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2016年04月23日

第7回 『赤灯えれじい』

みなさん、今日は。


空夫ですよ。 あの空夫ですよ。


なんつって。「あの」って何だよ。「あの」って「どの」空夫だよみたいなね。


さて、今日は最初は情けない童貞男のサトシくんとチー子ちゃんの大阪大恋愛物語『赤灯えれじい』を紹介していきたいと思います。


どんな話かザックリ説明すると、ふたりの成長と恋愛の軌跡を描いた物語です。


不器用で、けれど真っすぐで一生懸命な彼らの恋愛模様。


そして少年少女の殻を破り、本当の意味で大人の階段を上っていく二人の物語。時に笑い、時に涙を流す彼らの物語に励まされ、一歩前に踏み出す勇気と元気を分けて貰える、そんな作品です。


これは私の大好きな作品の一つなんですが、この二人の恋愛模様を見ていたら、すごく心が温まります。


下品な描写があったり、主人公がヘタレだったり、ヒロインが少しガサツだったりと、なんだかとても恋愛漫画とは思えない感じです。


しかし、お花畑に溢れていない、現実味のある恋愛漫画だと思います。


そりゃそうです。生きていたら綺麗事だけではすみませんよね。


喧嘩だってするし、時には人を傷つけたり、傷つけられたりもします。


だけど、そんな困難を乗り越えて、人は前に進むのだと思います。


これは恋愛漫画だけでなく、彼らの成長記録でもあるんです。


綺麗事だけでは済まないと言いましたが、このストーリーの肝はそこにあります。


甘いだけじゃない、酸いも経験して初めて人生。この漫画は、そのことを教えてくれているのです。


妙に現実味のある作品です。恋愛漫画にしては珍しいんじゃないかな。あんまり恋愛漫画読まないけど(爆)


サトシくんとチー子ちゃんは付き合い時初めて、しばらくは面白おかしく生活します。時に愛を育んだり、衝突したりしたりしますが、それでもふたりの関係は続いていきます。


しかし、一人の男の出現によって、ふたりの関係にヒビが入ってしまいます。


たった一度の過ちで、サトシくんはチー子ちゃんを許せなくなるんです。ここから先は、サトシくんの度量の小ささやウジウジとした性格にイライラする時もあります。


それでも、彼はこの問題を通して一回りも二回りも成長するようになります。


サトシくんの性格にイライラしましたが、彼はヘタレの殻を破り、段々と一人前の男になっていくんです。


彼がたくましく成長していく姿も、読んでいてとても気持ちが良いものでした。


私は思うんです。


互いの良いところだけを見つめ合って付き合えば、いずれはその関係も終焉を迎えることになると、私は思うんです。


できれば、思い人の良い部分だけを、いつまでも見つめてみたいのですが、そうは問屋が卸しません。


良い部分もあれば、悪い部分もあるものです。


その嫌な部分から目をそらさず、真正面から受け止めて、過ちだって飲み込んでいくことこそが本当の意味で受け入れるということ、付き合うと言うことなのではないでしょうか。


お互いに見つめ合うのではなく、二人ともが同じ方向を向いてともに歩き出すということが大事なのです。


その覚悟が無ければ、恋人になっても、結婚したとしても、長くは続かないのかなぁと、彼らの葛藤する姿を見てそう思うようになりました。


とりわけ恋愛について、結婚に付いて、人生について、そういったことを深く考えさせられる作品でした。


ちなみに、この作品には少々性的な描写が含まれております。ヤンマガですので、軽めの表現に押さえてはありますが、それが苦手だと言う方はやめておいたほうがいいかもしれません。


