Hardware監視ソフト | mac野郎なのか

Windows版でメジャーだと思っているHWMonitor（無償版）はCPUの電圧・温度・消費電力・クロック・使用率、ストレージの温度・使用率、マザーボードの温度・クロック、グラボの温度・使用率、バッテリーの容量などが把握できます。

Macで同じようなことがわかるアプリやツールはあるの？１つで全てをサポートしているアプリはありません。複数のアプリを導入することで対応可能です。

ただ以下理由から導入の容易さ、選択肢は狭まっています

1. 32ビット廃止→古くからある更新されないツール類はサポートされなくなっています。
2. Gatekeeperの強化→セキュリティとプライバシーでApp Storeと確認済み開発元からのアプリケーションを許可する必要があります（Shiftキーを押しながら開くでも可能）。Mac で App を安全に開く
3. カーネル拡張機能の制限→セキュリティとプライバシーでAllowボタンをクリックする必要があります。
   macOSのセキュリティレベルが上がり、サードパーティ製のカーネル拡張機能（KEXT）の利用は推奨されません。制限されまくっています。今後インストールすらできなくなるのでは？とも噂があります。

何度か警告のような表示と許可が必要です。導入にはいくつか心理的制限がかかることがわかります。

macOS標準 powermetrics：CPUの消費電力、クロック・使用率、GPUのクロック・使用率、ファンスピード、CPU温度がわかる

macOS標準（少なくともBig Surまではインストール済みです）の管理者向けコマンド powermetricsはCPU毎のクロック、使用率、GPUのクロック・使用率がわかります。CPU温度、ファンスピードは複数あってもまとめた全体数値がわかります。
sudo powermetrics

macOS標準 アクティビティモニター：CPU使用率、コア毎の利用率、メモリ使用料、バッテリー状況、ディスクR/W状況、ネットワーク送受信状況

Activity Monitorはmacに標準で搭載されています。

Stats：CPU使用率、メモリ使用率、ディスク使用率、ネットワーク使用率

statsはgithub、homebrewで入手できるオープンソフトです。

TGPro：CPUの温度、ロジックボード等の温度、GPUの温度、ファンスピードの確認と設定

有料アプリのTGProは温度の確認とファンスピードの自動制御などが行えます。2008年から2021年までの最新モデルをサポート（Apple M1、Intel どちらもサポート）しています。

SMART経由のHDD温度の取得にも対応しています。

Fanny（フリーソフト）：ファンスピード、CPUの温度、GPUの温度

Fannyは、Macファンを監視するための無料の通知センターウィジェットおよびメニューバーアプリケーションです。

Intel Power Gadget：CPUの電圧・クロック・使用率・温度、GPUのクロック・温度・使用率がわかる

Intel純正のアプリです。
Mac野郎なのか（Intel Mac＋Big Sur11.6で）はインストールに失敗しました（2021年12月10日確認）。macOS 10.11以降に対応しているとありますがひょっとしたら同じようにインストールできないかもしれません。Appleシリコンには当然対応していませんよ。

コツが必要？smartmontools：S .M .A .R.T情報の確認

このアプリで目的の情報を見たことがありません。コツが必要なんでしょうかね・・・
ターミナル上で実行するタイプです。GUIも別途あります。
smartmontools：https://www.smartmontools.org/
GUI：gsmartcontol
内蔵（Macintosh HDの）SSDの情報を知りたい場合、対応したアプリやツールは現在見つけられていませんよ。

【サポート終了】HardwareMonitor：CPUの温度、電圧

このソフトを試すまで、MacでCPUの電圧は確認できないものかと思っていました（2021年7月19日で配布終了しています）。

http://www.bresink.de/osx/HardwareMonitor.html
CPU Core温度などが表示できます。Voltageは有料版で使えました。

まとめ：細かく温度を知りたい場合はアプリの導入が必要。標準ツールでも十分な場合も

Macのアクティビティモニタで不足しているのは温度に関する情報ですよね。どのくらいの温度、ファンのスピードは？powermetricsでおおよそがわかります。CPUの温度、ロジックボードの温度など細かく知りたい場合アプリの導入が必要になります。