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すごい人と知り合いの私はすごい人

前回の「他人への言い訳」「自分への言い訳」の記事では、セルフハンディキャッピングという言葉をご紹介しました。
今回も、セルフハンディキャッピングに関連のあるものを紹介します。

☆前回の復習-セルフハンディキャッピングとは-


改め説明すると、セルフハンディキャッピングというのは、自分の能力が試されるような試合や試験で、自分に「昨日は眠れていない」「試合の練習をあまりしていない」というようにハンディキャップを持っていることを伝えて、それによって失敗したときに他人からの評価が下がることを防止するような方法のことでした。

☆栄光浴


セルフハンディキャッピングとは、他人から見た自分の印象を操作するような方法の1つです。
自分の印象を操作するような方法には、セルフハンディキャッピング以外にも、栄光浴というものがあります。

「私はブランド物の服やアクセサリーをいっぱい持っている」

「自分には有名人の知り合いがいる」

「私は都会の中心部に住んでいる」


こういったことを他人に言ったり、実際に言わなくてもブランド物をたくさん持っていたりする人の場合
栄光浴というものを利用して、自分は価値のある人間だ!ということを主張しているのかも知れません。

詳しくは行動を暴く心理学: 自分の印象操作をして良く見せる人間編 (実用書)の「すごい人と知り合いの私はすごい」で解説


栄光欲とは「他人や集団の栄光を自分も浴びること」です。

つまり、

「ブランド物をたくさん身につけている自分はすごい人間だ」

「すごい人と知り合いの自分はすごい人間だ」

「都会に住んでいる自分はすごい人間だ」



ということを主張しているということです。

まとめると、栄光浴とは、価値ある人や集団の栄光を、自分のものとして、自分も価値ある人間だとする方法だといえます。


☆人はどうやって自分の評価を高めているのか


栄光浴は、自分に価値があると他人に思わせたり、自分で自分を価値があると思うための方法です。人々は、どんな栄光浴という方法を使っているでしょうか。

「有名人が身につけいてる服と同じ服を着る」
「知り合いの社長はオーラがあってすばらしい人なんだよ」
、というのは典型的な栄光浴といえます。
しかし、それでは人に「この人は自慢ばかりする人だ」と思われてしまうかもしれません。

そのため、さらに巧みに栄光浴が用いられます。

例えば、主語の使い方に栄光浴の利用が見られます。
サラリーマンが、
「営業部の人がテレビに出たんだよ」ではなく、
私の会社の営業部の人がテレビに出たんだよ」
と言う場合では、後者の会話の方は、自分との近さをアピールしているように聞えます。


また、
「あいつは」という場合と
「あの人たちは」という場合では
前者の方が、距離感がなく、自分と近い存在であることが主張されているように聞こえます。


このように、話し相手が第三者のことを話すときにその第三者のことを何と呼ぶかによって、その人が、その第三者のことをどう思っているのかがわかります

「あいつは〜〜な悪いところもあるんだよ〜」と欠点について話していたとしても、
その人は、第三者のことを自分と親しい関係である、ということを主張しているという可能性があります。
つまり欠点を話していても実はその第三者のことをよく思っており、その第三者と親しいので、自分はすごいんだということを主張しているということです。



☆栄光浴の心理学実験


チャルディーニという社会心理学者たちたちは栄光浴の実験を行っています。
彼らの研究によると

自分が所属している大学がフットボールの試合に勝った後には、大学の名前が入った服を着る学生が増えました。

また学生が試合の話をする時には主語に「私たち」がよく使われていました



今回は、他人の栄光からおこぼれをもらう栄光浴について書きました。
次回は、CORFing(Cutting off the reflected failure)という非常に興味深い方法をお教えします。

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