それ以外の方は、是非とも一度はお手にとっていただきたいと思います。


実に素晴らしい作品です。


それと、東京物語という短編も出版されています。


これは『赤灯えれじい』の真の完結巻となっております。彼らのその後を描く物語も必見でございます。


こちらも是非ともチェックしていただきたいと思います。


それでは今回はこの辺で失礼します。


また次回お会いしましょう。


ばいば〜い。

























2016年04月22日

第6回 『藤田和日郎 短編集』

どうもどうも、みなさんどうも今日は。


どうも最近疲れが取れなくて、どうも思い通りいかなくて、うちの鬼様に怒られてばかりだけどうも。




さて、私は何回「どうも」と言ったでしょうか。正解者にはフトシ君人形です(笑)



なんてね、冗談はこれぐらいにしておきましょう。
※フトシ君人形のプレゼントキャンペーンは終了しました(笑)



ではでは、本編に参りましょうか。


今日は2作品のご紹介です。


『藤田和日郎短編集 暁の歌』 『藤田和日郎短編集 夜の歌』


いやぁ、藤田先生の作品を初回に持ってきたら、思いのほか長引きましたね。


これで藤田先生の作品紹介が終わりかと思うと寂しいものです。


しかし、世には名作が溢れかえっておりますので、これから紹介できることを楽しみであり、嬉しくもあります。



さて、この2冊の短編集、タイトルが違うということは、中身のテーマが違うことを意味しております。


『暁の歌』は文字通り、夜明け前をテーマに、夜から朝にかけて、地平線を走る光のような世界観となっております。


『夜の歌』は文字通り、夜をテーマとしており、ダークで悲しめ、だけど暗くなり過ぎない世界観となっております。


どれが一番いいとかではなく、どれも珠玉のストーリーでございます。


今回は収録されたお話のあらましと、私が個人的にオススメするお話を紹介したいと思います。


『暁の歌』

「瞬撃の虚空」【前篇・後編】
ごくごく普通の、本当に平凡な家庭に住むお爺ちゃんが、実は超人だった・・・?
とんでもない爺さんが繰り広げるバトル活劇です。


「空に羽が・・・」
いつだって、影に日向に咲く花がある。勇者の影に、ひっそりと咲く一人の英雄。
後ろ指を指されても、誰にも評価されなくても、陰で戦う男の話。


「ゲメル宇宙武器店」【前篇・後編】
地球が巨大な怪獣に食いつくされた、そんなある日。
宇宙から武器商人と名乗る者たちがやってくる。たった数円で、地球を救える武器をもらえるとしたら・・・。
そんなお話です。


「美食王の到着」
とある国に美食の王様がおりました。王様はなんでもおいしくする魔法の包丁を携え、美食の毎日を送っていました。
王様のお気に入りは、若い娘。若い娘を細ーく切った麺が王様のお気に入り。
王様に姉を食われたある女は復讐を決意する。自らを毒に仕立てあげ、王に自分を食べさせようとするも・・・。


『夜の歌』

「からくりの君」
からくりサーカスの前身とも言うべき作品です。
人形には心も肉体も宿りませんが、役目が与えられます。人形を使役する人間によっては、悲しい定めを負わなければなりません。そんな人形と人間が繰り広げる時代劇(?)バトルアクションです。


「掌の歌」
とある拳法家の話。長年の鍛錬の末、手に入れた力は大きなものだった。しかし、ある日その力で人を殺してしまうことになる。投獄され、その拳法家に残されたものとは・・・。


「連絡船奇譚」
藤田先生のデビュー作だそうです。デビュー作ということで、荒さは目立つものの、先生の原点を知れるいい機会だと思います。


「メリーゴーランドへ」
この作品は、藤田先生の「人間ドラマ」の原点とも言うべきものじゃないですかね。
暑苦しさも含めて、かなり人間味に、人情に溢れている作品です。
「ちっちゃな子の一生懸命な頼みもきけねーんなら・・・大人なんかやめっちまいな!!」というセリフが、とても心に響きます。


「夜に散歩しないかね」【前篇・後編】
貧乏探偵はとある町の連続殺人事件に関るという、とんでもトリックな探偵もの。
闇を抱えたダークヒーローと、闇を抱えた真犯人の織りなす物語です。藤田先生のダークヒーローは、中二臭さとは無縁な感じが好きなんですよね。なんでだろうね。



