2018年04月18日
「いぬやしき 2巻」
いぬやしき 2巻
【独自評価:3.8】
独自評価
話の面白さ ★★★★★
絵の丁寧さ ★★★★★
背景の緻密さ ★★★★★
官能描写 ☆☆☆☆☆
読後の爽快感 ★★★★☆
感想
不本意ながら究極の人間兵器として蘇った元人間が繰り広げるアクション大作の第2弾。
★ストーリー★
自分に起きた運命を受け入れ、授かった能力で罪無き人々のために献身的に生きていく決意をした犬屋敷。
しかし一方で不穏な動きが。。。
同時期、同じ日、あの公園の襲撃を受けたもうひとりの高校生:獅子神 皓は犬屋敷とは
真逆の思想を持つようになります。
人を殺すことでしか生きている実感が沸かない・・・
ニュースで取り上げられている通り魔殺人の容疑者こそが獅子神だったのです。
何気ない日常が、誰かの遊び心で壊されていく恐怖。まるでルーレットでターゲットを決めるかのように、彼はその能力のままに罪のない人々を気まぐれに虐殺していきます。
ある日、帰宅した女子高校生が目撃したのは、獅子神によって台所で惨殺されている母親。
夕食用の肉ジャガを楽しみにしている場面から状況は一変します。
お風呂場の浴槽では、最後まで息子をかばいながらも獅子神に銃撃され死亡した父、その下敷きになり溺死した弟の姿が。
絶望の中、必死に生きたいと懇願する女子高生に、好きな漫画の話題をふる獅子神。その応対が気いらないとあっさり女子高生を殺す獅子神。
(ここでも1巻に引き続き、○ンピースの好きなキャラの話題が・・・)
その彼女の悲鳴を聴いて、急ぎ車で駆けつける犬屋敷。
まだ自分の能力を把握しきれていないところがもどかしい。。。
願いも虚しく、駆けつけたときには女子高生は玄関で息絶えていました。
ここで、初めて犬屋敷と獅子神が対面。お互いの存在については両者ともに気がついていない様子。
獅子神が犬屋敷を銃撃し、立ち去るところで二人の初対面は幕を閉じます。
立ち上がる犬屋敷を見て、疑問に思う獅子神。そして飛び去る獅子神の姿を見て、自分の能力のポテンシャルに改めて気がつく犬屋敷。
善と悪のような対のような関係の二人。
ただ獅子神は、いじめにあっている幼馴染を気遣う一面も。
獅子神は幼馴染を集団リンチした加害者を屋上から狙撃します。
それをとなりで見ていた幼馴染は恐怖から、獅子神に絶縁を叩きつけます。
それでもその友人には危害を加えようとしない獅子神。
心はなくなったというのに、そこの思いやり?が残っているのか不思議な感じでした。
以前に家族や親しい友人以外がどうなろうと興味がないと話していた獅子神の回想シーンがあります。
これは、自分を含め多くの人が抱く感想なのかもしれないという事に思い当たりました。
毎日のニュースで知る悲惨な出来事に、そのときは心を痛めるけれども、どこか無関心な自分がいます。
このいぬやしきの漫画の中には、救いようのないクズがたくさん登場します。
この2巻にも、タクシーの割り込みを注意され逆ギレ、注意した中年のおじさんを何の抵抗もなくリンチしようとする若者達がでてきます。
1巻にも、そんなクズに値する輩がでていましたね。
個人的な見解かもしれませんが、獅子神のほうが残虐・非道な行いの数では勝るのに、上記の若者よりも嫌悪感を抱きません。絶対的な悪や正義という形で割り切れないところが面白いなと感じます。
人間兵器になるにあたり、元の人格がベースになっているなら、寧ろ人間兵器になった後の獅子神の思想や行動のほうが一般的なのかという事に恐怖を覚えます。
その裏で、犬屋敷の能力の開眼が目覚しい。
車で惹かれた親猫を回復させた犬屋敷。
その能力を最大限に生かすため病院に向かうところで2巻終了です。
希望と絶望が交互に盛り込まれている2巻。
3巻も楽しみです!!
「いぬやしき 1巻」の感想はこちらから
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最後に
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