寝起きのMac、すこぶる低血圧な感じです。
通常、ディスプレイを開いて、
すぐにログイン画面が表示されるとても寝起きがよい子だったのですが

ここ２、３日、ディスプレイを開いて、２０秒程度経過したあとようやくログイン画面が
表示されるといった具合です。

こういう時は、system.logにヒントがあるはずとのぞいてみると

kernel[0]: SMC::smcReadKeyAction ERROR TC0D kSMCBadArgumentError(0x89) fKeyHashTable=0x0xffffff803845a000
というkernelのエラーログが頻繁に出力されていることが確認できました。

ログをさかのぼって調査してみると
Sep 17 17:37:32に初めてのSMC::smcReadKeyAction ERRORが出力されています。
その日、Sep 17 17:36:22にOSのアップデート(OSX10.8.4)を行っていました。

OSX 10.7.4の頃も同様の現象があった

以下のサイトにOSX 10.7.4で同じようなログが出力されていたことが分かりました。
【Apple Support Communities】https://discussions.apple.com/thread/3940135?start=30&tstart=0


fancontrolが悪さをしているようです。

そういえば、以前、暑い日に試したことを思い出しました。

システム環境設定を開いて、Fan Controlを削除します。

相変わらず出力され続けています。
kernel[0]: SMC::smcReadKeyAction ERROR TC0D kSMCBadArgumentError(0x89) fKeyHashTable=0x0xffffff803845a000

Apple Support Communitiesの情報をもう一度読み返すと、/ライブラリ/StartupItemsになにかあるようです。

どうやら起動時にFanControlDaemonというサービスが起動しているようです。
削除する前に、効果があるかどうかを確認してみます。

FanControlDaemonを終了させる

ターミナルで以下コマンドを打ち込みます
$ ps -e | grep FanControl
126 ?? 0:58.02 /Library/StartupItems/FanControlDaemon/FanControlDaemon run
32805 ttys001 0:00.00 grep FanControl

FanControlDaemonが動作中で、プロセスIDは126です。

プロセスを強制終了させてみます。
$sudo kill -9 126

しばらく経過してログを確認してみましたが、smcReadKeyAction Errorは新たに発生
していません。
FanControlDaemonが原因と特定できました

効果があったので、ファイルを削除します

Finderを開いて、/ライブラリ/StartupItems/のFanControlDaemonフォルダを削除します。
再起動！

再度、ログを確認します。
$ grep SMC /var/log/system.log
古い日付 kernel[0]: SMC::smcReadKeyAction ERROR TC0D kSMCBadArgumentError(0x89) fKeyHashTable=0x0xffffff803845a000
処置後の日付でエラーは発生していません。
これで、寝起きの良い子に戻るでしょう＾＾

参考までに、同時期に導入していたiStatProはそのまま使えています。