さて、あらすじはこんな感じです。どれも藤田先生の味が出ているいい作品であると思います。


私の個人的はオススメは、「夜に散歩しないかね」と「美食王の到着です」。


残酷であったり、暗い雰囲気が漂っているのに、だけどユーモアさを忘れない。いい作品です。


それと、やっぱり古い作品だけあって、絵の粗さはどうしても目立ちますが、そこも味です。


それに決して全ての人におススメする作品ではありませんが、藤田ワールドの住人なら買うべきです。


「うしおととら」や「からくりサーカス」を読んで藤田先生のファンになった方も、是非とも御一読あれ。


今は文庫も出ているようなので、お求めやすくなっているのではないでしょうか。


それでは、今回はこの辺で失礼いたします。


今回も、名言で締めさせていただきたいと思います。


ばいば〜い。















「一人っきりでさ・・・他に誰もいない部屋でね・・・僕はちょっと、胸をはってみたいんだよ」

「空に羽が・・・」より抜粋。いやぁ、胸に響きますねぇ・・・。
posted by 空夫 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 短編集

2016年04月21日

第5回 『月光条例』

どうもー。みなさんこんにちはー!


空夫です。昨日、財布ば落としたとです。空夫です。空夫です。空夫です・・・orz



さて、気を取り直してはじめましょう。財布?よかよか。どうせ小銭しか入ってなかったし、5000円分のポイントがたまっていたTポイントカードぐらいしかなかったし、クレジットカードぐらいしか入っていなかったし、って結構なダメージっす。


傷心のわが心は漫画で癒してもらうことにしましょう。


さて、今回はタイトルにある通り、『月光条例』について紹介します。


一巻のあらすじはこうです。
『何十年かに一度、青い月光に照らされて、おかしくなってしまう「おとぎばなし」の世界。

それを元に戻す「月光条例」の執行者に選ばれた高校生・岩崎月光が、ねじれた物語の住人たちと戦うことに!』


『月光条例』では様々なおとぎ話の主人公が現実世界に現れます。


赤ずきん、もも太郎、金太郎、一寸法師などかなりメジャーなものから西洋の童話や、マイナー所の鉢かづき姫といった物語も作中に登場します(ちなみに鉢かづき姫はレギュラーです)


