頃、大好きだった女優の大地喜和子さんが不慮の事故で亡くなり
前々からよく似ていると言われていた事もあって
連日の深酒を慎むようになりました。
酷い時期などは、録音当日ひどい二日酔いで、
スタジオから何度も飛び出しては、トイレでゲロゲロ…〓
ステージ後の打ち上げで、絡んできた余所の連中と乱闘(?)てな
醜態を、恥ずかしながら晒しておりました
結婚後は、育児に追われておりましたし、夫が酒に弱いもので
呑む事がほとんどなくなり、子育てが落ち着いてきた頃から
週末に自宅で呑む程度になり
路上で酔い潰れて逝く…ような状態ではなくなりました。
一升瓶を倒してきた割に、肝臓に問題もありませんでした。
しかし、あのままの生活を続けていたら、
知人の言葉は予言のように、言い当てられていたかもしれません。
前野曜子さんは酒量のせいか、肝臓を壊して亡くなったそうです。
とても他人事とは思えません…。
前野曜子さんについて、詳しくお知りになりたい方は
ブログ「合理的な愚か者の好奇心」
http://rationalfool.air-nifty.com/kochan/2006/01/post_d082.html
をお尋ねになってみてください。今回、知らなかった情報を
知るきっかけとなったブログです。
前野曜子さんの曲に関しては、過去の記事「化石の荒野」でも
ご紹介しましたが、今回また新たにUPされていたので
追加で紹介させていただきます。
前野曜子さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。
さようならの紅いバラ
別れの朝※亡くなる5年位前の映像だそうです。歌唱に病気の影響を感じます。
風船の愛
Move Over 1曲目:朱里エイコ 2曲目:前野曜子
映画「野獣死すべし」出演シーン
別れの朝※今もなお、この曲のファンは彼女以外の歌唱を認めない至極の名唱です。