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たか
歴史と80年代ハードロック、80年代歌謡曲、競馬をこよなく愛する39歳(独身)です。 色々と好き勝手に述べます。
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2010年07月26日
龍馬伝30話を見て
いよいよ、話が進んできましたね。

次週はまだっぽいですが、その次の週あたり薩長同盟ですね。

今週の龍馬伝は…。

高杉さん達と龍馬が話すシーンが良かったですね。

ただ、ちょっと話している事が違いますが…。

伊藤俊輔、井上聞多がそのシーンにいて、イギリスに留学した話をしていました。

これは本当です。

いわゆる、長州ファイブですね。
(他は遠藤謹助、山尾庸三、野村弥吉の三人です。)

まあ、映画にもなりましたし、ご存じの方も多いかと思われますが…。

あのシーンで、伊藤、井上の二名がイギリスに留学し、異国は文化も学問も進んでいる事を知ったからこそ、攘夷だと話をしてましたが…。

実際には、伊藤、井上の両名はイギリスで連合国が長州を討つという報道に驚いて帰国を決意(結局この2人、イギリスにいたのはわずか半年弱です。)します。
(薩英戦争の記事だったという説も…)

この二人は帰国して何をしようとしていたかというと、長州の藩論を変えようとしていたんですよね。

要は、この二人、イギリスに渡ってどっぷりと開国派になっていた訳です。

実際に、二人は長州に帰ってイギリスの進んだ文化と学問などを話して戦う無謀を説くのですが、誰一人信用せず、攘夷派に命を狙われるような事もあったそうです。

だから、今回の龍馬伝で言っていた「だからこそ攘夷なんです!」という話は…ちょっと合致しないですよね。

まあ、話としては面白いですし、長州の見識の高さといった部分を示すには良いシーンだったんですが…。

ただ、これはNHKで放送されている大河ドラマです。

要は国営放送なんですよ。

話を面白くしたいのは判りますが、誤った歴史を放送するのも…ねぇ。

「そんな小さな事で」なんていうツッコミをされる人もいるでしょうが、これは大きな問題だと思いますよ。

この龍馬伝では馬関戦争の描写が殆どなかったので、この二人が停戦に向けて努力しているシーンは当然ありませんでした。

でも、そのシーンを描いていないから今回の話が通るだけで、そのシーンを描いていれば、全くこのシーンはあってはならない事になります。

そんな事を言っていると、教科書に載っている通りの事ばかりになるので、面白くないと言ったらそうですが…。

いろんな事件などに対して複数の説があります。

そういった事のどれかを選択するといのであれば、理解できます。

また、今までにない説でも、「こうも考えられるのでは?」というような問題提起であれば理解できます。

でも、今回のこのシーンは…長州の先進性を描写したいだけのシーンですし、その手法にはほかにも方法があると思うんですよ。

なにも伊藤、井上のこの時点での主張を曲げなくても…。

なんて思ってしまいました。

でも、シーンとしてはいいシーンでしたよ。

なんかちょっと複雑です。

Posted by たか at 04:09 | 幕末 | この記事のURL
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