絵本の中の住人は、決められた行いをしなければいけません。物語がそう決まっているためです。


そうして、毎日毎日同じことの繰り返し。同じ事を繰り返しては、読者である世界中の子供達を楽しませるわけです。


しかし、青い月の光を受けたおとぎ話の住人は、気が狂ってしまい、暴走するわけです。


主役のいない物語は、いずれ消えてしまう。


物語の存在が忘れ去られてしまい、名作として受け継がれてきた物語はいずれ消滅してしまう。


そうならないために立ち上がるのが、主人公・岩崎月光です。


とても斬新な世界観ですね。しかし斬新が故に、それが諸刃の剣となり、賛否が分かれてしまっているようです。


物語に対して色々と理想を持っておられたり、子供の頃からの大切な思い出として心に閉まっておられる方は多いと思います。

ハッキリ言って市場に出回っているおとぎ話の登場人物の人格と、『月光条例』に出てくる登場人物のそれとはかなりの差異がございます。


そこを受け入れられるか、受け入れられないかで評価は変わってくるかと思います。


『月光条例』は、私の中では名作認定です。名作には違いない。


名作には違いないと思うのですが、今作は少々藤田色が強過ぎて、藤田先生のしたかったことが表に出過ぎているような気はします。


私は大好きな作品の一つですが、万人受けは狙えないのかなぁ・・・? ゲームで言う「サガシリーズ」的な?違うか。


「月光条例」は十分見応えがあると思いますが、この作品は人を選ぶ可能性が非常に高いです。購入を検討される方は、一度試し読みなんかをされると良いかもしれません。


この本が面白いというのは、あくまで私個人の評価であって、正しい訳でも、間違っている訳でもありません。


その辺、悪しからずご了承ください。


そして例に漏れず、藤田先生の作品はやはり、一気読みに適しています。そこは注意ですね。


どうぞ、ハマッて一気呵成に読みふけってください。




いや〜、それにしても藤田和日郎先生の漫画にはいつも驚かされてばっかりです。


今回も、良い意味で驚かされてしまいました。一本取られましたね。


これは盛大なネタばれになりますので、ここでは詳しく書きませんが、ヒントだけね。


物語が消えてしまうと書きましたが、それがキーワードです。漫画界の、いわば掟破りと言っても過言ではない演出が盛り込まれております。


そこだけを取り沙汰すると、とんでもない印象を受けますが、そこに行くまでの事の経緯をしっかり理解していると、成程、やっぱり藤田先生すげえや、となるわけです。



さてさて、あまりダラダラし過ぎるのもアレなので、今日はこの辺で失礼しますね。


『月光条例』は29巻で完結となっております。機会があれば、どうぞ藤田ワールドを満足ゆくまでお楽しみください。


例によって例の如く、また今作の名言で閉じさせていただきたいと思います。


ではでは、次回またお会いしましょう。


ばいば〜い。












本日の名言
「生まれてきてからには最後の最後のページまで生きるのが、決まりなんだよ」

月光は本当にかっちょええ男やでぇ。

男前なセリフが一杯あって、どれにしようか迷いましたが、彼の正体が○○ということだったので、これにしました。

2016年04月20日

第4回 『邪眼は月輪に飛ぶ』

ど〜も〜みなさん今日は〜〜


空夫です!!!!!


今日は 『邪眼は月輪に飛ぶ』を紹介していきたいと思います。


あらすじとしましてはこんな感じです。


『東京湾で座礁した米軍の空母から、一羽の鳥が逃げた。そのことで多くの兵士が死ぬ。
さらに東京の街中にやって来たその鳥は、空前の死者を出す。

その鳥とは、その眼で見られた者はすべて死んでしまうという一羽の恐ろしいフクロウだった。
かつて猟師仲間とともに、そのフクロウを一度は撃ち落とした鵜平は、米軍の要請を受けて、再び銃を取る――。』


