2021年7月9日 16時38分 

 

東京オリンピックのために来日したイスラエルの選手団の1人が、羽田空港の検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されたことが分かりました。6月以降、来日した海外の選手団で、感染が確認されたのは、ウガンダとセルビアに続いて3か国目です。

関係者によりますと、感染が確認されたのはイスラエルの選手団の1人で、羽田空港の検疫所で新型コロナウイルスの検査を受けた結果、陽性反応が出たということです。

東京オリンピックのために、9日に来日したということで、検疫所が管理する宿泊施設で待機してもらうことになっています。また、利用した飛行機の座席の位置情報などをもとに、濃厚接触した人がいないかを調べるということです。

東京オリンピックをめぐっては6月に、事前合宿で来日したウガンダの選手団の2人と、今月、セルビアから訪れた選手1人の感染が明らかになっています。

 

 

イスラエル選手団の1人 羽田空港の検査で新型コロナ感染確認 | NHKニュース【NHK】東京オリンピックのために来日したイスラエルの選手団の1人が、羽田空港の検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されたことが…www3.nhk.or.jp

 

 

 

 

英国で懸念されるSARS-CoV-2の亜種と調査中の亜種
技術的ブリーフィング 17
2021年6月25日
このブリーフィングは、2021年6月18日までの過去のブリーフィングに関する最新情報を提供するものです。

 

概要

現在、懸念されている4つの亜種と、調査中の9つの亜種がある(表1)。

翻訳（表1. 2021年6月21日時点での変異体の系統と呼称（暫定的に消滅した変異体を削除）

 

World Health Organization nomenclature as of 21 June 2021 

翻訳（2021年6月21日現在の世界保健機関の命名法）

 

Lineage
翻訳（系統）

Designation 

翻訳（呼称）

翻訳（状態）

VOC
翻訳（懸念される変異株） 懸念される変異株(Variants of Concern：VOC)

 

 

本報告書は、Delta(VOC-21APR-02, B.1.617.2)およびLambda(C.37, VUI-21JUN-01)の詳細な調査結果を
継続してお伝えするために発行されました。
また、その他の懸念される変異体および調査中の変異体に関する日常的なデータについては、別のレポートが発行されています。
これらの追加された専門家による技術報告は、新たに出現したバリアントに関する初期のデータと分析であり、
調査結果には高いレベルの不確実性があります。

2021年6月7日から6月21日までの期間、シーケンスされた症例の約95％、ジェノタイピングされた症例の約92％をDeltaバリアントが占めていました。シーケンス施設の運用上の問題により、2021年6月10日から15日までの検体（シーケンスは6月14日から18日まで）のゲノムカバレッジが減少し、この限られた期間の図や表のバリアントシーケンス数に影響を与える可能性がありますが、ジェノタイピングには影響はありませんでした（注1参照）
- C.37 (Lambda)は、以前はモニタリング中のシグナルでしたが、世界的な広がりと新規の変異の組み合わせに基づき、
2021年6月23日に新たに調査中のバリアントに指定されました；さらなるデータが提供されています
-AY.1の生ウイルス中和に関する非常に予備的な結果 (K417Nを持つDeltaの系統)の生ウイルス中和に関する非常に予備的な結果は、ワクチン接種者の少数の血清を用いたものであり、安心できるものであるが、さらなる検査が必要である(データはGenotype to Phenotypeコンソーシアムから提供されている)
-PCRサイクル閾値(Ct)の値は、国内の定期検査データによると、Deltaの症例ではAlphaの症例よりも持続的に低いようである
Deltaのリスクアセスメントは別途公表されており、最終更新日は2021年6月25日である。
注1：2021年6月14日から18日にかけて、シーケンスサイトの運用上の問題により、バリアントの割り当てに十分な品質のシーケンスデータを持つサンプル数が減少しました。この問題の影響を受けたとしてPHEに報告されたサンプル数は19,502件でした。
PHEは、影響を受けた人のリストから約10,000のサンプルIDを受け取り、そのうち約4,300についてはシーケンスデータが得られ、
3,300についてはジェノタイピングデータにリフレックスアッセイの結果が出ています。
また、約9,000サンプルが解析待ちで、約2,400サンプルについてはバリアントの割り当てができていません。
この問題により、2021年6月10日から15日までの検体のゲノムカバレッジが減少し、
この期間の図や表のバリアント数に影響が出る可能性があります。
使用できなかった検体は英国内に分布する場所から採取されたものであり、地域ごとの異なるバリアントの割合は正しくなるはずです。
また、ジェノタイピングの結果から、データ全体の解釈に与える影響は限定的であると考えられます。

変異株に関する公開情報このコレクションページには、過去の技術報告書を含む、 変異株に関するコンテンツが掲載されています。
懸念されている変異株、調査中の変異株、監視中のシグナルの定義は、テクニカルブリーフィング8に詳述されています。ここに記載されていない変種に関するデータは、変種データアップデートで公開されています。変異株のリスク評価は以前のテクニカルブリーフィングに掲載されている。2021年3月5日、イングランド公衆衛生局が監修した、すべての懸念される変異株（VOC）および調査中の変異株（VUI）の最新のゲノム定義を含むリポジトリが作成されました。このリポジトリはGitHubでアクセスできます。 2021年5月31日からのWHO命名法が組み込まれています。それ以降の変異体は、WHOの呼称がある場合はその呼称を、ない場合は英国の呼称を用いて参照される。15日以降のテクニカルブリーフィングには、全ゲノムシークエンスとジェノタイピングPCRテストの両方によるバリアント診断が含まれており、確認された変異株結果と可能性の高い変異株結果の分類や、ジェノタイプアッセイの変異プロファイルから変異株と変異（VAM）のプロファイルを特定するためのルールベースの決定アルゴリズム（RBDA）も含まれています。ジェノタイピングは、アルファ、ベータ、デルタ、ガンマのバリアントを特定するために使用されます。

 

Cases with specimen date in past 28 days 

検体採取日が過去28日以内の症例

<1回目の投与から21日以内

≥21 days post dose 1 

≥1回目の投与から21日以上経過

2回投与

Cases with an emergency care visit§ (excluding cases with the same specimen and attendance dates)‡ 

救急搬送された症例§（検体と看護を受けた日が同じ症例を除く）‡

Cases with an emergency care visit§ (including cases with the same specimen and attendance dates) 

救急搬送された症例§（同一検体、同一看護日の症例を含む

救急外来を受診した結果、一晩入院した症例§（検体と看護日が同じ症例は除く）‡ 

救急外来を受診した結果、一晩入院したケース§（含む

with the same specimen and attendance dates 

同一の検体と出席日で

陽性検体の採取日から28日以内の死亡