いや、この漫画、本当に完成度高いッス。


これほんとに、マジでハイクオリティなんです。


短編でこれだけ余韻の残る漫画は数少ないと思いますよ。まさに圧巻の一言です。


全7話でありながらも、魅力を余すこと無く引き出されていた主要キャラクター達。


まるで上質なアクション映画をみているような迫力のあるシーン。


そして良く練られた、テンポの良いストーリー。そのストーリーに込められた強いメッセージ性。


どれをとってもハイクオリティの言葉に尽きますね。


いや、ほんとにね、売れたか売れてないかは別として、藤田先生はよくこんなに名作を連発できますよね。



余談ですが、巻末にあるおまけ4コマの中で、藤田先生と担当者の方とこんなやり取りがありました。


〜クリスマスイブの夜 某ファミレスにて〜

藤 「ホントスイマセン、こんな日、こんな時間に打ち合わせさせちまって・・・」

担 「それはいいんだけど、五回目の最終回のこのネーム、70ページもあるよ。40ページ(の予定)でしょ?」

藤 「カットします、30ページ分!」

担 「あははははははは」←担当が笑う



担 「ムリだね。あと2回くらいのばすしか ないだろうよ」

藤 「・・・・・・・・・・・・・・・」←藤田先生沈黙


藤&担 「「あははははははははは」」 ←涙を流しながらひたすら笑う二人

※結局5回予定が7回になっちまった。


なんとも冗談みたいな話ですね。


やはり描きたいことがあると、とことんまでやるのがプロなんでしょうね。さすが藤田先生。


プロならば、約定は守るべきという意見もあると思いますが、これだけ完成された作品を読ませていただいたので、読者としては文句ありません。


そして、編集部の英断も見事としか言いようがない。よく、削れと言わなかったとお礼を言いたい。有難うございます。


もしも予定通り5回で終わらせたなら、こんな完成度の高い作品は生まれなかったかも知れない。


色々な人達の苦労の上に成り立っているかと思うと、有難味も喜びも、ひとしおですね。


さて、今回はこのくらいにしておきましょう。


この作品も人を選びますが、名作であることには間違いありません。機会があれば、是非とも読んでいただきたい作品です。

最後は 「邪眼は月輪に飛ぶ」 の中から名言を抜粋して終わらさせていただきます。


ネタばれも含みますので、苦手な方は回れ右でお願いします。


それでは、またお会いしましょう。これからも、皆さまが素晴らしい漫画人生を送られることを祈っています。


ばいば〜い!


















邪眼と鵜平との決着のシーン

「邪眼、邪眼よ」

「お前は子供が欲しかったんだろ。 オレにゃおるんだぜ。 なァ。智恵子」

「だから、邪眼。 キサマの負けよ」

最後の決着で迫力のある一枚絵とこの鵜平のセリフ、正直痺れましたね。



そして鵜平と対した時のフクロウの気持ち

「あぁ、こわいよ。こわい目が、くるよ」

人類が世界にとって、邪眼となる日が来るのかもしれない。いや、もう邪眼たりえているのかもしれない。

そんな風に、少し人間と言う生き物について考えさせられるお話でした。

2016年04月19日

第3回 『黒博物館 スプリンガルド』

どうもみなさん、こんばんは。


空夫でございます。よろしくお願いします。


さて、第3回目は藤田和日郎著 『黒博物館 スプリンガルド』の紹介です。


これは藤田和日郎先生の短編です。分厚めの本で、読み応えバッチリの一冊です。




突然ですが、漫画や本好きには一つの共通点があるかと思います。


それは、自分の好きな作者が本を出した場合、ストーリーもロクに確認せず、無条件にレジに持っていくというものです。


そして、私にとっての藤田和日郎先生がまさにそれでございます。藤田ワールドの住人は、無条件でこの本を読まなきゃもったいないと思います。


藤田ワールドの中毒者は、この絵じゃなきゃ、この物語は読みたくないとすら思うのではないでしょうか。


さてさて、まずはあらすじから参りましょう。


『謎の怪人とおぞましき連続殺人、そしてある“片思い”――霧深き19世紀の倫敦(ロンドン)を大混乱に陥れた都市伝説を元に描く胸躍るゴシック活劇(アクション)!! 『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田和日郎、新境地』


青年誌に掲載されていたため、多少大人向けの作品となっております。


この作品の見所は三つほどあります(挙げればキリがありません)


まずは19世紀、産業革命の波にもまれた英国を忠実に再現された世界観。スモッグなどで汚れ、暗い雰囲気が漂っている。そこがまた、お話に説得力を持たせてくれています。


藤田先生のダークで作りこまれた世界観が、ストーリーに重みを持たせてくれているのでしょうね。そこが素晴らしい。


そして陰鬱としたホラ―ちっくな雰囲気を持たせながらも、どこか滑稽で明るく、バトルものであり、謎解きものであるストーリー。


藤田先生の作品に共通して言えることなんですが、読者を飽きさせまいと、とにかく楽しませてくれようとする姿勢がみられます。


毎度毎度、藤田先生の著作見る時は、プレゼントボックスやビックリ箱を開ける気持ちでワクワクします。


そして、なんといっても迫力ある「バネ足ジャック」の活劇です。


バネ足でぴょんぴょん飛び跳ねるなんて、非現実的なことなんですが、その動きが非常にリアルと言いますか、躍動感に満ち溢れているんです。


そのため、バトルシーンやアクションシーンなんか、物凄い迫力があるんですよ。


バネ足で戦ったりするなんて、私は実際そんなん見たことも聞いたこともないけれど、藤田先生にはきっと、見えているんでしょうね。漫画家さんって、本当にすごいなって思います。


この作品は、暗い雰囲気ではありますが、悲劇ではございませんし、救いが無いわけでもございません。


ただ、周りから阿呆呼ばわりされる主人公の真意を知った時、切なさが生まれるかもわかりません。


ですが、それもまた美しく、イイ話なんですよ。


からくりサーカスに比べ絵は大人しめなので、結構読みやすい作品であると思います。


藤田先生の作品が好きな人はもちろん、ダークな世界観が好きな人、アクション漫画が好きな人におすすめした一冊です。


さてさて、今回はこの辺にしておきましょう。


最後は 『黒博物館 スプリンガルド』 の名言で締めさせていただきます。少しネタばれなので、アレルギー反応を起こされる方は、ご遠慮ください。


それでは、また次回お会いしましょう。皆さまが良きマンガに出会えることを、心から願っています。





















「ここから先は敬虔で善良なる者以外立ち入り禁止だ・・・・・・オレたちは入れない」


このセリフ、自分の所のメイドの結婚式を守るために、教会の前で敵さんに立ちはだかり言ったセリフなんです。


このセリフから、自分の今までの行いに対しての罪悪感や、思い人への決別の気持ちが窺えますね。本当、かっこいいわ〜。マジで痺れました。


『うしおととら』と『からくりサーカス』では100パーセント正義な主人公でしたが、ここにきてダークヒーローです。


短編集を見ると、こういったダークな人物が描かれている場合もあったので、藤田先生はどちらも好きなんでしょうね。


そうして違ったヒーロー像を描いてくれるから、飽きがきません。どちらも私の好物ドストライクです。

第2回 『からくりサーカス』

どうもみなさん、こんにちは。空夫でーす!!!!!


さぁ、今日も張り切っていきましょう。


今回は「からくりサーカス」についてのご紹介です。


ええ。2回連続趣味丸出しです。藤田和日郎のターンはあと4ターンは続くので、よろしくお願いします(笑


この作品はね、43巻という長編であるため、○○編みたいに分かれておりまして、一口にあらすじといっても説明が少々難しいのでごぜーます。


だけど出来るだけネタばれ無しでいきたいのでごぜーます。


この作品は伏線が肝であって、「あッ!」と驚かされる展開が醍醐味なのでごぜーます。


なのでネタばれは基本無しです。そのため、話の本筋よりも、できるだけ作品の雰囲気を感じ取っていただければなと思います。


公式のあらすじはこうです。
『遺産相続絡みで命を狙われる少年・勝(まさる)と
人を笑わせないと死んでしまう病にかかった男・鳴海、
そして勝を助けるためにからくり人形を操るおんな・しろがね・・・
三人の運命が交差する時、笑顔の本当の意味が・・・!?
欧風熱血機巧活劇、ここに開幕!!』


正直、これだけじゃわかりませんよね。だけど、なんとなく少年漫画の雰囲気は伝わるかと思います。


とりあえず、簡潔に述べるとするならば、人類の敵は自動人形(オートマータ)であり、それを壊すことだけを目的とした者達がいるんです。勝はその自動人形に命を狙われるようになれ、しろがねはそんな勝を守り、鳴海は兄貴分として勝を守ってあげるんです。



と、見せかけてかーーらーーのーーー??



ところがどっこい、物語は2転3転して、予想外の方向に行ったりします。だが、それがいい。当時読んでいて、本当に先が読めませんでした。続きが気になって仕方ない、本当に仕方なかった。はらはらドキドキですよ。


少年誌ではそういったワクワクドキドキも忘れてはいけない要素の一つですが、この本にはちゃんと詰まっています。


とまぁ、そんな感じで、彼らは数奇な運命に翻弄され、時に心が折れるほどの経験を何度もするが、挫けず希望に縋るわけです。


時に熱いバトル、時に涙、時に笑い、時に心温まる、悲しみの先に希望がある、そんなお話『からくりサーカス』です。


まさにエンターテインメントそのもです。娯楽がたっぷり詰まっております。


それでね勝くんは生い立ちからして可哀そうで、かなり悲劇に巻き込まれていくんですね。マジで途中、読者の心が挫けそうなくらいの絶望と悲劇をブチ込んでくるもんだから、耐性が無い人はキツイかと思います。


アレ絶対読者の心を本気で折りにきてましたよ。


だけど、ちゃーんと救いや希望もございますので、ご安心ください。


かく言う私も、悲劇が少々苦手でございます。特に救いの無い悲劇や絶望が。


そのため、普段はギャグマンガとか日常系のマンガを読み漁っております。


けれども、『からくりサーカス』は、そんな悲劇が苦手な私をも唸らせるわけですから、読んで損は無いと思います。


そして鳴海としろがねはただ勝に巻き込まれていいるだけかと思いきや、なんとも因果な関係で結ばれているんですよ。ここが藤田ワールドの真骨頂です。


藤田先生の魅力は、見事なストーリーと、その独特な絵にあります。


まずはストーリーにおいて大事な要素。伏線と回収です。これほど大風呂敷を広げたのに、ちゃんと畳んじゃうんだもんな。やっぱりすげーわ、藤田先生。


伏線を張るに張り、張れるだけ張って、頑張って頑張って回収に回収重ねられたんですよ。一歩間違えばモヤモヤを残した駄作になるんでしょうが、綺麗に終わった名作です。


それとやはり絵です。この絵が苦手な方はいますが、この絵を敬遠して読まないのはもったいないと思います。それほどまでに、名作なんです。


是非、一読あれ!!


ではでは、今回はこの辺にしておきます。機会がある方は、是非とも全巻一気よみしてくださいね〜〜〜!!!


今回は最後に、私の大好きな名シーンと名ゼリフで閉じさせていただきます。ネタばれを含みますので、嫌いな方は読み飛ばしてください。


それでは、また次回お会いしましょう。



















コロンビーヌは自身の能力でディアマンティーナを追い詰めていた。しかしシャトルから飛び降りる勝とエレオノールを助けるためにディアマンティーナから力を逸らし、その隙を突かれて敗北することになった。
勝の腕に抱かれ、念願がかなったと歓喜した。恋を知りたがったコロンビーヌは歓喜した。

「うれしいな・・・・・。うふふ、やっと男の人に、抱き締めてもらっちゃったァ」

これは当時マジで泣きました。ていうか、このセリフ抜粋するために読み返したら、やっぱり泣きました。

2016年04月18日

第1回 『うしおととら』

みなさまどうも、はじめまして。

私こと、空夫が好き勝手に漫画のあら筋と感想を述べていくブログ、記念すべき第一回目でございます。


って、記念すべきとか言ってますが、そんなに大したことをする訳じゃないッス(笑


ここでは私が好き勝手に、ちょっとした感想を勝手に述べていって、皆さんにお勧めするといった、非常にシンプルな内容となっております。できれば生温かい目で見守っていただけたらなと思います(初っ端からガンガン保身に走っています)


さて、今回は藤田和日郎先生による、『うしおととら』でございます。


あらすじとしましては、以下の通りです。

『お寺の息子であるうしおは、蔵の掃除を頼まれ、偶然地下への道を発見する。そこには、古くより妖怪退治の道具として受け継がれてきた「獣の槍」があり、その槍で500年もの間壁に貼り付けられていた妖怪「とら」を発見する。妖怪の口車に乗せられ、うしおはその槍を引きぬいてしまう。妖怪とらは、500年ぶりの食事と称し、うしおを喰ってしまおうと襲いかかってしまう。
しかし、実はうしおは獣の槍の使い手で、その槍を使い、とらを組み伏せます。そして500年ぶりに解放されたとらの妖気に誘われて出てきた魑魅魍魎どもをちぎっては投げ、ちぎっては投げ、そして最後には大勝利を飾ります。
けれども、これは単なる序章に過ぎず、これから待ち寄せる苦難を、二人は知る由もなかった。
冒険に次ぐ冒険、そして冒険の先にまた冒険!笑いあり、涙ありの妖怪活劇。時空を超えて、過去から現代に渡り、繰り広げられるドラマは興奮必至です。大昔より人々を苦しめてきた妖怪「白面の者」との因縁の鎖を断ち切ることはできるのか!?人間であるうしおと、妖怪であるとら、人と妖怪が手を取り合った先に待ちうける結末とは!?クライマックスはハンカチなしじゃ読んでいられないぜ!』

といった内容になっております。なんとも少年から大人まで、胸の熱くなるような王道の少年漫画じゃないかなと思います。
 

少々グロテスクな表現、いや、割となグロテスク表現が出てきますのでそれが苦手な方は厳しいかもわかりません。


それに主人公が今はやりのイケメンじゃなくて、「THE・古き良き少年漫画の主人公」って感じなのですし、絵柄も迫力はあるんですが、独特なので好みは分かれるかもしれません。だけど、それがいい。そのイモ臭さが良い。


世の中に絶望した主人公ではなく、泥をかぶろうが、泥にまみれようが、胸を張って前だけを見て希望を掴み取る。そしてどこまでも真っすぐで優しい主人公・うしおです。真の意味のヒーローとは、彼のことを言うのでしょうね。

そして、ラストにかけてのストーリーがまた良いんです。泣けるんです。感動するんです。これは本当に掛け値なしで泣けます。まさか少年漫画で泣かされるとは思わなかったぜよ。


それにかなりの大風呂敷を広げたかと思うと、ちゃんと伏線を回収して、綺麗に終わらせてくれたのも、お勧めするポイントの一つです。


多くの長編漫画で言えることなんですが、話が大袈裟になるとよくわからない方向に行ったり来たりしますが、


安心してください「うしおととら」はちゃんと終わりますよ。


絵柄はまぁ、先に述べました通り、少し独特です。まず絵柄が無理という方も少なくありません。しかし、その独特な絵がバトルに迫力を持たせているのもまた事実です。それに、読み進めている内に段々と絵がクセになるかもしれません。ゆくゆくは藤田和日郎ワールドの虜となるかもわかりませんよ。


この作品は絵柄だけで判断してはもったいない。そんな名作のひとつです。


最近アニメをまた作り直したそうなので、アニメから原作に入るのもまた一つの手じゃないかなと思います。


本当は「うしお」の相棒「とら」についても語りたかったのですが、長くなり過ぎるので、割愛させていただきます。


ということで、今回は「うしおととら」の紹介でした。この作品は一読の価値ありです。どうぞお試しください。


最後に今作の一番好きな名言で閉じさせていただきたいと思います。ネタばれを含みますので、それが嫌いな方は読み飛ばした方がいいかもしれません。



















「今俺たちは・・・、太陽と一緒に戦っている!」


分かる人にはわかる。これ、本当にサンデー史に残る名言だと思います。

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どうも、空夫です。「そらお」ではなく、「あきお」です。 2016年4月に入って、蔵書(全部マンガ)の冊数を数えてみたところ、いつの間にか2000冊を超えていました。全て本棚に納めてはいるのですが、少し部屋が手狭になってきた今日この頃です。 一人で楽しんでもよいのですが、皆さまにも楽しんでいただきたい、実際に本を手にとっていただきたいという思いから、このブログを始めてみました。 色々拙い部分はあるとは思いますが、暖かい目で見守っていただけたらと思います。
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